サンタクロース村
サンタクロース村(サンタクロースむら、フィンランド語: Joulupukin Pajakylä、英語: Santa Claus Village)は、フィンランドのロヴァニエミ市近郊にある。
概要
[編集]サンタクロース村は、ラップランドのフィンランド国内部分にあたるラッピ県にあり、州都・ロヴァニエミ市中心街から北東へ8km離れた北極線上にある。一方、サンタクロース(フィンランド語ではJoulupukki、ヨウルプッキ)は、サンタクロース村から北へ300km離れたコルヴァトゥントゥリ(ラップランド内)の山中で、サンタクロースの手伝いをする妖精のトントゥと一緒に住んでいる[1]。
サンタクロース村には、サンタクロース・オフィス、サンタクロース郵便局、クリスマスグッズの店などが建てられており、毎年、世界中から何十万人もの人々が訪れる。サンタクロース村では毎日サンタクロースに会うことができ、記念撮影も可能。また、サンタクロース郵便局では、事前に申し込むと、エアメールでクリスマス前にサンタクロースから手紙が届く。
サンタクロース村への観光客の多くはイギリス、ドイツ、ロシア、フランス、アイルランド、中国、日本、インドなどの国出身である。近年、アメリカ合衆国からやってくるアメリカ人が著しい伸びを見せ、2005年には4.7%を占めるまでになった。
クリスマスシティネットワーク
[編集]クリスマスシティネットワーク (Christmas Cities network) は、2005年11月にサンタクロース村に新たに設置されたサンタミュージアム (Christmas House) の開館式に参加した、クリスマスと関連する以下の7つの都市等により結成された[2]。仙台市の場合は、表向きはSENDAI光のページェントにおける「サンタパレード」との関連により参加したのだが、同2005年3月に同市青葉区に開館した仙台フィンランド健康福祉センター(フィンランドの国家プロジェクトと仙台市による国際共同事業)[3]との関連もある。
- シュタイアー市(オーストリア・オーバーエスターライヒ州)
- セレスタ市(フランス・アルザス地域圏バ=ラン県)
- 仙台市(日本・宮城県)
- ダラム県(イギリス)
- ヒンメルプフォルト村(ドイツ・ブランデンブルク州オーバーハーフェル郡)
- ミーヴァトン湖(アイスランド・フーサヴィーク)
- ロヴァニエミ市(フィンランド・ラッピ州)
アクセス
[編集]- ロヴァニエミ空港から南東に約2km。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港からの国内線でのアクセスが主で、フィンエアー、ノルウェー・エアシャトルがロヴァニエミ空港へ就航している他、国際線では、ロンドン/ガトウィックへノルウェー・エアシャトルが、イスタンブールへターキッシュ エアラインズ(2019年12月より)が就航している。
脚注
[編集]- ^ "Santa Claus origin"
- ^ 光のページェントの開始に合わせヨーロッパと仙台のクリスマスの写真を展示します(仙台市)
- ^ プロジェクトの概要(仙台フィンランド健康福祉センター)
関連項目
[編集]- サンタクロース
- クリスマス
- 北極圏
- フィンランド航空 : フィンランド政府やフィンランドの各自治体が公認するサンタクロースのオフィシャルエアラインとして、サンタクロースの活動をサポートしており、何度か公認サンタクロースが日本にも来日している。
- 水曜どうでしょう : 北海道テレビ(HTB)制作のバラエティ深夜番組。1999年放送のヨーロッパ・リベンジ(DVD第17弾収録)内で、どうでしょう班(鈴井貴之、大泉洋、藤村忠寿、嬉野雅道)がロヴァニエミからユヴァスキュラへ向かう際に立ち寄った。