SENDAI光のページェント

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SENDAI光のページェント
SENDAI Pageant of Starlight
定禅寺通の中央分離帯にある遊歩道の様子(2007年)
定禅寺通の中央分離帯にある遊歩道の様子(2007年
イベントの種類 イルミネーション・イベント
通称・略称 (正式略称)
 ヒカペ
(通称)
 光のページェント
 ページェント
正式名称 スターライト・ファンタジー SENDAI光のページェント
開催時期 12月2日31日
初回開催 1986年昭和61年)
会場 定禅寺通青葉通勾当台公園西公園
主催 SENDAI光のページェント実行委員会
出展数 電球数60万球(2008年)
来場者数 286万人(2008年)
定禅寺通勾当台公園西公園
青葉通への交通アクセス
最寄駅 Sendai City Subway Logo.png地下鉄南北線勾当台公園駅
JR logo (east).svgあおば通駅仙台駅
直通バス るーぷる仙台光のページェント号、各種観光バスツアーなど
駐車場 【観光バス駐車場】
西公園(30台)
錦町公園(10台)
青葉山観光駐車場(20台)
公式サイト
備考
予算規模:1億1千万円(2009年)[1]

SENDAI光のページェント(センダイひかりのページェント)は、仙台市都心部定禅寺通青葉通ケヤキ並木に数十万に上る数のLEDを取り付けて点灯するイルミネーションイベントである。毎年12月上旬から31日まで開催される。点灯時間は17:30 - 22:00。

「スターライト・ファンタジー」の副題が付けられている。実行委員会を中心に「ヒカペ」との略称が使われているが、市民一般には浸透しておらず、「光のページェント」「ページェント」などと略される。

概要[編集]

1986年昭和61年)、『「杜の都」から「の都」へ[2][3]』を理念に、市民ボランティアが「杜の都・仙台」を象徴する定禅寺通青葉通ケヤキ並木にイルミネーションを施したのが始まりである。例年、定禅寺通は、地上から見れば「光の回廊」となり、ナイトフライトで上空から見れば「地上に舞い降りた天の川」となる(仙台七夕に関連して形容[4])。

現在は、定禅寺通の東部の勾当台公園や西端の西公園にもイルミネーションが広がり、様々な付随イベントも行われるようになった。そのため、期間中280万人以上の人出がある仙台の冬の風物詩として、全国的な知名度を得るに至っている。

自治体等からの補助金がある[5]ものの、運営資金の半分以上を企業からの寄付と市民からの募金によって賄っている。光のページェント期間中に市内の各地に専用の募金箱が設置される他、期間外においても、街頭募金や募金ライブイベントがある。また、飲料1本に付き設置者と自販機管理会社が1円ずつ計2円を募金する仕組みになっているユニークな自動販売機がある。

実行委員会を中心に市民ボランティアが開催するイルミネーション・イベントとしては先駆例であり、かつ、20年以上も市民主体の体制を維持しているため、神戸ルミナリエを初めとする日本国内やアメリカなど海外からの問い合わせや視察を受けており、イベント運営方法や資金集めのノウハウなどを各地に伝える活動も行っている[6]。例えば、仙台市の姉妹都市であるアメリカ合衆国・リバーサイド市ミッション・イン周辺で開催される「光のフェスティバル」(the Riverside Festival of Lights) は、SENDAI光のページェントの影響を受けて始まった[7]。なお、サンタパレードを開催している縁から、20周年にあたる2005年平成17年)には、サンタクロース村があるフィンランドロヴァニエミ市が主催するクリスマスシティネットワークに仙台市が加盟した。

2008年(平成20年)より、期間中のケヤキのイルミネーションをバイオマス発電によるグリーン電力によって100%まかなっている[8][9]2009年(平成21年)からは総電球数の1/3(約20万球)を消費電力白熱球の約1/10であるLEDに置換し[10]、17,000kWh[11]まで使用電力を削減した。

電飾の特徴とその様子[編集]

