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青山町駅

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青山町駅*
ファイル:近鉄青山町駅01.JPG
駅舎
あおやまちょう
AOYAMACHŌ
伊賀神戸 (2.4 km)
(2.7 km) 伊賀上津
所在地 三重県伊賀市阿保405
北緯34度40分22.25秒 東経136度10分39.95秒 / 北緯34.6728472度 東経136.1777639度 / 34.6728472; 136.1777639
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 大阪線
キロ程 77.9 km(大阪上本町起点)
電報略号 アオ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
2,434人/日
-2010年11月9日-
開業年月日 1930年昭和5年)11月19日
備考 * 1970年に阿保駅から改称
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青山町駅(あおやまちょうえき)は、三重県伊賀市阿保(あお)にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線

駅構造

島式2面4線のホームを持つ、待避可能な地上駅。ホーム有効長は10両。駅舎(改札口)は上り線南側にあり、各ホームへは地下通路で連絡している。便所は改札内にあり、男女別の汲み取り式

のりば

1・2 大阪線(下り) 伊勢中川松阪宇治山田賢島名古屋方面
3・4 大阪線(上り) 名張大和八木大阪上本町大阪難波神戸(三宮)方面
  • 構内の案内標では上記のように記載されているが、当駅は原則として特急通過駅のため、賢島駅や、大阪難波駅及び三宮駅までは最低でも1回は乗り換えないとたどり着けない。津駅及び近鉄名古屋駅は通常伊勢中川駅で乗り換えとなるが早朝1本のみ直通する列車が存在する。
  • 偶数番線(2番線と4番線)が主本線、奇数番線(1番線と3番線)が待避線という、変則的な配線となっている。これは伊勢中川方の引上線の配置に起因するものである。

特徴

ダイヤ面
  • 大阪方面からの朝夕の快速急行の大半はこの駅で折り返す。また、特急以外の10両連結の列車もこの駅までしか乗り入れられない。10両編成の快速急行・区間快速急行は当駅または名張駅で車両を切り離す。
    • かつては構内に車庫線を持たなかったが、夜間に大阪から運行した列車を榛原駅まで回送して夜間滞泊し、翌朝に引き戻して大阪へ折り返し運行することが必要な事態に陥ったため、構内に車庫線を設けて、朝の大阪方面への運行に備えることとなった。
  • 大阪方面からの急行の約半分もこの駅で折り返す。他に名張駅 - 伊勢中川駅運行の普通列車も1時間に1本の割合で設定されているが、2012年3月19日までは大阪方面からの急行との連携は必ずしも良くなく(急行は約20分間隔、普通列車は東青山駅以東の区間運転を含め約30分間隔で運転されており、加えて宇治山田駅へ直通する急行を東青山駅始発普通列車と接続させるダイヤになっているため)2012年3月20日からは名張駅止まりの急行が名張駅発伊勢中川駅行きの普通に連絡している、赤目口駅以西の急行停車駅で名張駅 - 伊勢中川駅間運行の普通列車への乗継案内はされていない。
  • 2005年3月25日のダイヤ変更から、早朝にこの駅を回送として発車する伊賀神戸駅始発の大阪方面行き特急(平日2本、土休日1本)に乗車することが可能となった。ただし特急券は当駅では発売されず、他の特急券発売駅で前売で購入するか、携帯電話による近鉄特急チケットレスサービスを利用する必要がある(青山町駅 - 伊賀神戸駅間は臨時特急の扱い)。この特急の時刻は、冊子の時刻表には掲載されていないが、現地には掲示されている。
  • 2012年3月20日のダイヤ変更から、快速急行はこの駅以東、榊原温泉口駅まで停車しなくなった。また区間快速急行と統合されたため、この駅以西は赤目口駅まで、各駅に停車する。
設備面
  • 自動改札機オムロン製が設置されている。赤い自動改札機は出場時2枚一括処理およびPiTaPaICOCAに対応している。
  • 自動精算機PiTaPaICOCA対応のタッチパネル式のものが設置されている。
  • スルッとKANSAI対応カードが使用できるのはこの駅以西となる。スルッとKANSAIカードが使える東端の鉄道駅でもある。
  • 自動券売機は、2台あり、右側は青色タッチパネル式だが、高額紙幣及びICカードは使用できない。
その他
  • 定期券発売については予約販売のみ実施している。
  • 2004年11月1日に名賀郡青山町を含む周辺市町村と合併し伊賀市となり、自治体名称として青山町は消滅したが、地元から変更についての要望が無く、逆に駅名変更をしないよう署名がなされるなどしたため、改称されずにいる。
  • 2つ隣の西青山駅から大阪輸送統括部所属となっているため、当駅以西の主要駅の構内自動放送では普通列車のことを「各駅停車」と呼称する。逆に名古屋輸送統括部所属となる榊原温泉口駅以東では「普通電車」と呼称する。但し、名張駅 - 伊勢中川駅間では両方の輸送統括部から乗務員が配備されるため、車内放送においてこの普通列車の呼び名は統一されていない。
  • 1991年の駅設備改良・配線変更工事前は島式ホーム1面2線の設備であった。上下本線間に上下共用の待避線(中線・折返し用にも使用)を有する配線であったが、中線と上り本線のみホームに接しており、下り本線にはホームがなかった。当駅折返し列車がホームを早く空けなければならないときは、当時渡り線と引き上げ線のあった伊賀神戸駅まで一旦回送することも行われていた。
  • スルッとKANSAI 3dayチケット等の企画乗車券の有効区間最東端の駅である。当駅以東へ乗り越しをした場合、別途運賃が必要となる。

