コンテンツにスキップ

オモダカ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オモダカ科
生息年代: Upper Cretaceous–現世[1]
セイヨウオモダカSagittaria sagittifolia
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: オモダカ科 Alismataceae
  • 本文参照

オモダカ科(オモダカか、: Alismataceae)は、被子植物の科のひとつ。 ほぼ全種が水性の多年草であり,抽水性,浮葉性,沈水性のものが知られる.

主に河川湿地で生活する湿地性・抽水性の植物。大きなものでは1メートル近いが、小さなものでは葉長は数センチメートル程度である。日本を含むアジア、南北アメリカ大陸と広範囲に分布している。模式属はサジオモダカ属

形態

[編集]

茎は短く直立する,もしくは匍匐茎となる.ランナーを出し,その先端にシュートを作るものもある.花は水上に伸びる花茎に輪生し,総状,円錐花序となるが,匍匐茎の葉の腋につけるものもある. 両性花をつけるものと単性花をつけるものがあり,雌雄異株の種もある.花は3弁である.[2]

分布、生態

[編集]

世界中に11属、約90種が生育する。湿地ため池水田などに分布する種がほとんどである。種子で繁殖するほか、塊茎や栄養芽などで繁殖する種も多い。[2]

人間との関わり

[編集]

クワイのように食用に給されるものや、サジオモダカのように薬用に用いられることもある。しかし、ウリカワオモダカなどのように水田雑草として厄介者扱いされる場合もあるほか、園芸目的やアクアリウムで栽培される場合もある。近年は「メダカのよろこぶ水草」という触れ込みのもと、ホームセンター園芸店などで販売されていることもある。また、ヘラオモダカなどはゲンゴロウなどのゲンゴロウ類の産卵用水草として重要な種でもある[3]

日本においてオモダカは「勝ち草」と呼ばれることもあり、戦国武将大名家でオモダカの葉を意匠化した沢瀉紋が家紋として使用された。前者の例には豊臣氏木下氏福島氏があり、毛利氏副紋として使用している。後者の例では徳川家譜代の家臣水野氏のそれが著名である。一般的に広まった家紋で十大家紋として扱われている。

分類

[編集]
サジオモダカ
Luronium natans
セイヨウオモダカ

日本にはオモダカ属,ヘラオモダカ属,マルバオモダカ属の3属が知られる.

オモダカ属のみが単性花で,ヘラオモダカ属およびマルバオモダカ属は両性花である.[2]

出典

[編集]
  1. Paleobiology Database: Family Alismataceae Ventenat 1799”. 2025年12月3日閲覧。
  2. 1 2 3 『日本の野生植物』平凡社、2015年、115-117頁。
  3. 山と渓谷社「田んぼの生き物図鑑」 (2013年3月5日初版第1刷発行 著者:内山りゅうISBN 9784635062862) p.225

参考文献と参考資料

[編集]

関連項目

[編集]