西鉄福岡(天神)駅

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西鉄福岡(天神)駅
駅ビル(ソラリアターミナルビル)
にしてつふくおか(てんじん)

Nishitetsu-Fukuoka (Tenjin) -
(0.8km) 薬院
所在地 福岡市中央区天神二丁目11番2号
北緯33度35分19.6秒 東経130度23分59.6秒 / 北緯33.588778度 東経130.399889度 / 33.588778; 130.399889
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 天神大牟田線
キロ程 0.0 km(当駅起点)
駅構造 高架駅
ホーム 4面3線
乗降人員
-統計年度-
131,641人/日
-2010年-
開業年月日 1924年(大正13年)4月12日
乗換 福岡市地下鉄空港線天神駅
福岡市地下鉄七隈線天神南駅
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改札(北口)
ソラリア口

西鉄福岡(天神)駅(にしてつふくおか(てんじん)えき)は、福岡県福岡市中央区天神二丁目にある西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線。同線の起点・福岡側のターミナル駅である。

旅客向け案内では、他の「西鉄」を冠する駅と同様、「西鉄」を省略し「福岡天神」と案内している。カッコ書きではあるが、間を開けずに読む。

当駅は、日中でも1時間に特急2本、急行4本、普通6本の列車が発着し、久留米大牟田方面の他、太宰府線への直通列車も多数発着する。

駅構造

プラットホームソラリアターミナルビル2階にある高架駅。現在は4面3線の頭端式ホームとなっており、乗車専用ホーム(1 - 3番線)と降車専用ホームがある。電車が進入した後、まずすべての乗客を降車ホームに降車させ、その後乗車ホーム側の乗客が乗車ホームから乗ることができる。

ホーム有効長は10両編成まで入線可能な長さである。

のりば

大牟田方面 1 急行
2 普通
3 特急・急行
上記の通りでない時間帯もある

駅構内

改札口は北口、ソラリア口、中央口、南口の4箇所ある。

北口
当駅で最大の改札口。改札口は2階。改札外コンコースはソラリアステージビルとなる。精算室(ソラリア口に挟まれている)、駅事務室・定期券売場(それぞれ2箇所)、コインロッカー3箇所、ATMコーナー、インターネットコーナーがある。福岡市地下鉄空港線箱崎線天神駅)へ乗り換える際、一番近い改札口である。
ソラリア口
北口の西隣にあり、改札内外とも北口コンコースと繋がっている。改札口正面にソラリアプラザとの連絡階段がある。
中央口
改札口は1階。定期券売り場とコインロッカーがある。西鉄天神バスセンターへの連絡エレベーターがある。
南口
改札口は1階で、国体道路に面している。定期券売り場がある。福岡市地下鉄七隈線天神南駅)へ乗り換える際、一番近い改札口である。

利用状況

2010年度の1日平均の乗降人員は131,641人[1](うち乗車人員は66,411人[2])であり、西鉄の中で最も多い。隣駅である薬院駅の交通結節機能強化が進んだこともあって、近年当駅の利用者減少幅は大きい。各年度の利用状況は以下のとおり[3]

1日平均利用客数(1990年代)
年度 1996年 1997年 1998年 1999年
乗車 83,527 83,137 80,682 78,430
乗降 168,328 167,825 162,868 157,824
1日平均利用客数(2000年代)
年度 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
乗車 76,087 74,868 73,751 73,658 71,320 69,789 70,104 69,625 68,803 66,704 66,411
乗降 153,894 151,375 149,268 148,669 143,894 140,444 140,340 138,910 137,500 132,502 131,641

駅周辺

渡辺通り西側

駅と同じ側である。

渡辺通り東側

駅の反対側である。

その他

歴史

  • 1924年4月12日 - 福岡駅として開業。
  • 1935年頃 - 九鉄福岡駅に改称。
  • 1942年9月22日 - 西鉄福岡駅に改称。
  • 1961年11月1日 - 高架化。
  • 1983年3月26日 - ホーム改良工事完成。従来の5線5ホームから3線3ホームとなり、全ホームで7連停車が可能に。
  • 1983年11月26日 - 駅全体の改良工事完成。
  • 1992年7月8日 - 西鉄福岡ターミナルプロジェクト(ソラリア計画)第二期となる本駅のターミナルビルへの改築工事が着工。
  • 1993年8月26日 - 改築工事のためバスセンター直上の線路を東側に移し2線2ホームでの営業を開始。
  • 1993年12月 - 2線3ホーム営業となる。
  • 1995年3月25日 -福岡-平尾間の高架化完了に伴い2線のうち1線が南に100m移動。
  • 1995年5月27日 -もう1線も同様に移動し営業キロで南に100m移動、これにより旧駅舎は使用されなくなる。
  • 1997年2月 - コンコースを西側から東側に移し最終工事に着工。
  • 1997年9月27日 - 改築工事完成。3線4ホーム化。
  • 1998年11月7日 - 北口正面階段を新設。
  • 1999年4月24日 - ソラリアステージビルの完成で2階の外コンコースが完成し、ソラリア計画のすべての事業が完了。
  • 2001年1月1日 - 西鉄福岡(天神)駅に改称。

付記事項

  • 高架化される前の駅の姿は、1956年公開の東宝映画『空の大怪獣ラドン』の福岡破壊シーンで見る事ができる。
  • 1997年のソラリアターミナルビル完成で現在地に移転する以前は、現在より80mほど北(現在のソラリアステージの位置)にあり、岩田屋デパート旧本館とひとつづきのビルになっていた。それ以前にはその少し西側にあった。

隣の駅

西日本鉄道
天神大牟田線
特急・急行・普通
西鉄福岡(天神)駅 - 薬院駅

その他

  • 特急電車は朝の一部を除き、毎時00分と30分に発車する。発車時刻の5分-10分前に入線する。
  • 特急電車は、発車時刻15分前くらいから乗客の列ができる。先発の急行が発車する前から次発の特急を待つ人も多い。
  • 当駅の構造と駅位置の関係上、福岡(天神)側の最後尾車両が最も混雑する。

脚注

  1. ^ 企業情報 : にしてつグループホームページ 平成22年度 駅別乗降人員
  2. ^ ふくおかの統計(月報)(福岡市)
  3. ^ 福岡市統計書 (運輸・通信) 私鉄各駅乗降人員

関連項目

外部リンク