A&Wレストラン

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A&Wレストラン
A&W Restaurants, Inc.
略称 A&W
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ケンタッキー州ルイビル
設立 1922年
業種 飲食店
事業内容 ファストフードレストラン
従業員数 48万7000人
主要株主 ヤム・ブランズ 100%
外部リンク http://www.awrestaurants.com/
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A&Wレストラン(エイアンドダブリュレストラン、A&W Restaurants, Inc.)は、アメリカ合衆国カナダインドネシア日本沖縄県などに展開するハンバーガールートビアなどを主力商品とするファストフードチェーンの本社企業である。ケンタッキーフライドチキンなどを所有するヤム・ブランズの傘下である。

炭酸飲料であるルートビアA&Wルートビア)が飲めることを最大のセールスポイントとしており、そのこだわりから店内ではガラス製ジョッキで出され、お代わり自由である。またハンバーガーなどのファストフードはより本場のアメリカンスタイルを意識したものである。

かつては、この「A&Wルートビア」ブランドを保有していたが、現在はドクターペッパー・スナップル・グループ  (Dr Pepper Snapple Groupの手に渡っている。

概要[編集]

アリゾナ州ページの店舗

A&Wの名は、創業者のロイ・アレン(Roy Allen)と、1919年に彼と提携したフランク・ライト(Frank Wright)の2人のファミリーネームの頭文字に由来する。当初はカリフォルニア州ローダイに本拠を置き、ルートビアスタンドの形態であった。

A&Wは、アメリカ合衆国では、ヤム・ブランズが展開している。店舗は全国的に分布しているにも関わらず、一部の地域を除いてファストフードチェーンとしての知名度はマクドナルドバーガーキングと比べると低い。

海外展開[編集]

カナダでは、ユニリーバ社傘下の A&W Food Services of Canada Inc. が運営している。

オーストラリアバングラデシュマレーシアパキスタンイギリスドイツアラブ首長国連邦タイ王国フィリピンインドネシア中華人民共和国にも進出している。かつてはシンガポールエジプトにも店舗があったが、2000年代に撤退した。インドネシアでは広く全国展開しており、北米を除くと店舗数が一番多い。

日本国内での展開[編集]

ファストフード店のA&Wは、前述の通り日本国内では沖縄県にしか存在しない(但し、本土でも米軍基地内には存在する。)。1970-1980年代には近畿圏を中心に東京都福岡県などでもチェーン展開を行っていたが、現在はすべて撤退している。また1990-2000年代にも再進出の計画があり、東京都内でパイロットショップが営業していたが、やはり撤退した。[1]

ルートビアクリームソーダなどのA&Wブランドの飲料は、いくつかの輸入業者を通して発売されている。日本国内では製造されておらず、すべてアメリカからの輸入品である。沖縄県以外でも輸入食料品店や沖縄の特産品店、一部の雑貨店などで販売されているが、日本人にとっては好みの分かれる味とも言われ、一部に熱烈なファンが存在するものの、一般には沖縄以外ではほとんど浸透していない。(なおルートビアは米国では飲料市場の約3%のシェアを持っており、比較的なじみ深い飲み物である。)

A&W沖縄[編集]

エイアンドダブリュ沖縄株式会社
A&W Okinawa Co,Ltd.
種類 株式会社
略称 A&W
本社所在地 日本の旗 日本
901-2201
沖縄県宜野湾市新城2丁目33番地5号
設立 1963年
業種 飲食店
事業内容 ファストフードレストラン
代表者 平良健一(社長)、平良幸雄(会長)
資本金 1360万円
外部リンク http://www.awok.co.jp/
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沖縄県にあるA&W牧港店
ベントーミール(BENTO-MEAL)のタコモコ

沖縄県においてファストフード店としてのA&Wを展開している会社である。2014年4月現在、県内には27店舗ある。 県内ではA&Wのことをよく「エンダー」と呼ぶが、これはアメリカ人の発音「ィ・ァド・ダーボゥ」を真似たのが定着したものである。米国施政下から数えると事実上の日本で最古のショッピングセンターとされているプラザハウスショッピングセンターを関連会社にもつ。全店舗でEdyが利用可能。

歴史[編集]

公式サイトによると、A&Wは「日本初のファストフードレストラン」とのことである。1号店(屋宜原店)のオープンが1963年であり、マクドナルド(1971年)やケンタッキー・フライドチキン(1970年)などの日本進出よりかなり早い。ただし、沖縄県の日本復帰1972年であることから、1970年2月に1号店を開設したドムドムハンバーガーを日本初のファストフードチェーンとするのも間違いではない。

サービス[編集]

ルートビアについては、店内で飲む場合には冷えたジョッキで供され(持ち帰りの場合は氷を入れた紙コップ)、S/R/L(他のファストフードチェーンのようにS/M/Lではない。Rはレギュラー(Regular)。)の3つのサイズが違う値段で販売されているにもかかわらず、どのサイズを注文しても何杯でもお代わり自由となっている。

ハンバーガーの主力は「ビッガーDXバーガー」と呼ばれるもので、マクドナルドのビッグマックを超えるほどの食べ応えがある。また「コニードッグ」と呼ばれるチリドッグや、独特の風味を持つ「スーパーフライ(通常の冷凍ポテトではなく、いわゆるラスポテト)」、「カーリーフライ」も代表的なメニューである。「ALL AMERICAN FOOD」を標榜しており、他のファストフードチェーンよりもボリュームのあるメニューが多い。2010年12月からは、ライスを用いたボックス型の「ベントーミール(BENTO-MEAL)」(ロコモコなど)を発売するなど、大手他社との差別化を図る戦略も見られる。

ドライブイン[編集]

多くの店舗では、車から降りずに注文し、そのまま商品を受け取って(店員が商品を車まで届けに来る)、駐車したまま食べるなり、店を出てどこかへ行くなりすることができる設備を備えている(ドライブスルーで使われるようなインターホンが個々の駐車スペースに据えつけられている)[1]

A&Wで「ドライブイン」と呼ばれるこのシステムは、車社会の発達に伴いアメリカ合衆国で1950年代に普及したものである。英語の「ドライブイン」  (drive‐in とは車に乗ったままで種々のサービスを受けられることを指し、日本で言うドライブインとは意味合いが異なる。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]