神経衰弱 (精神疾患)
神経衰弱 (精神疾患) | |
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概要 | |
診療科 | 精神医学, 心理学, 心理療法 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | F48.0 |
ICD-9-CM | 300.5 |
MeSH | D009440 |
神経衰弱(しんけいすいじゃく、英: Neurasthenia)は、1880年に米国の医師であるベアードが命名した精神疾患の一種である。
症状として精神的努力の後に極度の疲労が持続する、あるいは身体的な衰弱や消耗についての持続的な症状が出ることで、具体的症状としては、めまい、筋緊張性頭痛、睡眠障害、くつろげない感じ、いらいら感、消化不良など出る。当時のアメリカでは都市化や工業化が進んだ結果、労働者の間で、この状態が多発していたことから病名が生まれた。戦前の経済成長期の日本でも同じような状況が発生したことから病名が輸入され日本でも有名になった。
病気として症状が不明瞭で自律神経失調症や神経症などとの区別も曖昧であるため、現在では病名としては使われていない。