夏の定禅寺通 - 春日町交差点(晩翠通との交差点)から東方向(2005年8月)
夏の定禅寺通 - 春日町交差点(晩翠通との交差点)から東方向(2005年8月)
光のページェントの電飾がなされた定禅寺通 - 春日町交差点から西方向(2005年12月)。葉が茂っている夏季の樹形に似た輪郭で電飾が光る。
光のページェントの電飾がなされた定禅寺通 - 春日町交差点から西方向(2005年12月)。葉が茂っている夏季の樹形に似た輪郭で電飾が光る。
せんだいメディアテークから東方向の様子(2008年12月)。おおむね落葉しているため、上から眺めても電飾が見える。
【比較】大阪市・OSAKA光のルネサンス(2006年1月)。落葉し切らないため、幹沿いにしか電飾できず、また、葉が邪魔して上から電飾を見づらい。
【比較】大阪市OSAKA光のルネサンス(2006年1月)。落葉し切らないため、幹沿いにしか電飾できず、また、葉が邪魔して上から電飾を見づらい。
【比較】新潟市・NIIGATA光のページェント(2004年1月)。ケヤキ1本あたりの電球数が、仙台と新潟では大きく異なる。
【比較】新潟市NIIGATA光のページェント(2004年1月)。ケヤキ1本あたりの電球数が、仙台と新潟では大きく異なる。

電球・LED[編集]

電飾に使われている豆電球は、実行委員会と電球メーカーが共同開発したものである。実行委員会では、この豆電球のことを「スターライトリーフ」(光の葉)と呼んでいる。この豆電球は、SENDAI光のページェント以外では、東京ディズニーリゾートでも使用されていた(同リゾートでは2008からLEDに変更されている)、旧電球の製作会社は2009年倒産。期間中、1つの「スターライトリーフ」を点灯するためには125円かかるという(単純計算で、80万個使用すると約1億円の費用がかかる)。なお、豆電球は白熱電球であるため発光時に発熱するが、ページェントが行われる夜間は気温10以下になり、また、電飾の重量も軽いため、植物学の専門家がケヤキの成長に影響はないだろう[12]との見解を示している。

2009年(平成21年)には、総電球数の1/3(約20万球。定禅寺通の西公園通晩翠通の間)を、軽量で発熱量が小さく、かつ、電力消費量が「スターライトリーフ」の約1/10であるLEDに置換した[10]。このLEDの商品名は「SENDAI光のページェント」であり、実行委員会とメーカー(日亜化学工業)とが4年をかけて共同開発した[10]。単価は「スターライトリーフ」の約4倍で、導入経費は約1000万円となる[10]

2010年(平成22年)は総てLED化するため、予算の関係で青葉通の電飾は見送り、定禅寺通のみとなる。

電飾法[編集]

他の都市で行われているケヤキへの電飾法は、資金的な理由、あるいは、暖かい地方では12月でも落葉が終わらないことなどから、木の幹から大枝沿いに豆電球またはLED付き電飾コードをくくり付ける方法である。そのため、夜陰に「冬枯れ木」の形が浮かび上がるように見える。

他方、仙台の場合は12月にはケヤキの落葉がほぼ終わっているため、幹や枝沿いの他に、枝と枝の間の空中にも電飾コードを渡すことが出来る。そのため「夏季に葉が生い茂っている状態のケヤキの形」のように見える。また、概ね落葉しているために、上から眺めても電飾が見える(暖かい地方では、この時期に落葉し切っていないため、上から見ても葉が邪魔して電飾はほぼ見えない)。上からの観賞が可能なことによってSENDAI光のページェントは、仙台七夕と関連付けもあって「地上に舞い降りた天の川[4]」との形容がなされ、また、沿道のビルの上階に位置するレストランなどが上からの眺めを売りにした観光ディナーブランを設定したり、セスナ機ヘリコプターによるナイトフライトが観光商品として成立したりしている。

この電飾法は、樹木1本あたりの電球数を増加させるため、迫力は出るもののコストが高い。樹木の大きさが異なるが、同様にケヤキ並木に電飾している仙台(2006年)と新潟のNIIGATA光のページェントとを比べると、電飾設置ケヤキ本数が仙台約220本、新潟210本で同程度なのに対し、電球総数は、仙台約70万球、新潟約26万球と、SENDAI光のページェントが3倍近く多くなっている。

