ショッパーズプラザ横須賀

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ショッパーズプラザ横須賀
SHOPPERS PLAZA YOKOSUKA
Shoppers plaza yokosuka4.JPG
地図
店舗概要
所在地 238-0041
神奈川県横須賀市本町2丁目1番12号
座標 北緯35度17分0秒 東経139度39分46秒 / 北緯35.28333度 東経139.66278度 / 35.28333; 139.66278座標: 北緯35度17分0秒 東経139度39分46秒 / 北緯35.28333度 東経139.66278度 / 35.28333; 139.66278
開業日 1991年4月25日[1]
正式名称 ヨコスカシーウインドウ
施設所有者 イオンリテール株式会社
施設管理者 イオンリテール株式会社
設計者 アール・アイ・エー[2]、明和工芸
施工者 フジタ[3](本荘所有分)
鹿島建設、奈良建設、ハナサン(住友生命保険所有分)
敷地面積 44,456 m²
延床面積 124,480 m² (容積率280%)
商業施設面積 29,636 m²
※イオン:18,737m2
中核店舗 イオン横須賀店
店舗数 (専門店)147(全体)
営業時間 9:00-21:00
・食品 8:00-22:00
・その他 営業時間のご案内参照
駐車台数 1376台
前身 住友重機械工業横須賀分工場
林兼造船横須賀造船所
最寄駅 汐入駅
横須賀駅
外部リンク ショッパーズプラザ横須賀
イオン横須賀店
ÆON RETAIL
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ショッパーズプラザ横須賀(ショッパーズプラザよこすか)は、かつて神奈川県横須賀市本町に所在した、イオンリテール株式会社が運営するウォーターフロント型複合商業施設(ショッピングモール)。

2019年3月31日で一旦閉店した。香港を拠点とする不動産投資会社に運営が移行し、新業態での再開業が予定されている。[4]

国道16号(横須賀街道)沿線の住友重機械工業横須賀分工場と林兼造船横須賀造船所の跡地に立地する。ダイエーの運営するショッピングモールとして1991年4月25日に開業した。市内最大の敷地面積と売場面積で建物はイオン横須賀店と一体になっていた。

歴史[編集]

ダイエー時代のショッパーズプラザ横須賀
ダイエーのロゴが変わっても旧字体が残り続けた箇所があった
運営承継に伴いダイエーからイオンとなったショッパーズプラザ横須賀

ショッパーズプラザ横須賀の前身は住友重機械工業横須賀分工場(以降:住友重機)と林兼造船横須賀造船所である。住友重機の工場内に存在した高架起重機1908年横須賀海軍工廠時代に設置されたもので、1975年に解体されるまでの永い間、横須賀のシンボルであった。終戦後アメリカ海軍に接収されていたが、1959年日本政府へ返還され、住友重機と林兼造船へ払い下げられていた。

住友重機はオイルショックなどの不況により1978年に工場を閉鎖し、1979年1月に倉庫やビルを賃貸する東京都の不動産業者である本荘へ、約35000平方メートル (m2) の跡地を1m2あたり約9万5700円の総額33億6000万円で売却することで合意して横須賀市へ報告した。住友重機の土地はかつて、東京絹物や大蔵省から3回に渡り計37,628m2を3億6000万円で購入した国有地であった。横須賀市が建設予定の本町山中有料道路に使用する土地6000m2の無償譲渡などを含む6条件を提示すると、住友重機は受け入れて金額は変更したが翌年に売却された。

跡地は本荘により商業施設となる事が確実視されてダイエーイトーヨーカドーなど大手スーパーマーケットの出店が囁かれていた。ダイエーの出店表明が明らかになったのは、1982年5月の横須賀市議会総務常任委員会で市都市計画室から「ヨコスカシーウインドウ構想」が発表された時であった。当時、住友重機と隣接していた林兼造船も工場を閉鎖して住友生命保険(以降:住友生命)へ土地を売却し、商業施設構想は本荘と住友生命の所有する土地を使用が決まった。

