ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー

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ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー
U2シングル
収録アルバム ヨシュア・トゥリー
B面 Luminous Times (Hold On To Love)
Walk To The Water
リリース 1987年3月21日
規格 7インチ・シングル
12インチ・シングル
CDシングル
録音 1986年 ダブリン
ジャンル ロック
時間 4分53秒
レーベル アイランド・レコード
作詞・作曲 作詞ボノ 作曲U2
プロデュース ブライアン・イーノダニエル・ラノワ
ゴールド等認定
  • イタリア:プラチナディスク
  • UK:ゴールドディスク
  • カナダ:ゴールドディスク
  • デンマーク:ゴールドディスク
  • ブラジル:ゴールドディスク
チャート最高順位
  • アイルランド1位
  • UK4位
  • US1位
  • カナダ1位
  • オーストリア15位
  • ニュージーランド5位
  • ドイツ7位
  • フランス10位
  • オランダ2位
  • ベルギー3位
  • スイス10位
  • オーストリア15位
  • スペイン5位
  • スウェーデン13位
  • フィンランド5位
  • デンマーク37位
  • 南アフリカ共和国11位
U2 シングル 年表
焔(ほのお)
(1985年)
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー
(1987年)
アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー (終りなき旅)
(1987年)
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ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」(With or Without You)は、U2の「The Joshua Tree」からのリードシングルで、U2のシングルとして初めてUSチャートで1位に輝いた曲。UKよりもUSでのチャートアクションがよかった曲もこれが初めて。ちなみにU2のシングルとして初めてCDがリリースされた曲でもある。

解説[編集]

ライチャス・ブラザーズスコット・ウォーカーの「Climate of Hunter」というアルバムにインスパイアされ作られた曲といわれている。[1]またイーノの参加、その独特の音響的広がりから、デヴィッド・ボウイの「Heroes」からの影響を指摘する声もある(出典不明。現在調査中)

85年後半にラリーの家に集まってThe Unforgettable Fireツアー中に作った素材に手を加えているときに出来たデモが元になっている。ボノがコードシークエンスを書き、ヤマハのドラムマシーンのビートとアダムのアイバニーズ・ベースによるベース部分からなるデモだったが、この段階では単調な同じコードの繰り返しで使いものにならなかったのだという。The Joshua Treeのレコーディングに入ってからもなかなか突破口が開けず、皆が放棄したところで、ボノとギャヴィン・フライデーの手に渡った(ボノは「ゴミ箱に丸めて捨てられたこの曲を彼(ギャヴィン)が拾い上げてまとめてくれた」と述べている[2])。そしてイーノが「Bad」のときと同じようにキーボードでアルペジオを加えてようやく形になり始めたところで、エッジの元に映画「Captive」のサントラで共演したマイケル・ブルックから、ヴァイオリンのように果てしなく音が伸びるインフィニット・ギターが届いて、事態は急展開、ようやく曲が完成した。

歌詞はボノが86年にコート・ダジュールを訪れた時に書いたもので、その意味については諸説あったが、「U2 By U2」でついに明かしたところによると、ロックスターの生活と普通の家庭生活の板挟みになって悩んでいた当時のボノの心境を歌ったものということだ。この際、ボノの念頭にあった典型的なロックスターの生活とは、The Poguesのヴォーカル・シェイン・マガウアンだった。が、歌詞を書きながらボノはこの二つの生活の間の緊張を生きることこそが、アーチスト的な人生だと気づいたのである。

ちなみにポール・マクギネスはこの曲を「おかしな音が鳴っている曲」と考え、シングルカットに反対したのだが、ギャヴィンが「絶対No.1ヒットになるから」と説き伏せ、アルバムからのリードシングルとなった。果たしてギャビンの予想は当たり、後でポールは平謝りに謝ったということである。

「With Or Without You」はU2の代表曲となるともにロックのスタンダードナンバーとなり、The Mission UKの「Butterfly On A Wheel」、イギー・ポップの「Beside You」、CHAGE and ASKAの「この愛のために」、Linkin Parkの「Shadow Of The Day」、アリシア・キーズの「No One」(コード進行が同じだそうだ)など亜流ともいえる曲を沢山生んだ。

曲の構造[編集]

B面[編集]

Luminous Times (Hold On To Love)[編集]

愛の矛盾や複雑さを歌った曲。いい曲だという感触はあったが、レコーディング中に完成させることができず、B面に回された。

Walk To The Water[編集]

これもレコーディング中に完成させることができず、B面に回された曲。ビル・グラハムはヴァン・モリソン的と評しているが、ナイル・ストークスはフィル・ライノットの影響が見られると述べている。[3]いずれにしろアイルランド人的なラブソングだ。


