| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 出典検索?: "痩果" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2011年5月) |
痩果(そうか、英語:achene、akene、achenium、achenocarp)は、多くの被子植物に見られる、単純で乾いた果実の一種である。
このような実のつき方をする植物の雌蕊は1つであり、成熟しても種を飛ばすことはない。痩果の種子は果皮にくるまれている。種子と思われていたものが、実は痩果だったということはよくあることである。
代表例[編集]
このような実のつき方をする植物にはキンポウゲ、ソバ、タンポポなどがある。
これとよく似たものにイチゴがあり、イチゴは花托の上に痩果が乗っている。
カヤツリグサ科の植物の果実は、子房が1つのloculeで構成されているため痩果の部類に入るとされている。同じ理由でキク科の果実も痩果の一部とされている。殻に入ったヒマワリの『種』は、実際の『種』ではなく、痩果である。つまり、ヒマワリの『種』の殻は果皮である。
特殊な例[編集]
カエデの種子など、羽のついた痩果は翼果と呼ばれる。
バラもまた痩果をもっており、バラの「実」の中に痩果が数個入っている。穀物も痩果に近いところがあるが、種皮が薄い種の殻とつながっている。
utricle(スゲなどの薄い袋状の胞果)も痩果に近いところがあるが、子房は複数あり、子房はコルク状になっているか、穴がたくさんあくようになる。