銃皇無尽のファフニール

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銃皇無尽のファフニール
ジャンル ファンタジーアクションラブコメ
小説
著者 ツカサ
イラスト 梱枝りこ
出版社 講談社
その他の出版社
中華民国の旗 東立出版社
レーベル 講談社ラノベ文庫
刊行期間 2013年7月 -
巻数 既刊11巻
漫画
原作・原案など 原作:ツカサ
キャラクター原案:梱枝りこ
作画 サブロウタ
出版社 講談社
掲載誌 good!アフタヌーン
発表号 2014年#41 - 2016年#1
巻数 全4巻
アニメ
原作 ツカサ
総監督 草川啓造
監督 高橋順
シリーズ構成 江夏由結
脚本 江夏由結
キャラクターデザイン 安田祥子
音楽 R・O・N
アニメーション制作 ディオメディア
製作 銃皇無尽のファフニール製作委員会
TBS
放送局 TBSほか
放送期間 2015年1月 - 3月
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

銃皇無尽のファフニール』(じゅうおうむじんのファフニール)は、ツカサによる日本ライトノベル。イラストは梱枝りこが担当している。講談社ラノベ文庫から刊行されている[1]

概要

本作のタイトルでもある「ファフニール」は、作中では「悪竜」という意味で使用されている[2]。本作について著者のツカサは、企画が始動したのは2013年の2月で、「とりあえず何か、ドラゴンが出てくる物語を書きたい!」という話を担当にしてプロット案を凄まじい勢いでやり取りし、気が付いたら本作ができあがったと語っている[3]

メディアミックス展開として、漫画版が『good!アフタヌーン』(講談社)にて2014年3月(#41号)よりサブロウタの作画で連載されている[4]。なお、物語のプロローグとなるコミック0話は公式サイトや小説第4巻の終わりに掲載されている[5]。また、2014年7月にアニメ化が発表され[6][7]、2014年9月にはTBSBS-TBSにて2015年1月より放送されることが発表された[8]。日本国外においては、東立出版社台湾)より翻訳版が刊行されている[9]

2013年4月にティザーサイトが公開され、2013年5月に公式サイトが開設された[10]。公式サイトでは、壁紙やTwitterアイコンの配布、さらに小説各巻の冒頭部分(小説第1巻においては第2章まで)の試し読みができる[10]

