女流名人戦 (囲碁)

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女流名人戦(じょりゅうめいじんせん)は、1988年に創設された囲碁女流棋士による棋戦で、日本棋院関西棋院の棋士が参加する。優勝者は女流名人の称号を得る。1-20期は夕刊フジ、21-31期は産経新聞が日本棋院とともに主催した。2019年7月、産経新聞が紙面上で主催を終えることを発表した。

概要[編集]

  • 主催 日本棋院夕刊フジ(1-20期)、産経新聞(21-31期)
  • 協賛 共立住販(1 - 2期)、大正海上火災保険・三井海上火災保険(3 - 8期)、NTT(9-10期)、NTTデータ(11期)、日本生命(13期 - )[要出典]
  • 協力 関西棋院、クイーポ
  • 名称 全日本女流囲碁名人戦(1-6期)、女流名人戦(7-31期)
  • 優勝賞金 350万円(29-31期)
    • 2012年(24期)までは510万円、2013年(25期)から2016年(28期)までは500万円
  • 2008年の第21期より主催紙が夕刊フジから産経新聞へ変更された[1]
  • 第31期の挑戦手合三番勝負第3局観戦記(下)が掲載された産経新聞大阪本社発行の夕刊紙面上で、産経新聞社が主催を終えることが発表された。産経新聞社は産経プロアマトーナメント戦の主催も2018年度を最後に終了しており、女流名人戦の終了で夕刊での囲碁観戦記連載そのものが終了となった。
  • 本棋戦が1988年に創設される前、1973-75年に、同名の囲碁棋戦「女流名人戦」(主催:日本テレビ)が行われていた(後述)。また中国韓国にも囲碁の「女流名人戦」がある。
  • また5連覇により名誉女流名人の資格を得る。謝依旻が、名誉女流名人の資格保持者。襲名は、現役引退後もしくは60歳を過ぎた後となる。

実施方式[編集]

  • 第1-2期は、予選勝ち抜き者8名によるスイス式トーナメント方式4回戦で優勝者を決定。予選にアマチュアも参加した。
  • 第3期より、16名による敗者復活方式によるトーナメント戦を勝ち抜いた挑戦者が、前年の女流名人に挑戦する。
  • 第21期より主催紙が産経新聞へ変更されたのに合わせて、囲碁の女流棋戦としては初めてリーグ戦方式が採用された。
    • リーグの定員は7名。リーグの優勝者が挑戦手合に出場。残留は上位4名。
  • 第30期より、再び16名によるトーナメント戦に。優勝者が挑戦手合出場[2]
  • 挑戦手合は三番勝負。
  • コミは第1-15期は5目半、16期より6目半。
  • 持時間は、第1-15期は各5時間、16期から各4時間、19期から各3時間。


歴代優勝者と挑戦手合[編集]

(左が優勝者)

  1. 1989年 宮崎志摩子
  2. 1990年 青木喜久代
  3. 1991年 杉内寿子 2-1 青木喜久代
  4. 1992年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
  5. 1993年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
  6. 1994年 杉内寿子 2-1 小川誠子
  7. 1995年 加藤朋子 2-0 杉内寿子
  8. 1996年 西田栄美 2-1 加藤朋子
  9. 1997年 西田栄美 2-0 小川誠子
  10. 1998年 西田栄美 2-0 小川誠子
  11. 1999年 青木喜久代 2-0 西田栄美
  12. 2000年 青木喜久代 2-0 小林泉美
  13. 2001年 小林泉美 2-0 青木喜久代
  14. 2002年 青木喜久代 2-0 小林泉美
  15. 2003年 小林泉美 2-0 青木喜久代
  16. 2004年 小林泉美 2-0 祷陽子
  17. 2005年 小山栄美 2-1 小林泉美
  18. 2006年 青木喜久代 2-0 小山栄美
  19. 2007年 加藤啓子 2-1 青木喜久代
  20. 2008年 謝依旻 2-0 加藤啓子
  21. 2009年 謝依旻 2-1 知念かおり
  22. 2010年 謝依旻 2-0 向井千瑛
  23. 2011年 謝依旻 2-1 向井千瑛
  24. 2012年 謝依旻 2-0 向井千瑛
  25. 2013年 謝依旻 2-0 奥田あや
  26. 2014年 謝依旻 2-1 加藤啓子
  27. 2015年 謝依旻 2-0 鈴木歩
  28. 2016年 謝依旻 2-1 青木喜久代
  29. 2017年 藤沢里菜 2-0 謝依旻
  30. 2018年 藤沢里菜 2-0 矢代久美子
  31. 2019年 藤沢里菜 2-1 謝依旻

記録[編集]

  • 最多優勝 謝依旻 9回
  • 最多連覇 謝依旻 9連覇
  • 最年少優勝 謝依旻 18歳3か月(第20期女流名人戦)

◯●は女流名人から見た勝敗、網掛けの対局者が勝者。

リーグ戦[編集]

第21期から第29期にかけて行われた。◎はタイトル挑戦権獲得者。▼はリーグ陥落。5期以上のタイトルを獲得した棋士の名前には着色している(参考)。

女流名人 1 2 3 4 5
21 謝依旻 加藤啓子 小林泉美 梅沢由香里 鈴木歩 吉田美香 知念かおり 向井千瑛
22 謝依旻 知念かおり 鈴木歩 加藤啓子 梅沢由香里 吉田美香 向井千瑛 ◎ 奥田あや
23 謝依旻 向井千瑛 ◎ 鈴木歩 梅沢由香里 吉田美香 小山栄美 奥田あや 万波奈穂
24 謝依旻 向井千瑛 ◎ 鈴木歩 吉田美香 奥田あや 桑原陽子 矢代久美子 万波奈穂
25 謝依旻 向井千瑛 鈴木歩 吉田美香 奥田あや ◎ 加藤啓子 大澤奈留美 石井茜
26 謝依旻 奥田あや 向井千瑛 鈴木歩 吉田美香 加藤啓子 ◎ 知念かおり 石井茜
27 謝依旻 加藤啓子 向井千瑛 鈴木歩 ◎ 知念かおり 青木喜久代 万波奈穂 石井茜
28 謝依旻 鈴木歩 青木喜久代 ◎ 万波奈穂 加藤啓子 藤沢里菜 知念かおり 奥田あや
29 謝依旻 青木喜久代 奥田あや 藤沢里菜 ◎ 鈴木歩 榊原史子 加藤啓子 石井茜

旧女流名人戦[編集]

NTV女流名人戦と呼ぶこともある。

  • 主催 日本テレビ
  • 優勝者と決勝戦(決勝1番勝負)
  1. 1973年 木谷禮子 - 小川誠子
  2. 1975年 木谷禮子 - 伊藤友恵

(第2期で終了)

脚注[編集]

  1. ^ 産経新聞 囲碁「女流名人戦」を主催(2008年3月26日)
  2. ^ 第30期 女流名人戦 日本棋院

外部リンク[編集]

女流棋戦年間
女流棋聖 女流名人 女流立葵杯 扇興杯 女流本因坊
1-2月 3月 6‐7月 7月 10‐11月