電飾される並木道の特性[編集]

定禅寺通では、上記の電飾法がなされたケヤキが800mほど連続して4列に密に並び、夏季には緑のアーケードだったものが、3列の「光の回廊」へと姿を変える。沿道両脇のビルにはハーフミラーのガラスを使用している建物もあり、反射してさらに光の広がりがある。また、空中に渡っている電飾コードがあるため、風で大きく揺れて、道に立って見ると動的な生きた光の洪水のような印象を受ける。脚本家内舘牧子をして「山火事だ…」と言わしめるほどである[13]

例年、期間中の0日から数日程度の積雪がみられるが、積雪があると白い雪にイルミネーションが反射して、道全体がぼうっと夜陰に浮かび上がり、さらに美しさを増す。なお、仙台市がホワイトクリスマスになる確率は、過去30年で約40%(降雪率。積雪は問わない)である。

沿革[編集]

2002年から2012年までの11年間、勾当台公園「いこいのゾーン」噴水前に設置された「日立きになるサンタの公園」[14](2010年12月)
2004年より勾当台公園「にぎわいのゾーン」円形公園に登場したシンボルツリー「auツリー」(2005年12月)

第二次世界大戦の際の仙台空襲で焼け野原となった仙台市は、杜の都を象徴する屋敷林を失って、乾燥する冬季に特に砂埃が舞い、戦後復興期に「仙台砂漠」と呼ばれていた。そのため、道路舗装街路樹植林によりこれを改善した。しかし、1970年代から本格普及したスパイクタイヤにより、冬季に粉塵が舞って再び「仙台砂漠」と呼ばれるようになった。1985年昭和60年)に宮城県がスパイクタイヤ規制条例を施行して規制の動きが始まったが、未だ「仙台砂漠」の状態だった1986年(昭和61年)2月、杜の都の新たな象徴の1つとなっていた定禅寺通のケヤキ並木が粉塵で汚れてしまっていることを憂いた市民が、並木に電飾をすることを思いつき、共感した市民たちの協力を得て約1年かけて準備し、SENDAI光のページェントは生まれた[15][16]

光のページェントは、企業からの寄付と市民からの募金によって支えられているため、仙台の経済状況に呼応するようにイベント費用の中心をなす総電球個数が増減している。そのため、総電球個数は仙台の景気や消費動向の物差とも見られている。ただし、近年は観光客数の増大に伴う警備の出費も大きいため、総電球個数そのものよりも微分した変化量が有益な指標である。

光のページェント初年の1986年(昭和61年)の電飾設置ケヤキ本数は、定禅寺通44本、青葉通70本の計114本で、総電球個数は約30万個だった。2006年(平成18年)のそれは、定禅寺通159本、青葉通62本の計221本で、約70万個である。

総電球個数が少なかった初期は、定禅寺通の中央分離帯の2列のみ、青葉通の中央分離帯1列のみだった。その後、総電球個数の増加に伴って、定禅寺通の東二番丁通り晩翠通と交差する間の区間を4列化、青葉通と東一番丁通りの交点付近を3列化した。総電球個数が減少したときは、電球密度を減らすなどしてイルミネーション範囲を保つ試みもされた。近年は、定禅寺通の4列のケヤキ並木のイルミネーションが観光客に人気があるため、電球設置を定禅寺通に集中させ、西公園通まで4列電飾化を伸ばしている。青葉通は、仙台駅前部分、および一番町との交差点部分には人の流れがあるが、それ以外の区間は並走する商店街の中央通りの方に人の流れがあるため、仙台駅前および一番町交差点以外の区間の3列電飾化は資金的な観点からも見送られている。

総電球個数と景気との相関が強いのに対し、総電球個数が増減しても観客動員数が増加してきたのは、このような工夫の賜物である。

例年の開催期間は、12月12日31日で、点灯時間は17:30から23:00、31日のみ24時まで点灯としてきたが、2010年に初日を12月3日に前倒しし、2011年にはさらに初日を12月2日に前倒して消灯時刻を22:00に短縮した。

