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セインツ・アー・カミング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「セインツ・アー・カミング」
ザ・スキッズシングル
初出アルバム『スケアード・トゥ・ダンス』
A面 The Saints Are Coming
Of One Skin
B面 Night and Day
Contusion
リリース
規格 7インチ・シングル
12インチ・シングル
録音 1978年
ジャンル パンク・ロック
時間
レーベル ヴァージン・レコード
作詞・作曲 リチャード・ジョブソン、スチュアート・アダムソン
プロデュース デヴィッド・バチェラー
チャート最高順位
  • 48位(イギリス[1]
ザ・スキッズ シングル 年表
Sweet Suburbia
(1978年)
セインツ・アー・カミング
(1978年)
Into the Valley
(1979年)
テンプレートを表示

セインツ・アー・カミング[2]」(原題:The Saints Are Coming)は、ザ・スキッズ1978年に発表した楽曲。本項目では、U2グリーン・デイの連名により2006年に発表されたカヴァー・シングルについても記述する。

オリジナル・ヴァージョン

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ザ・スキッズにとって、メジャー・デビュー後としては2作目のシングル曲。バンドは、本作で初めて全英シングルチャートのトップ50入りを果たした[1]

4曲入りシングルのリード・トラックであり、本作をタイトルに冠したヴァージョンと、タイトルを「Wide Open EP」として「The Saints Are Coming」を1曲目に収録したヴァージョンが存在する[3]。「The Saints Are Coming」と「Of One Skin」の2曲は、翌1979年発表のファースト・アルバム『スケアード・トゥ・ダンス』にも収録された。B面に収録された「Night and Day」と「Contusion」の2曲は、オリジナル・アルバム未収録だったが、『スケアード・トゥ・ダンス』が2005年に再発された際に、ボーナス・トラックとして追加収録された。

2009年アメリカ映画処刑人II』のサウンドトラックでザ・スキッズのヴァージョンが使用された[4]

U2 & グリーン・デイ

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「セインツ・アー・カミング」
U2 & グリーン・デイシングル
初出アルバム『ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ
B面 セインツ・アー・カミング(ライヴ)
リリース
録音 2006年9月 ロンドン アビー・ロード・スタジオ[5](#1)
2006年9月25日 ニューオーリンズ ルイジアナ・スーパードーム(#2)
ジャンル ロックオルタナティブ・ロック
時間
レーベル ユニバーサル・インターナショナル
作詞・作曲 リチャード・ジョブソン、スチュアート・アダムソン
プロデュース リック・ルービン
チャート最高順位
  • 1位(アイルランド、イタリア[6]、オーストラリア[7]、オランダ[8]、スイス[9]、スペイン[10]、デンマーク[11]、ノルウェー[12]
  • 2位(イギリス[13]
  • 3位(オーストリア[14]
  • 4位(スウェーデン[15]、ニュージーランド[16]
  • 6位(ドイツ[17]
  • 8位(フィンランド[18]
  • 25位(日本[19]
  • 44位(フランス[20]
  • 51位(アメリカ・Billboard Hot 100[21]
U2 年表
ワン(with メアリー・J. ブライジ
(2006年)
セインツ・アー・カミング
(2006年)
ウィンドウ・イン・ザ・スカイズ
(2007年)
グリーン・デイ 年表
ジーザス・オブ・サバービア
(2005年)
セインツ・アー・カミング
(2006年)
ワーキング・クラス・ヒーロー(労働階級の英雄)
(2007年)
テンプレートを表示

2006年9月、U2グリーン・デイは、2005年8月のハリケーン・カトリーナで甚大な被害にあったニューオーリンズのミュージシャン達を救うため、「セインツ・アー・カミング」のカヴァーをチャリティ・シングルとして発売することを発表した。このシングルの収益は、すべてジ・エッジボブ・エズリンギブソンが2005年末に設立した「ニュー・ライジング」(カトリーナによって楽器を失ったミュージシャンに、新しい楽器を提供するために立ち上げられた団体)に寄付されることとなった[22]

また、両バンドは9月25日に、ニューオーリンズのルイジアナ・スーパードームNFLのプレ・ショウとしてライヴを披露した。この時、トロンボーン・ショーティことトロイ・アンドリュースや、リバース・ブラス・バンドのメンバーを含むホーン・セクションと共に、この曲を演奏している。この時のライヴ録音は、シングルにカップリング曲として収録された。なお、この両バンドによるプレ・ショウでは、グリーン・デイの楽曲「ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ」や、U2の楽曲「ビューティフル・デイ」も演奏された[23]

本作のミュージック・ビデオは、クリス・ミルクが監督を務めた。日本では、MTV Video Music Awards Japanで最優秀コラボレーションビデオ賞を受賞している[24]

2011年1月から12月まで、フジテレビの『みんなのKEIBA』でも使用されていた。

収録曲

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  1. セインツ・アー・カミング - "The Saints Are Coming" - 3:24
  2. セインツ・アー・カミング(ライヴ) - "The Saints Are Coming (Live from New Orleans)" - 3:26

脚注

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  1. ^ a b ChartArchive - Skids
  2. ^ ザ・スキッズのヴァージョンを収録した一部コンピレーション・アルバムでは、日本語タイトルが「ザ・セインツ・アー・カミング」となっている
  3. ^ The Skids Official Website Archived 2009年4月3日, at the Wayback Machine.
  4. ^ The Boondock Saints II: Saints Day (2009) - Soundtracks(IMDb.com)
  5. ^ Green Day, U2 Take Historic Collabo One Step Further By Re-Enacting Beatles' Abbey Road LP Cove(mtv.com) - 2010年7月17日閲覧
  6. ^ italiancharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  7. ^ Australian-charts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  8. ^ dutchchaets.nl - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  9. ^ U2 and Green Day - The Saints Are Coming - hitparade.ch
  10. ^ spanishcharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  11. ^ danishcharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  12. ^ norwegiancharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  13. ^ ChartArchive - U2 & Green Day - The Saints Are Coming
  14. ^ U2 and Green Day - The Saints Are Coming - austriancharts.at
  15. ^ swedishcharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  16. ^ charts.org.nz - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  17. ^ Musicline.de - Chartverfolgung - U2/Green Day
  18. ^ finnishcharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  19. ^ ORICON STYLE
  20. ^ lescharts.com - U2 and Green Day - The Saints Are Coming
  21. ^ U2 | Awards | AllMusic
  22. ^ U2 and Green Day Release "The Saints are Coming" And Raise Funds for Music Rising”. Gibson (2006年11月28日). 2012年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月8日閲覧。
  23. ^ Green Day, U2 Rock Superdome | Spin Magazine Online
  24. ^ MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2007(トップページ→最優秀コラボレーションビデオ賞のアイコンをクリックして閲覧可) - 2010年7月17日閲覧