プーティン
プーティン(英語発音puːˈtiːn/)(仏: Poutine)(仏語発音[putin]プティーヌ)は、フライドポテトにグレイビーソースと粒状のチーズカード(英: Cheese Curds、仏: Fromage en grains)をかけたファーストフード形式の食べ物。代表的なカナダ料理である。また、アカディア人のダンプリング状の伝統料理の総称でもある。
ケベック・フランス語の発音では「プーツィーヌ」に近い(国際音声記号[pʊʦɪn]、音声)。
プーティン(ファストフード)[編集]
プーティンは1950年代後半、ケベック州で生まれた。厳密な発祥地には、諸説がある。カナダ内のほとんどのショッピングセンターのフードコートで食べることが出来る。又ステーキなどと一緒に付いてくることもある。グレイビーソースがかかっているためフォークを使って食べる。
カナダ国内では、マクドナルド[1]、A&W[2]、ケンタッキーフライドチキンやバーガーキング[3]等のアメリカ合衆国資本のファストフード店でも販売されている。また、多くのカナダ国内の学生食堂でも販売されている。
アカディア人のプーティン[編集]
プーティンには、塩味のものと甘いものがある。ジャガイモをすりおろして作ったダンプリング状のプーティンや、小麦粉で作った団子状のプーティンはスープに入れて煮る。ニューブランズウィック州南東部、モンクトン付近の伝統料理プーティーヌ・ラペ (Poutine Râpée) は、すりおろしたジャガイモとマッシュポテトを混ぜて作ったソフトボール大の団子の中に塩漬けの豚のばら肉が入り、メープルシロップ、モラセス、ケチャップ等をかけて食べる。ダンプリングはフランスの伝統料理ではないが、ドイツにはクネーデル等よく似た料理が存在するため、フランス系移民がアカディアでドイツからの移民と接触した結果、アカディア人の料理に取り入れられたと考えられている。スウェーデンのクロップカーカとも類似する。
甘いプーティンはデザートになる。プーティーヌ・ア・トゥルー (Poutine à Trou)、プーティーヌ・アン・サック (Poutine en Sac) は小麦粉を水で捏ねて作った生地で果物を包んで蒸した菓子である。プーティーヌ・オ・パン (Poutine au Pain) はブレッドプディングのことで、四角いフルーツパイもプーティンと呼ばれる。
アカディア人のプーティンは、アカディア人が多い地域以外ではほとんど知られていない。現在アカディアと呼ばれる地域では、ニューブランズウィック州北東部カラケット の近くのアカディア歴史村をはじめとする、アカディア人の昔の生活を再現したテーマパーク等でプーティンを食べることができる他、缶詰のプーティーヌ・ラペもスーパーマーケットなどで市販されている。
語源[編集]
英語の「プディング (Pudding)」から転訛したとする説が、最も有力である。
参考文献[編集]
- ^ Day, Adam. “Oh Canada, we stand on guard for ... poutine?”. The Digital Times. Kamloops, BC: Journalism Students at Thompson Rivers University. 2008年5月19日閲覧。
- ^ “Nutritional Facts — Small Poutine”. A&W Trade Marks. 2008年5月19日閲覧。
- ^ “Our menu — Poutine”. Burger King. 2008年5月19日閲覧。 [リンク切れ]
Marielle Cormier-Boudreau and Melvin Gallant. A Taste of Acadie. Goose Lane, Fredericton, N.B., Canada.