利用状況

  • 主として通学・通勤用に利用される。
  • 青山町駅の利用状況の変遷を下表に示す。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
    • 2010年11月9日の乗降人員は2,434人[1]
年度別利用状況(青山町駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1950年(昭和25年) 170,160 ←←←← 130,485 300,645      
1951年(昭和26年) 183,750 ←←←← 132,366 316,116      
1952年(昭和27年) 181,590 ←←←← 126,354 307,944      
1953年(昭和28年) 182,310 ←←←← 138,974 321,284      
1954年(昭和29年) 180,900 ←←←← 140,505 321,405      
1955年(昭和30年) 175,770 ←←←← 146,166 321,936      
1956年(昭和31年) 207,360 ←←←← 140,189 347,549      
1957年(昭和32年) 215,610 ←←←← 135,411 351,021      
1958年(昭和33年) 210,990 ←←←← 141,506 352,496      
1959年(昭和34年) 216,900 ←←←← 137,486 354,386      
1960年(昭和35年) 229,490 ←←←← 140,903 370,393      
1961年(昭和36年) 230,400 ←←←← 131,651 362,051      
1962年(昭和37年) 249,600 ←←←← 138,470 388,070      
1963年(昭和38年) 262,950 ←←←← 136,385 399,335      
1964年(昭和39年) 274,170 ←←←← 135,825 409,995      
1965年(昭和40年) 287,880 ←←←← 135,569 423,449      
1966年(昭和41年) 299,040 ←←←← 123,885 422,925      
1967年(昭和42年) 283,200 ←←←← 124,184 407,384      
1968年(昭和43年) 280,860 ←←←← 121,151 402,011      
1969年(昭和44年) 285,450 ←←←← 119,874 405,324      
1970年(昭和45年) 268,320 ←←←← 127,286 395,606      
1971年(昭和46年) 256,950 ←←←← 138,142 395,092      
1972年(昭和47年) 243,270 ←←←← 147,985 391,255      
1973年(昭和48年) 243,450 ←←←← 156,127 399,577      
1974年(昭和49年) 254,310 ←←←← 142,806 397,116      
1975年(昭和50年) 244,860 ←←←← 152,397 397,257      
1976年(昭和51年) 244,050 ←←←← 143,882 387,932      
1977年(昭和52年) 242,580 ←←←← 145,848 388,428      
1978年(昭和53年) 271,800 ←←←← 147,227 419,027      
1979年(昭和54年) 250,830 ←←←← 155,549 406,379      
1980年(昭和55年) 240,570 ←←←← 144,030 384,600      
1981年(昭和56年) 247,080 ←←←← 140,364 387,444      
1982年(昭和57年) 241,590 ←←←← 135,465 377,055 11月16日 1,788  
1983年(昭和58年) 221,520 ←←←← 137,451 358,971 11月8日 1,705  
1984年(昭和59年) 241,560 ←←←← 125,808 367,368 11月6日 1,833  
1985年(昭和60年) 297,510 ←←←← 125,323 422,833 11月12日 2,029  
1986年(昭和61年) 323,340 ←←←← 127,493 450,833 11月11日 2,141  
1987年(昭和62年) 338,040 ←←←← 116,874 454,914 11月10日 2,157  
1988年(昭和63年) 370,320 ←←←← 119,849 490,169 11月8日 2,257  
1989年(平成元年) 415,200 ←←←← 125,707 540,907 11月14日 2,558  
1990年(平成2年) 478,830 ←←←← 137,237 616,067 11月6日 2,839  
1991年(平成3年) 515,250 ←←←← 143,545 658,795      
1992年(平成4年) 528,330 ←←←← 141,990 670,320 11月10日 3,257  
1993年(平成5年) 558,000 ←←←← 148,331 706,331      
1994年(平成6年) 597,780 ←←←← 156,689 754,469      
1995年(平成7年) 616,950 ←←←← 155,733 772,683 12月5日 3,486  
1996年(平成8年) 608,280 ←←←← 155,011 763,291      
1997年(平成9年) 595,110 ←←←← 152,578 747,688      
1998年(平成10年) 602,310 ←←←← 149,335 751,645      
1999年(平成11年) 609,960 ←←←← 149,549 759,509      
2000年(平成12年) 607,050 ←←←← 148,223 755,273      
2001年(平成13年) 605,430 ←←←← 146,769 752,199      
2002年(平成14年) 594,540 ←←←← 142,248 736,788      
2003年(平成15年) 586,080 ←←←← 140,396 726,476      
2004年(平成16年) 575,520 ←←←← 128,989 704,509      
2005年(平成17年) 549,390 ←←←← 123,985 673,375 11月8日 3,312  
2006年(平成18年) 515,430 ←←←← 119,168 654,598      
2007年(平成19年) 489,960 ←←←← 117,258 607,218      
2008年(平成20年)   ←←←←     11月18日 2,853  
2009年(平成21年)   ←←←←          
2010年(平成22年)   ←←←←     11月9日 2,434  


駅周辺

路線バス

三重交通

  • 80 桐が丘

青山行政バス

  • 滝線
  • 羽根線(火・金運行 祝日運休)
  • 高尾線
  • 霧生線

歴史

隣の駅

近畿日本鉄道
大阪線
快速急行
伊賀神戸駅 - 青山町駅 - 榊原温泉口駅
急行・普通
伊賀神戸駅 - 青山町駅 - 伊賀上津駅

脚注

  1. ^ 駅別乗降人員 大阪線 - 近畿日本鉄道

関連項目

外部リンク