センチメンタルグラフティ

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センチメンタルグラフティ
ジャンル 恋愛シミュレーション
対応機種 セガサターン[SS]
Windows 9598NT4.0[Win]
PlayStation[PS]
ゲームアーカイブス[GA]
開発元 NECインターチャネル
発売元 NECインターチャネル[GA以外]
ガンホー・オンライン・エンターテイメント[GA]
シナリオ 大倉らいた
音楽 野村教裕
美術 キャラクターイメージ:甲斐智久
人数 1人
メディア CD-ROM1枚[SS/PS]・2枚[Win]
発売日 SS:1998年1月22日
Win:1998年10月30日
PS:2001年3月29日
GA:2010年2月10日
対象年齢 全年齢[GA以外]
CEROB(12才以上対象)[GA]
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センチメンタルグラフティ』(Sentimental Graffiti)は、1998年1月22日NECインターチャネルより発売されたセガサターン向けの恋愛シミュレーションゲーム。また、同ゲームを含む一連のメディアミックス企画の総称。愛称・略称は「センチ」「セングラ」。

後にWindows版、PlayStation版も発売された。また、2010年2月10日からガンホー・オンライン・エンターテイメントゲームアーカイブスで配信している。

概要[編集]

ゲーム発売以前[編集]

1994年に発売された『ときめきメモリアル』が爆発的なヒット作となり、コンシューマーゲームにおいて恋愛ゲームというジャンルが広く認知されるに至った。それを受けて、『卒業』シリーズの主力スタッフだったNECインターチャネルの多部田俊雄とゲーム制作会社マーカス窪田正義が、『ときメモ』に続く新しいブランド(「ネクスト『ときメモ』」と銘打っていた)とするべく共同考案したのが本作である。

脚本や文章を大倉らいた、キャラクターイメージを甲斐智久が担当。ヒロイン役の声優の内6人は青二プロダクションの新人を中心に起用。残りの6人は当時珍しかった一般公募による選考で揃えている。いずれのスタッフも当時は知名度が低く、その分メディアへの露出も少なかったが、強力な販促活動でバックアップすることによって独自のブランドを作り出すという販売戦略だった。

それだけに当初から活発な宣伝がなされており、『電撃G'sマガジン』における連動小説の掲載を始めとして各ゲーム雑誌で多くの特集記事や広告が掲載された。1997年からはTBSラジオにて『センチメンタルナイト』が放送され、声優による本格的なプロモーションを開始。「SGガールズ」と名付けられたユニットを組んでイベントやコンサートが精力的に行われた。関連グッズの発売も積極的に行われ、中でもプレディスクとして制作された『センチメンタルグラフティ ファーストウィンドウ』は予約が殺到したため入手困難となり、プレミアム価格で取引されるほどだった。

1997年11月には三一書房から『センチメンタルグラフティ攻略読本』(ISBN 4-380-97294-1)という書籍がゲーム発売に先行して発売された。ゲーム発売元から許可を得ずに執筆されたためゲームキャラクターのイラストは一切使用せず、公開されているキャラクター設定から勝手にゲーム内容を予想して「攻略」するという内容で、攻略本ではなく謎本に分類される書籍である。

ゲームの発売[編集]

こうして発売前から大きな話題を呼んでいたが、本編の発売は当初予定の1997年夏から大幅に遅れて1998年1月22日にようやく発売。販売本数そのものは上々だった。

以降の展開[編集]

本編発売後も積極的な営業活動が引き続き行われ、本作の一年前を描いたTVアニメ『センチメンタルジャーニー』の放送やコンサートツアーなど新しい展開が見られた。これはPlayStation用ソフト『センチメンタルジャーニー』の発売を睨んでのものであり、この販売はNECインターチャネルではなくバンプレストによって行われている。これまで行ってきた販売戦略によって固定ファンを得ていたこともあり依然一定の人気を得てはいたが、肝心のゲームは『センチメンタルグラフティ』の時と同様、発売延期となった。発売延期の影響もあり『センチメンタルジャーニー』の売上が低調に終わると、その後は『センチメンタルグラフティ』全体の人気が急速に下降していく。

