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八王子医療刑務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出入口外観

八王子医療刑務所(はちおうじいりょうけいむしょ)は、かつて存在した法務省矯正局東京矯正管区に属する刑務所。全国4箇所の医療刑務所のうちのひとつであった。通称「八刑(はちけい、はっけい)」。2018年1月に東京都昭島市に新設された国際法務総合センター内に東日本成人矯正医療センターとして移転し、閉所した。跡地は、「八王子駅南口集いの拠点」として整備される予定である。

所在地

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収容分類級

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  • M級
  • P級
  • MW級
  • PW級

身体や精神に障害のあるものを収容する。

  • A級
  • W級

犯罪傾向の進んでいない健康な男女も収容する。

収容定員

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  • 433人

沿革

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組織

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所長の下に3部を持つ3部制である。

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 処遇部(処遇担当、企画担当)
  • 医務部(保健課、医療第一課、医療第二課、医療第三課、看護課)

外観・設備

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特記事項

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  • 精神障害のある受刑者のための作業療法として紙細工、園芸等を実施していた。
  • 職員の教育訓練のため准看護師養成所が設けられていた。
  • 全国に4箇所ある医療刑務所の中で、唯一、受刑者に対して終末期ケアを行なっていた[3]

著名な受刑者

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受刑者ではないが、永山則夫は1974年に数ヶ月にわたって鑑定留置(精神鑑定のための留置)された。

脚注

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出典

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  1. ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』p.273 柏書房 2007年
  2. ^ 八王子駅南口集いの拠点整備|八王子市公式ホームページ”. www.city.hachioji.tokyo.jp. 2019年2月18日閲覧。
  3. ^ “「終末期ケア」で更生を=重症受刑者に実施—医師不足や世論反発課題・医療刑務所”. ウォール・ストリート・ジャーナル. 時事通信社. (2013年6月15日). オリジナルの2013年6月25日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20130625131715/http://jp.wsj.com/article/JJ11345720948389813350620240636843517145968.html 2013年6月15日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)

参考文献

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座標: 北緯35度38分58.6秒 東経139度20分8.9秒 / 北緯35.649611度 東経139.335806度 / 35.649611; 139.335806