花托
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花托(かたく、英: Receptacle)、花床(かしょう[1])は、植物の器官である。
被子植物
[編集]花托は、被子植物において茎が厚くなった、そこから花が育つ部分である。ナシ状果やイチゴ等の偽果では、花托は果物の可食部に育つ。
キイチゴ属の果実は、円錐形の花托の頂上についた小核果の集合体である。ラズベリーを摘むと花托は果実から離れるが、ブラックベリーでは果実についたままとなる[2]。
また、イチゴやイチジクの食用部分は花托が発達して出来たものである[1]。
藻類
[編集]英語のReceptacleという言葉は、藻類、特にヒバマタ目の褐藻における分枝の末端の構造で、生殖器巣 (Conceptacle) と呼ばれる生殖器官を含む特別な組織のことも表す[3]。
脚注
[編集]- ^ a b 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,大辞林 第三版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “花托とは”. コトバンク. 2020年10月3日閲覧。
- ^ Blackberry and Raspberry — Mark Rieger
- ^ Fletcher, R.L. (1987). Seaweeds of the British Isles. Volume 3, Part 1. Natural History Museum, London. ISBN 0-565-00992-3