『センチメンタルジャーニー』の販売に携わったバンプレストが撤退し、代わって再び販売事業に乗り出したNECインターチャネルが後に続編『センチメンタルグラフティ2』を発売したが、その際にはこれまでのような大規模な宣伝は見られなかった。「前作主人公が交通事故で死んだという設定」について、前作のシナリオ担当だった大倉も続編のシナリオを担当しなかった理由について、「前作の主人公が死ぬ、という設定の変更が不可能で、書きたくても書けなかった」と語っている。脚本は結果的に、大阪の新興ゲーム製作会社に丸投げされている。売上・評価・人気などすべての面で不振だった。

その一方で、2001年3月29日には電撃G's連載小説の上巻を元にしたノベルゲーム『センチメンタルグラフティ〜約束』がPlayStation向けに、本編のPlayStation移植版と同時に発売された。また、小説版の下巻を元にしたノベルゲーム『センチメンタルグラフティ〜再会』も発売する予定だったが、発売中止となっている。

不評に終わった『2』を立て直すべく、センチメンタルシリーズの最新作として2004年10月28日PlayStation 2用ソフト『センチメンタルプレリュード』が発売された。『2』との物語的関連性を断ち切り、大倉らいたをライターとして復帰させるなど、ユーザーが抱いていた『2』への不満を一掃しての仕切り直しを計ったものの、売上・評価・人気などすべての面で『2』以上の不振を極め、この作品を最後にセンチメンタルシリーズに終止符が打たれた。

ゲーム内容[編集]

高校3年になる春休み、かつて中学卒業まで幾度となく転校を繰り返した主人公(デフォルト名は田中一郎)の元に、「あなたに会いたい」と書かれた差出人不明の手紙が届く。手紙の送り主を探すために主人公は全国各地を回り、思い出に残る12人の少女と再会する。

一年間の間に、平日の学業とアルバイトをこなしながら北海道から九州までの全国12都市を回り、ヒロインとのイベントを発生させることによって、ストーリーを進めるのが基本的な流れになる。各地にいるヒロイン達へ逢いに行き、ヒロインと各地方都市の名所を訪れる擬似観光体験が楽しめる。

手紙の送り主を探すのが本来の目的なのだが、実際はエンディングで最も親密になったヒロインが送ったということになる。それぞれのストーリーの進捗状況によって、各ヒロインごとのハッピーエンド、グッドエンド、バッドエンドのいずれかのエンディングを迎えることとなる。

平日は自動処理でバイトを実施したことにされており、プレイヤーがコマンドを実行するのは休日である土曜日曜祝日GW含む)・長期休校期間(春休み夏休み冬休み)のみ。休日に実行できるコマンドには「電話をする」(東京の自宅からのみ)「バイトをする」「休む」(自宅・野宿・ユースホテル・シティホテル)「他の街に移動する」(快速電車・快速夜行・特急列車・特急夜行・飛行機・フェリー・深夜バス・ヒッチハイク)などがあり、それぞれに応じた所持金や体力(本作では行動力)が変化したり時間が経過したりする。

ヒロインには「好感度」と「せつなさ度」が設定されており、好感度は会うことによって、せつなさ度は連絡を取らないことによって上昇する。せつなさ度が上がった状態で再会すると好感度が大幅に上がりイベントが発生しやすくなるが、東京に帰ると主人公の元への留守番電話が掛かってくる。留守番電話で休日にメッセージを聞くための時間が自動的に消費され、無言電話の場合は行動力最大値が低下する。またせつなさ度が上がり過ぎると「せつなさ炸裂」状態となってヒロインと通常通りには会えなくなる。「せつなさ炸裂」状態になったヒロインに対しては、地方都市の市外に行って会うことで関係を修復することができるが、ハッピーエンドを迎えられなくなる(なお、主人公の意思で各地方都市の市外に行くことができるのはこの時だけ)。またエンディングは好感度ではなくこなしたイベントの数によって決定するため、あくまで好感度はそのイベントを発生させやすくするための数値という意味のものでしかない。

行動力の最大値はヒロインと会ったりすることで上がるが、地方都市から遅く帰って学校の登校時間に間に合わなかったり無言電話を聞くなどして下がる。

電話のコマンドでデートの約束を取り付けて会うことができる。しかし、デートの待ち合わせ日時について相手から指定されて主人公が待ち合わせ日時を指定するイニシアチブが制限されていることや、デートの待ち合わせ時間に遅れると好感度が下がることのデメリットがあり、またデートの約束がなくてもヒロインたちが住む都市の場所を歩くだけでヒロインと偶然会うことが可能である。そのためデートの約束を取り付けるメリットは確実にデートをすることくらいである。