企業広告の受け入れ[編集]

2003年(平成15年)にバブル景気以降最低の総電球個数となり、イベントの存続自体が危ぶまれる事態となった。そのため、2004年(平成16年)以降、安定的なイベント開催のために企業広告を一部受け入れ、光のページェントの公式パンフレットに企業広告が掲載されたりするなど、光のページェントにおいて企業名が目につくようになった。

年表[編集]

  • 電球数の色分け
80万球以上
70-79万球
60-69万球
50-59万球
50万球未満
電球数 観客数 特記事項
1 1986年 30万 実行委員会発足。ネーミング決定
開催期間:12月12日27日
予算規模:約5000万円
見物の車で都心部が大渋滞に陥り、県警に厳重注意を受ける
2 1987年 45万 120万人 シンボルマーク決定
点灯地域拡大。大晦日まで点灯期間延長。
予算規模:約5700万円
NHK大河ドラマ独眼竜政宗」による政宗ブーム
3 1988年 48万 スウェーデンよりミス雪の女王来仙・点灯式出席
第3回美しい都市づくり経済同友会賞受賞
4 1989年 60万 スターライト・コンサート開始(勾当台公園
ふるさとづくり優秀賞受賞[17]
政令指定都市
5 1990年 65万 スターライト・パーク開始(勾当台公園)
光の歩道設置(定禅寺通中央分離帯遊歩道)
6 1991年 80万 スターライト・ファンタジー「サンタの森の物語」開始
スターライトシンポジウム「光のページェント徹底討論会」
仙台のバブル景気のピーク (東京と時差あり)
7 1992年 80万 クリスマス・ファンタジー(クリスロード
ふるさと奨励賞[4]、第4回仙台都市景観大賞受賞
8 1993年 74万 「スターライト・ウィンク」開始
9 1994年 77万 けやきギャラリー(仙台市営地下鉄勾当台公園駅入口)
リバーサイド市のロバリッジ市長ら訪問団が視察[18]
10 1995年 80万 あったかファンタジーパーク(勾当台公園)
サンタ・ガーデン(勾当台公園)
藤井仙台市長らがリバーサイド市を訪問し、
「光のフェスティバル」の点灯式に出席[18]
円高による民間消費支出拡大期
11 1996年 80万 クリスマスファンタジー クレヨン王国
仙台フィルと小さな芸術家たちの「クリスマス・イブ・コンサート」
12 1997年 62万 あったかファンタジーパーク(勾当台公園)
クリスマスファンタジー クレヨン王国
13 1998年 60万  
14 1999年 70万 190万人[19] 定禅寺通りのケヤキへの取り付け本数が過去最高の163本に
ITバブル景気
15 2000年 60万 195万人[19] 12月31日カウントダウンイベント
16 2001年 60万 193万人[19] 仙台ドリームファンタジー
「定禅寺通シンボルロード事業」完了[20]
17 2002年 56万 224万人[21]
18 2003年 53万 215万人[21] グルメストリート(市民広場)
19 2004年 63万 250万人[21] シンボルツリー登場(市民広場円形公園)
スターライト・スクウェア登場(市民広場)
学都×楽都コラボレーション開始(勾当台公園)
公式ガイドブック発行開始
収支が160万円の黒字になる[5](累積赤字解消)
仙台経済圏拡大期
20 2005年 100万 280万人[21] The 20th Anniversary
仙台市がクリスマスシティネットワークに加盟
ケヤキ1本当たりの電球個数を例年の1.2倍に増やす
電飾本数298本
20周年記念で規模拡大し、支出が1億1360万円に膨らむ[5]
収入が8460万円に留まり、2740万円の赤字に転落[5]
東北楽天ゴールデンイーグルス特需
21 2006年 70万 260万人[21] 前年度の赤字返済のため、以後数年間、規模を縮小[5]
予算規模:約8850万円[5]
22 2007年 60万 257万人[21] 青葉通の設置区間をJR仙台駅前〜東二番丁間に縮小
(↑地下鉄東西線建設工事に伴う変更)
西公園に保存展示してあるC60形蒸気機関車に新規設置
結婚式イベント「LEGEND OF WEDDING」を初開催
23 2008年 60万 286万人[22] SENDAI WINTER PARK(市民広場に屋外スケートリンク設置)
期間中の全使用電力32MWhグリーン電力バイオマス発電)に転換[8]
仙台・宮城DC期間中開催、リーマン・ショック世界金融危機深刻化
24 2009年 60万 276万人[23] 総電球数の1/3を電力消費量が少ないLEDに置換[10]
予算規模:1億1000万円(LED導入費1千万円などで増加)[1]
25 2010年 55万
初日を12月3日に前倒し。
電飾を総てLED化
地下鉄東西線工事の影響で、青葉通の電飾を見送り[24]
勾当台公園に展望台を設置。
26 2011年 46万
初日を12月2日に前倒し。
東北地方太平洋沖地震による津波で宮城野区蒲生の倉庫に保管していたLED電飾55万球の総てが使用不能になったため、
電飾40万球を新規購入し、6万球を表参道イルミネーション実行委員会から借りて実施[25][26]
東日本大震災PIIGSソブリン危機
27 2012年 60万 238万人 開催期間:12月7日31日
開催場所:仙台市青葉区定禅寺通
28 2013年 60万
開催期間:12月6日31日
開催場所:仙台市青葉区定禅寺通
29 2014年 60万
開催期間:12月12日31日
開催場所:仙台市青葉区定禅寺通
30 2015年 60万
開催期間:12月6日31日
開催場所:仙台市青葉区定禅寺通
※市が3000万、仙台商工会議所が450万円、県が200万円の補助金を拠出している[5]

