石橋凌
いしばし りょう 石橋 凌 | |||||
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本名 |
石橋 秀樹 いしばし ひでき | ||||
生年月日 | 1956年7月20日(67歳) | ||||
出生地 | 日本・福岡県久留米市 | ||||
血液型 | AB | ||||
ジャンル | 俳優(映画・テレビドラマ)、ミュージシャン | ||||
活動期間 | 1978年 - | ||||
活動内容 |
1978年、ARBのボーカリストとしてレコードデビュー( - 1990年、1998年 - 2006年) 1985年 - 俳優活動開始 | ||||
配偶者 | 原田美枝子 | ||||
事務所 | エイベックス | ||||
公式サイト | 石橋凌 オフィシャルサイト | ||||
主な作品 | |||||
映画 『ア・ホーマンス』 『クロッシング・ガード』 『キッズ・リターン』 『BROTHER』 『自殺サークル』 『呪怨』 『MW』 ドラマ 『武田信玄』 『あしたがあるから』 『お金がない!』 『眠れる森』 『蘇える金狼』 『ビギナー』 『ハルとナツ 届かなかった手紙』 | |||||
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石橋 凌(いしばし りょう、 1956年7月20日 - )は、福岡県久留米市出身の俳優、ミュージシャン、歌手である。本名、石橋 秀樹(いしばし ひでき)。福岡県立久留米高等学校卒業。血液型はAB型。アパッチ → エイベックス所属(業務提携)。アメリカの映画俳優組合(SAG)の会員でもあり、アメリカではゴールデン・メディア・グループが代理している。
略歴
俳優として名高いが、1980年代に熱狂的な支持を得た伝説のロックバンド・ARBのボーカルである。1977年、ボーカルを探していたバンドに石橋がオーディションで合格し加入した(ARBでの活動についてはARB (バンド) を参照。ここでは石橋凌の人物、俳優活動、ソロ活動のみ記す)。
5人兄弟の五男。兄の影響で、中学の頃からジョン・レノンやビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランのファンであり、中学1年生のときに父が他界したことがきっかけで、高校2年生のときミュージシャン志望を決意した(父の死についてはソロシングル「カクテル・トゥナイト」に収録された「12の頃」で歌われている)。
デビュー時の所属事務所はシンコーミュージックで、事務所側はアイドルグループとして売り出そうとしていた。ピンク・レディーの前座をしたこともある。しかし、1978年10月、シングル「野良犬」でデビューするも、方向性の違いから1年足らずでシンコーミュージックから独立した。
独立したものの、レコードの売れ行きやコンサートの動員に悩んでいた20代半ば、ドラマーの相原誠とともにスポーツクラブに行ったところ、金子正次とともにいた俳優の松田優作に偶然出会う。その後、優作に自身の悩みを相談し、しばらく経った時、優作側からの誘いで、彼が監督をつとめた映画『ア・ホーマンス』に出演。それまで演劇経験がほとんどなかった石橋は、優作から厳しい指導を受けて演じ切り、同作でキネマ旬報新人男優賞を受賞し、本格的にスクリーン進出。大河ドラマ『武田信玄』、映画『ボクの女に手を出すな』『Aサインデイズ』等に出演した(この頃はミュージシャンが俳優をしている印象もあり、石橋は中途半端になるなら俳優は辞める気でいた)。
尊敬していた松田優作が、ハリウッド進出のさなかに病死したことを受け、彼の死後の1990年、ARBを解散し音楽活動を封印、俳優業に専念した。俳優としてのスタートは遅かったが、1990年代半ばには不動の地位を築く。『クロッシング・ガード』(1995年)の演技がアメリカで認められた後、1997年にARBを再結成、第4期ARBが誕生し、1998年2月シングル「TOKYO OUTSIDER」で復活。音楽活動と俳優業と両立していたが、2006年3月1日に石橋が脱退を表明、ARBは活動停止。
