宮前平駅

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宮前平駅
駅舎(2022年4月)
みやまえだいら
Miyamaedaira
DT12 宮崎台 (1.0 km)
(1.0 km) 鷺沼 DT14
地図
所在地 川崎市宮前区宮前平一丁目11番地1
北緯35度35分5.8秒 東経139度34分55秒 / 北緯35.584944度 東経139.58194度 / 35.584944; 139.58194 (宮前平駅)座標: 北緯35度35分5.8秒 東経139度34分55秒 / 北緯35.584944度 東経139.58194度 / 35.584944; 139.58194 (宮前平駅)
駅番号 DT13
所属事業者 東急電鉄
所属路線 田園都市線
キロ程 14.7 km(渋谷起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]43,267人/日
-2022年-
開業年月日 1966年昭和41年)4月1日[1]
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宮前平駅(みやまえだいらえき)は、神奈川県川崎市宮前区宮前平一丁目にある、東急電鉄田園都市線である。駅番号DT13

歴史

駅名の由来

1960年免許された際の仮称駅名は「土橋」(つちはし)であった。これは駅予定地の周辺の地名を採ったものであるが、1965年9月の常務会で「宮前平」に正式決定した。なお「宮前」の由来は隣の宮崎台駅と同じく1889年当地に成立した橘樹郡宮前村であり、「宮前」と書いて「みやさき」と読ませた。大字馬絹字宮ノ前に村役場を置いたことによる命名である。また、「平」は駅所在地の当時の地名川崎市大字宮崎字大平から採ったもの。

川崎市発行の『川崎地名辞典(下)』には、紀勢本線に「宮前駅」があるために「平」を付けたという記述がある。

なお、現在の駅所在地は川崎市宮前区宮前平となっているが、この町名は1972年(昭和47年)に設定されたものであり、当駅に由来する地名である[3]

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅

2015年より、上下線ホームにホームドアを設置、供用を開始している[4][5]。ただし、設置時点で田園都市線には6扉車の運用があったため、JR東海道新幹線熱海駅九州新幹線北陸新幹線東北新幹線の一部駅と同じく、ホームの内側に寄せて設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 鷺沼長津田中央林間方面[6]
2 上り 渋谷押上〈スカイツリー前〉春日部方面[7]
リニューアル前の駅舎(2007年5月)
ホーム(2019年6月)

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員43,267人である[東急 1]田園都市線の各駅停車のみ停まる駅としては隣駅の宮崎台駅に次いで2番目に多い。(2019年度までは、同線の各駅停車のみ停まる駅として利用者数は最多であった。)

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[8]
年度 1日平均
乗降人員[9]
1日平均
乗車人員[10]
出典
1998年(平成10年) 20,643 [* 1]
1999年(平成11年) 21,054 [* 2]
2000年(平成12年) 21,462 [* 2]
2001年(平成13年) 21,598 [* 3]
2002年(平成14年) 21,886 [* 4]
2003年(平成15年) 43,650 22,188 [* 5]
2004年(平成16年) 44,473 22,739 [* 6]
2005年(平成17年) 44,692 22,827 [* 7]
2006年(平成18年) 45,330 23,145 [* 8]
2007年(平成19年) 46,059 23,673 [* 9]
2008年(平成20年) 46,526 23,834 [* 10]
2009年(平成21年) 46,390 23,727 [* 11]
2010年(平成22年) 46,893 23,928 [* 12]
2011年(平成23年) 47,293 24,129 [* 13]
2012年(平成24年) 48,512 24,756 [* 14]
2013年(平成25年) 49,720 25,341 [* 15]
2014年(平成26年) 49,608 25,279 [* 16]
2015年(平成27年) 50,690 25,839 [* 17]
2016年(平成28年) 49,720 26,136 [* 18]
2017年(平成29年) 51,787 26,406 [* 19]
2018年(平成30年) 52,527 26,789 [* 20]
2019年(令和元年) [東急 2]51,907
2020年(令和02年) [東急 3]37,275
2021年(令和03年) [東急 4]40,122
2022年(令和04年) [東急 1]43,267

駅周辺

駅前にある石像、「対話 - 太陽の町」。1966年、田園都市線の開通を記念して設置された。

駅周辺は第一種中高層住居専用地域住宅が展開している。宮前区役所の最寄駅であり、駅前から北に坂を上ると教育・公共施設が集中している。

当駅宮崎台側の高架下の道路は長坂が開設される以前の矢倉沢往還である。

バス路線

川崎市バス東急バスによって運行されている。

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
1 溝15 犬蔵・南平・向丘出張所 溝口駅南口 市バス
犬蔵・向丘出張所・溝口駅南口 第三京浜入口
犬蔵・向丘出張所・溝口駅前
犬蔵・向丘出張所・溝口駅入口 溝口駅前(北口)
犬蔵・南平 白幡八幡
生01 蔵敷・長沢入口・春秋苑入口 生田駅
宮03 犬蔵・蔵敷・稗原 鷲ヶ峰営業所
宮04 犬蔵・菅生車庫・北部市場前
宮05 犬蔵・蔵敷・長沢 聖マリアンナ医科大学
2 宮02 馬絹・上野川 野川台 東急
3 城11 馬絹・野川千年 新城駅前 市バス
馬絹・野川・井田営業所前 井田病院
馬絹・野川 井田営業所前
4 生01 宮前区役所前・犬蔵・蔵敷・長沢入口 生田駅
溝15 宮前区役所前・犬蔵 溝口駅南口
宮03 鷲ヶ峰営業所
宮04
宮05 聖マリアンナ医科大学
5 城11 富士見台小学校 宮前区役所前
宮02 東急
宮06 宮前区役所前・宮崎台駅 虎の門病院分院

川崎縦貫高速鉄道

川崎市で計画中の川崎縦貫高速鉄道は、当駅にも乗り入れる予定であったが、2013年に事実上の計画断念が発表された。[2]

隣の駅

東急電鉄
DT 田園都市線
急行・準急
通過
各駅停車
宮崎台駅 (DT12) - 宮前平駅 (DT13) - 鷺沼駅 (DT14)

脚注

  1. ^ a b 東急の駅、p.170。
  2. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “東急ストア/川崎市・宮前平駅前に「フードステーション」目標年商5億4000万円”. 流通ニュース. 2022年4月24日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県 竹内理三編、角川書店、1984年、P855。
  4. ^ 田園都市線初!宮前平駅にホームドアを設置します! 2015年9月25日 東京急行電鉄株式会社
  5. ^ [1]
  6. ^ 田園都市線標準時刻表 宮前平駅 中央林間方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  7. ^ 田園都市線標準時刻表 宮前平駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  8. ^ 川崎市統計書 - 川崎市
  9. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  10. ^ 神奈川県県勢要覧

出典

神奈川県県勢要覧
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月13日閲覧。

参考文献

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

外部リンク