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「岸辺駅」の版間の差分

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[[吹田操車場]]跡地への[[吹田信号場|吹田貨物ターミナル]]の建設に先立って、[[2012年]][[3月17日]]に橋上駅舎に改築され、使用が開始された。同時にホームを[[千里丘駅|千里丘]]方へ約40メートル(2両分)延長した上で、[[エレベーター]]、[[エスカレーター]]、階段が新設された。また、線路や貨物駅をまたぐ[[ペデストリアンデッキ]]を設けることで、線路の北側と駅のアクセスが改善された。なお、この計画は[[吹田市]]が貨物駅を受け入れる条件の1つとなっていた。工事自体は[[2015年]][[3月14日]]に完成した。
[[吹田操車場]]跡地への[[吹田信号場|吹田貨物ターミナル]]の建設に先立って、[[2012年]][[3月17日]]に橋上駅舎に改築され、使用が開始された。同時にホームを[[千里丘駅|千里丘]]方へ約40メートル(2両分)延長した上で、[[エレベーター]]、[[エスカレーター]]、階段が新設された。また、線路や貨物駅をまたぐ[[ペデストリアンデッキ]]を設けることで、線路の北側と駅のアクセスが改善された。なお、この計画は[[吹田市]]が貨物駅を受け入れる条件の1つとなっていた。工事自体は[[2015年]][[3月14日]]に完成した。


この準備工事として、駅構内にあった[[キヨスク]]と[[ハートイン]]岸辺店を閉店させ、[[2009年]][[7月26日]]より改札の位置を西側へずらした(キヨスクは[[9月4日]]より仮店舗にて営業再開)。また、この工事によって駅本屋の右半分が削られ、2009年[[10月17日]]より窓口と改札口の位置が変更された。2009年[[11月21日]]より駅前ロータリーの構造が変更となり、[[2010年]][[1月17日]]からは橋上構造物準備工事のために大阪側へと両方向ともホームがずらされ、下り線は1両分、上り線は2両分の仮設ホームが完成した。
この準備工事として、駅構内にあった[[Kiosk (JRグループ)|キヨスク]]と[[ハートイン]]岸辺店を閉店させ、[[2009年]][[7月26日]]より改札の位置を西側へずらした(キヨスクは[[9月4日]]より仮店舗にて営業再開)。また、この工事によって駅本屋の右半分が削られ、2009年[[10月17日]]より窓口と改札口の位置が変更された。2009年[[11月21日]]より駅前ロータリーの構造が変更となり、[[2010年]][[1月17日]]からは橋上構造物準備工事のために大阪側へと両方向ともホームがずらされ、下り線は1両分、上り線は2両分の仮設ホームが完成した。


== 利用状況 ==
== 利用状況 ==

2024年3月20日 (水) 22:59時点における版

岸辺駅
南口(2015年8月)
きしべ
Kishibe
JR-A42 千里丘 (1.7 km)
(2.4 km) 吹田 JR-A44*
地図
所在地 大阪府吹田市岸部南一丁目16-1
北緯34度46分36.53秒 東経135度32分29.84秒 / 北緯34.7768139度 東経135.5416222度 / 34.7768139; 135.5416222座標: 北緯34度46分36.53秒 東経135度32分29.84秒 / 北緯34.7768139度 東経135.5416222度 / 34.7768139; 135.5416222
駅番号 JR-A43
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 A 東海道本線JR京都線
キロ程 546.4 km(東京起点)
京都から32.8 km
電報略号 キヘ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面4線[1](乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度-
18,789人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1947年昭和22年)4月11日[2]
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
* この間に吹田貨物ターミナル駅有り(当駅から0.9km先)。
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岸辺駅(きしべえき)は、大阪府吹田市岸部南一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線

駅番号はJR-A43。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。

概要

駅の北側には広大な吹田操車場跡地が存在していた[1]が、それを引き継いだ吹田信号場や、さらなる後身として吹田操車場跡地に新設された吹田貨物ターミナル駅とは同一構内として扱われていない。

阪急電鉄正雀駅とは徒歩6分程度の距離であり、吹田市民のほかに摂津市民も当駅を利用している。

駅名について

駅名は「岸辺」であるが地名は「岸部」である。これは当時の日本国有鉄道(国鉄)が駅名に簡便で間違いにくい表記を採用したためである。なお、岸部という地名は1889年(明治22年)の町村制施行で岸部村が発足したときに「吉志部」を簡略化したものである(吉志部神社などに古い表記が残る)。

歴史

駅構造

複々線区間内にあり、上り・下りの各内側線・外側線間に1面ずつ、計2面4線(乗降は2面2線のみ)の島式ホームを有する地上駅となっている。2012年3月17日より、ホームの上に駅舎が来る橋上駅方式となった。2012年3月16日までは、改札口とホームとは階段と地下通路で連絡している地上駅方式であった。地上駅時代はエスカレーターエレベーターは設置されていなかったが、橋上駅舎化で解消された。橋上駅舎には多目的トイレも設置されている。

分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。4線とも停車可能であるが、普通電車のみが停車する当駅では基本的に内側の2・3番ホームのみが乗降に使われるため、外側線のホームには安全柵が設置されている(ただし、JR吹田工場からの線路や貨物線は除く)。

改札機はICOCA・提携ICカード対応。LED式発車案内2002年7月29日JR京都・神戸線運行管理システムの導入に合わせて設置の2・3番のりばのみであったが、2008年2月20日より改札口にも3段表示できるものが設置された。