デートの約束をすっぽかした後に電話をする際に主人公から別れを切り出すこともできる(ただし、登場したヒロインの中で残り1人のヒロインとは別れることはできない)。

登場キャラクター[編集]

各ヒロインの誕生星座は13星座占いに基づくものであり、12星座占いに照らすと星座が一致しないヒロインがいる。

田中 一郎(たなか いちろう)※デフォルト名
本作の主人公。東京都の高校生。父親の転勤によって小学入学から中学卒業まで転校を繰り返し、全国の12都市で過ごした少年。中学1年の前半については謎のままであるが、実質的には小学6年の後半も卒業式を待たずに去っているため、何処の小学校を卒業したのかも不明のままである。差出人不明の手紙を受け取ったことを受けて、思い出の12少女と再会し、手紙の主を捜すために再び12都市を駆け巡る。
小学入学から中学卒業までに過ごした各地方都市は青森市(小学1年から小学4年前半)、仙台市(小学4年後半)、札幌市(小学5年前半)、大阪市(小学5年後半)、京都市(小学6年前半)、名古屋市(小学6年後半)、不明(中学1年前半)、広島市(中学1年夏休み)、長崎市(中学1年後半)、金沢市(中学2年前半)、横浜市(中学2年後半)、高松市(中学3年前半)、福岡市(中学3年後半)。なお、主人公は青森県青森市に住む前は東京都内に在住していたことが判っており、高校では元居た家に戻ったものと考えられる。
沢渡 ほのか(さわたり ほのか)
鈴木麻里子
身長:160cm / スリーサイズ:79/56/80 / 誕生日:5月14日 / 星座:牡牛座 / 血液型:O型
北海道札幌市出身。北海道大学獣医学センチメンタルジャーニーでは考古学)の教授の父を持ち、自らも乗馬をたしなむが、同年代の男性を苦手とし、少々ファザコン的なところがある。主人公とは小学5年の前半(アニメでは小学6年の後半)に出会う。温厚かつ明朗な性格で誰からも好かれる、正統派美少女。主人公への特別な想い入れを持つきっかけとなった出来事は、馬と接する課外授業があった際、ある男子生徒によるイタズラにより落馬しかけたところを主人公が身を挺して助けたことにより、責任を感じた彼女が腕を骨折した主人公を看病していくうちに、他の男子生徒とは違う主人公の人となりに惹かれていったことによる。私立祥桜学園高等学校在籍。
安達 妙子(あだち たえこ)
声:岡田純子(「2」のみ有島もゆ
身長:158cm / スリーサイズ:84/59/86 / 誕生日:1月19日 / 星座:山羊座 / 血液型:A型
青森県青森市出身。料理上手で家庭的。主人公は小学1年から小学4年までの3年半ほど安達家に居候していたため主人公の幼馴染に近い少女である。12少女の中で最も早い時期に出会っており、最も一緒に過ごした期間が長い。ソバカスが特徴的な素朴な少女で化粧や派手なファッションが苦手。主人公への特別な想い入れを持つきっかけとなった出来事は、主人公の一家が安達家に居候の身であったことをクラスメイトの男子から冷やかされ、「安達夫婦」とからかわれるのが嫌で本当は好きでありながら「好きでもなんでもない」と心とは裏腹の言葉を口走り、既に転校が決まっていた主人公がそれを聴いた時に見せた寂しそうな顔が忘れられなかったことによる。実家は酒屋。純という弟が1人いる。父親は安達家の婿養子で高校の数学教師だが、妙子本人は数学が苦手。青森県立青垣高等学校在籍[1]
永倉 えみる(ながくら えみる)
声:前田愛
身長:154cm / スリーサイズ:80/58/83 / 誕生日:7月20日 / 星座:蟹座 / 血液型:B型
宮城県仙台市出身。童顔の可愛らしい少女。オカルトマニアでややエキセントリックな行動をとることもあるが、成績は優秀(特に理系科目)で、実際の霊体験は大嫌い。一人称は「えみりゅん」。主人公とは小学4年の後半に出会う。児童期はクラスから孤立していた。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、独特な言動によってクラスメイトから敬遠され、ちょっとしたイジメられっ子の状態であった彼女に唯一友好的に話しかけ、友達となったのが主人公であった。ある時、旧校舎の中を2人で探検していた時にクラスのイジメっ子の男子らがイタズラで外から鍵をかけて出られなくなり、夜になっても誰も助けに来てもらえずに泣いていた時に勇気づけてくれた主人公が月明りで反射したラムネの空き瓶によって唯一外に出られる窓を見つけて無事に脱出できた。その時のラムネ瓶をタイムカプセルとして再度旧校舎に埋め、2人で掘り起こしたいという想いによる。父親は仙台市役所勤務の公務員。母親はえみる本人に似て能天気な性格の専業主婦。私立萌黄女子高等学校在籍。