登場人物

ミッドガル

ブリュンヒルデ教室

ミッドガルの中でも実戦で最前線に立ち、ドラゴンを討伐する竜伐担当クラス。クラスのメンバーの歳は15、16才程度[注 1]。で学年の縛りはない。

物部 悠(もののべ ゆう)
声 - 松岡禎丞千本木彩花(幼少期)
本作の主人公。ニブル・ミッドガル共通の軍階級少尉。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は8番。12月25日生まれ。元特殊部隊 "D"交戦部隊スレプニル部隊隊長。
世界でただ一人、男の"D"。本来"D"は、ミッドガルに送られるのが普通だが、確保したニブルが情報をアスガルに上げなかったためニブル所属となっていた。
しかし、妹の深月の権力によってミッドガルへ異動となった。
ニブルではスレイプニルという特殊部隊にいた。かつての上司であったロキ少佐とは、時々連絡を取っている[注 2]。スレプニル時代には悪竜(ファフニール)のコードネームが与えられるほどの実力者。
"D"の中では上位元素生成量が非常に少なく、物質変換した場合で換算しても10kg程度しか作ることが出来ない[注 3]。しかし、他の"D"から上位元素を借りることができれば、ドラゴンを倒せるほどの巨大な物質変換を行うことができる。
対竜兵装、遺失兵器(ロストウエポン)の使い手でマルドゥークやネルガルを主な武装として使う。[注 4]。なお、リヴァイアサン戦後に万有斥力、フレスベルグ戦後に霊顕粒子を上位元素を介して再現できるようになった。
対竜兵装は過去に取引をしたユグドラシルから得たデータである。ただし副作用としてデータをダウンロードするたびに記憶を失っていくこととなり、最後にはミッドガルに来る前の深月との思い出すら思い出せなくなっていった。当初はダウンロードされる膨大な容量が記憶を上書きしているかのように思われていたが、その実態はユグドラシルが悠の体や精神・記憶をコントロールするために、コンピュータウイルスのような情報も同時に送り込んでいたことが原因であった。記憶を失っていることを深月に隠し通すことを誓い戦っていき、イリス、リーザ、レンと事を知る協力者は増え深月にばれないように対ユグドラシル対策を進める。しかしユグドラシル戦において、取引してることが深月やクラスの皆にばれてしまうが、ユグドラシルの中枢を支配したティアにより記憶を取り戻す。また、二度目のクラーケン・ツヴァイとの戦闘中にイリス、深月、ティア、リーザ、フィリル、レン、アリエラ、キーリ、クラーケン・ツヴァイを見初め、竜紋を蒼く染め、全員に触れたことで自分の同種とした。
ユグドラシルの知識を受け継いだティアとヴリトラによれば、その正体は真のドラゴンの九番目であるナインス・ドラゴンに対する、抗体竜種(カウンター・ドラゴン)の九番目(ノイン)だと言われている。10巻の時点では詳細不明であるが、ヴリトラからは権能のような強い力の影響を受けても体が変質せず「変わらない」ことが能力の一端であると考えられている。
深月とは兄妹の関係であるが、は繋がっていない。
イリス・フレイア(Iris Freyja)
声 - 日高里菜
本作のメインヒロインの一人。軍階級は二等兵。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は7番。7月10日生まれ。
基本的にドジっ娘だが明るく、元気な性格。
海で泳いでいる時に水着を流されてしまい、その水着を探していたところに悠が現れたのが最初の出会い。当初は侵入者だと思い込み、信用していなかったが、誤解を解いていくうちに心を開いていく。今では悠に対して好意を抱いているが、ユグドラシルと彼の契約を知り、記憶を失う前の本当の彼が好きなのは深月であるからと、一歩身引いたりもしている。
変換制御力が著しく低く、どんなものでも爆発させてしまう。このため最も頑丈で安定した物質のミスリル生成でさえも爆発により失敗させてしまうことからクラスでは落ちこぼれと呼ばれていた。しかし、空間把握能力や爆発の指向性など、爆発そのものに対する制御能力が著しく優れている点を見出した悠の発案によりこの特性が応用され、現在は強力な爆撃攻撃として活用されるようになった。
架空武装には「双翼の杖(ケリュケイオン)」という魔法の杖をイメージしたものを使用する。しかし、他の娘達のように空中浮遊はできない。バジリスクの終末時間(カタストロフ)完全に継承し、架空武装を介さないで使うことが出来るがドラゴン化が進んでいってしまう。しかし、悠のつがいとなったことで同種のドラゴンになり、人間の姿に戻ることができた。
1年前にリヴァイアサンが引き起こした竜災によって家族を亡くしている。その時に自分が"D"であることを悟り、自らの意志でミッドガルにやってきた。
物部 深月(もののべ みつき)
声 - 沼倉愛美
本作のメインヒロインの一人。軍階級は中佐。16歳。ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は3番。3月3日生まれ。
ミッドガル学園の生徒会長であり、竜伐隊の隊長でもある。このため、学園内でもかなり人気が高いが、過去にドラゴン化した生徒1人を殺したという経歴がある。
物部悠の義妹であり、学園でただ一人の男である悠が風紀を乱さぬように監視・管理をしている。また、物部悠に対しては幼少の頃から好意を抱いていて、元々は結婚の約束を交すような相思相愛の関係であった。しかし学園に編入してからはイリスを始めとして他の女の子と一緒にいることが多くなり、かつユグドラシルにより悠の記憶が一時期失われていたことも影響して交わしたはずの約束が曖昧なものとなってしまい、複雑な心境を抱いている。
架空武装「五閃の神弓(ブリューナグ)」の使用者。世界で唯一、クラーケンの能力であった反物質が使える。
幼い頃に両親を事故で亡くしており、隣に住んでいた物部家に養子として引き取られた。この時に、上位元素生成能力に目覚める。
世界を滅ぼす災厄、ナインスドラゴンが中に眠っているようであるが、10巻の時点では詳細不明である。
リーザ・ハイウォーカー(Lisa Highwalker)
声 - 金元寿子
ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は1番。16歳。5月15日生まれ
クラスのリーダー的存在で誰よりもクラスメイトのことを気にかけている。また、クラスメイトのことを家族同然に見ている。いわゆるツンデレ。クラーケン化した都を討った深月を許していない素振りをしていた。
架空武装「射抜く神槍(グングニル)」の使用者。近接攻撃では直接貫き、雷撃や陽電子砲による遠距離攻撃もできる。
当初は男という理由で悠とは距離を置いていたが、リヴァイアサン戦で勝利を収めてから彼の見方を変えている。学園祭以降、悠への態度が更に変わっている。
フィリル・クレスト(Firill Crest)
声 - 花澤香菜
ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は2番。15歳。4月1日生まれ
趣味は読書で、いつも何かしらの本を持ち歩いており、授業以外はほとんど本を読んでいる。
架空武装「架空の魔書(ネクロノミコン)」の使用者。
エルリア公国の王族であるクレスト家の娘。フレイズマル戦、フレスベルグ戦において自分を守ってくれた悠に対してとても強い好意を抱いており、積極的に悠にアプローチしている。[注 5]
アリエラ・ルー(Ariella Lu)
声 - 徳井青空
ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は5番。15歳。9月27日生まれ。
ボーイッシュでさっぱりとした性格の持ち主。思ったことをそのまま口にする癖がある。
架空武装「牙の盾(アイギス)」の使用者。紛争の多い国で生まれ育った。幼少時からフレスベルグを憎み、子どものころからドラゴン排斥者団体で対人戦の訓練を身につけているが、武器を手にした訓練で教官を殺しかけており、自分の才能に恐怖し武器のいらない格闘術を身につけた。武器を持ったときの実力は悠に匹敵する。
その正体はニブルのスパイである。リヴァイアサン戦時にニブル兵の侵入の手引きをし、スレイプニルを率いて学園長を殺す任を受けていた。
レン・ミヤザワ(Ren Miyazawa)
声 - 内村史子
ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は6番。13歳。6月12日生まれ。
基本的に喋ることはなく、会話は小型の携帯端末を使用する。
架空武装「粉砕する灼槌(ミヨルニル)」の使用者。常にパソコンを操作している。携帯端末を使って会話する。
年齢はイリス達よりも下だが、頭脳は天才の領域に達し学年を飛び級しているため、ブリュンヒルデ教室に在籍している。ユグドラシル討伐作戦以降、悠のことを「お兄ちゃん」と呼んでいる。招き猫を集めるのが趣味らしい。
ティア・ライトニング(Tear Lightning)
声 - 佐倉綾音
原作2巻から登場。
ブリュンヒルデ教室所属で出席番号は9番。11歳。10月2日生まれ。本来は初等教育を受ける年齢だが年上ばかりのブリュンヒルデ教室に所属することになった。[注 6]
架空武装「竜の紅翼(ティアマト)」の使用者。背中から翼を生やし、雷撃等で攻撃する。
バジリスクに見初められた"D"が居るという情報を得たニブルがバジリスクの進行方向にある街を虱潰しに捜索した際に保護され、ミッドガルに収容された。その前はドラゴン信奉者団体に崇められ育ったため、自分は人間ではなくドラゴンであると思い込んでいた。頭部に2本の小さな角がある。
悠のお嫁さんと自称する。過去、とあるマフィア組織に上位元素で宝石を生み出すために捕まっていたところ、悠に助けられたことがあり、その恩義から好意を抱くようになった。キーリにより対ユグドラシルの切り札として育てられ、ユグドラシル戦において中枢を乗っ取ることに成功。ティア・ライトニング・ユグドラシルとなり、ユグドラシルの力と記憶を持ち、本物のドラゴンの存在に辿り着く。
篠宮 都(しのみや みやこ)
声 - 神田沙也加[11]
ブリュンヒルデ教室にかつて所属していた生徒で出席番号は4番。艶やかな黒髪を持っており、大和撫子という表現がしっくりくる。篠宮遥の妹。
深月とほぼ同時期にミットガルへ転入してきた。深月とはルームメイトであり、深月が唯一敬語を使わずに話す仲でもあった程の親友。
2年前クラーケンに見初められ、クラーケン化した。

その他

キーリ・スルト・ムスペルヘイム
声 - 井上麻里奈(キーリ・スルト・ムスペルヘイム) / 早見沙織(立川穂乃花)
女性で身長は160cmくらい、年齢や体重、国籍や家族構成は一切不明という曖昧な情報ばかりの人物。
3年前からドラゴン信奉者団体「ムスペルの子ら」のリーダーとして活動している。関わったとされるテロ事件は300件を超え、推定殺害人数は少なく見積もっても10万人を超える。このため災害指定を受け、殲滅の対象となっている。ニブルでは「ドラゴンより多くの人間を殺した魔女」と呼ばれている。ヴリトラが上位元素から作り出した。そのため通常の"D"にはできない生体変換を可能とする[注 7]。立川穂乃花としてミッドガルに侵入し、ティアを奪還しようと試みたが、失敗に終わった。
当初は悠と敵対する仲であったが、悠がノインだと予感したあたりから好意を抱くようになった。主要な登場人物の中では最も積極的なアプローチを行っており、その中でも夜這いをしようとする、夜這いのとき邪魔が入らないよう強力な睡眠ガスを発生させる、「悠に腹部を刺されたときゾクゾクした」と発言するなど、ヤンデレのような言動をとることがある。ただしティアに対しては悠と同じように大事に思っており、場合によっては悠よりもティアの意志や決断を優先することがある。
立川穂乃花
キーリがミッドガルに侵入する際に使った偽名。キーリ本人だが生体変換で身元を偽っていたため、簡単にミッドガルに侵入することができた。
ジャン・オルテンシア
本名はジャンヌ・オルテンシア。スレイプニルの狙撃手。プラチナブロンドと全てを射抜くかのような金色の瞳が特徴。類まれなる眼を持つ。幸運にすがりつくようにして生きてきた。
女性であるが、悠にだけはそのことを隠していた。スレイプニルの隊長だった頃から悠のことを尊敬しており、フレイズマルとの戦闘によって悠が殺されることを危惧し、命令違反をしてでもキーリを殺そうとするほど、悠への思い入れは強い。
悠とフレイズマル戦でフレイズマルの中身を見てしまい、ロキに疑念を抱き、キーリと行動を共にすることになる。
紫音・ツヴァイ・篠宮
クラーケン・ツヴァイのこと。現在は悠のつがいとなったことで髪は紫色、外見年齢は小学校低学年くらいの少女の姿をしている。知能は高く、片言ではあるが既に日本語で会話をすることができる。ジャンヌと悠になついており、それぞれママ、パパと呼び慕っている。
マユミ
眼鏡をかけた、真面目そうな女の子。ミストルテインの降下作戦で、ティアが作った友達。グリムゲルデ教室所属。悠が学園で初めてあいさつされた子。

