風化

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風化(ふうか、: weathering[1])または風化作用(ふうかさよう、英: weathering[1])とは、地殻の表層にある岩石太陽光風雨にさらされることによって破壊され、物理的、化学的に変質する作用のこと。一般的には上にある物質がその対象とされる。

岩石を構成する鉱物がばらばらになるほか、長石雲母などのケイ酸塩鉱物からはマグネシウムなどの金属イオン溶脱してケイ酸アルミニウムが結びついた粘土鉱物が生成する反応がよく知られる。

砂岩頁岩花崗岩蛇紋岩石灰岩などの岩石は、風化を受けやすい。

風化の分類[編集]

物理的(機械的)風化[編集]

物理的風化(ぶつりてきふうか、: physical weathering[2])または機械的風化(きかいてきふうか、mechanical weathering)は、岩石をつくる鉱物間の結合をゆるめ、破壊する(寒冷乾燥気候地帯)。要因として以下のものが挙げられる。

  • 乾湿風化
  • 凍結破砕
  • 生物的要因(植物根の進入など)
  • 圧力の変化
  • 水流
  • 砂塵
  • 塩分砕屑

化学的風化[編集]

化学的風化(かがくてきふうか、: chemical weathering[2])は、などが関係した化学反応によって岩石が分解・溶解する(温暖・湿潤気候地帯)。

宇宙風化[編集]

大気圏外で起こる風化。太陽風宇宙線、微小隕石が原因である。物理的か化学的かと言えば物理的であるが、機械的破砕よりは溶融である。

風化の種類[編集]

玉ねぎ状風化[編集]

岩塊地層節理沿いの角が連続的に風化が進行する現象。タマネギの皮のように風化が進み、内部は状に母岩が残ることとなる。玉ねぎ状構造、球状風化とも呼ばれる。球状風化は一部の花崗岩類で顕著であり、内部に残った球状の母岩(原岩)はコアストンと呼ばれる。

蜂の巣風化[編集]

風化作用で岩石の表面に蜂の巣のようなが空くこと。直径数センチメートルの多数の穴が蜂の巣状になっていて、砂岩の表面に見られることが多い。

風化(転義)[編集]

日本語では、「個であれ集団であれ、人が抱く意識関心の度合いが、経年などによって目に見えて低下すること」を、自然現象である風化に譬えてその名で呼ぶことが非常に多い。すなわち、人の意識の風化である。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会1984年、44頁。ISBN 4-8181-8401-2
  2. ^ a b 文部省土木学会編 『学術用語集 土木工学編』 土木学会、1991年、増訂版。ISBN 4-8106-0073-4

関連項目[編集]