星野 明日香(ほしの あすか)
声:岡本麻見
身長:153cm / スリーサイズ:80/60/86 / 誕生日:6月21日 / 星座:双子座 / 血液型:B型
神奈川県横浜市出身。流行りものに目がなく、アイドル志望のミーハー娘。実際にアイドル並の美少女。誰とでもすぐ友達になれる明るい性格だが、勉強は苦手。通っているお嬢様学校(私立清華女子高等学校)も、制服の可愛さで選んだ。実家は元町のブティック(母親が経営)。主人公とは中学2年の後半に出会う。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、2人で映画を観に行くデートの予定を立てていたが、主人公はデート当日に急な引っ越しで行けなくなり、彼女は酷い風邪で行けなくなった。風邪により数日学校を休んだ彼女だったが、風邪が治って学校に登校すると主人公は既に転校した後であり、主人公も当日来られなかったという事情を知らない彼女は自分が当日来なかったことを怒った主人公が、自分の顔も見たくなくて何処かに転校して行ってしまったと思い込み、自分の所為だと思い続けていた。観に行くことのできなかった映画をいつかリバイバル上映される時に2人で観に行きたいという想いによる。
保坂 美由紀(ほさか みゆき)
声:牧島有希
身長:156cm / スリーサイズ:85/58/84 / 誕生日:2月16日 / 星座:水瓶座 / 血液型:A型
石川県金沢市出身。老舗の呉服屋の娘として生まれるが、家業と地味な自分とにコンプレックスを持っている。眼鏡っ娘の優等生。おっとりしたお人好しタイプで人の頼みを断るのが苦手。姉が1人いる(アニメでは兄も居るという設定)。主人公とは中学2年の前半に出会う。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、和服の写真撮影を毎回のようにクラスメイトの男子に冷やかされ、撮影が嫌でたまらなかった中、主人公だけが唯一理解を示してくれ、それをきっかけに仲良くなった主人公と高岡の花火大会に、自分の家で扱っている反物の中から好んで選んで作った浴衣を着て行きたいと思いながらも主人公が転校してしまい、一緒に行くことも、浴衣を見せることも出来なかったため、いつか二人で選んで作った浴衣を着て花火大会に行きたいという想いによる。石川県立茶山高等学校在籍。
山本 るりか(やまもと るりか)
声:今野宏美
身長:165cm / スリーサイズ:82/56/84 / 誕生日:8月22日 / 星座:獅子座 / 血液型:O型
愛知県名古屋市出身。明るく社交的な性格だが、貴重な標本を壊してしまった事を主人公にかばってもらった事があり、トラウマとなっている。それ以来「嘘」に敏感。主人公とは小学6年の後半(アニメでは小学5年の前半)に出会う。兄が1人いる(アニメでは性別の異なる双子という設定)。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、クラス全員で協力して発掘したアンモナイトの化石を理科室に運ぶ役を引き受け、重いので主人公が持つことになっていながらも女だからと軽くみられるのを嫌って自分で運ぶも重さに耐えられず、結局を落として割ってしまい、その罪をかぶったのが主人公であったが、教師は主人公に頼んだことから割ったのが主人公であると思い込み、主人公を怒り、彼女は無罪放免であった。本当のことを言い出せず、ショックで数日間休んだ彼女だったが、数日後に登校した時には既に主人公は転校した後であり、クラスでは化石を壊して学校に居られなくなったから逃げるようにして転校したと思われており、主人公は無実であり、本当は自分が割ったことを担任に泣きながら話し、詫びる。自分の所為で悪者のまま転校して行った主人公にきちんと謝りたいという想いによる。センチヒロインの中では安達妙子・森井夏穂と共に最も一般的な家庭の出身で、父親はサラリーマン。愛知県立水塚高等学校在籍。
綾崎 若菜(あやさき わかな)
声:小田美智子
身長:165cm / スリーサイズ:84/57/85 / 誕生日:9月16日 / 星座:乙女座 / 血液型:A型
