ディエゴマー・マークウェル
キュラソー・ネプチューンズ #35 | |
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基本情報 | |
国籍 | オランダ |
出身地 | アンティル自治領シャープワイク(現: キュラソー自治領) |
生年月日 | 1980年8月8日(43歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1997年 アマチュアFA |
初出場 | CPBL / 2007年3月21日 |
最終出場 | CPBL / 2007年 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | オランダ |
五輪 | 2004年 |
WBC | 2006年、2009年、2013年 |
プレミア12 | 2015年 |
この表について
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ディエゴマー・レイムンド・マークウェル(Diegomar Raymundo Markwell , 1980年8月8日 - )は、オランダ領アンティルのキュラソー島シャープワイク出身の野球選手(投手)。左投げ左打ち。現在は、オランダ国内リーグであるフーフトクラッセのキュラソー・ネプチューンズに所属している。
台湾球界での登録名は、「威爾」。
経歴
プロ入りとブルージェイズ傘下時代
トロント・ブルージェイズと契約を結びプロ入りした。当時、17歳だった[1]。
1997年は、傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズ・ブルージェイズでプレーした。この年は、16試合(11試合で先発)登板し、1勝6負、防御率4.96、33奪三振を記録した[2]。
1998年も、傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズでプレーした。この年は、17試合(5試合で先発)に登板し、5勝3負、防御率5.54、40奪三振を記録した[2]。
1999年も、傘下ショートシーズンAのセントキャサリンズでプレーした。この年は、14試合(13試合で先発)登板し、3勝4負、防御率7.58、54奪三振を記録した[2]。
2000年は、まず傘下ショートシーズンAのクイーンズ・キングでプレーした。ここでは、14試合(13試合で先発)登板し、4勝3負、防御率3.05、66奪三振を記録した[2]。その後、傘下Aのヘイガーズタウン・サンズでプレーした。ここでは、2試合に登板した[2]。
2001年は、傘下Aのチャールストン・アーリーキャッツでプレーした。ここでは、22試合(21試合で先発)登板し、5勝7負、防御率3.87、99奪三振を記録した[2]。その後、傘下アドバンスAのダニーデン・ブルージェイズでプレーした。ここでは、5試合に先発登板し、3勝1負、防御率3.21、26奪三振を記録した[2]。
2002年は、傘下AAのテネシー・スモーキーズでプレーした。この年は、28試合(27試合で先発)登板し、13勝9負1セーブ、防御率4.38、101奪三振を記録した[2]。
2003年は、傘下AAのニューヘブン・レイブンズ(現:ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ)でプレーした。この年は、28試合(19試合で先発)登板し、5勝7負、防御率7.04、69奪三振を記録した[2]。この年に、解雇された[1]。
ブルージェイズ退団後
2004年には、アテネオリンピックのオランダ代表に選出された。この大会以降、オランダ代表の常連となる[1]。
2006年3月には、この年から開催される事となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ代表に選出された[3]。
台湾球界時代
2007年には、台湾の野球リーグである中華職業棒球大聯盟(CPBL)の誠泰コブラズに入団した。
しかし、成績は奮わず、シーズン途中に退団した。
オランダ球界時代
2007年シーズン途中に、母国オランダのプロ野球リーグであるフーフトクラッセのDOORネプチューンズに入団した。この年は、13試合に先発登板し、9勝1負、防御率1.45、62奪三振を記録した[2]。
2008年は、15試合に先発登板し、9勝5負、防御率2.37、51奪三振を記録した[2]。
2009年開幕前の3月には、第2回WBCのオランダ代表に選出された[4]。
シーズンでは、15試合に先発登板し、10勝2負、防御率1.82、83奪三振を記録した[2]。
2010年は、12試合に先発登板し、9勝1負、防御率1.32、54奪三振を記録した[2]。
2011年は、13試合に先発登板し、10勝1負、防御率1.71、50奪三振を記録した[2]。
オフの9月20日に、第39回IBAFワールドカップのオランダ代表に選出された事が発表された[5]。この大会では、欧州勢としては、1938年大会のイギリス代表以来73年ぶりの優勝を果たした。この栄誉を称えて代表24人全員に「サー」の爵位が贈られ[6]、マークウェルにも贈られた。
2012年は、12試合に先発登板し、11勝1負、防御率1.34、62奪三振を記録した[2]。
2013年開幕前の3月には、第3回WBCのオランダ代表に選出された[7]。
シーズンでは、10試合に先発登板し、6勝2負、防御率1.19、61奪三振を記録した[2]。
オフには、ベネズエラのウィンターリーグであるリーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルに参加し、レオネス・デル・カラカスでプレーした。ここでは、18試合(1試合で先発)登板し、1勝0負、防御率3.97、8奪三振を記録した[2]。
2014年9月2日に、この年から開催されたフランス国際野球大会のオランダ代表に選出された事が発表された[8]。この大会で、オランダ代表は初代優勝国となった[9]。大会終了後の12日に、今度は第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された事が発表された[10]。この大会では、オランダ代表が大会の記録である自国の20回の優勝を塗り替える3大会振り21度目の優勝を果たした[11]。
2015年2月17日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の欧州代表に選出された事が発表された[12][13]。3月11日の第2戦に先発登板し[14]、大島洋平を牽制死するなど[15]、3回を投げ勝利投手となっている[16]。 。
4月13日に、第15回ワールドポート・トーナメントと第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手に選出されたことが発表された[17]。
シーズンでは、5月7日のヴァッセン・パイオニアーズ戦で、ネプチューンズでの通算100勝を記録した[18]。6月30日に、第15回ワールドポート・トーナメントのオランダ代表に選出されたことが発表された[19]。
