斉藤満喜子

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さいとう まきこ
斉藤 満喜子
プロフィール
生年月日 1970年9月19日
現年齢 53歳
出身地 日本の旗 日本広島県
血液型 A型
公称サイズ(1987年5月[1]時点)
身長/体重 160 cm / 47 kg
BMI 18.4
スリーサイズ 80 - 60 - 87 cm
活動
デビュー 1986年9月29日
ジャンル アイドル歌謡曲
所属グループ おニャン子クラブ/うしろ髪ひかれ隊
活動期間 1986年1998年
事務所 プロダクション尾木
レーベル ポニーキャニオン
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斉藤 満喜子(さいとう まきこ、本名:日比 満喜子、1970年9月19日 - )は、1980年代から1990年代にかけて活動した日本の元アイドル。女性アイドルグループ『おニャン子クラブ』及び派生ユニット『うしろ髪ひかれ隊』の元メンバーで、会員番号は42番[2][3]

来歴・人物[編集]

広島県出身。広島市立美鈴が丘中学校進徳女子高等学校[4]堀越高等学校卒業。堀越のクラスメートには沖本姉妹酒井法子、林千春(パンプキン)、西村知美渡辺美奈代などが居た[5]。広島にいた頃には、地元のラジオ番組『サテライトNo.1』(RCCラジオ)にアシスタントとして出演していた[6]。因みに、同僚に松村邦洋がいた[7]

高校在学中の1986年8月10日、「ミスセブンティーン・コンテスト with おニャン子クラブ」で準グランプリを獲得し、9月29日におニャン子クラブの会員番号42番としてデビュー[8]。1987年4月からは同じくおニャン子クラブで活動していた工藤静香生稲晃子とともに、「うしろゆびさされ組」の後継ユニットとして結成された「うしろ髪ひかれ隊」で活動した[3]。太い眉毛が印象的で、「マッキー」の呼び名でファンから親しまれていた[2]。ただし、1995年頃には細眉にした姿も見せている。

1987年9月20日のおニャン子クラブ解散後も、うしろ髪ひかれ隊での活動を継続。同ユニットの活動停止後には、タレントとして『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ)などに出演。1988年7月21日にはシングル『やりたい放題』でソロデビューし、オリコンチャート28位を記録[9]。同曲は、作曲を担当した後藤次利が「斉藤が狂うようにして踊る姿を見たい」という一心で制作されたものだという[10]

1990年にもセカンドシングルを発売するが、ヒットには恵まれなかった。セカンドシングルについては、発売時に斉藤がレギュラー出演していた静岡第一テレビの番組『JanJanサタデー』の縁もあり、同曲ビデオクリップの制作も静岡県内で行われ、静岡第一テレビの子会社である静岡第一ビデオ(当時。後の静岡第一テレビエンタープライズ)が制作を担当し静岡市内や清水市内(当時。後の静岡市駿河区清水区など)で撮影された。[要出典]また、同曲のプロデューサーとして元BaBe近藤智子が参加していた[11]

後に芸能界を引退。夫は、スジャータのブランドで知られる名古屋製酪の代表取締役社長・日比治雄[12][13]

芸能界引退後はお台場移転前のフジテレビの日特番の「復活夕やけニャンニャン」以外のおニャン子クラブの再結成イベントにも一切参加していない。

2021年8月、かつて『芹澤信雄のゴルフ熱中塾2』(テレビ東京)で共演した縁で、CS放送ゴルフネットワーク内の番組『TEAM SERIZAWA』に日比満喜子としてゲスト出演し[14]、結婚以降はメディアに全く出ていなかったことについて「専業主婦に徹してた?」と問われ、「徹しました!」と回答した[15]

出演[編集]

テレビ番組[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ番組[編集]

ディスコグラフィ[編集]

ソロシングル[編集]

  • やりたい放題 c/w NO!NO!NO!(1988年7月21日、ポニーキャニオン
  • 鏡の中のBaby Face c/w ラスト・グッバイ(1990年7月11日、ポニーキャニオン)

おニャン子クラブのメインボーカル曲[編集]

うしろ髪ひかれ隊時代のソロ曲[編集]

ベストアルバム[編集]

  • 斉藤満喜子 SINGLESコンプリート(DVD付)(2007年8月17日、ポニーキャニオン) - ビデオクリップ「鏡の中のBaby-Face」を収録。
  • Myこれ!Lite うしろ髪ひかれ隊(2010年4月21日、ポニーキャニオン) - 斉藤の「やりたい放題」「鏡の中のBaby-Face」も収録されている。

脚注[編集]

  1. ^ DUNK』1987年5月号、集英社、100頁。 
  2. ^ a b おニャン子クラブと永遠のグループアイドル 2003, p. 47.
  3. ^ a b 80年代アイドルcollection 2017, p. 92.
  4. ^ 「うしろ髪ひかれ隊 スキ・3人とも!! GROWING UP OF MAKIKO SAITO」『BOMB』1988年1月号、学習研究社、30-31頁。 
  5. ^ 「アンケート調査!ナカヨシ関係がヒト目でわかる アイドルおともだち関係図」『DUNK』1988年11月号、集英社、43-45頁。 
  6. ^ ラジオパラダイス』1987年11月号、110ページ、三才ブックス
  7. ^ FLASH』2017年10月3日号、84ページ、光文社
  8. ^ おニャン子白書 1987, p. 133.
  9. ^ 『ORICON CHART BOOK―Listing by artist』株式会社オリコン、1997年12月11日、132頁。ISBN 4-87131-041-8。0076。 
  10. ^ 「斉藤満喜子 7.21『やりたい放題』でソロ・デビュー決定! 感じて下さい もうひとりのわたし」『DUNK』1988年7月号、集英社、102-103頁。 
  11. ^ 「赤丸PICK UP 斉藤満喜子 同年代の人が共感できる歌を歌いたかった」『ORICON WEEKLY』1990年7月16日号、オリジナルコンフィデンス、3頁。 
  12. ^ 「同級生交歓 私立東海学園」『文藝春秋』2013年8月号、p.69
  13. ^ 同級生交歓 私立東海学園 文藝春秋WEB
  14. ^ TEAM SERIZAWA Official [@teamserizawa_official] (2021年8月21日). "🌟番組出演のご案内🌟". Instagramより2022年9月10日閲覧
  15. ^ 2021年8月TEAM SERIZAWA 407見逃し配信 ゴルフネットワーク 2021年8月11日

参考文献[編集]

  • 『おニャン子白書』フジテレビ出版、1987年8月24日。ISBN 4-594-00169-6。C0076。 
  • 『別冊宝島907 音楽誌が書かないJポップ批評31 おニャン子クラブと永遠のグループアイドル』宝島社別冊宝島〉、2003年11月28日。ISBN 4-7966-3691-9。C9473。 
  • 『別冊宝島2611号 80年代アイドルcollection』宝島社〈別冊宝島〉、2017年9月7日。ISBN 978-4-8002-7122-8。C9476。 

関連項目[編集]