グラマン ガルフストリーム II
グラマン ガルフストリーム IIはアメリカ合衆国のグラマン社が開発・製造したビジネスジェット機。
概要
グラマンでは初めてのビジネスジェット機であり、ターボプロップ機のガルフストリーム Iを大幅改良し、ジェット化した機体である。
1966年に初飛行し、1979年までに258機が製造された。アメリカ陸軍ではC-11として、アメリカ沿岸警備隊にもVC-11Aの名称で1機が採用されている。アメリカ航空宇宙局では、スペースシャトルオービタの飛行特性に習熟するためシャトル訓練機のベースとして利用されている[1]。日本では運輸省航空局飛行検査機(JA8431)として1機を採用し、現在はダイヤモンドエアサービス株式会社で運用されている[2]。
機体は、ジェットエンジンを胴体後部左右に持ち(リアエンジン)、T字尾翼を有する。主翼は低翼配置で後退翼となっている。
採用国(軍/政府機関)
要目
- 全長:24.36m
- 全幅:20.98m
- 全高:7.47m
- 自重:16.576t
- 総重量:29.771t
- エンジン:ロールス・ロイス スペイ 511-8 ターボファンエンジン(推力51kN)2基
- 乗員:2名
- 乗客:最大19名
- 最大速度:936km/h=M0.76
- 航続距離:6,635km