教育者

篠宮 遥(しのみや はるか)
声 - 山口立花子
悠たちが所属しているクラスの担任。年齢は20歳前後。軍階級は大佐。ミッドガルの司令官であり、"D"関連の授業全てを受け持っている。
かつて竜伐隊の隊長を務めており遥自身も"D"であったが、今は"D"としての力を失っている。
シャルロット・B・ロードと血の契約を結んでおり、彼女の血を体内取り込んでおり、常人より高い回復能力を持つ。
シャルロット・B・ロード
声 - 松田利冴
ミッドガルの学園長。年齢は悠より年下のように見えるが、経験値は悠よりもはるかに多く、そのオーラは退役間近の古強者に似た落ち着きがある[注 8]
ミッドガルのことをハーレムと呼び、自分は男に興味がないと豪語している。さらに身体検査が早く終わった悠を、女子の身体検査を一緒に覗きにいかないかと提案するほどの女好き。自らを灰のヴァンパイアと名乗り、人類を支配する権能を持つ[注 9]
マイカ・スチュアート
声 - 東内マリ子
シャルロットの専属秘書。シャルロットが暴走した際のストッパー役も兼ねている。すごい力の持ち主で、シャルロットを片手で持ち上げることができる。その上戦闘技術も高く、体の重心からして武装もしている。シャルロットと血の契約を交わしている為、半分不死である。

ニブル

ロキ・ヨツンハイム
声 - 檜山修之
ニブル時代の悠の上司。軍階級は少佐。今でも時々悠と連絡を取っている。悠を発見した時にミッドガルへ情報を上げず自らの部下とした。彼のことをファフニールと呼び誰よりも彼に固有している。シャルロットの父親とよく似た外見で、シャルロットの父親の双子のうちの弟の孫。11月21日生まれ。
フレイズマル
ロキ直属の護衛。戦闘能力はとても高く、全身を装甲服で包んでおり、喋らないことから得体の知れない部分が多い。悠は昔、彼の戦闘を見ることがノルマだった。
実際は廃棄因子によって変質され、気体となってしまった人間である。
ディラン
声 - 斧アツシ
階級は少将。対バジリスク用大型兵器「ミストルテイン」を完成させ、バジリスクを倒すことに全力を注いでいた。孫に弱いおじいちゃんのような人でもある。
スレイプニル
"D"との交戦を想定した特殊部隊。稀有な才能を持つ少年で構成されている。もともとは悠を含めて9人いた。
いつも隊員を仲裁し、纏め上げていた隊長の物部悠。部隊内で最も聡く、頭脳に秀でたクナト・クティノス。ずばぬけた怪力をもつオッテル・アクス。オッテルと毎日のように喧嘩をしていた格闘戦のエキスパートのレギン・クラップ。四六時中話しかけてきて鬱陶しいおしゃべり、ロビン・ダルク。真面目で規則にうるさく、別の意味で喧しいシグルト・グラム。異様なほどマイペースで、空気を読まず諍いに火を注ぐランスロット・イグナイト。ストイックで、どんな状況でも黙々とトレーニングを始め、我関せずを貫く、ナタク・ユエ。悠に“悪竜”のコードネームが与えられたころに入った、類稀なる“目”を持つジャン・オルテンシア。この9人から成り立っていたが、現在は7人のみ。

その他の人物

アルバート・クレスト
フィリルの祖父。エルリア公国の民主化を推し進めとても豊かな国へと変化させたことから、国内では英雄のような存在となっている。また、フィリルが"D"として覚醒した時には"D"の人権保護を呼びかけミッドガルの独立を支援し、"D"の収容所から自治教育機関としての十分な体制が整うまでフィリルをアスガルに引き渡すのを拒み続けるなど、とても孫想いな部分もある。
宮沢 健也(みやざわ けんや)
日本でドラゴンに関する研究を行っており、アスガル極東支部第一研究所の所長を務めている人物。レンの実の父親で、アリエラを人身売買で買った人物。レンの父親であることよりも、研究者でいることを考えている。何故かいろいろなことを知っている[注 10]
マーク・ハイウォーカー
リーザの実の父親。いかにも紳士といった感じの人。ハイウォーカーグループのトップ。
リンダ・ハイウォーカー
リーザの実の母親。リーザがそのまま年を重ねたような感じの人。
ファリエル・クレスト
フィリルの母親。エルリア公国の現王妃。
アルフレッド・クレスト
フィリルの父親。エルリア公国の現国王。
レオナルド
本名レオナルド・B・ロード。シャルロットの父親。一度核戦争を止めた人物。ロキの父親と刺し違えて死んでいた。先代のヴァンパイア。
物部良美
物部悠の実の母親。
物部櫂
物部悠の実の父親。深月を養子として引き取ることを提案した。
オハギ
物部の実家で飼っている黒猫。悠が拾ってきた。世話をあまりしていない[注 11]のに悠に1番懐いている。
ロキの父親(英雄)
本名は不明。過去にシャルロットの父親と刺し違えて死んでいた。その後、ニブル内で「英雄」と呼ばれている。

