ワールド碁チャンピオンシップ
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ワールド碁チャンピオンシップ(ワールドごチャンピオンシップ)は、囲碁の国際棋戦。
第1回は2017年に行われ、日本、中国、韓国の代表棋士と、コンピュータ囲碁ソフトの代表の4選手によって行われ、囲碁AIが人間と混合の大会に出場することで注目を集めた。2018年第2回は、中華台北を加えた6名の棋士、2019年第3回は日中韓のシード棋士と、国際予選勝ち抜き者の8名よって行われた。
過去の成績
[編集](決勝戦、左が優勝者)
第1回
[編集]- 主催 日本棋院
- 協賛 NTTドコモ、三井住友カード、大和証券グループ、阪急電鉄
- 特別協力 日本経済新聞
- 協力 阪急阪神ホテルズ、日本航空、ドワンゴ
- 特別後援 囲碁将棋チャンネル
- 優勝賞金 3000万円
2017年3月21-23日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われ、各対局は、幽玄の間、ニコニコ動画、囲碁プレミアム、YouTubeなどで生中継された。
出場選手と方式
[編集]- 出場選手
- 対戦は4選手の総当たりリーグ戦
- ルールは日本ルール、コミは6目半
- 持時間は各3時間、残り5分から秒読み
成績
[編集]朴 | 羋 | DZG | 井山 | 勝敗 | 順位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
朴廷桓 | - | ○ | ○ | ○ | 3-0 | 1 |
羋昱廷 | × | - | ○ | ○ | 2-1 | 2 |
DeepZenGo | × | × | - | ○ | 1-2 | 3 |
井山裕太 | × | × | × | × | 0-3 | 4 |
第2回
[編集]2018年第2回は、日本、中国、韓国、中華台北のランキング上位棋士と、第1回優勝者朴廷桓の計6名の棋士が出場して、トーナメント戦で、3月17-19日に、日本棋院で行われた。
- 主催 日本棋院
- 協賛 NTTドコモ、三井住友カード、阪急電鉄、囲碁将棋チャンネル
- 特別協力 日本経済新聞
- 協力 日本航空、ドワンゴ
- 優勝賞金 2000万円
ルール等は第1回に同じ。
成績
[編集](左が勝者)
- 1回戦 柯潔(中国) - 申眞諝(韓国)、山下敬吾(日本) - 王元均(中華台北)
- 1回戦シード:朴廷桓(韓国)、井山裕太(日本)
- 準決勝 朴廷桓 - 柯潔、井山裕太 - 山下敬吾
- 決勝戦 朴廷桓 - 井山裕太
第3回
[編集]2019年第3回「ワールド碁チャンピオンシップ 2019」は、日本、中国、韓国のシード棋士、日本、中国、韓国、中華台北による国際予選勝ち抜き者(一般枠2名、シニア枠1名)、前回優勝者朴廷桓の計8名の棋士が出場して、トーナメント戦で、3月18-20日に、日本棋院で行われた。またエキシビションとして「囲碁AI+女流棋士」ペア碁マッチが4組のペアによって行われた。
- 主催 日本棋院
- 特別協賛 阪急電鉄、三井住友カード、NTTドコモ、囲碁・将棋チャンネル
- 協賛 日本ペア碁協会、サードウェーブ、22世紀研究所
- 特別協力 日本経済新聞
- 協力 日本航空、阪急阪神ホテルズ
- 優勝賞金 2000万円
ルール等は第1回に同じ。
成績
[編集](左が勝者)
- 準決勝 朴廷桓 - 申眞諝、柯潔 - 井山裕太
- 決勝戦 朴廷桓 - 柯潔
エキジビション
[編集]日本、中国、韓国、中華台北の4ヵ国地域の「囲碁AI+女流棋士」ペアにより、3月17日にペア碁のトーナメント戦で行われた。優勝賞金は60万円。
参考文献
[編集]- 『碁ワールド』2017年5月号