ヒメコウゾ

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ヒメコウゾ
Broussonetia kazinoki 1.JPG
若枝の上部が雌花序、下部が雄花序
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: イラクサ目 Urticales
: クワ科 Moraceae
: コウゾ属 Broussonetia
: ヒメコウゾ B. kazinoki
学名
Broussonetia kazinoki Siebold
和名
ヒメコウゾ(姫楮)

ヒメコウゾ(姫楮、学名:Broussonetia kazinoki )はクワ科コウゾ属落葉低木和紙の原料としても使われているコウゾ(楮、学名:B. kazinoki × B. papyrifera)は、本種とカジノキ(学名:B. papyrifera)の雑種である。

特徴[編集]

樹高は2-5mほどになる。はややつる性となるが、茎は直立する。は枝に互生し、長さ0.5-1cmほどの葉柄を持ち軟毛が生える。葉の形はゆがんだ卵形~広卵形で、ときにクワの葉のように2-3片に深裂する。葉身の長さ4-10cm、幅2-5cm、基部はゆがんだ円形または鋭形で、先は尾状に長く尖る。葉の縁は鈍鋸歯があり、表面には短毛があり、裏面の葉脈には粗い毛がある。

花期は4-5月、雌雄同株で、新枝の下部の葉腋に雄花序、上部の葉腋に雌花序をつける。雄花序は径1cmほどの球状、雌花序は径4mmほどの球状で、雌花序には赤紫色の長さ5mmほどの糸状の花柱を多数つける。果期は7-8月で、径1.5cmほどの赤熟した球状の集合果をつける。

分布と生育環境[編集]

日本では、本州岩手県以南、四国九州奄美大島まで)に、東アジアでは朝鮮半島中国中南部に分布し、低山地の林縁に自生する。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅰ』(1989)平凡社