用語

"D"関連

"D"
ヴリトラが現れたのと同時期に現れた異能の子供たちの総称。タイプ・ドラゴンとも呼ばれる。
ヴリトラと同じく、上位元素生成能力を備えており、何もないところから上位元素を生成し、任意の物質に変換することが出来る。この能力は経済的価値が高く、過去には"D"を取り合う戦争が起こったこともある。このことから国連は"D"をドラゴンの一種と断定し、国際機関アスガルが世界全体の資源として管理することを決めた。
現在では"D"なくして産業は成り立たないとされ、ミッドガルからの供給がストップすると、すでに枯渇しかかっている資源の値段は一気に跳ね上がると言われている。また、世界中で竜災を引き起こすドラゴンを倒しうる可能性があるとされるのも、現在のところ"D"のみとされている。
"D"の発生率はヴリトラが通過した場所ほど高くなる傾向があり、ヴリトラが最初に現れた日本では最も多くの"D"が生まれている。このため、ミッドガルにはアジア系の少女が比較的多い。ミッドガル内の公用語日本語になっているのもこれが理由となっている。また、第二次性徴期前後の子供が"D"になりやすいため、15〜16歳程度の"D"は数が多い。逆に幼い"D"は少ない。
"D"には竜紋と呼ばれるあざが必ず存在する。上位元素生成量によって竜紋の大きさは異なる。ドラゴンに見初められた者の竜紋は変色する。竜紋が変色した"D"が見初めたドラゴンに接触すると、接触したドラゴンに変貌するということがクラーケン戦で確認されている。当時は見初められた"D"がドラゴンに変化するということは判明していなかったため、ミッドガルの役割を根本から変えざるを得なくなるほど衝撃的なものとなった。なお、ヴリトラは"D"の能力について、「その身をドラゴンに変革させるためにあり、体が成熟すれば能力を失うのは道理」と、言っている。
上位元素(ダークマター
"D"とヴリトラのみが生成することのできる万能因子の総称。この世界におけるありとあらゆる物質や現象に変化することができる。最も応用範囲が広い物質転換は空気で、指向性や圧縮率を変換時に調整すれば、攻撃だけでなく防御や移動にも使用することができる。元々は滅んだ世界を戻すために存在したが、一度戻したことによりもう一度戻すには量が足りなくなった。"D"がドラゴンに変化するときにも使われている。
上位元素理論
学者が立てた仮説の名称。上位元素はどんな物質でも現象でもなく、物理的な定義でいえば存在すらしていない物質となる。このため普通の人間には感覚すらないが"D"は感覚により理解することができる。このことから立てられた仮説が上位元素理論となる。
上位元素は三次元世界において任意のものへ変換することができることから、一つ次元が上の物質であると考えられている。上位元素を四次元物質と仮定すると、存在を定義するために必要な軸は4本となる。4本目の軸が何であるかははっきりとはしていないが、生成者の意志によって在り方が変わることから、精神に近い何かであるという説が有力となっている。
ミスリル
本作に登場する物質の一つ。上位元素を用いることでしか作ることができない。理論上は最も頑丈で安定した物質で、生成に失敗しても比重が異なったり近い金属に変換する程度となる。クラーケンの触手がオリジナル。
災害指定
"D"の能力がマフィアやテロリストに使用されるのは珍しいことではないが、稀に"D"自らが率先して悪事を行うことがある。その"D"をマークするための行為が災害指定となる。災害指定された"D"は人間としての扱いを受けず殲滅対象となる。その例がキーリである。
ドラゴン信仰団体
ドラゴンを神と崇める団体。元は、ドラゴンに襲われることの恐怖心から「自分はドラゴンを崇めている」という安心感を得るための心のよりどころにもなってしまっている。大きな組織は「ムスペルの子ら」。
ドラゴン排斥団体
「ドラゴンは人類の敵であるため、排除しなければならない」という考えを持つ、ドラゴン信仰団体とは正反対の組織。ニブルとのかかわりを持つ組織もある。[注 12]

ドラゴン

25年前、何の前触れもなく日本上空に出現した正体不明の巨大生物。移動するだけで甚大な被害をまき散らす[注 13]。世界のどの国のニュース番組でも、ドラゴンたちが発生させる竜災とその被害予測に関する話題は最優先に報道されるほど影響と被害は大きい。このように表向きは竜災として扱われているが、正しくは後述の「本物のドラゴン」に対抗するためにガイアが生み出した抗体竜種(カウンター・ドラゴン)である。本物のドラゴンに対して特効力を有しており本来は世界を守るための存在であった。しかし現代で竜災を撒き散らしているのは、抗体竜種が戦うべき相手を見失ったために抗体が世界を傷つけだすことが原因であると考えられている。

抗体竜種(カウンタードラゴン)

過去8回あった真の災厄の際に一回一回作られたドラゴン。例はヴリドラ、ユグドラシル、リヴァイアサンなど、権能を持っているドラゴン。抗体権能を宿す抗体竜種が生まれる条件は種族、資質関係なしに最初に真の災厄を直接見た個体が抗体竜種になると言われる。抗体権能を得た者は、何をするべきか理解しているらしい。

不明
世界そのもの。
権能は不明。
抗体竜種としての番号は一番目(アイン)。
グリーン・ドラゴン / "緑"のユグドラシル
声 - 堀勝之祐
ガイア最古の竜種。トゥーエ(セカンドドラゴン)、アハト(現在の人間)による呼称はキスカヌ(先代)もしくはユグドラシル。
北欧神話に登場する巨大樹ユグドラシルが名前の由来となっている。
樹木に酷似した外見をしているが、普通の植物と違い根のような足で移動することができる。
ノルウェーの山岳地帯に出現し、デンマークドイツの国境付近で動きを止めていた。
権能は全知回路(アカシックレコード)。
抗体竜種としての番号は二番目(トゥーエ)。
"碧"のキスカヌ
ユグドラシルの先代。ヴリドラに情報を与えた者。7回目の災厄によって姿を消した。
権能は全知回路(アカシックレコード)
抗体竜種としての番号は二番目(トゥーエ)。
イエロー・ドラゴン / "黄"のフレスベルグ
フレスベルグという名前は神話にも登場し、魂を喰らう魔鳥であると語られている。
神話の通り、魂を実体化させて喰らうことができる。
権能は霊顕粒子(エーテルウィンド)。
抗体竜種としての番号は三番目(ドライ)。
"金"のフェニックス
フレスベルグの先代。
権能は霊顕粒子(エーテルウィンド)。
抗体竜種としての番号は三番目(ドライ)。
ホワイト・ドラゴン / "白"のリヴァイアサン
旧約聖書に登場する海中の怪物リヴァイアサンが名前の由来となっている。
太平洋を周遊している、斥力を操りあらゆる攻撃を防ぐ高い防御力を持つドラゴン。
権能は万有斥力(アンチグラビディ)。
抗体竜種としての番号は四番目(フィーア)。
"銀"のティアマト
リヴァイアサンの先代。ティアの名前の由来にもなったドラゴン。かつての大昔にマルドゥークに討たれた。
権能は万有斥力(アンチグラビディ)。
抗体竜種としての番号は四番目(フィーア)。
レッド・ドラゴン / "赤"のバジリスク
ヨーロッパの想像上の生物であるヘビの王バジリスクが名前の由来となっている。
その体は赤みを帯びたダイヤモンドの鱗に覆われており、眼から放たれる光線、カタストロフはあらゆるものを風化させる。背中にある第三の眼(サードアイ)から5秒間の間、最大照射を行うことができる。
長い間サハラ砂漠で眠りについていたためミッドガルによって討伐計画が練られていたが、2巻の際に活動を再開した。
権能は終末時間(カタストロフ)。
抗体竜種としての番号は五番目(フユンフ)。
パープル・ドラゴン / "紫"のクラーケン
2年前に討伐されたドラゴン。伝説上のクラーケンが由来。
触手はミスリルによってできており、紫色の眼球から放たれる反物質弾はあらゆる物体を消滅させることができる。2年前に物部深月に討伐された。
権能は絶対矛盾(アブソリュート)。
抗体竜種としての番号は六番目(ゼクス)。
ブラック・ドラゴン / "黒"のヴリトラ
25年前に突如現れた1体目のドラゴン。
国際機関アスガルは、ブラック・ドラゴンが古代インドの聖典に登場する"宙を覆う者(ヴリトラ)"と同種である可能性が非常に高いと発表した[注 14]。以後、ブラック・ドラゴンは「"黒"のヴリトラ」と呼ばれるようになった。
権能は上位元素(ダークマター)。
抗体竜種としての番号は七番目(ズィーベン)。
グレー・ドラゴン / "灰"のヴァンパイア
不老不死に近い自己治癒力を持つ。人間を支配することができる力を持ちながら、人間に対して友好的な姿勢を示している。シャルロット・B・ロードおよび、彼女の父親のこと。
ドラゴンとは少し異なる存在で、自身がドラゴンであるかは定かでないと述べている。
自分の体液を媒体にし対象を一時的に半不死身にしたり、血液を相手の体内に送り込み相手を支配することもできる。
権能は支配。
抗体竜種としての番号は八番目(アハト)。
クリア・ドラゴン / "無色"のファフニール
人間という共通属性による量子共振、その同調状態における因果律への限定干渉を可能とする権能。つまり人間の運命を捻じ曲げて強制的に死を確定することができる。不完全な権能では物部悠のように直接的に殺害を行うための行動をとることが必要となるが(この際に人間の死をイメージすることが権能発現の鍵となる)、完全な権能に近くなると想像するだけで相手を殺すことが可能となり、最終的には知覚した生命を殺すことすら可能となる。
八番目に生まれた権能だが一度も使われることがなかったため完全な形で発現せず、初代ファフニールの死後、弱体化した形で拡散し、継承されていった。このためヴリトラなどからは廃棄権能(コード・ロスト)や廃棄因子とも呼ばれる。
ロキ少佐の研究によって拡散された廃棄因子が、再び物部悠やフレイズマルなどの人物に収束することとなる。
抗体竜種としての番号は八番目(アハト)。

