ラージャイ・デービス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ラジャイ・デービス
  • ラージャイ・デービス
  • ラージェイ・デービス
  • ラハイ・デービス
ラジェイ・デービス
Rajai Davis
クリーブランド・インディアンス #20
IMG 0031 Rajai Davis.jpg
タイガース時代(2014年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 コネチカット州ノーウィッチ
生年月日 1980年10月19日(36歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2001年 ドラフト38巡目(全体1134位)でピッツバーグ・パイレーツから指名
初出場 2006年8月14日 ミルウォーキー・ブルワーズ
年俸 $5,250,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ラジェイ・ラービー・デービスRajai Lavae Davis, 1980年10月19日 - )は、アメリカ合衆国コネチカット州ノーウィッチ出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。MLBクリーブランド・インディアンスに所属。

姓のRajaiは、メディアによって表記揺れが見られるが、発音記号は[rah-jay]であり「ラジェイ]である。尚、この場合の「h」は長音記号ではないため伸ばさない[2]

経歴[編集]

プロ入りとパイレーツ時代[編集]

2001年6月5日に行われたMLBドラフトピッツバーグ・パイレーツから38巡目(1134位)指名を受け、6月26日に契約が成立してプロ入り。この年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツとA-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版でプレーを始める(32試合出場)。

2002年に、ルーキー級ガルフ・コースト、A-級ウィリアムズポート、A級ヒッコリー・クロウダッズの3球団合計で65試合打率.380・出塁率.440・OPS .977・26盗塁と言うハイレベルな数字を叩き出し、ガルフ・コーストリーグのオールスターに出場した他、Topps 社のルーキー級とA-級のオールスターにも選出された[3]

2003年は、A級ヒッコリーで125試合に出場して打率.305・出塁率.383・40盗塁の成績を残し、サウス・アトランティックリーグのオールスターに出場。

2004年は、元々はスイッチヒッターだったが、当年のシーズン前から右打席に専念[4]。A+級リンチバーグ・ヒルキャッツで127試合に出場して打率.314・出塁率.388・OPS.812・57盗塁(A+級最多)の好成績マークし、9月1日カロライナリーグのオールスターに出場した他、シーズン終了後、ベスト・ストライクゾーン・ディシプリンとファステスト・ベースランナーに選出された[5]

2005年はAA級アルトゥーナ・カーブにステップアップし、123試合に出場して打率.281・出塁率.351・45盗塁。7月13日イースタンリーグのオールスターに出場するなど[3]マイナーリーグにおいて着実にキャリアを積み重ねる。

2006年はAAA級インディアナポリス・インディアンスにステップアップし、100試合に出場して打率.283・45盗塁と好調を維持すると、8月14日ミルウォーキー・ブルワーズ戦においてメジャーデビュー。7回裏に代打として登場し、右飛に倒れたが、8月26日シカゴ・カブス戦でカルロス・ザンブラーノから初安打となる二塁打を放った。ほとんど代打代走要員で[6]、目立った成績は残せなかったが、シーズン終了後、二度目となるファステスト・ベースランナーに選出されている[7]

2007年は、AAA級インディアナポリスで53試合に出場して打率.318・出塁率.384・OPS.853・27盗塁と結果を出すと、6月5日以降はメジャー定着[8]。主に一番打者中堅手でスタメン出場[9]

ジャイアンツ時代[編集]

2007年7月31日マット・モリスとのトレードで、スティーブ・マクファーランドとともにサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍、その翌日から1番打者・中堅手で出場。ジャイアンツでは51試合の出場ながら、デーブ・ロバーツに次ぐチーム2位の17盗塁を記録した。しぶとい打撃を披露した他[10]、1番打者として出場した試合では打率.293 ・ 出塁率.367と[9]、リードオフの重責を果たした。

2008年は開幕から不振が続き、4月19日DFAとなり、ウェイバー公示された。

アスレチックス時代[編集]

2008年4月23日オークランド・アスレチックスへ移籍した。

2009年途中にレギュラーの座をつかみ、規定打席未到達ながら41盗塁をマーク。

2010年には50盗塁を記録した。

ブルージェイズ時代[編集]

ブルージェイズ時代(2012年)