付随するイベントなど[編集]

クリネックススタジアム宮城でのイルミネーションイベント (2010年7月)

光のページェントの初日、定禅寺通の中央分離帯遊歩道にて点灯式が行われる。ゴスペルの演奏で始まる。点灯式と同時進行で、せんだいメディアテークにおいて、光のページェントのイメージソングやテーマソングなどを歌う歌手を中心としたライブが行われる。

また、光のページェント実施中、一時的に全ての電球を消し、再点灯する「スターライトウィンク」というイベントがある。暗い空に一気に点灯する様子に、観客からは歓声が上がる。定禅寺通で18:00、19:00、20:00の各々の時刻に行われる。17:30の点灯時も含め、最も通りが混む時間帯である。この他に、市民が、サンタクロースなどの衣装を着て、定禅寺通でパフォーマンスしたり、パレードしたりするイベント『スターライト・ファンタジー「サンタの森の物語」』(通称:サンタパレード。於:定禅寺通)や、勾当台公園の野外音楽堂で、学生や市民、企業のコラボレーションで行われる屋外コンサートがある。

最終日の大晦日には消灯式があり、新年をカウントダウンして迎える。

光のページェント終了後、光のページェントを主題にした写真コンクールが行われる。特選受賞者には商品と次年度の点灯式で「点灯スイッチを押す権利」が与えられる。入賞作は3月上旬、仙台市役所1階ロビーで作品展示、および、次年度のページェント期間2週間前から杜の都信用金庫本店のなごみテラスで作品が展示される。

この他、期間外の夏季に、実行委員会と東北楽天ゴールデンイーグルスの共催で、宮城球場(現楽天Koboスタジアム宮城)の外周スペースで行われるイルミネーションイベントもある。

光のページェントの周辺[編集]

光のページェント実行委員会が主催ではないため「SENDAI光のページェント」の名称およびロゴを使用していないものの、光のページェントをバックアップして盛り上げる企画が、各種団体によって光のページェントの周辺で行われている。

「スターライトシンフォニー」はその一つであり、光のページェント初日に定禅寺通沿いの東京エレクトロンホール宮城において、国内ミュージシャンと仙台フィルハーモニー管弦楽団が共演するチャリティコンサートとして開催され、会場内では光のページェント実行委員会や社会福祉協議会への募金が呼びかけられる。この他にも、ファッションドーム141内の「エル・パーク仙台」スタジオホールで行われる「スターライト・コンサート」や、街角コンサートである『Heartland Festa「Brilliant street Art & Christmas JAZZコンサート」』の音楽イベントが開催される。