石橋自身「追う役より追われる役の方が多かった」と話すほど、かつてはヤクザ役が多かったが、現在は刑事や判事など多岐に渡る役柄をこなす、渋い俳優として知られる。1995年よりアメリカの映画俳優組合(SAG)の会員となる。2006年6月1日付けで鈍牛倶楽部からスティングカンパニーに移籍。2008年4月にエイベックスへ移籍する。
エピソード
- 高校卒業からARBに加入するまでは、アルバイトを転々としていた。最後はイタリアンレストランで、ピザは生地から作れるほどの腕前である。
- 餡と蛇が苦手である。
- 1980年代は、バンドのイメージに配慮したストレートな役柄が多かったが、今では癖のある俳優のイメージが強い。
- 殺される役が多かったため、福岡の母に出演の話をすると「また殺されると?」と聞かれた。
- 再結成後、石橋がミュージシャンであることを知らなかったスタッフに、ARBが俳優のバンド活動だと勘違いされたこともある。
- ARBのライブではスタンドに設置したシンバルを高々と蹴り上げる。
- 2002年、46歳でシングル「カクテル・トゥナイト」でソロデビューした。ARBとは違い、バラード中心の曲目である。
- ARBの「乾いた花」(アルバム『BAD NEWS』収録、1980年)はビートたけしのお気に入りの曲である。1999年に行われた「ビートたけし トリ・BEATライブ」にはARBとして参加、凌もたけしの曲「浅草キッド」を歌った。
出演作品
テレビドラマ
- 大河ドラマ(NHK)
- 松本清張作家活動40年記念・張込み(1991年、フジテレビ) - 石井久一 役
- あしたがあるから(1991年、TBS) - 反町健太 役
- 新宿サラ金物語(1992年、フジテレビ)
- 松本清張スペシャル・疑惑(1992年、フジテレビ) - 秋谷茂一 役
- 教師夏休み物語(1992年、日本テレビ) - 荒井周一 役
- 君が見えない(1994年、関西テレビ) - 樋口彰 役
- お金がない!(1994年、フジテレビ) - 氷室浩介 役
- 炎の消防隊(1996年、テレビ朝日) - 北崎雄太 役
- 松本清張スペシャル・中央流沙(1998年、日本テレビ) - 岡村局長 役
- 眠れる森(1998年、フジテレビ) - 恩田刑事 役
- 蘇える金狼(1999年、日本テレビ) - 甘木公次 役
- 隣人は秘かに笑う(1999年、日本テレビ) - 向井 役
- サイコドクター(2002年、日本テレビ)
- ビギナー (2003年、フジテレビ) - 野佐木恍也 役
- ブラックジャックによろしく (2003年、TBS) - 藤井義也 役
- 囚人のジレンマ(2004年、TBS) - 東出裕文 役
- ハルとナツ 届かなかった手紙 (2005年、NHK) - 海野海軍中佐 役
- 女王蜂(2006年、フジテレビ) - 大道寺欣造 役
- 輪舞曲(2006年、TBS) - 伊崎吉彦 役
- 相棒 Season 6(2007年、テレビ朝日) - 三雲法男 役
- 探偵 左文字進11(2007年、TBS)
- 蒼い瞳とニュアージュ(2007年、WOWOW) - 須藤道久 役
- ギラギラ(2008年、テレビ朝日) - 葛城大成 役
- NHKスペシャル・最後の戦犯 (2008年11月29日、NHKBSハイビジョン、12月7日、NHK総合) - 加藤大佐役 ※2008年度芸術祭参加作品
- RESCUE〜特別高度救助隊 (2009年、TBS) - 芹沢忍 役
- 土曜ドラマ「外事警察」(2009年11月-12月、NHK) - 有賀正太郎 役
- パーフェクト・リポート 第1話(2010年10月17日、フジテレビ) - 宮島総理大臣 役
- 検事・鬼島平八郎(2010年10月 - 12月、ABC・テレビ朝日) - 敷島康広 役
- モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語 第6話(2010年11月22日、テレビ東京) - 赤石英一郎 役
- 刑事・鳴沢了2〜偽りの聖母〜(2011年5月20日、フジテレビ) - 鳴沢宗治 役
- 運命の人(2012年1月 - 3月、TBS) - 安西傑 役
- ドラマスペシャル「刑事魂」(2012年3月31日、テレビ朝日) - 亀山秋二 役
- 結婚しない(2012年10月 - 12月、フジテレビ) - 樋口亨 役
- レディ・ジョーカー(2013年3月 - 4月、WOWOW) - 白井誠一 役
- 七つの会議(2013年7月 - 8月、NHK) - 北川誠 役
- テレビ未来遺産"終戦"特別企画「報道ドラマ 生きろ 〜戦場に残した伝言〜」(2013年8月7日、TBS) - 大田実 役
- 株価暴落 5話(2014年10月19日、WOWOW) - 財前知春 役[1]
- 特集ドラマ ナイフの行方(2014年12月22日・23日、NHK総合) - 堀田 役
- ゴーストライター(2015年1月 - 3月、フジテレビ) - 鳥飼正義 役
- 花咲舞が黙ってない 第2シリーズ(2015年7月 - 9月、日本テレビ) - 堂島正吾 役
映画
- 暴力戦士(1979年) - バンド 役 ※ARBのメンバー(当時)全員が出演
- ROCK is SEX さらば相棒(1982年) - ラチ 役
- ア・ホーマンス(1986年) - 山崎道夫 役 ※キネマ旬報新人男優賞、熊本映画祭新人男優賞受賞
- ボクの女に手を出すな(1986年) - 加島和也 役
- 優駿 ORACION(1988年) - 多田時雄 役
- Aサインデイズ(1989年) - サチオ 役 ※ヨコハマ映画祭主演男優賞受賞
- 月はどっちに出ている(1993年) - 姜忠男 役(WOWOWの短編のみ出演)
- ナチュラル・ウーマン(1994年) - 風に乗って来る男 役
- クロッシング・ガード(1995年・アメリカ) - ジェフリー 役 ※ハリウッドデビュー作(SCREEN ACTERS GUILDに加入)
- 新・悲しきヒットマン(1995年) - 橘孝 役
- 極道の妻たち 危険な賭け(1996年) - 神鳥亮平 役
- キッズ・リターン(1996年) - ヤクザの組長 役
- 迅雷 組長の身代金(1996年) - 稲垣 役
- チンピラ(1996年) - 大谷 役
- 無国籍の男 血の収穫(東京マフィア)(1997年) - 黒木慎矢 役
- 林檎のうさぎ(1997年) - お父さん 役
- 冷たい血(1997年) - 嵯峨荘介 役
- オーディション(2000年) - 青山重治 役
- 殺し/KOROSHI(2000年) - 浜崎祐司 役
- BROTHER(2001年・日米合作) - 石原 役
- 実録 夜桜銀次(2001年) - 石神司郎 役
- 実録 夜桜銀次2(2001年) - 石神司郎 役
- 自殺サークル(2002年) - 黒田敏春 役
- Dog Star(2002年) - ゴング 役
- AIKI(2002年) - 平石正嗣 役 ※報知映画賞助演男優賞、高崎映画祭最優秀助演男優賞受賞
- 姐御(2003年) - 田所五郎 役
- MOON CHILD(2003年) - ローリエ 役
- g@me.(2003年) - 葛城勝俊 役
- 最後の恋、初めての恋(2003年・日中合作) - 恩田聡 役
- THE SCOOP(ショートフィルム)(2004年)
- THE JUON-呪怨(2004年・日米合作) - 中川刑事 役
- ワル-FINAL(2006年) - 桜木瓢吉 役
- 46億年の恋(2006年) - 新所長 役
- DREAM CRUISE(2007年) - エイジ(英治) 役
- 呪怨 パンデミック(THE JUON-呪怨2)(2007年)
- ローグアサシン (原題 War)(2007年) - シロ・ヤナガワ 役