2010年11月17日ダニー・ファーカートリスタン・マグナソンとのトレードで、トロント・ブルージェイズに移籍。

2011年1月18日、ブルージェイズと2年575万ドル(3年目の2013年は300万ドルの球団オプション)の契約で合意した[11]

2012年はリーグ2位の46盗塁を記録。オフにオプションを破棄されたが、50万ドルのバイアウトと年俸250万ドルの1年契約で残留が決まった[12]

2013年10月31日FAとなった。

タイガース時代[編集]

2013年12月11日デトロイト・タイガースと2年契約を結んだ[13]

2014年、自己2位となる494打席に立ち、打率.282・得点圏打率.302、8本塁打を放った。51打点を挙げた。盗塁を36決め、6年連続30盗塁以上(厳密には34盗塁以上)・通算300盗塁を達成した。2014年レギュラーシーズン終了時点での通算304盗塁は、現役12位だった[14]

2015年は112試合に出場し、打率.258・自己ベストタイの8本塁打・30打点という打撃成績を残した。走塁面のスタッツでは、リーグ3位となる11本の三塁打を放ったが、盗塁が前年から半減となる18個に留まり、連続30盗塁以上は6年でストップした。外野の守備は、中堅手左翼手でプラスのDRSを記録した。同年11月2日にFAとなった[15]

インディアンス時代[編集]

2015年12月17日クリーブランド・インディアンスと1年525万ドルの契約を結んだ[16]

2016年7月2日トロント・ブルージェイズ戦でサイクルヒットを達成した。本塁打三塁打二塁打単打の順番に達成するリバースサイクルと呼ばれる記録で、メジャー史上6度目の快挙だった[17]。この年はセンターをメインに、レフトも守りながら134試合に出場。規定打席には届かなかったが、3シーズンぶりの40超となる43盗塁を決め、ア・リーグ盗塁王のタイトルを獲得した。打撃としては、打率.249・106三振と粗さが目立ったが、自己最多の12本塁打を放った。守備はまずく、センター80試合では3失策守備率.981・DRS - 5、レフト66試合で2失策・守備率.978・DRS - 3という内容だった。シカゴ・カブスとのワールドシリーズでは、第7戦の8回裏にカブスの守護神アロルディス・チャップマンから起死回生の同点2ランを放ち、最終的に試合には敗れたものの球場を大いに沸かせた。

プレースタイル[編集]

左投手に強く、スピードはトップクラス[18]だが、守備範囲はあまり広くはなく、守備自体も上手い方ではない。
マイナーリーグ時代には、2003年から4年連続40盗塁以上を記録。2004年の57盗塁はリーグ最多、2006年の45盗塁は2位だった。尚、2007年はAAA級で27盗塁・MLBで22盗塁とキャリア合算で40盗塁を記録している[19]。メジャー昇格後は、2009年から6年連続30盗塁以上、2007年から8年連続20盗塁以上、同じく2016年時点で10年連続2ケタ盗塁をマークしている[20]
打席では積極的に打つ傾向にあり、四球の数は少ない。そのため、出塁率はあまり高くない。

マイナー7年間の通算成績は、打率.305 ・ 出塁率.375 ・ OPS.782 ・ 251盗塁。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2006 PIT 20 17 14 1 2 1 0 0 3 0 1 3 1 0 2 0 0 3 0 .143 .250 .214 .464
2007 24 57 48 6 13 2 1 0 17 2 5 2 1 1 7 0 0 3 1 .271 .357 .354 .711
SF 51 162 142 26 40 9 1 1 54 7 17 4 2 0 14 1 4 25 0 .282 .363 .380 .743
'07計 75 219 190 32 53 11 2 1 71 9 22 6 3 1 21 1 4 28 1 .279 .361 .374 .735
2008 12 19 18 2 1 0 0 0 1 0 4 0 0 0 1 0 0 6 0 .056 .105 .056 .161
OAK 101 207 196 28 51 5 4 3 73 19 25 6 2 1 7 0 1 34 1 .260 .288 .372 .660
'08計 113 226 214 30 52 5 4 3 74 19 29 6 2 1 8 0 1 40 1 .243 .272 .346 .618
2009 125 432 390 65 119 27 5 3 165 48 41 12 2 4 29 0 7 70 12 .305 .360 .423 .784
2010 143 561 525 66 149 28 3 5 198 52 50 11 1 5 26 0 4 78 10 .284 .320 .377 .697
2011 TOR 95 338 320 44 76 21 6 1 112 29 34 11 1 1 15 0 1 63 4 .238 .273 .350 .623
2012 142 487 447 64 115 24 3 8 169 43 46 13 1 4 29 3 6 102 8 .257 .309 .378 .687
2013 108 360 331 49 86 16 2 6 124 24 45 6 1 2 21 0 5 67 8 .260 .312 .375 .687
2014 DET 134 494 461 64 130 27 2 8 185 51 36 11 3 3 22 0 5 75 7 .282 .320 .401 .721
2015 112 370 341 55 88 16 11 8 150 30 18 8 1 3 22 0 3 76 5 .258 .306 .440 .746
2016 CLE 134 495 454 74 113 23 2 12 176 48 43 6 1 2 33 0 5 106 9 .249 .306 .388 .693
通算:11年 1201 3999 3687 544 983 199 40 55 1427 353 365 93 17 26 228 4 41 708 65 .267 .314 .387 .701
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル[編集]

