M101 105mm榴弾砲
M101 105mm榴弾砲 | |
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種類 | 榴弾砲 |
原開発国 | アメリカ合衆国 |
運用史 | |
配備先 | 採用国を参照 |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争など |
開発史 | |
製造業者 |
ロック・アイランド造兵廠(アメリカ) 日本製鋼所、神戸製鋼所(日本) |
諸元 | |
重量 | 2,300kg |
全長 | 5.9m |
銃身長 | 2.36m(22.5口径) |
全幅 | 2.21m |
全高 | 1.73m |
要員数 | 10名 |
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砲弾 |
105x372mmR 半完全弾薬筒(分離薬莢)式、NATO標準規格。 |
口径 | 105mm |
砲尾 | 水平鎖栓式 |
反動 | 液気圧式 |
砲架 | 開脚式 |
仰角 | -5°~+65° |
旋回角 | 左右に23°ずつ |
発射速度 |
16発/分(最大) 100発/時(連続射撃時) |
初速 | 472m/秒 |
有効射程 | 約11,160m(榴弾) |
M101 105mm榴弾砲(M101 105mm Howitzer)またはM2A1 105mm榴弾砲は、アメリカ陸軍などが使用した榴弾砲である。
概要
M2A1 105mm榴弾砲は、第一次世界大戦中に採用されたフランス製M1897 75mm野砲の後継たる新型野戦砲として設計された。M2A1は1941年にアメリカ軍に採用され、陸軍と海兵隊の師団砲兵に配備されて第二次世界大戦や朝鮮戦争、ベトナム戦争で使用されたが、ベトナム戦争の最中により軽量なM102 105mm榴弾砲に更新されて退役した。
M101は大戦中から大戦後にかけて連合国や西側陣営の国に多数が売却ないし供与された。
陸上自衛隊においては米軍供与品105mm榴弾砲M2A1として155mm榴弾砲M1と共に野戦特科部隊に配備され、国産のデッドコピーである58式と並行配備されていたが、第1空挺団空挺特科大隊では120mm迫撃砲 RTに、それ以外の野戦特科部隊では北海道の部隊は75式自走155mmりゅう弾砲に、本州の部隊はFH70に更新されて退役した。しかし、現在でも関東補給処において少数を礼砲および演奏(序曲1812年)用に保有している[1][2]。
カナダ陸軍ではC1榴弾砲として採用し、砲身を延長して射程を延伸させた改良型のC3榴弾砲が新たに使用されている。また、ユーゴスラビアで使用していたM101の内、50基ほどをクロアチアが保有しており、国産化したM56も100基ほど保有しているとされている。このほかにも、韓国などでM101の砲身延長などを行った改良型が製造されている。
採用国
ギャラリー
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陸上自衛隊58式105mm榴弾砲
登場作品
映画
ゲーム
脚注
参考資料
- 『笑える世界の軍隊 (DIA COLLECTION)』ダイアプレス、2009年11月。ISBN 978-4-86214-365-5。
- 荒木雅也他『陸上自衛隊の車両と装備』PANZER1月号臨時増刊/525号、アルゴノート社、平成24-12-27。
関連項目
外部リンク
- pakdef.info(英語)
- The Royal Regiment of Canadian Artillery - 105mm Howitzer C1 / 105mm Howitzer C2 / 105mm Howitzer C3(英語 / フランス語)
- Canadiansoldiers.com - C1 105mm Howitzer / C3 105mm Howitzer(英語)
- リトアニア国防軍公式サイト(リトアニア語)
- 画像リンク