リバーシブル (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
リバーシブル
愛称・略称 一番ディープな岡崎本 リバ!
ジャンル タウン情報誌
刊行頻度 月刊(毎月20日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 無料(0円)
出版社 株式会社リバーシブル
刊行期間 1980年3月 - 現在
ウェブサイト http://www.reversible.co.jp/

リバーシブル』は、愛知県三河地方・岡崎市を対象地域とする月刊のタウン情報誌。正式な誌名は『一番ディープな岡崎本 リバ!』。略称リバ!

概要[編集]

1980年3月20日に創刊された[注 1]。創刊号(4月・5月号)はA5版、発行部数5,000部、1冊250円だった。発行元は株式会社ペーパードール。

岡崎市明大寺町の喫茶店「ペーパードール」の経営者(鈴木雅美、男性)が独自に発行していた新聞を原点とする。鈴木はその後、東岡崎駅の「えきまえ会」の広報新聞「えきまえ」の制作に参加。同新聞を元に1年半の準備期間を経て『リバーシブル』は発行された[1][2][3]。名前は、岡崎市の中心を川(矢作川乙川)が流れていることからとられた[1]。ロゴの「REVERSIBLE」は語頭の「R」が左右反転している。創刊から今日に至るまで頒布ルートは会員制をとっている。

地域の情報発信と交流を目的とした雑誌であるが、当初から各界著名人に対するインタビューを積極的に行った。ジョージ川口(1981年6月号)、秋吉敏子(1981年8月号)、石森章太郎(1982年1月号)、黒柳徹子(同号)、西田敏行(1982年2月号)、渡辺貞夫(1982年7月号)、岡村孝子(1982年7月号、1985年12月号)、冨田勲(1983年3月号、1983年9月号)、あみん(1983年10月号)、中嶋悟(1984年11月号)などがその例。

初期の頃は、『POPEYE』、『ビックリハウス』、『週刊少年マガジン』、『写楽』、『LIFE』などの雑誌のパロディのページがあった。

創刊から25年目を迎えた2005年、長らく続いた有料販売というスタイルを改め、10月号から無料誌となった。A5版からA4版となり、誌名も『一番ディープな岡崎本 リバ!』に変わった。

2012年11月号(10月20日発行)にて、まだデビュー前だった「オカザえもん」をいち早く特集した[注 2]

公式キャラクターとして、岡崎城とジャズと八丁味噌を掛け合わせた「味噌崎城」が存在する。

沿革[編集]

鈴木雅美[編集]

創刊者の鈴木雅美の経歴は以下のとおり。1948年、岡崎市生まれ。愛知県立岡崎高等学校卒業後、多摩美術大学に進学。1971年に大学を中退し明大寺町に喫茶店「ペーパードール」を開業した[2]。そして前述のとおり1980年3月に『リバーシブル』を創刊した。

1990年11月4日の岡崎市議会議員補欠選挙(定数17)に無所属で立候補し、初当選。1996年7月、岡崎市長選挙へ立候補するも落選。同年10月の市議選で3期目の当選を果たした。

1999年9月29日、前年6月に女性2人(ひとりは美術家)に対し殴るなどの暴行を加えていたことが明らかになった[9]。この事件の影響を受け、2000年と2004年の市議選はどちらも落選した。2004年12月をもって『リバーシブル』の経営から退いた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 中日新聞系列のミニコミ新聞「岡崎ホームニュース」もほぼ同時に創刊された(1980年3月22日)。
  2. ^ オカザえもんが初めて公の場に姿を現したのは、2012年10月31日に行われた現代美術展「岡崎アート&ジャズ2012」の内覧会[4]
  3. ^ 国治天文台は1958年9月14日、市内洞町字新池に建てられた天文台。取り壊された跡地には今は何もない。
  4. ^ 「あみん」のメンバーの岡村孝子は、岡崎市立矢作西小学校岡崎市立矢作中学校愛知県立岡崎北高等学校の出身者。
  5. ^ 映画『アイコ十六歳』の準主役を務めた河合美佐は現役の岡崎北高生だった。
  6. ^ 1985年7月刊行の『東京女子高制服図鑑』(弓立社)に触発された特集と思われるが、同書が女性の制服に特化したのに対し、『リバーシブル』の同特集は男女共に取り上げた。
  7. ^ 岡崎博は、1963年4月1日から5月10日まで開催された博覧会。正式名称は「岡崎博―花と産業科学大博覧会」。
  8. ^ 葵博は、1987年3月21日から5月17日まで開催された博覧会。正式名称は「葵博―岡崎'87」。
  9. ^ 1996年8月、愛産大三河高校は第78回全国高等学校野球選手権大会に愛知県代表として初出場した。
  10. ^ ガロの大野真澄は、岡崎市立根石小学校岡崎市立甲山中学校の出身者[5]
  11. ^ 岡崎市額田地区在住の現代美術家・国島征二の取材記事を含む。
  12. ^ 内藤ルネは翌年、2007年10月に死去した。
  13. ^ 第1回「岡崎ジャズストリート」は2006年11月4日、5日に開催された。
  14. ^ グレート家康公「葵」武将隊は、2011年4月30日に結成された岡崎市の観光PR部隊。
  15. ^ 2013年1月、星城高校男子バレーボール部は史上4校目の三冠を達成した。部員のうち、スタメン3人を含む6名が岡崎市の出身者だった。なお同校バレーボール部は翌年、2年連続三冠に輝いた[6]
  16. ^ 2014年3月30日、市内康生地区の商業施設「シビコ」にオカザえもんの公式ショップ「OKAZAEMON STORE」がオープン[7]。「アート・トランジット・オカザキ」はその店の正式名称である。
  17. ^ 2014年8月1日、「岡崎城下家康公夏まつり」のイベントの一環として、中嶋一貴、中嶋大祐兄弟によるレーシングカーのデモランが行われた[8]。同特集で大祐は「このイベントはこの業界でもとても意味のあることなんです。ホンダトヨタが一緒に走ることなんて昔だったら考えられなかったでしょうしね」と述べている。

出典[編集]

  1. ^ a b 東海愛知新聞』1980年3月23日、2面 「岡崎を『面白い街』に タウン誌リバーシブル 喫茶店経営者らが創刊」。
  2. ^ a b 『リバーシブル』2005年8月号、51頁。
  3. ^ 『一番ディープな岡崎本 リバ!』2012年5月号、8-9頁。
  4. ^ 岡崎アート&ジャズ2012Facebook - オカザえもん記者発表会
  5. ^ 「トップフォーラム21」2012年10月13日・オンデマンド放送FMおかざき
  6. ^ スポケン!放送内容 - 史上初!2年連続高校3冠 ~星城高校バレー部~名古屋テレビ【メ~テレ】
  7. ^ 中日新聞 2014年3月28日、朝刊、西三河版、21面 「『シビコ』からアート発信」
  8. ^ “岡崎で一貴&大祐がデモラン。多数のファン集める”. オートスポーツWeb. (2014年8月4日). http://as-web.jp/news/info.php?c_id=8&no=58933 2014年8月22日閲覧。 
  9. ^ 『中日新聞』1999年9月30日付朝刊、西三河版、20面、「岡崎市議暴行事件 またか、市民にやりきれなさ 民主市民ク 会派離脱認める 議長への暴行では先頭に立ち追求 オンブズマンも戸惑い」。

参考文献[編集]

  • 『新編 岡崎市史 現代 5』(新編岡崎市史編さん委員会、1985年12月28日発行)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]