しかし京急本線汐入駅横須賀中央駅付近の地元商店街の反対が激しく、本荘が住友重機から土地を購入する際も大手スーパーの進出を危惧し、ダイエー出店表明後も合わせて11件もの陳情書が横須賀市に提出されている[5]。しかし、汐入地区の商店街はダイエー進出は脅威であったものの、横須賀市の中心は横須賀中央駅周辺であること、1980年代の横須賀の商業力は弱く都市間競争に勝つ必要があったこと、1983年の在日アメリカ海軍兵員クラブ(EMクラブ)日本政府返還を機に汐入駅周辺を再開発する機運の高まり、などを理由に出店を徐々に容認した。

ショッピングセンター (SC) の名称は計画発足以来「ヨコスカシーウインドウ」を仮称としていたが、ダイエーグループが展開するショッピングセンター名の「ショッパーズプラザ」と整合性を持たせる狙いで現名称が用いられた[6][注釈 1]。当初ダイエーは直営28,000m2、テナント14400m2を提示したが地元商業者らが組織するダイエー対策委員会が反対し、開業後3年間は直営12,000m2、テナント11,320m2とするあっせん案を提示した。ダイエーはこれに基づき再度調整後、1987年2月に横須賀商工会議所へ三条申請を行った[7]が申請時点は未だ詳しい内容が決まっておらず、ショッピングモール以外に24時間営業の大型飲食店ゾーンや水上レストラン、博物館それにホテルなど様々な施設の建設案があった。最終案に近い14階建てで6階から14階をオフィスビルとする案もあったが中止され、オフィスビルのフロアを取り除いた地上6階建ての建物を設計することで決定した。設計は株式会社アール・アイ・エーと明和工芸が担当し、後に建物は商環境デザイン賞を受賞[2]した。

1989年9月から着工し1991年4月にショッパーズプラザ横須賀が開業した[8][9]。ダイエー時代の店番号は0425。開業当初のキャッチコピーは「衣・食・住・快。新しい暮らしは、海のそばにある。[要出典]

開業当初、テナント数は220であったが、商業力が弱く最寄り汐入駅から通行が不便で、数か月で閉店したディスコを皮切りに地元や市外を問わず出店者が1年も満たないうちに相次いで撤退した。ダイエーは新規出店者の募集とともに1995年にダイエーの売場を拡張し、2011年には約130店が営業しているが出店者の入れ替わりは激しい。

ダイエーは出店計画当初から、子会社でショッピングセンター開発を担当するダイエーリアルエステート(略称:DRE)に一任して当店を運営したが、店舗出店を迅速化する体制強化の一環で1991年8月に、開発・運営をDREからダイエーが引き受ける[10]

1993年にEMクラブ跡地に横須賀芸術劇場と都市型ホテルの複合施設「ベイスクエアよこすか」が開業し、翌年に汐入駅前と当施設を結ぶ「ベイウォーク」と名付けたペデストリアンデッキ建設省が建設して汐入駅からの不便が解消された。

2016年3月1日からショッパーズプラザ横須賀の運営が株式会社OPA及び株式会社ダイエーからイオンリテール株式会社に承継された。中核のダイエー横須賀店の運営も承継されて3月14日までダイエーとして営業した。改装休業を経て3月17日にイオン横須賀店として開業した。2019年3月末で一旦閉店した。[4]

フロア構造[編集]

イオン横須賀店 ショッパーズプラザ横須賀専門店街
屋上 なし 駐車場
6階 駐車場 スポルト横須賀
5階 駐車場・専門店のフロア カルチャー・スポーツ
4階 キッズ・暮らしのフロア シーウインドウモール・シネマ・ゲームセンター
3階 衣料品のフロア ファッションパーク3・シーウインドウモール・レストランパーク
2階 食料品のフロア シーウインドウモール・ヨコスカマーケット・フードパティオ
1階 駐車場 メインゲート・シーサイドビレッジ

1991年開業当初[編集]

