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サジオモダカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サジオモダカ
Alisma plantago-aquatica
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: オモダカ科 Alismataceae
: サジオモダカ属 Alisma
: ウォーター・プランテーン
A. plantago-aquatica
変種 : サジオモダカ
A. plantago-aquatica var. orientale
学名
Alisma plantago-aquatica L.
var. orientale Samuels.
シノニム

Alisma orientale
Juzepczuk

和名
サジオモダカ
沢瀉(たくしゃ)
ウォータープランテイン
英名
European water-plantain
common water-plantain
mad-dog weed

サジオモダカ(匙沢瀉・匙面高[1]学名: Alisma plantago-aquatica var. orientale)は、オモダカ科サジオモダカ属の植物。和名は、葉の形がさじ(スプーン)に似ていることによる。サジオモダカの塊茎沢瀉(たくしゃ)と呼ばれ、利尿効果などのある漢方薬として利用される。なお沢瀉という漢字は「おもだか」とも読まれ、その場合はオモダカ科植物全体のことをさす。

分布

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北日本や東アジア、中央アジアの湖沼ため池などに生息する。西日本にも見られるが、栽培個体が逸出したものであるとされる[2]

形態、生態

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多年草で、湿生植物、または抽水植物として生育する[2]。短い茎から楕円形の葉を根生し、葉の長さは5-20cm[2]

花期は7-9月、花茎は最大120cm程度になる[2]。花茎は盛んに分枝し、花柄の先に丸い3弁の花をつける。花の色は白かうすい桃色、雄しべは6本、雌しべは多数形成する[2]。地中に形成した塊茎で越冬する。

利用

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塊茎を乾燥させたものには抗腎炎作用があり、沢瀉の名で漢方薬として用いられる[3]。また塊茎には、アレルギー反応を抑制する機能を持つ可能性も示唆されている[3]

他方で、水田などで繁殖すると、水田雑草として扱われることがある。

生薬

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タクシャ
臨床データ
別名 沢瀉
投与経路 経口(粉末、湯液
法的地位
識別子
化学的および物理的データ
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関連する方剤

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脚注

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  1. ^ 匙沢瀉」『デジタル大辞泉小学館https://kotobank.jp/word/%E5%8C%99%E6%B2%A2%E7%80%89#w-510343コトバンクより2025年11月13日閲覧 
  2. ^ a b c d e 角野康郎『日本水草図鑑』(1994年、文一総合出版)p.16
  3. ^ a b 友廣教道、松田秀秋、久保道徳「漢薬・澤瀉の研究(第1報) : 澤瀉の抗 I~IV 型アレルギー作用」和漢医薬学会大会要旨集 12 p.117

関連項目

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