複合竜種(ハイブリットドラゴン)

"D"とドラゴンの間にできた竜種。第二世代は"D"とつがいになったドラゴンの権能を合わせ持ち、同時にすべての"D"をつがいにできる。そこでできる第三世代は普通のヒトとの交配が可能になるらしい。

クラーケン・ツヴァイ
篠宮都とクラーケンの間にできた複合竜種(ハイブリット・ドラゴン)。ミスリル製ワイヤーの髪を持ち、眼から反物質を放ち、上位元素も扱える。外見が篠宮都に非常に似ている。"D"とドラゴンの間にできた、第二世代の複合竜種(ハイブリットドラゴン)。

その他のドラゴン

ブルー・ドラゴン / "青"のヘカトンケイル
伝説上の巨人ヘカトンケイルが名前の由来となっている。
幾度攻撃を受けても復元し、体全てを吹き飛ばされても復活することから、今では誰もがその行く手を阻むことを無意味であるといい、戦う力のある大国でさえも立ち向かうことはない。ヘカトンケイルから身を守るには進行方向上から避難し、やり過ごすことが最も賢明であると言われている。ドラゴンの一体に数えられているが、実はヴリトラの創り出した架空武装である。
権能(厳密には違う)は不死不滅(アンデッド)

本物のドラゴン

作中において、本物のドラゴンとは「世界を滅ぼす存在」として定義されており、必ずしも姿格好が存在するわけではない。ガイアには過去八度の大きな厄災があったとされているが、どのような基準で厄災と見なされるのかは曖昧でありはっきりしない。例えば、エイス・ドラゴンとは人間のことであるが、「世界を滅ぼしかねない文明を手にした」という理由で厄災とされており、明確な意図をもって世界を滅ぼす存在だけが厄災と見なされるわけではないようである。ヴリトラやキスカヌによれば、回数が増すたびに脅威レベルが増加していっているようであり、9回目の厄災をもってガイアの全生命が滅びるであろうと予想されている。

ファースト・ドラゴン / "死界"のゲヘナ
1度目は、寿命を終えし異界。
セカンド・ドラゴン / "究慧"のアトランティス
2度目は、無限を超えた来訪者。人間の祖先。最初にガイアにたどり着いた災厄。
サード・ドラゴン / "真滅"のラグナロック
3度目は、神々を喰らう黄昏。
フォース・ドラゴン / "重震"のノヴァ
4度目は、抗えぬ揺らぎ。
フィフス・ドラゴン / "恒生"のバハムート
5度目は、単完なる絶対生命。
シックス・ドラゴン / "異暁"のナイアラトテップ
6度目は、定まらぬ混沌。
セヴンス・ドラゴン / "災化"のアポカリプス
7度目は、暴虐の波濤。世界を一度滅ぼした災厄
エイス・ドラゴン / "霊超"のヒューマノイド
8度目は再臨した叡智。現在の人間のこと。
ナインス・ドラゴン /???
9度目は、そして未来の滅び 約束された終末。
ナインス・ドラゴンは物部深月の中に眠っているようであり、両親を亡くす原因になった交通事故のときにナインス・ドラゴンが発現しているかのような描写が描かれている。闇に覆われる、蜃気楼のように体の輪郭が揺らぐといった現象が確認されているが、10巻の時点では詳細不明である。

