1987年の文学
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1987年の文学(1987ねんのぶんがく)では、1987年(昭和62年)の文学に関する出来事について記述する。
できごと
[編集]- 1月16日 - 第96回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1986年下半期)の選考委員会開催。
- 2月5日 - 磯田光一が死去。
- 4月5日 - 中里恒子が死去。
- 5月8日 - 俵万智の歌集『サラダ記念日』が河出書房新社より刊行される。同書は1987年年間ベストセラーの総合1位を記録した[1]。
- 7月12日 - 臼井吉見が死去。
- 7月15日 - 富士正晴が死去。
- 8月5日 - 澁澤龍彦が死去。
- 8月18日 - 深沢七郎が死去。
- 9月1日 - 三島由紀夫賞が創設される。
- 9月4日 - 村上春樹の『ノルウェイの森』が講談社より発売される[2]。同書は1987年年間ベストセラーの総合9位、1988年年間ベストセラーの総合2位、1989年年間ベストセラーの総合9位を記録した[1][3][4]。
- 9月14日 - 第6回海燕新人文学賞の選考会開催。村上政彦と吉本ばななが受賞。
- 12月29日 - 石川淳が死去。
賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第96回(1986年下半期)
- 第97回(1987年上半期)
国内のその他の賞
[編集]- 谷崎潤一郎賞(第23回) - 筒井康隆『夢の木坂分岐点』
- 泉鏡花文学賞(第15回) - 倉橋由美子『アマノン国往還記』、朝稲日出夫『シュージの放浪』
- 群像新人文学賞(第30回) - 下井葉子『あなたについて わたしについて』、鈴木隆之『ポートレイト・イン・ナンバー』
- 野間文芸新人賞(第9回) - 新井満『ヴェクサシオン』
- 海燕新人文学賞(第6回) - 村上政彦『純愛』、吉本ばなな『キッチン』
1987年の本
[編集]小説
[編集]- 干刈あがた 『黄色い髪』(朝日新聞社)
- 村上春樹 『ノルウェイの森』(講談社)
- 村田喜代子 『鍋の中』(文藝春秋)
- 松浦理英子 『ナチュラル・ウーマン』(トレヴィル)
- 山田詠美 『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(角川書店)
- 山田太一 『異人たちとの夏』(新潮社)
その他
[編集]- 江藤淳 『批評と私』(新潮社)
- 俵万智 『サラダ記念日』(河出書房新社)
- 筒井康隆 『日日不穏』(中央公論社)
- 村上春樹 『THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代』(文藝春秋)
- 村上春樹・安西水丸 『日出る国の工場』(平凡社)
死去
[編集]- 1月13日 - 橋本福夫、兵庫県出身のアメリカ文学者・翻訳家。80歳没。
- 1月21日 - 梶原一騎、日本の漫画原作者。50歳没。
- 2月2日 - アリステア・マクリーン、スコットランド出身の小説家。64歳没。
- 2月5日 - 磯田光一、日本の文芸評論家。56歳没。
- 4月5日 - 中里恒子、日本の小説家。77歳没。
- 4月19日 - 長谷川四郎、日本の小説家・翻訳家。77歳没。
- 5月19日 - ジェイムズ・ティプトリー・Jr.、米国の作家。71歳没。
- 6月6日 - 森茉莉、日本の小説家・随筆家。84歳没。
- 7月9日 - 千葉敦子、日本のノンフィクション作家。46歳没。
- 7月12日 - 臼井吉見、日本の文芸評論家、小説家。82歳没。
- 8月5日 - 澁澤龍彦、日本の小説家。59歳没。
- 8月18日 - 深沢七郎、山梨県出身の小説家・ギタリスト。73歳没。
- 10月18日 - 朱牟田夏雄、日本の英文学者・翻訳家。81歳没。
- 11月30日 - ジェイムズ・ボールドウィン、米国の小説家・公民権運動家。63歳没。
- 12月29日 - 石川淳、日本の小説家。88歳没。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。