西公園では、火をつけた約4000個のろうそくをレイアウトするイベント「西公園キャンドルライトファンタジー」が行われる。例年、ページェントが始まった後、最初に訪れる土曜日に実施される。

また、仙台駅西口、一番町中央通りといった商店街、国分町元鍛冶丁公園でも、それぞれ電飾が行われるなど、定禅寺通や青葉通以外においても、イルミネーションの広がりがある。

関連作品[編集]

以下の曲は、基本的にヒカペをイメージして作られた曲であり、それをヒカペ実行委員会が認定している。他方、『Sweet Snow Magic』は、スターダストレビュー根本要がヒカペを見て作った曲であることが知られているが、ヒカペ実行委員会の認定は受けていない。なお、AKiKAとconomiは共にアクターズインターナショナル・仙台所属であり、AI仙台所属アーティストは、折に触れ、ヒカペの募金活動と広報活動を行っている。

年度を超えて公式ソングとなっている曲[編集]

採用年 名目 歌手 曲名 備考
1997年〜 テーマソング 中西圭三 SOMEWHERE IN TIME テレビ朝日系杜の都 恋物語」テーマソング
2005年〜 イメージソング AKiKA 永遠の光 2005-2006年
conomi 永遠の光 〜Fantasia〜 「永遠の光」と同じ歌詞だが曲は異なる。2007年〜

各年毎の公式ソング[編集]

採用年 名目 歌手 曲名
1994年 イメージソング 曽宮一恵&本間秋彦 今、この愛に
1998年 イメージソング Liverpool Pageant Love
2005年 20thアニバーサリーソング navy&ivory ヒカリの街
2006年 テーマソング ザ・キャプテンズ フユノホタル
ページェントソング 亜KIRA ページェント・ナイト
サポートソング 清貴 1,000,000Lights
2007年 公認ソング SPLASH 天使からのメッセージ
イケメン'ズ キラキラ
2008年 応援ソング
SPLASH WINTER CHANCE
CUZSICK Melody Of Lights
2010年 ひかっぺ応援'sテーマソング Dorothy Little Happy 冬の桜 〜Winter flower〜
2011年 テーマソング アンジェラ・アキ 手紙 〜拝啓 十五の君へ〜
2012年 テーマソング Monkey Majik+小田和正 A Christmas Song
2013年 イメージソング 中西圭三 SOMEWHERE IN TIME
2014年 テーマソング[27] ゴスペラーズ クリスマス・クワイア
2015年 イメージソング[28] May J. Sparkle -輝きを信じて-

映像[編集]

交通[編集]

中心的な会場は定禅寺通り(最寄駅:勾当台公園駅)と青葉通り(同:仙台駅あおば通駅)である。通りそのものが会場となるため、期間中は車道、歩道ともに混雑が激しい。また、定禅寺通りと国分町通りの交差点に「光の歩道」が設置されるため、17:20から20:30の間は国分町通りに交通規制が実施される。

光のページェント期間中、各交通機関が特別便を運行している。仙台市営バスでは光のページェント期間中にるーぷる仙台の夜間特別運行をしている。これは、定禅寺通り、青葉通り、仙台駅を繋ぐ特別ルートを走るものである。また、2005年平成17年)からは定禅寺通りでベロタクシーの特別運行が行われている。車道から光のページェントを眺めることが出来るので、徒歩での観光とは異なる風景が楽しめる。2006年(平成18年)からはタクシー会社がタクシーでの観光プラン商品を提供している。2007年(平成19年)から街中を周遊する屋根なし2階建てバス「スカイバス仙台」が特別運行されている。鉄道では、JRがジョイフルトレインによる臨時列車を毎年、岩手県や福島県から運行している。また、仙台空港発着のセスナ機ヘリコプターで、光のページェントを空から眺めることが出来る。期間中は夜間特別運行がなされ、クリスマス前後は予約が集中する。

参考文献・脚注[編集]