国家・組織

日本
"黒のヴリトラ"が最初に出現した場所で、"D"という存在が最初に確認された国。最もドラゴンと関係の深い国であることから、ドラゴンを信奉する人々にとっては聖地に等しく、ドラゴンや"D"を排斥しようとする人々にとっては全ての元凶であり呪われた地とされている。また、ニブルにとってはドラゴン討伐の拠点が多くある国でもある。
日本の首都である東京にはその両極端な思想を持つ人々が多く集まり、新興宗教的性質を持つ団体がいくつも存在しており、ドラゴン信奉団体とドラゴン排斥者団体による小競り合いが社会問題となりつつある。
東京は25年前にヴリトラが出現したことによってかなりの被害を受けており、復興の際に大規模な区画整理を行っている。そのため25年前とそれ以降では街の風景が全く異なる。特に、東京タワーはそのまま解体されてしまった。
エルリア公国
フィリルの祖国。西ヨーロッパの内陸部に位置する小国。希少資源の輸出で近年目覚ましい経済成長を遂げている。
周囲は高い山で囲まれており、外部との交通はほとんど空路に頼っている。陸路は基本的に山越えとなり、山間を通る河川は流れが速く国の外へ出るだけの一方通行だったため、空港ができるまでは周囲から完全に取り残されており、「陸の島国」と呼ばれていた。
何百年もの間エルリア公国はクレスト家が統治していたが、フィリルの祖父であるアルバート・クレストが王に即位した時に、自ら権力を手放した。その結果、エルリア公国は民主化の道を歩むようになり、希少な資源が採掘できる国有地を民間に開放したこともあって、とても豊かな国に変貌を遂げた。第二次世界大戦後に独立するまでは大国の一領地で、王様も独立前は大公様と呼ばれていたことから、独立後も公国がその当時の名残として残されている。
また、"D"の人権回復やミッドガルの自治権獲得に多大な貢献をしており、現在もミッドガルへ巨額の寄付を行っている。ミッドガルへの出資額は"D"の発生率が最も高い日本と、エルリア公国が群を抜いて高い。このことから"D"にまつわる近代史の授業ではエルリア公国の名前がよく登場する。さらに竜災と経済不況で苦しんでいたヨーロッパ諸国へも多額の援助を行っており、周辺諸国に強い影響力を発揮している。
葬儀とお祭りは同じものであるというのがエルリア公国の考えであり、死者は賑やかに天国へ送り出してあげるのが習慣となっている。
有名な観光スポットは「エルリアの大瀑布」というと、「エルリア」城という文化財にも登録されている中世風の城。
アスガル
国境を越えて発生するドラゴン関連の諸問題に対処するために20年前に設立された国際機関。傘下には軍事組織ニブルと教育機関ミッドガルの二つの組織が存在する。
非常時はアスガル指示の下で合同作戦を行うことが想定されている。このため、ミッドガルの学園生にもニブルと共通した軍階級が与えられている。
軍事組織ニブル
対ドラゴン戦を想定した武装・戦術の研究開発や、日常的に起こる竜災害への対応を行っている軍事組織。悠が所属していた組織でもある。
ドラゴンが通過したことで治安が乱れた国や地域を武力で平定させるのが、ニブルの活動の上で最も大きなウエイトを占めている。また、世界中の"D"を保護という名目でとらえ、ミッドガルに隔離するのも仕事の一つとなっている。
教育機関ミッドガル
"D"を集め管理をし、教育を行うための自治教育機関。元々は、"D"の「隔離」施設であった。しかし、当時は幼かった"D"も、月日とともに成長して人権を主張し始める。有名な財閥や国家の王族にも"D"が現れたのを契機に、ミッドガルは「教育」機関として独立した。
"D"ミッドガルの基本的な役割は"D"に教育をすることだが、2年前のクラーケン戦より、メスに飢えたドラゴンを返り討ちにするための迎撃要塞の役割を兼ねるようにもなっている。少し前まではニブルの管理下にあったが、現在は完全に対等な立場になっている。
日本の遥か南、赤道付近に位置する直径数㎞程度の小さな孤島を徹底的に改造し学園を作った。周辺には環状多重防衛機構(ミドガルズオルム)という自動迎撃システムが設置されており、許可のない船舶航空機は容赦なく排除される。
敷地内には3階建の校舎が4つ並んでいるが全校生徒は70人ほどしかいないため、殆どが物置や空き教室となっている。教室はブリュンヒルデ教室、ゲルヒルデ教室、ヘルムヴィーゲ教室、シュヴァルトライテ教室、オルトリンデ教室、ジークルーネ教室、ヴァルトラウテ教室、グリムゲルゲ教室、ロスヴァイセ教室[注 15]の9つに分かれており、通常は年齢によって分けられているがレンのように極めて頭が良い者やティアのように事情があって例外的に配属されている者もいる。各教室の名前は北欧の戦乙女(ワルキューレ)から取られており、"ドラゴンに立ち向かう乙女"という意味も込められている。
ミッドガルの大きな特徴として、生徒一人ひとりにノート型の個人端末が与えられる。端末には教科書などの授業に使うもの全てがインストールされている。また、生徒一人ひとりが口座を持っており、最低限の生活費に加えて、依頼物資の生成やニブルの任務に従事した時に支払われる給与、成績に応じての報酬が振り込まれる。希少金属やエネルギー資源の物質変換を身に付けるのがお金を稼ぐ近道とされている。更に、学生証は身分証明の他にも買い物で使うことが出来る。支払いの際の上限は口座にある分までとなっている。
一度ミッドガルへ入った"D"は自身の能力が消滅するまでは、ミッドガルから外へ出ることは出来ない。これは"D"を様々な悪意から遠ざけるためと、普通の人間を"D"から護るための2つの理由からなっている。
ムスペルの子ら
世界最大のテロ組織。ドラゴン信奉者が集まっており、ドラゴンを倒そうとしている国や組織にテロを仕掛け活動を妨害し続けている。当然ながらアスガルやミッドガルも対象となっており、竜災が起こった地域に入り込み布教活動を行うため、ニブルと衝突することも少なくない。
ハイウォーカー・グループ
リーザの実家が運営する西ヨーロッパの大財閥。多数の企業を傘下に収めており、中にはニブルで使用される武器の多くを製造する軍需産業を担う企業もある。また、ミッドガルの大口スポンサーでもある。
アスガル極東支部第一研究所
東京にあるアスガルの研究所。宮沢健也が所長を務めている。ビル一つが全て研究所になっており、地下は5階、上は20階まである。
アスガル西洋第4支部
フィリル暗殺の際に、フレイズマルの乗っていたヘリの識別ナンバーがここのものだった。キーリとジャンヌはここでヘカトンケイルの情報を得た。
ファフニール計画
ニブルで密かに行われていると噂になっている計画。ドラゴンが特殊な能力を持つように人間にも何か失われた力があるのではという期待から始まったとされる。その研究の結果、廃棄因子が発見された。
廃棄権能(コードロスト)の仮説
ファフニール計画と内容が酷似している仮説

武器

架空武装

ジークフリート
物部悠の架空武装。装飾銃の形状をしている。
五閃の神弓(ブリューナグ)
物部深月の架空武装。弓の形状をしている。
夜裂く刃(クサナギ)
篠宮都の架空武装。なぎなたの形状をしている。
双翼の杖(ケリユケイオン)
イリス・フレイアの架空武装。杖の形状をしている。
射抜く神槍(グングニル)
リーザ・ハイウォーカーの架空武装。槍の形状をしている。
架空の魔書(ネクロノミコン)
フィリル・クレストの架空武装。本の形状をしている。
粉砕する灼槌(ミヨルニル)
レン・ミヤザワの架空武装。大きなハンマーの形状をしている。
牙の盾(アイギス)
アリエラ・ルーの架空武装。手甲の形状をしている。
竜の紅翼(ティアマト)
ティア・ライトニングの架空武装。竜の翼の形状をしている。
渦炎界(ムスペルヘイム)
キーリ・スルト・ムスペルヘイムの技。周囲に不可視の大きさの上位元素を生成し、熱エネルギーに変換。それを攻防に利用する。

遺失兵器(ロストウェポン)

マルドゥーク
対ドラゴン戦での切り札として、物部 悠が幾度と使用する対竜兵装である。ユグドラシルより得た兵器データの中でも、本兵装は現在の科学技術ではどうやっても再現不可能であるとされ、"D"の力を使って構築するときも他の"D"から上位元素を借り受ける必要がある。遥か過去に存在した前文明のテクノロジーであるとされ、現代にはそのデータは一切残存していない。本来のマルドゥークは多数の種類の砲台からなる巨大な兵器であるが、"D"の力を使って構築してもその全てを完全に構築することができず、砲台の一部分のみを必要最小限に構築するという手法で戦いに使用している。
天を閉ざす塔(バベル)
リヴァイアサンを殲滅したマルドゥークの主砲。広範囲に超重力の断層を作り出し、射線上にあるあらゆるものを押し潰す重力兵器。マルドゥークの砲台の中で唯一、ニブルによって現代に再現されている。
境界を焼く蒼炎(メギド)
ヘカトンケイルを殲滅したマルドゥークの特殊火砲。爆発に巻き込んだものを原子レベルで分解する殲滅兵器。本来、上位次元にいるヴリトラに攻撃は効かないにも関わらず次元の境界を超え、ダメージを与えた。
彼岸を貫く方舟(ノア)
フレスベルクを殲滅したマルドゥークの念式連装砲。砲手の思念を増幅し、放つ兵器。高密度に圧縮された精神波は微量の未確認媒介粒子でも具現化し、物理的な干渉力を得ることができる。ノアのみ小型なことから作中では唯一ほぼ完全な形で構築している。
星を呑む風穴(アビス)
ヴァンパイアの作り出した赤い霧を消し飛ばしたマルドゥークの亜空還噴進砲。本来存在しえない同座標の亜空間を無理やり生み出し、そこにあったものや周囲のものを、亜空間ごと世界の修正力によって消し去る自壊兵器。
ネルガル
旧文明の対人兵装で、射出式のスタンガンである。対人制圧用の非殺傷兵器であるが、かなり危険な代物。命中すれば確実に相手の意識を奪い、仮に目覚めても数時間はまともに歩くことができなくなるほどの威力を持つ。前文明型のAT(アーキタイプ)と現在型のMP(マスプロダクションモデル)の2つがある。
エンリル
弾丸が特殊な振動を付加する兵器。旧文明の対甲兵装で、装甲の内部に対し強力な振動を与えることで被弾者に対しダメージを与える。構造が複雑すぎるがゆえに現代技術では量産化できなかった。
イシュタル
旧文明の対物兵装。高威力長射程のアンチマテリアルライフル。ネルガル同様に、ATとMPがある。