背番号[編集]

  • 10 (2006年 - 2007年途中)
  • 28 (2007年途中 - 2008年途中)
  • 38 (2008年途中 - 同年終了)
  • 11 (2009年 - 2013年)
  • 20 (2014年 - )

テレビ出演[編集]

日本TBS系で放送された正月番組「最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦2008年大会に出場、モンスターボックス16段(メジャーリーグタイ記録) ・ ULTIMATE GUYS 1分36秒12 ・ ショットガンタッチ13m00cm(メジャーリーグ記録、世界歴代9位タイ)など活躍、総合5位に食い込んだ。

脚注[編集]

  1. ^ Rajai Davis Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年6月26日閲覧。
  2. ^ Rajai Davis BASEBALL-REFERENCE.com
  3. ^ a b Awards/Honors:” (英語). MiLB.com. 2008年3月17日閲覧。
  4. ^ Biography:” (英語). The Official Site of The San Francisco Giants. 2008年3月17日閲覧。
  5. ^ John Perrotto (2004年11月15日). “2005 Pittsburgh Pirates Top 10 Prospects” (英語). baseball america. The Enthusiast Network. 2015年12月21日閲覧。
  6. ^ Rajai Davis 2006 Batting Gamelogs” (英語). baseball-reference.com. 2008年3月17日閲覧。
  7. ^ Prospects: Rankings: Organization Top 10 Prospects: Pittsburgh Pirates: Top 10 Prospects” (英語). baseball america. The Enthusiast Network (2007年1月31日). 2015年12月21日閲覧。
  8. ^ Transactions / Injuries / Suspensions” (英語). sportsnet.ca. 2008年3月17日閲覧。
  9. ^ a b Splits Batting:2007 , By Position , By Batting Order” (英語). ESPN. 2008年3月17日閲覧。
  10. ^ BB/K Graphs” (英語). FanGraphs. 2008年3月17日閲覧。
  11. ^ “Brandon Morrow, Rajai Davis have deals” (英語). Associated Press. ESPN. (2011年1月18日). http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=6033503 2015年12月21日閲覧。 
  12. ^ Blue Jays exercise option on Darren Oliver, re-sign Rajai Davis thestar.com
  13. ^ “Tigers agree to terms with Rajai Davis” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Detroit Tigers), (2013年12月11日), http://m.tigers.mlb.com/news/article/64596010 2015年12月21日閲覧。 
  14. ^ Active Leaders & Records for Stolen Bases BASEBALL-REFERENCE.com
  15. ^ Transactions | Detroit Tigers” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
  16. ^ Scott Merkin (2015年12月17日). “Davis brings versatility to Tribe's outfield, lineup” (英語). MLB.com. 2015年12月21日閲覧。
  17. ^ インディアンス デービスが“リバースサイクル”MLB史上6度目の珍事”. スポニチアネックス (2016年7月3日). 2016年7月4日閲覧。
  18. ^ PECOTA , Rajai Davis” (英語). baseball prospectus.com. 2008年3月17日閲覧。
  19. ^ Rajai Davis Register Statistics & History” (英語). Baseball Reference.com. 2016年7月5日閲覧。
  20. ^ Rajai Davis Statistics and History” (英語). Baseball Reference.com. 2016年7月5日閲覧。

外部リンク[編集]