京都府京都市出身。厳格な家庭で育てられた純和風令嬢。杉原真奈美・遠藤晶と共にセンチ3大お嬢様の一人。祖父に蔵に閉じ込められて以来暗いところが苦手。もの静かで柔和な性格だが、怒る時は怒る。主人公とは小学6年の前半に出会う。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、クラスメイトが彼女を特別扱いする中、主人公だけが綾崎家の取り決めに臆さず堂々と彼女を冒険させてくれた。嘗て子供だった頃に蔵で見つけたオルゴールを探し出す手伝いをしてくれたこと、一度綾崎老に見つかって叩き出された後に時間を見計らって蔵の天窓から侵入して助けに来てくれたこと、その時に主人公が握ってくれた不格好なおにぎりがおいしかったことが彼女にとっての想い出であり、その時に見つけたオルゴールをいつかまた2人で聴きたいと思い、無くさないように再び蔵にしまうが、またも蔵の中で行方不明になってしまう。そのオルゴールを再び主人公と2人で探し出したいという想いによる。祖父の存在感が強すぎるためか、祖父母について語られることは多いが両親については触れられていない。私立紫雲女子高等学校在籍。
森井 夏穂(もりい かほ)
声:満仲由紀子
身長:162cm / スリーサイズ:83/58/84 / 誕生日:4月19日 / 星座:牡羊座 / 血液型:O型
大阪府大阪市出身。陸上部に所属する陽気なスポーツ少女だが、時折少女らしい繊細さも覗かせる。家業はお好み焼き屋「おたふく」(アニメでは「もりや」)。主人公とは小学5年の後半に出会う。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、主人公が転校してきたばかりの頃、大阪府主催の陸上大会に向けてリレーの練習中だった彼女は、昨年の男子代表であった卓也が出てくれるものと思っていたが、卓也は塾通いが忙しいため、陸上大会には出ないと断言していた。クラスから男子代表を選ぶ際、その卓也が面白半分に陸上の経験が無い主人公を推薦し、彼女を困惑させた。陸上の経験が無いのになぜ辞退しなかったのかと主人公を責めたが主人公は彼女の走る姿を見て自分も走りたくなったと語る。思いもよらぬ答えであったが生半可な気持ちではないことを悟った彼女は主人公を代表選手として認め、一緒に練習することになる。一緒に練習していくうちに次第と主人公へ好意を持つようになった。しかし、最後まで一緒に走り切ろうと約束するも、主人公は大会当日に引っ越しが決まってしまい、卓也に代走を頼む。主人公の頑張りを遠目から見て本気で練習していたことを理解していた卓也は代走を受け入れる。彼女は主人公が自分へ遺した想いを胸にしまい、いつか一緒に走りたいと思うに至ったことによる。安達妙子・山本るりかと共に一般的な家庭の出身であるが、両親についてはお好み焼き屋の支店を任されていること以外は触れられていない。私立笹峰女学園高等部在籍。
杉原 真奈美(すぎはら まなみ)
声:豊嶋真千子
身長:158cm / スリーサイズ:78/56/81 / 誕生日:3月12日 / 星座:魚座 / 血液型:A型
香川県高松市出身。病弱で内向的だが、自然と鳥を愛する純粋な心を持っている。主人公とは中学3年の前半に出会う。ガラス細工のような繊細な美少女。父親は香川県議会議員を務める政治家で、豪邸を所有している。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、病弱で学校も休みがちだった彼女にプリントを手渡すことになる形で知り合い、毎日自宅を訪問してはプリントを渡して軽く話をするうちに次第に主人公に対して好意を持つようになる。ある時、傷ついた小鳥の雛を見つけた保護し、2人で懸命に看病することになった。自らは何もできない小さな存在でしかないと思い込み、何をするにも内向的であった彼女は、主人公と共に雛を看病することで、自分にもできることが在ると気付く。看病の甲斐あって雛は回復し、元気に羽ばたき旅立っていく。自分にも勇気を持って羽ばたける(物事を率先して行える)と気付かせてくれたのが主人公であったことによる。綾崎若菜・遠藤晶と共にセンチヒロインの3大お嬢様の一人。香川県立白井坂高等学校在籍。
七瀬 優(ななせ ゆう)
声:西口有香
身長:160cm / スリーサイズ:85/56/85 / 誕生日:12月18日 / 星座:射手座 / 血液型:B型
