レインズインターナショナル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
牛角から転送)
移動先: 案内検索
株式会社レインズインターナショナル
REINS INTERNATIONAL INC.
種類 株式会社
略称 レインズ
本社所在地 日本の旗 日本
220-8132
神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番1号横浜ランドマークタワー12F
設立 1987年6月27日
(国土信販株式会社)
業種 小売業
法人番号 5010401071849
事業内容 飲食店の経営・フランチャイズ展開等
代表者 代表取締役社長根本寿一
資本金 162億1300万円(2014年3月31日時点)
売上高 225億3300万円(2014年3月期)
純利益 6億6200万円(2014年3月期)
純資産 88億3300万円
(2014年3月31日時点)
総資産 404億800万円(2014年3月31日時点)
従業員数 473人(2014年1月1日時点)
決算期 3月31日
主要株主 レックス(コロワイドの完全子会社) 66.6%
外部リンク http://www.reins.co.jp/
特記事項:2013年1月に現商号へ商号変更
テンプレートを表示

株式会社レインズインターナショナル(REINS INTERNATIONAL INC.)は、焼肉レストランチェーン牛角」、焼き鳥店「鳥でん」、しゃぶしゃぶ店「しゃぶしゃぶ温野菜」などを経営する外食産業企業であり、フランチャイザーである。

株式会社コロワイド連結子会社であり、焼肉店事業においては最大手である[1]

沿革[編集]

2012年までの現法人の詳細については、レックス・ホールディングスを参照のこと。

初代レインズインターナショナル[編集]

  • 1987年6月27日 - 国土信販株式会社を設立し、不動産賃貸管理事業を開始。
  • 1996年1月 - 外食事業に参入し、「焼肉市場 七輪」を開店。開店当時は“本店”を名乗る現在の「三軒茶屋店」とは異なる東京都世田谷区三軒茶屋1-5-17 B1Fに所在した[2]
  • 1997年11月- 東京都渋谷区宇田川町にて、FC1号店を開店。
  • 1998年4月 - 株式会社レインズインターナショナル(初代)に商号を変更。
  • 2000年12月 - 株式店頭公開(現在のジャスダック
  • 2001年11月 - 完全子会社として株式会社アートフードインターナショナル(後の2代目レインズインターナショナル)を設立。

2代目レインズインターナショナル[編集]

  • 2005年5月 - 株式会社レインズインターナショナル(初代)が「株式会社レックス・ホールディングス」に商号変更し、持株会社制に移行する。同時に、完全子会社のアートフードインターナショナルに外食事業を承継させ、同社の商号を「株式会社レインズインターナショナル」(2代目)に変更する。
  • 2006年4月 - ケータイクレジットiDの導入を開始。
  • 2006年12月 - 親会社のレックス・ホールディングスがMBOにより上場廃止。実質的な経営権は、アドバンテッジパートナーズに移管する。
  • 2012年10月1日 - 親会社のレックス・ホールディングスがコロワイドの連結子会社化。

3代目レインズインターナショナル(初代と法人格は同一)[編集]

  • 2013年1月1日 - 親会社のレックス・ホールディングスが、事業会社の株式会社レインズインターナショナル(2代目)を吸収合併し、商号を株式会社レインズインターナショナル(3代目)に変更。
  • 2016年12月1日 - 株式会社フレッシュネスの全株式をユニマットホールディングから取得。

店舗業態[編集]

『牛角』[編集]

牛角・ロードサイド店舗

牛角(ぎゅうかく)は焼肉レストランチェーン。七輪を据え付けたテーブルやカウンターで焼くスタイルである(炭はオガ炭が使われている)。店舗運営は、主にフランチャイズ(FC)で展開され、レインズインターナショナルはその食材供給、店舗指導に注力する。全国に663店舗を展開している(2015年1月現在)。

はじめは1996年1月、三軒茶屋に『焼肉市場 七輪』という店名で創業したが、当時はあまり客が来なかった。ところが、会計の際に300円の割り引きの代わりに店へのクレームを言ってもらい、そのクレームを改善していったところ、たちまち繁盛店となった。店名も、牛の角をアンテナに見立てて「お客様のニーズをすばやくキャッチする」という発想から1997年10月、店名を『炭火焼肉酒家 牛角』に変更した[3]

国際展開[編集]