その他の武器

ウルク73E
ニブルの戦車などに用いられている対爆装甲。
ダマスカス09P
ニブルで使われている対物装甲。
ゲイボルグ
対ドラゴン用ICBM (大陸間弾道ミサイル)。最高速度はマッハ40を超え、先端部分にはミスリルが使用されている。ニブルの切り札のひとつ。
戦術高エネルギーレーザー
レーザー兵器であるため、速度はゲイボルグより大きく上回る。ミドガルズオルムにも使われている。
ミストルテイン
ニブルが開発した対バジリスク用の大型爆弾。ミスリルを用いて耐久力を厳密に計算し、バジリスクまで到達するように設計されている。だがバジリスク戦ではバジリスクまで届かず、カタストロフの閃光を受け消滅した。
戦艦ナグルファル
ニブルがミッドガルへの強制査察の際に旗艦となった戦艦。旧文明(アトランティス)の遺産。主砲は(マルドゥークの物)バベルのレプリカ。

書籍

小説

講談社ラノベ文庫より刊行。日本国外においては、東立出版社台湾)より翻訳版が刊行されている[9]

タイトル 発売日 ISBN 表紙
1 銃皇無尽のファフニール 1 ドラゴンズ・エデン 2013年7月2日[12] ISBN 978-4-06-375312-7 イリス[12]
2 銃皇無尽のファフニール 2 スカーレット・イノセント 2013年10月2日[13] ISBN 978-4-06-375326-4 ティア[13]
3 銃皇無尽のファフニール 3 クリムゾン・カタストロフ 2013年12月27日[14] ISBN 978-4-06-375351-6 深月[14]
4 銃皇無尽のファフニール 4 スピリット・ハウリング 2014年4月2日[15] ISBN 978-4-06-375363-9 フィリル[15]
5 銃皇無尽のファフニール 5 ミドガルズ・カーニバル 2014年7月2日[16] ISBN 978-4-06-375379-0 リーザ[16]
6 銃皇無尽のファフニール 6 エメラルド・テンペスト 2014年10月2日[17] ISBN 978-4-06-381406-4 レン[17]
7 銃皇無尽のファフニール 7 ブラック・ネメシス 2014年12月26日[18] ISBN 978-4-06-381435-4 キーリ[18]
8 銃皇無尽のファフニール 8 アメジスト・リバース 2015年4月2日[19][20] ISBN 978-4-06-381453-8 イリス[19][20]
ISBN 978-4-06-358756-2
(ドラマCD付き限定版)
9 銃皇無尽のファフニール 9 セルリアン・エンゲージ 2015年7月2日[21] ISBN 978-4-06-381435-4 アリエラ[21]
10 銃皇無尽のファフニール 10 インビジブル・サクセサー 2015年10月30日[22] ISBN 978-4-06-381499-6 悠、ロキ[22]
11 銃皇無尽のファフニール 11 プリズマティック・ガーデン 2016年4月1日[23] ISBN 978-4-06-381528-3 ヴリトラ[23]

漫画

2013年10月にコミカライズの決定が発表された。2014年3月(#41号)から2016年1月号まで『good!アフタヌーン』(講談社)にて連載された[24]。漫画はサブロウタが担当する[4]

タイトル 発売日 ISBN 表紙
1 銃皇無尽のファフニール 1 2014年10月2日[25] ISBN 978-4-06-387998-8 イリス[25]
2 銃皇無尽のファフニール 2 2015年1月7日[26] ISBN 978-4-06-388024-3 深月[26]
3 銃皇無尽のファフニール 3 2015年7月7日[27] ISBN 978-4-06-388068-7 ティア[27]
4 銃皇無尽のファフニール 4 2016年3月7日[28] ISBN 978-4-06-388128-8 リーザ[28]

テレビアニメ

2014年7月に本作のアニメ化が発表された[6]。2015年1月より3月までTBSCBCサンテレビBS-TBS他にて放送された。なお、オープニングテーマを担当するTRUSTRICKもゲスト声優として参加しており、メンバーのBillyは本作が声優初挑戦となる[11]

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「FLYING FAFNIR
作詞・作曲 - 神田沙也加 / 編曲 - Billy / 歌 - TRUSTRICK
エンディングテーマ「Ray of bullet」
作詞・作曲・編曲 - 園田智也
歌(第1話 - 第11話) - イリス・フレイヤ(日高里菜)、物部深月(沼倉愛美
歌(第12話) - イリス・フレイヤ(日高里菜)、物部深月(沼倉愛美)、リーザ・ハイウォーカー(金元寿子)、アリエラ・ルー(徳井青空)、レン・ミヤザワ(内村史子)、ティア・ライトニング(佐倉綾音

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 原作巻 後提供イラスト
第1話 竜園のミッドガル 高橋順 筑紫大介 相坂直紀、飯飼一幸
池田竜也、藤田正幸
第1巻 いみぎむる
第2話 白のリヴァイアサン 山本秀世 矢野孝典 森悦史、武本大介
池原百合子、宇津木勇
so-bin
第3話 咆哮のファフニール 齋藤昭裕 齋藤昭裕
高橋順
相坂直紀、近藤瑠衣
山崎愛、飯飼一幸
珈琲貴族
第4話 竜人のティア 安藤良 夏野庸、深野敏彦
金銀河、李宰昱
朴常昱
第2巻 籠目
第5話 禍焔のムスペルヘイム 高橋知也 矢名みどり 粟井重紀 ゆーげん
第6話 紅翼のティアマト 筑紫大介
高橋順
畠山茂樹 相坂直紀、池原百合子
宇津木勇、武本大介
中山和子、森悦史
せんむ
第7話 スカーレット・イノセント 高橋順 高橋順
矢野孝典
相坂直紀、菊川孝司
重松晋一、飯塚葉子
サブロウタ
第8話 侵攻のバジリスク 吉田泰三 佐藤和麿 相坂直紀、飯飼一幸
藤田正幸、池田竜也
白石悟
第3巻 karory
第9話 絶海のフロントライン ワタナベシンイチ 伊藤史夫 韓承煕、石丸史典
野村治嘉、望月俊平
なかじまゆか
第10話 赤色のカタストロフ 高橋知也
黒瀬里美
ワタナベシンイチ 粟井重紀、深野敏彦
飯塚葉子、遠藤省二
和泉つばす
第11話 天墜のミストルテイン 水野和則 矢野孝典
畠山茂樹
小島絵美、白石悟
千光土海登、飯塚葉子
ぴらそん[注 16]
第12話 アンリミテッド・ファフニール 高橋順 相坂直紀、飯飼一幸
池田竜也、白石悟
河馬子[注 16]