ダイエー横須賀店 ショッパーズプラザ横須賀専門店街
屋上 なし 駐車場
6階 駐車場 ボウリングゾーン36
5階 駐車場 カルチャー・スポーツ
4階 家具・インテリア・家電・スポーツのフロア ファッションパーク4・シーウインドウモール・シネマ・アミューズメントパーク
3階 衣料品・文具・玩具のフロア ファッションパーク3・シーウインドウモール・レストランパーク
2階 食料品・日用品のフロア シーサイドプラザ・ファッションパーク2・シーウインドウモール・ヨコスカマーケット・フードコート
1階 駐車場 メインゲート・シーサイドビレッジ

フードワンダーランド[編集]

フードワンダーランド (FOOD WONDERLAND) は、イオン横須賀店内のフードコートで6つのテナントが営業している。内装は、マリリン・モンローエルヴィス・プレスリーなど1950年代の映画俳優のポスターやシーリングファンを多数設置するなど、横須賀の風土を取り入れて「アメリカンホリデー」をテーマとしている。後に開店するダイエーハーバーランド店、イオン甲子園店のフードコート、イオン金沢八景店のフードパークと類似している。開業当初はシーリングファンと共に飛行機プロペラ映写機など様々なものが回転していたが、後に撤去された。

駐車場[編集]

当店の駐車場には様々な動物が表示されている。

主なテナント[編集]

横須賀HUMAXシネマズ
Yokosuka HUMAX CINEMAS
Shoppers Plaza (Yokosuka) part2.JPG
横須賀HUMAXシネマズの看板
(写真右、2010年4月)
情報
正式名称 横須賀HUMAXシネマズ
旧名称 横須賀ジョイシネマ
完成 1991年
開館 1991年4月25日
閉館 2019年4月23日
最終公演名探偵コナン 紺青の拳
永岡智佳監督)他
収容人員 (8スクリーン)1,315人
設備 5.1chデジタルサウンドDLP
用途 映画上映
運営 ヒューマックスシネマ
所在地 ショッパーズプラザ横須賀4階
特記事項 略歴
1991年:横須賀ジョイシネマとして開業
1994年:5スクリーン化
1995年:8スクリーン化
1999年:横須賀HUMAXシネマズに改称
2019年4月23日:閉館

横須賀HUMAXシネマズ[編集]

横須賀HUMAXシネマズ(よこすかヒューマックスシネマズ)は、ショッパーズプラザ横須賀の4階にあった映画館シネマコンプレックス)。ヒューマックスシネマによって運営されていた。

横須賀ジョイシネマ」としてショッパーズプラザ開業と共に開館。当初は3スクリーンのみ存在していたが、1994年12月に2スクリーン増設。さらに1995年12月に3スクリーン増え、現在の8スクリーンとなったが、1999年12月11日に現名称に改称・リニューアルした。

当館開館時、横須賀市内には6つの映画館が市内中心部に存在していたが[注釈 2]、ひとつまたひとつと閉館し、最終的には当館を残すのみだった。

先述のショッパーズプラザの一時閉鎖に伴い2019年4月23日が最終営業となり、28年の歴史に幕を閉じた。ヒューマックスシネマは新施設での再開業については現時点で未定とされており、横須賀市内から映画館がしばらく存在しないことになる[12]

スクリーン詳細
スクリーン 座席数 車椅子席
1 287 5
2 144 4
3 144 4
4 126 1
5 175 4
6 203 4
7 125 2
8 121 2

かつて存在した主なテナント[編集]

沿革[編集]