はじめての日本国外への出店は2001年に開業したアメリカの店舗であるが、折からの日本食ブームに加え、テーブルで肉を焼くスタイルが好評を博した[1]日本国外には2011年8月現在、28の店舗があり、それら全店が黒字化しているという[1]

アメリカ合衆国ではカリフォルニア州と、ホノルル(ハワイ)、シカゴニューヨーク市に17店舗を展開しており、いずれも人気を得ていることから、2011年9月にはカナダ(バンクーバー)にも直営店として進出した[1]。また、アジアでは台湾香港シンガポールタイインドネシアなどに店舗を有する。これら積極的な国際展開により、2015年までには日本国外の店舗数を、100まで増やす計画という[1]

CM出演者[編集]

『しゃぶしゃぶ温野菜』[編集]

駒込店

しゃぶしゃぶ温野菜(しゃぶしゃぶおんやさい)は、株式会社レインズインターナショナルが展開するしゃぶしゃぶ食べ放題の飲食店業態の名称である。全国に333店舗を展開している(2015年1月現在)。

沿革
  • 2000年3月 - 「しゃぶしゃぶ温野菜」1号店をオープン。
  • 2005年11月 - 「しゃぶしゃぶ温野菜」100店舗を開店。
  • 2014年3月 - 「温野菜」海外1号店を台湾にオープン。
  • 2014年7月 - 「温野菜」シンガポール1号店オープン。
  • 2015年9月 - 「温野菜」北習志野店でブラックバイト事件が発生。

『居酒家 土間土間』[編集]

居酒家 土間土間(いざかやどまどま、DOMA-DOMA)は、株式会社レインズインターナショナルが展開する居酒屋チェーン店の名称である。和風に異国情緒的を取り入れた店内デザインを特徴として、女性客獲得に傾注している。全国に204店舗を展開している(2015年1月現在)。

沿革
営業詳細
店舗や商品メニューなどは、下記webサイトに詳しい。

『かまどか』[編集]

居酒家かまどかは「かまどの火」を名前の由来とする居酒屋業態の名称である。看板メニューの釜飯ほか和食を中心とした料理を提供する。全国に74店舗を展開している(2015年1月現在)。

  • 2003年11月 - 「かまどか」1号店オープン。
  • 2004年4月 - 「かまどか」FC1号店オープン。

労働問題・不祥事・事件[編集]

O157食中毒事件[編集]

2011年6月2日、富山県にある「牛角」高岡店で、食事をした20人の客が、食後、腹痛や下痢などを訴え、そのうち15人から腸管出血性大腸菌O157が検出された。この時、ユッケ等の生食用の肉は提供されていないがサラダが提供されており、生肉と生野菜を同じ調理器具で扱った為にO157が付着したのではないかとニュース等で報道された。その為、県は同店に対して3日間の営業停止処分を与えた[5]

アルバイト店員への暴行・脅迫・殺人未遂事件[編集]

2015年9月10日ブラックバイトユニオンは「しゃぶしゃぶ温野菜 北習志野店」で勤務していた大学生が、幹部からのパワハラアルバイト店員としての残業代の未払い、時間外労働の強制、落ちた食材などの弁済を強いられるとして、レインズインターナショナルに対し団体交渉を申し入れた[6][7]

給仕した際に「ミスをした」としてアルバイト店員が総額10万円以上の購入を強いられ、当該店舗の店長が労働時間を改竄するなどの不正を行い、長時間にわたる時間外労働での賃金が未払いであり、退職時に店長から4,000万円の損害賠償を示唆されたと、アルバイト店員側は主張した[6][7][8]

また、店長によって「家に行くぞ」「殺してやる」「辞めるなら懲戒免職にする。懲戒免職で就職できなくなる」などと脅迫されたとする通話記録の秘密録音[9][10]YouTubeで公開された[10][11][12]。労働組合側がYouTubeで公開している暴言の音声データついて、店長本人の声であると、レインズ社の広報担当者が認めた[13]

その一方で、4カ月間の連続勤務や12時間勤務を強いたことはなく、最低賃金を割っておらず、4,000万円の損害賠償を求めた事実はない、などとレインズ社は主張した[13]9月14日、レインズインターナショナルは具体的な解決方法を決定する権限はないとして、労働組合との団体交渉を拒否[14]した[8][15]