  • 2005年 SENDAI 光のページェント オフィシャルガイドブック(パンフレット
[ヘルプ]
  1. ^ a b 仙台の5大イベント 協賛金が大幅減 企業頼み見直し必要河北新報 2009年12月31日)
  2. ^ 仙台市政だより 2004年11月号(仙台市)
  3. ^ 2007 SENDAI光のページェントYahoo! JAPAN
  4. ^ a b c ふるさとづくり奨励賞(財団法人あしたの日本を創る協会)
  5. ^ a b c d e f g 金欠深刻、ページェント 協力呼び掛け 仙台・きょう開幕(河北新報 2006年12月12日)
  6. ^ 仕掛け人たち 第1部 地域おこし (1) みんなが輝く「光の杜」読売新聞 2008年1月5日)
  7. ^ 仙台・リバーサイド姉妹都市提携50周年記念行事に参加して(仙台リバサイド交流連絡会)
  8. ^ a b 「SENDAI光のページェント」開幕迫る-屋外スケートリンクも新登場(仙台経済新聞 2008年12月9日)
  9. ^ グリーン・クリスマス・ライトアップ施設・イベント等の一覧経済産業省東北経済産業局 2008年10月31日)
  10. ^ a b c d e 温かに仙台色LED ページェントで12日デビュー河北新報 2009年12月1日)
  11. ^ 2009SENDAI光のページェントの取り組み
  12. ^ PAGEANT HISTORY(河北新報 「2009 SENDAI 光のページェント応援プロジェクト」)
  13. ^ 「杜の都のイルミネーション」(内館牧子の仙台だより)
  14. ^ SENDAI光のページェント協賛企画 「日立きになるサンタの公園」終了のお知らせ(日立グループ東北エリアポータル)
  15. ^ 光のページェントと夢みる力(河北新報 Cafe Vita 2009年12月30日)
  16. ^ メディア全体で「つながる」ことの大切さが問われている 河北新報編集委員・寺島英弥氏インタビュー(朝日新聞「WEBRONZA」2013年6月12日)
  17. ^ ふるさとづくり賞(財団法人あしたの日本を創る協会
  18. ^ a b 仙台リバサイド姉妹都市交流史(仙台リバサイド交流連絡会)
  19. ^ a b c 補助金総点検調書274「SENDAI光のページェント」(宮城県)による数値。
  20. ^ 定禅寺通シンボルロードの完成について(仙台市) … 中央緑道連続化を企図し、国分町通交差点のスクランブル交差点化工事が行われ、「Starlight Road 光の歩道」が開催可能になる。また、電線地中化に合わせて中央緑道に電源コンセントも整備され、電飾設置費用の圧縮が可能になる。
  21. ^ a b c d e f データで見る 仙台の産業「第5部 観光」(仙台市)による数値。
  22. ^ 宮城県内観光客5679万人 DC効果 08年・県統計(河北新報 2009年5月24日)
  23. ^ 仙台の冬の風物詩「光のページェント」開幕-例年より9日早く(仙台経済新聞 2010年12月3日)
  24. ^ 仙台・光のページェント開幕 和の光、街を包んで(河北新報 2010年12月4日)
  25. ^ 仙台・光のページェント 電球16%減 実行委が実施計画(河北新報 2011年9月28日)
  26. ^ <表参道イルミネーション 復興支援プロジェクト 第1弾> 仙台市「SENDAI 光のページェント」 開催支援へ ~LED 約6 万球の提供や、表参道で募金活動・仙台観光支援PRを実施~ (PDF) (商店街振興組合原宿表参道欅会、表参道イルミネーション実行委員会 2011年8月18日)
  27. ^ 「クリスマス・クワイア」が『2014 SENDAI光のページェント』公式テーマソングに決定!(Sony Music「ゴスペラーズ」 2014年11月21日)
  28. ^ 『Sparkle -輝きを信じて-』が2015 SENDAI 光のページェント 公式イメージソング に決定!(May.J Official Website 2015年11月30日)
  29. ^ 特集 冬 小さな旅 「並木 誇らしく」~宮城県仙台市 定禅寺通~

外部リンク[編集]