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小林秀雄賞

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小林秀雄賞(こばやしひでおしょう)は、2002年平成14年)に創設された日本の学術賞である。主催は一般財団法人新潮文芸振興会。前身は1988年創設の新潮学芸賞であり、ノンフィクションをメインとする新潮ドキュメント賞との分離に伴って設けられた。記念品および副賞100万円が授与される。

概要

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日本を代表する文芸評論家批評家である小林秀雄生誕100年を記念して新たに創設された。日本語表現の豊かな著作(評論エッセイ)に毎年贈られる。具体的には「自由な精神と柔軟な知性に基づいて新しい世界像を呈示した作品」[1]を対象とする。ただし、小説、詩、戯曲などフィクションは対象外である。

かつては季刊誌『考える人』で毎年発表していたが、2017年の休刊以降、Web版『考える人』及び文芸誌新潮』にて毎年発表されている。

選考委員

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現在
過去

受賞作品

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第1回から第10回

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第11回から第20回

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第21回から第30回

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  • 第21回 (2022年) - 竹内康浩朴舜起『謎ときサリンジャー:「自殺」したのは誰なのか』(新潮社〈新潮選書〉)[2]
  • 第22回 (2023年) - 平野啓一郎三島由紀夫論』(新潮社)[3]
  • 第23回(2024年)- 池谷裕二『夢を叶えるために脳はある:「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』(講談社)ISBN 978-4-06-534918-2[4]
  • 第24回(2025年) - 川本三郎『荷風の昭和』《前篇》関東大震災から日米開戦まで / 《後篇》偏奇館焼亡から最期の日まで(新潮社〈新潮選書〉)[5]

脚注

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出典

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  1. ^ "第23回:賞規定."新潮社公式サイト「小林秀雄賞」. 2024年8月31日閲覧。
  2. ^ 第21回(2022年度)小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞 受賞作が決定しました!』(プレスリリース)株式会社新潮社、2022年8月26日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000685.000047877.html2025年8月30日閲覧 
  3. ^ 第22回(2023年度)小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞受賞作決定のお知らせ』(プレスリリース)株式会社新潮社、2023年8月25日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001131.000047877.html2025年8月30日閲覧 
  4. ^ 第23回(2024年度)小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞受賞作決定のお知らせ』(プレスリリース)株式会社新潮社、2024年8月30日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001635.000047877.html2025年8月30日閲覧 
  5. ^ 第24回(2025年度)小林秀雄賞・新潮ドキュメント賞受賞作決定のお知らせ』(プレスリリース)株式会社新潮社、2025年8月29日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002327.000047877.html2025年8月30日閲覧 

外部リンク

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