2016年6月、北習志野店でアルバイトをしていた男子大学生が、フランチャイズ「DWE Japan株式会社(社長:川井直)」に対し、殺人未遂罪を含む訴訟を千葉地方裁判所に申し立てた。他、殺害を仄めかし被害男性アルバイトの首を絞める、腕や左胸を包丁で刺すなどの行為で千葉県警察告訴状を提出した[16]

そして、2016年11月28日、その男子大学生に暴行・脅迫を行った店舗の元スタッフが暴行罪脅迫罪殺人未遂罪などで千葉県警に逮捕された[17]。2017年11月、被害男性は賃金未払いと慰謝料を含めた約800万円の支払いを求め運営会社を訴えた判決が千葉地裁 (小浜浩庸裁判長) で開かれ和解が成立。元店長と元従業員は告訴され、暴行罪などで罰金刑が確定。

関連項目[編集]

注釈[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 「牛角」海外出典を加速 『日本経済新聞』 2011年8月20日朝刊 企業1
  2. ^ この場所には2014年11月現在『寅々』というジンギスカン店が入居している
  3. ^ テレビ朝日シルシルミシル』 2009年4月29日放送より
  4. ^ “ハリセンボン、牛角の新CMで「カルビ専用ごはん専用カルビ」を堪能”. お笑いナタリー. (2016年7月15日). http://natalie.mu/owarai/news/194785 2016年7月19日閲覧。 
  5. ^ 富山の焼き肉店、20人食中毒症状 15人からO157検出 MSN産経ニュース・2011年6月2日
  6. ^ a b “4カ月連続勤務、自腹購入…ブラックバイトで団交要求 大学生、飲食チェーン店に”. 産経新聞. (2015年9月10日). http://www.sankei.com/affairs/news/150910/afr1509100079-n1.html 2015年9月13日閲覧。 
  7. ^ a b “ブラックバイト:「自腹購入」大学生が団体交渉申し入れ”. 毎日新聞. (2015年9月10日). http://mainichi.jp/select/news/20150911k0000m040051000c.html 2015年9月13日閲覧。 
  8. ^ a b “バイトに「辞めるなら、ミスが多いので懲戒免職」と脅し、組合が語る「温野菜」の実態”. 弁護士ドットコム. (2015年9月14日). http://www.bengo4.com/roudou/1103/n_3686/ 2015年9月18日閲覧。 
  9. ^ “「ブラックバイト」の実態”. テレビ東京. (2015年9月10日). http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/news/post_97232/ 2015年9月18日閲覧。 
  10. ^ a b “「今からお前ん家行くぞ」「殺してやっから!」 『「しゃぶしゃぶ温野菜」ブラックバイトの実態』の動画が公開中”. ガジェット通信. (2015年9月14日). http://getnews.jp/archives/1145533 2017年5月22日閲覧。 
  11. ^ ブラックバイトユニオン (2015年9月13日). “「しゃぶしゃぶ温野菜」被害の証拠音声を一部公開しました。”. ブラックバイトユニオンBlog. 2017年5月22日閲覧。
  12. ^ 「しゃぶしゃぶ温野菜」ブラックバイトの実態(字幕推奨) - YouTube
  13. ^ a b “「温野菜」店舗とバイトの主張に「食い違い」も、「殺してやっから」は店長本人だった”. 弁護士ドットコム. (2015年9月18日). http://www.bengo4.com/roudou/1102/1234/n_3706/ 2015年9月18日閲覧。 
  14. ^ 経営者側による団体交渉の拒否行為は、労働組合法第7条2号(「使用者が雇用する労働者の代表者と団体交渉をすることを正当な理由がなくて拒むこと」を不当労働行為としている)に違反している。
  15. ^ “「ブラックバイト」指摘受け相談窓口設置へ”. NHK. (2015年9月16日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150916/k10010237551000.html 2015年9月18日閲覧。 
  16. ^ 4カ月連続で勤務…賃金支払い求め提訴 元アルバイト男性、殺人未遂罪で刑事告訴も - 産経ニュース、2016年12月28日閲覧。
  17. ^ 「ブラックバイト」めぐり逮捕 元従業員、学生に暴行容疑 「しゃぶしゃぶ温野菜」FC - 産経ニュース、2016年12月28日閲覧。

外部リンク[編集]