オフの10月12日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手36名に選出され[20]、10月20日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表選手28名に選出されたことが発表された[21]。
プレースタイル
サイド気味のフォームから140km/h前後のストレートとスライダーを中心とした投球が特徴で、他にカーブ、チェンジアップを投げる。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2007 | 誠泰 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 34 | 5.0 | 11 | 1 | 9 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 8 | 8 | 14.40 | 4.00 |
CPBL:1年 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 34 | 5.0 | 11 | 1 | 9 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 8 | 8 | 14.40 | 4.00 |
- 2010年度シーズン終了時
代表歴
- オランダ代表
- アテネオリンピック野球オランダ代表
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 北京オリンピック野球オランダ代表
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2011 IBAFワールドカップ オランダ代表
- 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表
- 2014年フランス国際野球大会オランダ代表
- 2014年ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表
- 2015 ワールドポート・トーナメント オランダ代表
- 2015 WBSCプレミア12 オランダ代表
- その他
脚注
- ^ a b c 世界の野球「キューバ代表とも互角の勝負、ヨーロッパの雄・オランダ」 侍ジャパン公式サイト (2015年2月10日) 2015年2月22日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Baseball Reference (Minors)
- ^ 2006 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ 2009 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ Netherlands announces Roster for Baseball World Cup - IBAF
- ^ ジーター後継者は「サー」の爵位持つ24歳のグリゴリアス
- ^ 2013 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2015年2月19日閲覧 [リンク切れ]
- ^ Roger Bernadina in EK-selectie Nederland de Nederlandse honkbalsite (オランダ語) (2014年9月2日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederland wint France International Baseball Tournament KNBSB (オランダ語) (2014年9月10日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Nederlands honkbalteam opent EK tegen Kroatië The Royal Dutch Baseball and Softball Association official site (オランダ語) (2014年9月11日) 2015年3月20日閲覧
- ^ Netherlands 2014 European Baseball Champion 欧州野球連盟公式サイト (英語) (2014年9月21日) 2015年3月20日閲覧
- ^ 欧州代表が選手発表!NPB所属の2選手も招集 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ Europe vs Japan Rosters Announced; Asics Sponsors Europe as Official Outfitter CONFEDERATION OF EUROPEAN BASEBALL (2015年2月17日) 2015年2月18日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 試合結果トップ 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 試合経過 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ Leonora in voorselectie van Oranje KNBSB (オランダ語) (2015年4月13日) 2015年4月26日閲覧
- ^ Diegomar Markwell with 100th Win, as Curacao Neptunus beats Vaessen Pioniers Mister Baseball (英語) (2015年5月8日) 2015年6月14日閲覧
- ^ Steve Janssen maakt selectie voor WPT bekend KNBSB (オランダ語) (2015年6月30日) 2015年8月1日閲覧
- ^ Bernadina en Jones in selectie voor Premier 12 de Nederlandse honkbalsite (オランダ語) (2015年10月12日) 2015年10月20日閲覧
- ^ Definitieve selectie Kingdom of the Netherlands voor de Premier12 KNBSB (オランダ語) (2015年10月20日) 2015年10月20日閲覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 中華職業棒球大聯盟(威爾) - [リンク切れ]
- ディエゴマル・マークウェル - 侍ジャパン公式サイト 欧州代表 選手詳細
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