ボノはこの2曲なしには「With Or Without You」は意味をなさないと述べている。[4]

収録曲[編集]

  1. "With Or Without You"
  2. "Luminous Times (Hold on to Love)"
  3. "Walk to the Water"

PV[編集]

監督はメイアート・エイヴィスとマット・マハーアン。後にエッジの2番目の妻となるモーリー・スタインバーグがちらりと姿を見せている。「The Joshua Tree」のスーパー・デラックス・エディションにはPVのオルタナ・ヴァージョンが収録されている。

サウンドトラック[編集]

嘘と矛盾に満ちた世界を生きる全ての人間の苦悩を歌う永遠の名曲。“自分をさらけ出そう”と歌うボノの魂の叫びは“偽証”の謎に立ち向かう主人公達を祝福し、映画の持つ本質と完璧に共鳴し、ラストの感動を何倍にも増幅してくれる[8]

成島出(監督)、池田史嗣(プロデューサー)

カバー[編集]

カバー[編集]

「One」に次いで2番目にカバーされた回数が多いU2の曲。

  • Therapy?(92)
北アイルランド出身のインダストリアルメタルバンド。 限定盤EP「Have a Merry Fucking Christmas」に収録されているためか、リストにないが、カバーしている。
  • Heaven17(99
80年代に一世を風靡したエレポップバンド。
MTVアンプラグド出演時にカバー。
彼らはU2ファン。
ライブでカバー。
「UNDER THE CVRS」というカバープロジェクトの一環で披露。[9]
SoundCloudで公開(13)
ライブでカバー
ライブでカバー

サンプリング[編集]

  • LMC vs. U2 - Take Me to the Clouds Above(04)
ホイットニー・ヒューストンの「How Will I Know」とU2の「With Or Without You」をサンプリングした曲で、UKナンバー1ヒットとなった。

評価[10][編集]

イヤーオブ[編集]

  • 87年MTVビデオミュージックアワード・ヴューザーズ・チョイス
  • 87年ホットプレス年間ベストシングル第11位
  • 87年ホットプレス読者が選ぶ年間ベストアイリッシュシングル第2位
  • 87年ローリングストーン読者が選ぶ年間ベストシングル第1位
  • 87年ヴィレッジ・ボイスPazz & Jopシングルリスト第15位

オールタイム[編集]

  • 89年ラジオヴェロニカ(オランダ)が選ぶオールタイムベスト500第182位
  • 98年BBCレディオ1が選ぶベストソング第7位
  • 99年Qマガジン読者が選ぶオールタイムベストソング100第47位
  • 99年スタジオ・ブリュッセル(ベルギー)の視聴者が選んだオールタイムベストソング第15位
  • 00年ローリングストーンが選ぶ偉大なポップソング100第8位
  • 04年ローリングストーンが選ぶオールタイムベストソング500第131位)
  • 06年Qマガジンが選ぶオールタイムベストソング100第17位
  • 06年VH1の番組「The Greatest」における80年代の最も偉大な100曲第13位[11]
  • 09年ガーディアンが選ぶ誰もが知っている曲1000
  • 09年ラジオヴェロニカ(オランダ)が選ぶ80年代ベストソング100第1位
  • 10年ローリングストーンが選ぶオールタイムベストソング500第132位
  • 12年NMEが選ぶ過去60年のベストソング100:80年代編第66位

脚注[編集]

  1. ^ U2.com > With or Without You - 2010年7月11日閲覧
  2. ^ U2/前むつみ監訳/久保田祐子ほか訳 『U2 BY U2』 シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年11月。ISBN 4-401-63041-6
  3. ^ Niall Stokes著『U2: Into the Heart: The Stories Behind Every Song』 Omnibus Press
  4. ^ 『The U2 File』 ロッキング・オン、1992年12月。ISBN 4-945799-22-7
  5. ^ Blown Away (1994) - Soundtracks(IMDb.com)
  6. ^ With or Without You (1999) - Soundtracks(IMDb.com)
  7. ^ 邦画初!U2の名曲が『ソロモンの偽証』主題歌に決定!”. シネマトゥデイ (2015年2月5日). 2015年2月5日閲覧。
  8. ^ http://www.oricon.co.jp/news/2048157/full/
  9. ^ http://ro69.jp/news/detail/92927
  10. ^ http://u2achives.exblog.jp/22802305/
  11. ^ Ep. 171 | 100 Greatest Songs of the 80s (Hour 5) | The Greatest | Episode Summary, Highlights(VH1.com) - 2010年7月11日閲覧