- 犯人に告ぐ(2007年) - 曾根要介 役
- TRAPPED ASHES(2007年)
- 幸福(2007年) - 中年男 役
- 軍鶏(2008年) - 佐伯院長 役
- 世界で一番美しい夜 (2008年) - 仁瓶欽一 役
- MW-ムウ-(2009年) - 沢木和之 役
- さそり(2009年) - ジョンオー 役
- 陰獣(2009年) - モギリョウジ 役
- BOX 袴田事件 命とは(2010年) - 立松刑事 役
- ハラがコレなんで(2011年) - 児玉次郎 役
- 逆転裁判(2012年) - 狩魔豪 役
- 外事警察 その男に騙されるな(2012年) - 有賀正太郎 役
- トワイライト ささらさや(2014年、ワーナー・ブラザース映画) - ユウタロウの父 役
- 杉原千畝 スギハラチウネ(2015年) - 大橋忠一 役
オリジナルビデオ
- 死神の使者(1991年)
- ヤクザvsマフィア(1993年・日米合作) - 澤本修爾 役
- 刺青 IREZUMI(1994年・アメリカ) - 樋口元治 役
- LEVEL(1994年) - 堂本英世 役
- LAマフィア戦争 大殺戮(1996年・日米合作)
ウェブドラマ
- 三井不動産レジデンシャル製作WEBドラマ「タイムスリップ!堀部安兵衛」(2014年) - 部長 / 大石内蔵助 役
ドキュメンタリー
- 世界初 タクラマカン砂漠 幻の大河漂流(2000年、テレビ東京)
CM
- キッコーマン トライアングル焼酎(1990年 - 1995年)
- 日産・テラノ レグラス(1996年)
- サントリー リザーブウィスキー(CF)(1998年)
- ナイキジャパン オリンピック2000(2000年)
- 日産・デュアリス(2007年) - ナレーター
- ロト7「続・話は変わる」篇(2013年)
音楽
シングル
- カクテル・トゥナイト(2002年)
- カクテル・トゥナイト
- 乾いた花(ARB/Self Cover)
- 12の頃
- 忘れてはイケナイ物語り (2002年)
- 最後のことば
- HEY!WAR(ARB)
- ボート・ピープル(LIVE/ARB Self Cover)
- IMAGINE(ジョン・レノン/Cover)
ソロアルバム
- 表現者 (2011年)
- 喝!(ARB)
- 乾いた花(ARB)
- 我がプレッジ
- 最果て
- TOKYO SHUFFLE
- 待合室にて
- 淋しい街から (ARB)
- 形見のフォト
- Dear my soulmate
- 縁のブルース
- AFTER '45(ARB)
- 魂こがして(ARB)
- AFTER '45 (ARB)(with 福山雅治)*ボーナスシングルに収録
- 最果て(Piano version)*自伝本に収録
関連本
- 渾身/石橋凌(生江有二著・シンコーミュージック刊)(1989年)
- 表現者(山口猛・三嶽貴彦キネマ旬報社刊)(1999年)
- 自伝本 表現者~我語る 魂こがして~ カンゼン刊 (2011年)
参考文献
関連項目
外部リンク
- ARB OFFICIAL WEB SITE - ARB公式サイト
- 石橋凌 Official Website - syncl 内のプロフィール、2012年5月1日時点のアーカイブ(現状:非公開設定)
- 石橋 凌 apache Official Site - アパッチ公式のプロフィール、2015年4月25日時点のアーカイブ(現状:トップページに転送)
- 石橋 凌 WEBSITE - エイベックス公式のプロフィール
- 石橋凌 (@ryostaff) | Twitter - 公式Twitter
- 石橋凌 Dear My Soulmate - Facebook
- ^ “「株価暴落」試写会で織田裕二の握手を瀬戸康史がスルー!?”. livedoorニュース. (2014年10月8日) 2014年10月11日閲覧。