直営駅ではあるが駅長は配置されておらず、高槻駅(管理駅)と吹田駅(地区駅)が当駅を管理している。また、橋上駅舎化でみどりの券売機が設置された[6]

のりば

のりば 路線 方向 線路 行先
1 AJR京都線 下り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
2 A JR京都線 下り 内側線 大阪三ノ宮方面[7]
3 上り 高槻京都方面[7]
4 AJR京都線 上り 外側線 (通過列車のみのため閉鎖)
  • 路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記

橋上駅舎化工事

完成した跨線橋(2012年5月)

吹田操車場跡地への吹田貨物ターミナルの建設に先立って、2012年3月17日に橋上駅舎に改築され、使用が開始された。同時にホームを千里丘方へ約40メートル(2両分)延長した上で、エレベーターエスカレーター、階段が新設された。また、線路や貨物駅をまたぐペデストリアンデッキを設けることで、線路の北側と駅のアクセスが改善された。なお、この計画は吹田市が貨物駅を受け入れる条件の1つとなっていた。工事自体は2015年3月14日に完成した。

この準備工事として、駅構内にあったキヨスクハートイン岸辺店を閉店させ、2009年7月26日より改札の位置を西側へずらした(キヨスクは9月4日より仮店舗にて営業再開)。また、この工事によって駅本屋の右半分が削られ、2009年10月17日より窓口と改札口の位置が変更された。2009年11月21日より駅前ロータリーの構造が変更となり、2010年1月17日からは橋上構造物準備工事のために大阪側へと両方向ともホームがずらされ、下り線は1両分、上り線は2両分の仮設ホームが完成した。

利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員18,789人で、JR西日本では摂津本山駅に次いで第49位である。JR京都線で普通列車しか止まらない駅では、吹田駅に次いで第2位。駅北側の再開発により近年増加傾向にあり、2022年には、隣駅の千里丘駅を上回った。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 13,559 [* 1]
1991年(平成03年) 14,586 [* 2]
1992年(平成04年) 15,170 [* 3]
1993年(平成05年) 15,592 [* 4]
1994年(平成06年) 15,710 [* 5]
1995年(平成07年) 16,617 [* 6]
1996年(平成08年) 16,946 [* 7]
1997年(平成09年) 16,666 [* 8]
1998年(平成10年) 16,433 [* 9]
1999年(平成11年) 16,112 [* 10]
2000年(平成12年) 15,439 [* 11]
2001年(平成13年) 15,259 [* 12]
2002年(平成14年) 14,868 [* 13]
2003年(平成15年) 14,754 [* 14]
2004年(平成16年) 14,600 [* 15]
2005年(平成17年) 14,439 [* 16]
2006年(平成18年) 14,567 [* 17]
2007年(平成19年) 14,556 [* 18]
2008年(平成20年) 14,712 [* 19]
2009年(平成21年) 14,563 [* 20]
2010年(平成22年) 14,478 [* 21]
2011年(平成23年) 14,563 [* 22]
2012年(平成24年) 14,883 [* 23]
2013年(平成25年) 15,402 [* 24]
2014年(平成26年) 15,274 [* 25]
2015年(平成27年) 15,464 [* 26]
2016年(平成28年) 15,560 [* 27]
2017年(平成29年) 15,986 [* 28]
2018年(平成30年) 17,049 [* 29]
2019年(令和元年) 18,926 [* 30]
2020年(令和02年) 15,293 [* 31]
2021年(令和03年) 16,516 [* 32]
2022年(令和 4年) 18,789 [* 33]

駅周辺

北側から撮影した岸辺駅。吹田操車場跡の遙か彼方にホームの屋根だけが確認できる
岸部地下道

バス路線

阪急バス吹田市内線が発着する。特記がなければ吹田営業所の担当。

停留所名はそれぞれ「JR岸辺駅(南口)」「JR岸辺駅(北口)」。

のりば 系統・行先 備考
南口 10系統:吹田営業所前/JR吹田駅(南口)/桃山台駅 吹田営業所前方面の一部便はJR吹田駅(南口)止まり
北口1 11系統:桃山台駅
7系統阪急千里山駅 平日のみ
北口2 12系統千里中央/阪急山田駅
18系統:千里中央/阪急山田駅 この系統のみ大部分が千里営業所担当
北口3 12系統:JR吹田駅(南口)  

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
A JR京都線(東海道本線)
新快速・快速
通過
普通
千里丘駅 (JR-A42) - 岸辺駅 (JR-A43) - 吹田駅 (JR-A44)
  • 当駅 - 吹田駅間には貨物駅として吹田貨物ターミナル駅があるが、施設は貨物線のみに存在しており、当駅構内の旅客線からは直接繋がっていない。なお、同駅の前身である吹田信号場は、営業キロ上では千里丘駅 - 当駅の間に位置していた。

脚注

記事本文

出典

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 02号 大阪駅・神戸駅・鶴橋駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年8月12日、23頁。 
  2. ^ a b 「運輸省告示第93号」『官報』1947年4月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8 
  4. ^ 琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・大阪環状線の駅のホームで使用している「入線警告音」の音質を見直します
  5. ^ 「VIERRA岸辺健都」 11月17日(土曜日)グランドオープン
  6. ^ JRおでかけネット きっぷのお受け取り駅一覧
  7. ^ a b 岸辺駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月11日閲覧。

利用状況

大阪府統計年鑑
  1. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  33. ^ データで見るJR西日本:JR西日本

関連項目

外部リンク