広島県広島市出身。暇さえあれば日本各地を旅している、ミステリアスな雰囲気の少女。容姿と立ち振る舞いは中性的。星を見るのが好き。主人公とは主人公が中学1年の夏休みに出会う。12少女の中で最も一緒に過ごした期間が短い。両親は世界的に有名なクラシックの音楽家で、綾崎若菜・遠藤晶・杉原真奈美の3大お嬢様にほぼ匹敵する裕福な家庭の出身。洋服のままプールに飛び込むため、ゲーム中のヒロインの中では唯一水着になる場面が存在しない(水着姿のイラスト画像は存在する)。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、ペルセウス座流星群のあった日に岬の高台(アニメでは宮島の高台)で主人公と出逢い、それまで誰にも自分の感性を解かち合える者が居なかった中で主人公だけが唯一理解を示してくれたことによる。なお、全12人の中で主人公と学校生活を共にしていないのは彼女だけであるが、アニメでは時期的に16歳でなければならない時に17歳と語ったり、ドラマCDでは主人公との出逢いの時期が自らが中学2年の時だと語るものが在るなど、その特殊性から学年が1つ上であるとの説がある。広島県立朱之宮高等学校在籍。
松岡 千恵(まつおか ちえ)
声:米本千珠
身長:165cm / スリーサイズ:88/57/87 / 誕生日:11月23日 / 星座:蠍座 / 血液型:AB型
福岡県福岡市出身。地元のアマチュアバンド「サウザンブラック」でヴォーカルを務めている。勝気で意地っ張りかつ熱血だが、内面は意外と女性的。主人公とは中学3年の後半に出会う。12少女の中で最も遅い時期に別れている。主人公は彼女の元を去るが、別れは卒業式後の謝恩会終了後であり、彼女と同じ中学を卒業している。実はモデルばりのスタイルの持ち主。慎吾という弟が一人いる。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、学校でも問題児だった彼女が出席日数不足で留年しかけ、致し方なく登校した日に主人公から声を掛けられる形で出逢う。いわゆる不良の彼女は学校で煙たがられた存在であり、誰もが声を掛けなかったが主人公だけが唯一声をかけてきたことで主人公に対して興味を持つようになる。主人公は彼女の活動するライブハウスに足を運ぶようになり、バンド仲間とも顔見知りになる。一方、主人公は担任から謝恩会の実行委員を彼女と一緒に担当するよう頼まれ、彼女にライブをしようと持ちかけ、一緒に練習するようになる。一緒に練習をし、一生懸命練習している主人公を見るうちに彼女は主人公に対して好意を持つようになる。謝恩会でのライブが成功をおさめ、彼女は自分を変えるきっかけをくれた主人公に感謝の気持ちを込めた歌を作り、贈ろうとしたが、引っ越しのため聴かせることが出来なかった。その曲をいつか聴かせたいという想いによる。両親は地元テレビ局のディレクター。私立黒曜館高等学校在籍。
遠藤 晶(えんどう あきら)
声:鈴木麗子
身長:168cm / スリーサイズ:83/58/83 / 誕生日:10月31日 / 星座:天秤座 / 血液型:AB型
長崎県長崎市出身(初期設定では東京都世田谷区出身で後に長崎に転居)。若手ヴァイオリニストとして将来を嘱望されているが、コンクールでは2位に甘んじる事が多い。主人公とは中学1年の後半に出会う。高飛車で上品な典型的なお嬢様タイプ。父親は一流企業の重役で、クルーザーを所有している。綾崎若菜・杉原真奈美と共にセンチ3大お嬢様の一人。叔父は親族の中でも変わり者であり、喫茶店を営んでいる。主人公への特別な想いを持つきっかけとなった出来事は、音楽室でひそかにバイオリンの練習をしていた彼女の演奏に引き寄せられるように聴き惚れていた主人公に気付く形で出逢い、その時の感想がそれまで美少女の彼女に言い寄ってくる男子の誰とも異質のものであったことから主人公に対して興味を持つようになり、バイオリンを教えてほしいを言ってきた主人公に教えることになり、2人で過ごす時間が多くなるにつれ、次第に主人公に対して好意を持つ。主人公と一緒にいると不思議とリラックスでき、スランプを脱した彼女は主人公にコンクールの招待状を贈り、自分の演奏を聴いてほしいと伝え、結果としてコンクールで優勝するも主人公は引っ越しのため演奏を聴くことが出来ず、優勝したという結果しか判らないままであったため、自分の演奏を聴かせたいと思った彼女は授賞式そっちのけで埠頭に走り、埠頭でコンクールの時よりも優れた演奏を披露するが、主人公には届かない。いつか自分のバイオリンを聴かせようという想いによる。長崎県立誠林女子高等学校在籍。

