ダグラス ドルフィン

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ダグラス ドルフィン

ダグラス ドルフィン(Douglas Dolphin)は1930年代ダグラス・エアクラフトが開発した水陸両用機である。58機が製造され、個人向け用途や民間航空路、軍用輸送機、海難救助機として使用された。

概要[編集]

1930年に製造された水上機のシンバッドから改良された。シンバッドは個人向けの高級エア・ヨットとしての需要を狙って企画されたが、おりからの大恐慌から需要はなく、沿岸警備隊に売却された。

1931年に水陸両用に改造され、ドルフィンと改名された。最初の2機はウィルミントン・カタリナ航空に売られ、ロサンジェルスサンタカタリナ間に就航し、ダグラス機を使った最初の民間航空会社となった。引き続きアメリカ海軍と沿岸警備隊のから注文を得て、輸送、捜索、救難機として使用された。アメリカ空軍も数機を購入し C-21、 C-26、 C-29の制式名で使用した。 個人向けのエア・ヨットとしても多くが売れ、ユーザーには、ボーイング社を設立したウィリアム・ボーイングや、チューインガム会社の創業者の息子のフィリップ・リグビーがいる。 アメリカ海軍はフランクリン・ルーズベルト大統領が搭乗するための機体として1機を購入した。結局、ルーズベルト大統領が搭乗することはなかったが、最初の大統領専用機となった。