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[30]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [31] 備考
2015年1月9日 - 3月27日 金曜 2:16 - 2:46(木曜深夜) TBSテレビ 関東広域圏 製作局
2015年1月9日 - 3月27日 金曜 3:30 - 4:00(木曜深夜) CBCテレビ 中京広域圏
2015年1月11日 - 3月29日 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) BS-TBS 日本全域 BS放送
2015年1月11日 - 3月29日 日曜 1:53 - 2:23(土曜深夜) チューリップテレビ 富山県
2015年1月12日 - 3月30日 月曜 1:30 - 2:00(日曜深夜) サンテレビ 兵庫県
2015年1月26日 - 4月13日 TBSチャンネル1 日本全域 CS放送
リピート放送あり
2015年11月4日 - 水曜 23:00 - 23:30 AT-X 日本全域 CS放送
リピート放送あり
日本国内 インターネット配信 / 放送期間および放送時間[32]
配信期間 更新時間 配信サイト
2015年1月12日 - 3月30日 月曜 22:00 - 22:30 ニコニコ生放送
月曜 22:30 更新 ニコニコチャンネル
2015年1月20日 - 4月7日 火曜 12:00 更新 バンダイチャンネル

関連商品

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD限定盤 BD通常盤 DVD限定盤 DVD通常盤
1 2015年3月25日 第1話 - 第2話 XT-3351 COXC-1121 XT-3361 COBC-6751
2 2015年4月22日 第3話 - 第4話 XT-3352 COXC-1122 XT-3362 COBC-6752
3 2015年5月27日 第5話 - 第6話 XT-3353 COXC-1123 XT-3363 COBC-6753
4 2015年6月24日 第7話 - 第8話 XT-3354 COXC-1124 XT-3364 COBC-6754
5 2015年7月22日 第9話 - 第10話 XT-3355 COXC-1125 XT-3365 COBC-6755
6 2015年8月26日 第11話 - 第12話 XT-3356 COXC-1126 XT-3366 COBC-6756

CD

発売日 タイトル 規格品番
2015年1月14日 FLYING FAFNIR COZA-997/8(TYPE-A)
COCA-16961(TYPE-B)
2015年1月28日 Ray of bullet COZC-1013/4(限定盤)
COCC-16971(通常盤)

Webラジオ

ファフニールラジオ〜ミッドガル学園放送部』のタイトルで、2015年1月15日から4月24日までTBS公式サイトにて配信されていた[33]。2014年12月24日にはプレ配信が行われた[33][34]。パーソナリティは沼倉愛美(物部深月 役)、日高里菜(イリス・フレイア 役)[33][35]

脚注

注釈

  1. ^ レン・ミヤザワはいわいる天才の為、ブリュンヒルデ教室に所属している。
  2. ^ 一方的な連絡がほとんどである。
  3. ^ 本来"D"は制御のことを考えなければ最低でも10tの生成を行うことができる。
  4. ^ ただしマルドゥークの場合、上位元素が足りず悠一人では出せない。
  5. ^ 公衆の面前で抱き付いたり、一緒にお風呂に入るなど。
  6. ^ 全校集会の際に暴走し、また物部悠に懐いて離れようとしないため同年代と同じ教室では無理だと判断された。
  7. ^ 生物の体は細胞など非常に複雑なため、人間の脳ではその情報量を処理できない。
  8. ^ 年齢を聞くことは禁句となっており、実際に年齢を聞こうとした悠は「この学園長の部屋からは二度と出れなくなるぞ」と脅されている。
  9. ^ 厳密には、父親が自らを灰のヴァンパイアと呼んだ
  10. ^ 悠の個人端末の番号や、その他軍機に触れることまで知っている
  11. ^ 悠がオハギを拾ってきた翌日にヘカトンケイルがやってきたため。
  12. ^ ニブルの地方支部や援軍的なものだった
  13. ^ 被害のことを本書では「竜災」と呼んでいる。
  14. ^ 根拠は機密事項であるという理由で公開されていない。
  15. ^ 年齢の幼い者が配属される教室。
  16. ^ a b ニコニコ静画での一般公募[29]

出典

  1. ^ 講談社ラノベ文庫既刊案内-2013年7月刊行”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2013年7月13日閲覧。
  2. ^ 小説第1巻終章文中より。
  3. ^ 小説第1巻あとがきより。
  4. ^ a b 公式サイトの記述より。
  5. ^ 小説第4巻より。
  6. ^ a b 【公式解禁】『銃皇無尽のファフニール』アニメ化決定!【5巻は本日発売!】”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社 (2014年7月2日). 2014年7月2日閲覧。
  7. ^ 銃皇無尽のファフニール : 講談社ラノベ文庫の話題作がアニメ化”. MANTANWEB. 毎日新聞デジタル (2014年7月2日). 2014年7月2日閲覧。
  8. ^ 【アニメ情報更新&文庫6巻・コミックス1巻特典紹介】『銃皇無尽のファフニール』”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社 (2014年9月26日). 2014年9月26日閲覧。
  9. ^ a b 銃皇無盡的法夫納 龍之樂園”. 東立Online. 東立出版社. 2014年7月8日閲覧。
  10. ^ a b 銃皇無尽のファフニール 原作公式サイト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年1月15日閲覧。
  11. ^ a b テレビアニメ『銃皇無尽のファフニール』、OPを担当する「TRUSTRICK」(神田沙也加さん&Billyさん)がキャストとして出演決定!”. animate.TV. アニメイト. 2015年1月18日閲覧。
  12. ^ a b 銃皇無尽のファフニール1 ドラゴンズ・エデン”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
  13. ^ a b 銃皇無尽のファフニール2 スカーレット・イノセント”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
  14. ^ a b 銃皇無尽のファフニール3 クリムゾン・カタストロフ”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
  15. ^ a b 銃皇無尽のファフニール4 スピリット・ハウリング”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
  16. ^ a b 銃皇無尽のファフニール5 ミドガルズ・カーニバル”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年9月7日閲覧。
  17. ^ a b 銃皇無尽のファフニール6 エメラルド・テンペスト”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年10月2日閲覧。
  18. ^ a b 銃皇無尽のファフニール7 ブラック・ネメシス”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年12月26日閲覧。
  19. ^ a b 銃皇無尽のファフニール8 アメジスト・リバース”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年4月3日閲覧。
  20. ^ a b ドラマCD付き限定版 銃皇無尽のファフニール8 アメジスト・リバース”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年4月3日閲覧。
  21. ^ a b 銃皇無尽のファフニール9 セルリアン・エンゲージ”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年11月2日閲覧。
  22. ^ a b 銃皇無尽のファフニール10 インビジブル・サクセサー”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2015年11月2日閲覧。
  23. ^ a b 銃皇無尽のファフニール11 プリズマティック・ガーデン”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2016年4月1日閲覧。
  24. ^ 『銃皇無尽のファフニール』月刊「good!アフタヌーン」 にてコミカライズ決定!”. 講談社ラノベ文庫編集部ブログ. 講談社. 2013年12月20日閲覧。
  25. ^ a b 銃皇無尽のファフニール1”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2014年10月2日閲覧。
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  34. ^ 銃皇無尽のファフニール 公式ホームページ”. TBSテレビ (2014年12月24日). 2015年1月9日閲覧。
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外部リンク

TBS 金曜2:16(木曜深夜)枠
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銃皇無尽のファフニール