場所[編集]

作中で訪れることができる各地方の場所。中には現実世界では市内に存在する場所が市外扱いになっていたり、現実世界の場所と名称が異なっているものもある。

札幌市
市内:パセオ北海道大学道立近代美術館たぬき小路、大通り公園(大通公園
市外:小樽定山渓、登別マリンランド(登別マリンパークニクス)、ふきだし公園ニセコ
青森市
市内:サンセット青森(サンロード青森)、青森リビナ(ラビナ)、青森ベイブリッジ新町通りねぶたの里
市外:浅虫八甲田山奥入瀬渓流十和田湖、りんご園(弘前市樹木
仙台市
市内:サンモール一番街(一番町)、仙台市野草園青葉城宮城県美術館大崎八幡神社
市外:鳴子温泉秋保温泉宮城蔵王、菅生スポーツワールド(スポーツランドSUGO)、松島
東京都
東京タワーホテルニューオータニ上野動物園東京芸術大学お茶の水女子大学浅草、海浜公園
横浜市
市内:伊勢佐木町横浜中華街八景島山下公園みなとみらい21
市外:横須賀鎌倉小田原箱根江ノ島
金沢市
市内:香林坊近江町市場東山金沢城跡犀川
市外:輪島能登島七尾高岡加賀
名古屋市
市内:名古屋駅地下街名古屋港白川公園大須演芸場東山動植物園
市外:犬山城、長島スパーリゾート(ナガシマスパーランド)、南知多、スモールワールド(リトルワールド)、明治野外博物館(博物館明治村
京都市
市内:京都タワー新京極河原町祇園東山
市外:長岡京市石清水八幡宮松花堂宇治公園
大阪市
市内:道頓堀難波日本橋アメリカ村心斎橋
市外:大阪城公園天王寺新世界弁天町天保山
高松市
市内:ライオン通り栗林公園玉藻公園屋島女木島
市外:小豆島、レオマランド(レオマワールド)、瀬戸大橋記念公園、フィッシングポート(瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ)、金刀比羅宮
広島市
市内:紙屋町、広島県現代美術館(広島市現代美術館)、比治山公園平和記念公園、広島アレパーク(アルパーク
市外:尾道、三段渓(三段峡)、妹背の滝岩国宮島
福岡市
市内:天神中洲、キャナルパーク福岡(キャナルシティ博多)、大濠公園、ベイサイドももち(シーサイドももち
市外:太宰府天満宮、スペースランド(スペースワールド)、志賀島海の中道柳川
長崎市
市内:築町界隈オランダ坂大浦天主堂新地中華街中島川河畔遊歩道
市外:島原、西海パールシーランド(西海パールシーリゾート)、西海橋、ハウステンボス町(ハウステンボス)、五島列島

テーマソング[編集]

  • OP曲「雲の向こう」 作詞:為我井徹 作曲:田島浩二 歌:Sentimental Graffiti Tears
  • ED曲「センチメンタル・ラブ」 作詞:六月十三 作曲:田島浩二 歌:Sentimental Graffiti Tears
  • Windows版OP曲「Truly One」 作詞:M.S 作曲:田島浩二 歌:S.G.T with 渡辺かおる
  • Windows版ED曲「My Only Love」 作詞:M.S 作曲:田島浩二 歌:S.G.T with 渡辺かおる