神武寺駅に掲示されたショッパーズプラザ横須賀の開業広告(現在は撤去)
  • 1980年昭和55年)2月27日 - 神奈川県が住友重機の売買届出申請の取引価格を3億円に引き下げて受理。地元住民と協議を行うよう異例の要望もされる[13]
  • 1982年(昭和57年)5月13日 - 横須賀市議会総務常任委員会にて「ヨコスカシーウインドウ構想」が公式に明らかとなる[14]
  • 1989年平成元年)
    • 1月10日 - テナント募集説明会開催[15]
    • 9月11日 - 着工式を執り行い着工。
  • 1990年(平成2年)12月1日 - 横須賀商業活動調整協議会に出店の承認を受ける[16]
  • 1991年(平成3年)
    • 4月24日 - 竣工披露宴式典を開催[17]
    • 4月25日 - ショッパーズプラザ横須賀及びダイエー横須賀店が開業。
  • 1995年(平成7年)6月26日 - 一部専門店スペース6000m2 を直営化。改装工事を施し、リニューアルオープン[18]
  • 1999年(平成11年)12月11日 - 横須賀ジョイシネマを「横須賀HUMAXシネマズ」に改称、リニューアルオープン。
  • 2011年(平成23年)4月21日 - 開業20年を迎える。
  • 2012年(平成24年)3月20日 - ネットスーパーの取扱い開始。
  • 2016年(平成28年)
    • 3月1日 - イオンリテールに同店の営業権が承継[19]。そのまま営業継続。
    • 3月14日 - ダイエー横須賀店の営業を終了。
    • 3月17日 - イオン横須賀店が開業。
  • 2019年
    • 3月31日 - 閉館。[20]
    • 4月23日 - 横須賀HUMAXシネマズ閉館。[12]

その他[編集]

  • 特に休日には、ショッパーズプラザ横須賀に向かう乗用車で国道16号を始めとする周辺の道路が激しい渋滞が発生する。
  • メインゲート - シーウインドウモールは元々公道があった部分に建物を建てている為、公道として24時間通行出来るようになっている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ヨコスカシーウインドウの名称はその後、書類上の正式名称として使用されている
  2. ^ 1990年の映画館(関東地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[11]

出典[編集]

  1. ^ 神奈川新聞 1991年4月25日 超大型店きょう開店、ショッパーズプラザ横須賀より
  2. ^ a b 作品紹介
  3. ^ フジタのある街 ショッパーズプラザ
  4. ^ a b ショッパーズプラザ横須賀、3月末に閉館 外資系企業が新業態へリニューアル”. 横須賀経済新聞 (2019年1月6日). 2019年4月1日閲覧。
  5. ^ 横須賀市議会史 資料編II(2)
  6. ^ 日本経済新聞 1991年2月27日 地方経済 神奈川 26面 神奈川、横須賀のSC 名称「ショッパーズプラザ」より
  7. ^ 日経流通新聞 1987年1月29日 ダイエー、横須賀「シーウインドウ」 24時間営業の大型飲食ゾーンより
  8. ^ 日本経済新聞 1989年9月12日 地方経済 東京 15面 ダイエー、臨海型のSC着工、ヨコスカ・シーウインドー 来年末オープンより
  9. ^ 日経流通新聞 1989年9月16日 よこすかの臨海SC着工 ダイエー、来年末に開業予定より
  10. ^ 日経流通新聞 1991年8月3日 1面 ダイエー、SC開発部門を集約、子会社から機能移管より
  11. ^ 日本映画製作者連盟配給部会『映画年鑑 1990年版別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1989年。
  12. ^ a b “三浦半島唯一の映画館、営業は4月23日まで 再オープンは未定”. タウンニュース. (2019年3月22日). https://www.townnews.co.jp/0501/2019/03/22/474493.html 2019年4月26日閲覧。 
  13. ^ 住民自治ニュース 1980年2月27日 横須賀市の動き
  14. ^ 住民自治ニュース 1982年6月20日 横須賀の動き
  15. ^ 商工よこすか 1988年12月10日 ダイエー「シーウインドウ」計画 テナント募集説明会開催のお知らせより
  16. ^ 商工よこすか 1991年2月10日 2面 ヨコスカシーウインドウ・大津シーサイドプラザ 商調協出店承認より
  17. ^ 建築経済新聞 1991年5月2日 4面 ハナサンらに感謝状贈呈 ダイエー竣工式を挙行
  18. ^ ダイエー、横須賀店の一部専門店ゾーンを直営化 26日6000m2 増床オープン 食の情報源
  19. ^ 株式会社ダイエーの北海道・九州および本州地域におけるGMS事業ならびにSM事業の運営の承継に関する基本合意書締結のお知らせ”. 株式会社ダイエー (2015年4月9日). 2015年8月20日閲覧。
  20. ^ 公式サイト”. イオン. 2019年4月1日閲覧。

外部リンク[編集]