佐用駅
佐用駅 | |
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ファイル:佐用駅.JPG 駅舎 | |
さよ Sayo | |
所在地 | 兵庫県佐用郡佐用町佐用 |
所属事業者 |
西日本旅客鉄道(JR西日本) 智頭急行 |
電報略号 | サヨ |
駅構造 | 地上駅(盛土上)[1] |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
468人/日(降車客含まず) -2012年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)7月30日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 姫新線(JR西日本) |
キロ程 | 45.9 km(姫路起点) |
◄播磨徳久 (3.4 km) (5.0 km) 上月► | |
所属路線 | ■智頭急行智頭線 |
キロ程 | 17.2 km(上郡起点) |
◄久崎 (5.0 km) (5.3 km) 平福► | |
備考 |
共同使用駅(JR西日本の管轄駅) 業務委託駅[1] みどりの窓口 有[2] |
佐用駅(さよえき)は、兵庫県佐用郡佐用町(さようちょう)佐用にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)および智頭急行の駅[1][2]。JR西日本の管轄駅である[3]。
概要
佐用町の代表駅[1]。1955年(昭和30年)3月1日の合併によって、町名の読みが「さよ」から「さよう」に変更されたが、駅名の読みは「さよ」のままで、変更されていない[1]。
JR西日本の姫新線と、智頭急行の智頭線が乗り入れ、両路線の乗換駅となっている。姫新線の系統境界駅でもあり、姫路方面からの列車の半数程度と、津山方面からの全列車がこの駅で折り返す[1]。残りの姫路方面からの列車は隣の上月駅までの運転となる[1]。なお、2010年(平成22年)3月13日の高速化事業完成以前は、朝晩を除いて全列車がこの駅で折り返していた。
また、智頭線を経由する特急「スーパーはくと」・「スーパーいなば」も全列車が停車する[1]。
年表
- 1935年(昭和10年)7月30日[1] - 国有鉄道姫津東線(当時)が三日月駅から延伸し、その終着として開業。
- 1936年(昭和11年)
- 4月8日 - 当駅から美作江見駅までが延伸開業し、現行の姫新線にあたる路線が全通。途中駅となる。同時に姫津線が姫津東線に改称され、当駅もその所属となる。
- 10月10日 - 姫津線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1994年(平成6年)12月3日 - 智頭急行線が開業し、乗り換え駅となる[1]。
- 2009年(平成21年)[1]
- 2010年(平成22年)3月13日 - 姫新線高速化事業完成により、当駅を跨いで上月駅へ直通する列車が日中にも拡大。
駅構造
島式ホーム2面4線を持つ。駅の入口側から智頭急行の1・2番線、JRの2・1番線の順に付されている。智頭急行線、JR姫新線ともに1面2線のホームの構造で、ほぼ同一の平面上に線路が敷かれているものの、双方の線路は接続されていない。JR側の線路の外側には側線を備えている。智頭線の当初の工事実施計画では、この駅の上郡方(姫新線の新見方)に「山脇信号場」を設置して智頭線が姫新線に合流し、佐用駅で再度分岐する計画となっていた。しかし線路容量や保安上の問題、佐用駅の構内配線上の問題などから、1975年(昭和50年)1月31日の工事実施計画変更により、現状のように立体交差に改められた[4]。
出札窓口・駅事務所は智頭急行1番線の真下にあり[1]、盛土区間だが、平面図だけ見ればまるで高架駅のような配置である。「出札窓口・駅事務所」は、駅前広場より2メートル程度低く階段を十数段降りるようになっていて、洪水時には水没したこともある。智頭急行の開業1年くらい前には、工事によってほとんど新設駅の景観となって、旧駅のものは全くなくなった。 JR西日本・智頭急行とも自動券売機を備えている。智頭急行のものは、自由席特急券も販売している。
なお、当駅は姫路鉄道部が管理し、ジェイアール西日本交通サービスが智頭線も含めた駅業務を受託する業務委託駅である[1]。 改札外に待合室が設置され、飲料の自動販売機が設置されている。トイレは男女別水洗トイレがある。
姫新線車両の夜間滞泊も設定されている。
のりば
以下、ホームについてはJR西日本管轄部分が「○番のりば」、智頭急行管轄部分が「○番線」と案内されるため、本項でもこれに従う。
JR線のりば | |||
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のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
1・2 | 姫新線 | 下り | 津山方面 |
上り | 姫路方面 | ||
智頭急行線のりば | |||
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
1・2 | ■智頭線 | 下り | 智頭・鳥取・倉吉方面 |
上り | 上郡・大阪・京都・岡山方面 |
- JR線は1番のりばが下り本線、2番のりばが上り本線であるが、両方向の入線・発車に対応している。姫路方面からの列車は22時過ぎの上月行き(この列車のみ2番のりば。前述の夜間滞泊で1番のりばが塞がるため)を除いて1番のりばを使用し、そのまま上月行きおよび当駅始発の姫路方面行きとなる。津山・上月方面からの列車は2番のりばに入線し、そのうち上月発の列車はそのまま姫路方面に向かい、それ以外は折り返しの津山方面行きとなる。そのため、上下線とも発車ホームが固定されておらず、誤乗には注意が必要である(津山方面行きの列車はすべて2番のりばを使用)。なお、キハ122系・127系に対応したホームのかさ上げがなされたのは姫路方のみであるため、折り返しの津山方面行き列車はホーム津山方に停車する。
- 智頭急行は1番線を上下本線、2番線を上下副本線とした一線スルーのため、2番線は行違い時や後続特急の待避時のみ使用する。その際、特急は特急同士の行違いでない限り1番線に入る。
利用状況
1日平均の乗車人員は468人である(2012年度)。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 | 494 |
2001 | 451 |
2002 | 442 |
2003 | 468 |
2004 | 417 |
2005 | 414 |
2006 | 370 |
2007 | 356 |
2008 | 373 |
2009 | 373 |
2010 | 432 |
2011 | 455 |
2012 | 468 |
駅周辺
- 佐用町役場[5]
- 兵庫県立佐用高等学校
- 佐用町立佐用小学校
- 佐用郵便局
- 佐用警察署
- 佐用城址(福原城)
- 天然記念物 佐用の大イチョウ[1]
- 国道179号
- 国道373号
- 中国自動車道佐用インターチェンジ
バス
ウエスト神姫(佐用停留所)
佐用バスストップ(佐用IC)(2kmほど離れている)
- 中国ハイウェイバス(西日本ジェイアールバス・神姫バス)
- 大阪・新大阪 - 津山(急行便)
隣の駅
※姫新線の快速列車(上月方のみ運転)の隣の停車駅は路線記事を、智頭線の特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」の隣の停車駅は各列車記事を、それぞれ参照のこと。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、176頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b “佐用駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2014年11月7日閲覧。
- ^ “佐用駅”. 智頭急行. 2014年11月7日閲覧。
- ^ 日本鉄道建設公団高速化研究会 編『三セク新線高速化の軌跡』(初版)交通新聞社、1998年10月20日、pp.16 - 19頁。ISBN 4-87513-077-5。
- ^ “佐用駅|周辺地図・観光情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2014年11月7日閲覧。