グローバル・オナード・クラウン
グローバル・オナード・クラウン(Global Honored Crown、略称:GHC)は、プロレスリング・ノアが管理、認定しているチャンピオンベルトの名称。
概要
[編集]2001年4月15日、グローバル・オナード・クラウンを創立し、GHCタイトル管理委員会が発足した。同日にはGHCヘビー級王座決定トーナメント決勝戦が行われ、三沢光晴が初戴冠。その後2003年までに間にジュニアヘビー級、タッグ、ジュニアヘビー級タッグの各王座が創設され、加えて2019年にはナショナル王座が創設された。
タイトル管理委員長にはノア監査役のジョー樋口が就任していたが、2010年11月8日に死去したため、管理委員だったハーリー・レイスが管理委員長に就任。樋口の入院中はGHCタイトル管理委員を務めていたノア相談役の永源遙が認定証を読み上げていた。2012年1月15日にケビン・フォン・エリック、7月23日に力皇猛が管理委員に就任している。
直訳すれば「地球規模の崇高なる王位」の意味で、ただ強さだけを追求するのではなく、繰り広げられる激闘の中でプロレスラーとして1人の人間として誇り高い王者の権威の完成を目指している。
ヘビー級、ナショナル、タッグ、ジュニアヘビー級、ジュニアヘビー級タッグの各王座にそれぞれテーマ曲が設けられており、選手権試合の選手入場前、試合後には各王座のテーマ曲が流される。王座別のテーマ曲を試合前にアバンタイトルとして流す団体は当初はノアだけだったが、近年は新日本プロレスや全日本プロレスでも選手権試合前にはテーマ曲が流されている。
なお、 ノアの王座としては他に、秋山準が管理委員長を務め、三沢光晴が最高顧問に就いていたGHC無差別級王座があったが、このGHCは「グローバル・ハードコア・クラウン」の略であり、GHCタイトル管理委員会が認定するグローバル・オナード・クラウンの王座ではない。
GHCルール
[編集]- 試合時間は60分1本勝負。対戦者同士の合意、GHCタイトル管理委員会の認定で時間無制限1本勝負に変更されるケースがある。
- 試合の決着はフォール、ギブアップ、KO、TKO、レフェリーストップ、リングアウト、試合放棄、反則で決まる。いずれの場合も挑戦者が勝利した場合は王座が移動する。
- 引き分けは時間切れのみ。両者リングアウト、両者KO、両者反則、無効試合で終了した場合は即日再試合を行う。いずれも対戦者同士の合意があればルールを変更することができる。
王座一覧
[編集]歴代GHCタイトル管理委員長
[編集]歴代 | 氏名 | 在職期間 |
---|---|---|
初代 | ジョー樋口 | 2000年4月15日 - 2010年11月8日 |
第2代 | ハーリー・レイス | 2010年11月21日 - 2019年8月1日 |
GHCタイトル管理委員
[編集]- 現在
- ケビン・フォン・エリック(2012年1月15日 - )
- 力皇猛(2012年7月23日 - )
- 過去
- 永源遙(2010年9月1日 - 2012年3月9日)
- 長州力(2019年10月3日 - 2020年1月29日)(GHCナショナル王座管理委員長)