以下は、ゲーム中では各キャラクターの登場時に曲のみBGMとして流れる。

  • 沢渡ほのか「Long Distance Call」 作詞:篠原美生 作曲:濱田智之 歌:鈴木麻里子
  • 安達妙子「日曜日の丘」 作詞:浅田優美 作曲:徳永声一 歌:岡田純子
  • 永倉えみる「私のもとへ逢いに来て」 作詞:浅田優美 作曲:篠原美生 歌:前田愛
  • 星野明日香「Sweet Tears」 作詞:濱田智之 作曲:坂本志崇 歌:岡本麻見
  • 保坂美由紀「一枚の風景」 作詞:加々美亜矢 作曲:武井浩之 歌:牧島有希
  • 山本るりか「水色の宝石」 作詞:篠原美生 作曲:武井浩之 歌:今野宏美
  • 綾崎若菜「せつなさの行方」 作詞:篠原美生 作曲:濱田智之 歌:小田美智子
  • 森井夏穂「君がいれば・・・」 作詞:浅田優美 作曲:浅田優美 歌:満仲由紀子
  • 杉原真奈美「想い出を止めたままで・・・」 作詞:濱田智之 作曲:濱田智之 歌:豊嶋真千子
  • 七瀬優「Only Lonely Star」 作詞:浅田優美 作曲:坂本志崇 歌:西口有香
  • 松岡千恵「Two Dreams」 作詞:濱田智之 作曲:武井浩之 歌:米本千珠
  • 遠藤晶「振り向けば I Love You」 作詞:濱田智之 作曲:濱田智之 歌:鈴木麗子

ほとんどの楽曲はNECインターチャネルから発売されていたが、1998年に新バージョンのキャラクターソングがコロムビアから発売された。これらは『センチメンタルジャーニー』でのイメージソングとなっている。

センチメンタルグラフティ〜約束[編集]

センチメンタルグラフティ〜約束
ジャンル ノベルゲーム
対応機種 PlayStation[PS]
ドリームキャスト[DC]
開発元 NECインターチャネル
発売元 NECインターチャネル
人数 1人
メディア CD-ROM[PS]
GD-ROM[DC]
発売日 2001年3月29日[PS]
2003年12月25日[DC]
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本作のメディアミックスの一環として制作された電撃G'sマガジン連載小説を元にした小説単行本上巻のタイトルであり、またそれを題材にしたノベルゲームである。ゲームは2001年3月29日にPlayStation版が、2003年12月25日にドリームキャスト版が本編と同じくNECインターチャネルから発売された。前述のとおり、小説版の下巻を元にしたノベルゲームの発売も予定されたが、発売中止となっている。

小説版の内容[編集]

電撃G'sマガジン連載小説は、『センチメンタルグラフティ〜約束』『センチメンタルグラフティ〜再会』の上下巻に編集され、角川スニーカー文庫より刊行されている。上巻に当たる『〜約束』は本編主人公と12少女との思い出とその別れを描いたものである。

なお、下巻に当たる『〜再会』は本編のオープニング内容にほぼ準じたものであるが、設定時期が夏休みとなっている点がゲームと異なる(ゲームでは春休み)。

新装版『+』(プラス)と『告白』[編集]

2004年10月、『センチメンタルプレリュード』の発売に合わせて、宙出版ハートノベルズより、同作の小説版、及び『約束』『再会』の新装版が『〜+』(プラス)の表題で、それぞれ刊行された。『約束+』には、「ザ・スニーカー」に連載された『センチメンタルグラフティ あなたにあいたくて』が追加収録され、また『再会+』には、主人公とヒロインの想いの成就を描いた『告白』の安達妙子編が収録されている。告白編について大倉は脱稿直後に企画自体がボツになってしまったため、他のヒロインのストーリーは執筆されていないと釈明している。

  • 『センチメンタルグラフティ〜約束+』 ISBN 477679070X
  • 『センチメンタルグラフティ〜再会+』 ISBN 4776790718
  • 『センチメンタルプレリュード〜キミと僕らの物語』 ISBN 4776790726

ラジオ番組[編集]

12人のメンバーが3人ごと4組に分かれて出演。いずれもTBSラジオで放送されていた。

備考[編集]

  • ゲーム本編ではプレイヤーの分身である「少年」本人の視点で物語が進行するが、原作小説やアニメではヒロインの視点で物語が進行する。
  • 少年でもヒロインでもなく、第三者の視点で物語が進行するのは、アニメ『 センチメンタルジャーニー』の第3話「七瀬優 -星降る夜の天使-」のみである[2]
  • ゲーム本編における、杉原真奈美が住む高松でのBGM小柳ルミ子の『瀬戸の花嫁』を基に作ったものである。実際、JR高松駅では発着メロディに『瀬戸の花嫁』が採用されている。

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  1. ^ 実在する青垣中学校(兵庫県丹波市)とは無関係
  2. ^ 第10話「永倉えみる -果てしない物語-」では青野武演じるラムネ瓶が進行ナレーションを務めているが、物語自体は永倉えみる本人の視点で進行している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]