龍が如く 見参!

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龍が如く 見参!
ジャンル アクションアドベンチャー
対応機種 プレイステーション3
開発元 セガ
発売元 セガ
人数 1人
メディア BD-ROM
発売日 2008年3月6日
2008年12月11日(廉価版)
2011年12月1日(再廉価版)
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
売上本数 約27万本
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龍が如く 見参!』(りゅうがごとく けんざん)は、セガより2008年3月6日に発売されたプレイステーション3用ゲームソフト。および、これを原作とするパチンコ

概要[編集]

2007年9月14日セガ コンシューマ新作発表会2007 Autumn」にて発表され、現代を舞台とした前2作までの時代背景やストーリーが一新された。後のファミ通のインタビューにて正当な続編ではなく、いわゆるスピンオフ作品であると宣言された。

ゲスト声優陣には、俳優の寺島進松方弘樹松田翔太竹中直人加藤雅也塚本高史が出演。その他のゲストとしては、滝の煩悩役としてタレントインリン・オブ・ジョイトイが出演している。

2011年9月、タイヨーエレックよりパチンコ『CR龍が如く 見参!』が発売されることが発表された[1]

ストーリー[編集]

舞台は1605年(慶長10年)の関ヶ原の戦い直後、京都の歓楽街「祇園」。主人公は「宮本武蔵」として過去に名を馳せていたが、関ヶ原の合戦直前に結城秀康を結果的に暗殺した事を機に「桐生一馬之介」(きりゅう かずまのすけ)として名を変え、報酬さえ頂戴出来ればなんでもこなす者として祇園で生活することを決意する。本作では何故彼が名を変え祇園で生活するかという過去と、少女「遥」による宮本武蔵の殺害依頼を通して真相が語られていく。

登場人物[編集]

桐生や遥などを除いた主要登場人物の顔は声優・俳優の顔が基にされている。歴史上の人物が多数登場するが、史実に基づかない点が多いため、あくまで題材にしているだけのものと思われる。実在する地名があり、位置関係なども現在のそれに準じている点もあるが、多分にフィクションが含まれている。

桐生(宮本武蔵)とその関係者[編集]

桐生一馬之介(きりゅう かずまのすけ) / 宮本武蔵 - 黒田崇矢
主人公で、刀などの凶器を持つ事を法で禁止され、他の店への出張営業を主とする「掛廻(かけまわり)」であり、龍が如く本シリーズの主人公・桐生一馬に相当するキャラクターでもある。様々な人達のサポートや遥の出会いで色々な問題、出来事を乗り越えていき、遂には小次郎と天海に勝利して野望を打ち砕いた。その後、天海の軍勢に一人で立ち向かった。エピローグである十年後では真島の発言から既に死亡しているようだが、その伝説は知れ渡っており、多くの者の士気を高めていることが窺える。
吉野 / 揚羽(あげは) - 久川綾
「太夫」と呼ばれる最上位の格を持つ遊女だが、正体は浮世の実の姉・揚羽であり、妹の浮世を助けるために自分の身を売り、祇園へやってきた。史実の吉野とは年代がかけ離れ、桐生とは互いに気になる間であるが互いの過去に踏み込めず、ちぐはぐな関係となっている。小次郎から身請けする代わりに鶴屋へ火をつける。その後は桐生(武蔵)に身請けされた。
遥(はるか) - 釘宮理恵
単身祇園にやってきて、桐生に仕事を依頼する少女。両親を宮本武蔵に殺害されており、その仇打ちを桐生に依頼したことから話は始まるが、後に桐生が宮本武蔵だと知ってしまい、最初は殺そうとしたが今までの出来事を通して桐生を殺すことをやめた。その後、最終決戦の後に天海の軍勢に立ち向かうとする桐生を止めようとしたが桐生から感謝を言葉を告げられ、一人で立ち向かう桐生を見届けた。
伊東(いとう) / 伊東一刀斎 - 寺島進
桐生にとって仕事の先輩で、親友と言える人物。かつて伊東一刀斎という名の剣士で一刀流という流派を興していたが、家族や門下生を小次郎に殺害された。そのため、祇園で暮らしているのは復讐のために小次郎が現れる可能性があるためであり、一方では様々な面で桐生をサポートする。
鶴屋の女将 - 藤田淑子
祇園で一番の揚屋、「鶴屋」の女将。鶴屋を祇園で一番にまで成長したやり手であるが狡猾な面も見られ、遥をわずか一両で買い叩き、「お遥」という源氏名を与えた。
本阿弥光悦 - 藤原喜明
大屋敷に住む「鶴屋」の常連で、伊東とは旧知の仲。諜報活動用の忍者達を雇い、彼らと自分の得た情報をひそかに売っており、桐生を手助けする。
真島五六八(まじま ごろはち) / 宍戸梅軒 - 宇垣秀成
近江出身の剣士。関ヶ原の際に結城秀康暗殺のため、武蔵と行動を共にした事もあり、友人関係となったが一方で、最強を求めるために多くの人を殺したため「人斬り」と恐れられていたが本人はそのことを悔いている面がある。証拠隠滅の為、武蔵と共に丸目と小次郎に殺されそうになって逃亡を図るが、武蔵を小次郎の攻撃から庇った際に小次郎に左目を斬られる重傷を負う。そのため、武蔵と共に近江へ落ち延びる際にはこれ以上逃げ切れないと悟り、武蔵に自分の刀を託すと追手を道連れに橋を切断、激流に転落し、生死不明となる。しかし、後に盗賊に拾われ、一命を取り留めていた事が判明、記憶を失い、成り行きで盗賊団のリーダーとなってから「宍戸梅軒」を名乗り、五六八時代は比較的落ち着いた印象を受けるが、宍戸梅軒となってからはシリーズでおなじみの変人としての面が強く出てくるようになっている。そのため、記憶がないことをあまり気にしてはいなかったが二度目に桐生(武蔵)と出会った際に記憶を取り戻し、浮世の面影を持つ吉野を見て彼女を浮世と勘違いし、守るどころか遊郭に売り飛ばし、働かせている(と思い込み)桐生に激昂、遥を攫い、清水寺にて桐生に戦いを挑む。その後、駆け付けた吉野の告白により誤解が解けるも、任務で遥を殺しに来た小次郎に脇差の一撃を受けて清水寺から転落し、再び生死不明となった。しかし、エピローグに登場し、生きていたことが判明、武蔵が死亡したようなセリフを言う。
浮世(うきよ) - 川庄美雪
真島五六八の義理の妹、武蔵の前妻にあたる。元々は剣術使いの父と姉の3人で暮らしていたが父は真島との決闘の末に死亡、姉とは生き別れとなっているため、現在は父親を殺したことへの罪滅ぼしから真島に引き取られ、育てられていた。そのため、仇討ちを考えている訳ではないがその経緯もあり、真島に対する感情は複雑な様子である。当初は武蔵に対してもあまり良い感情を抱いていなかったが、後に彼と共に質素ではあるが平穏な暮らしを送る事となる。しかし、その生活も長くは続かず、武蔵を付け狙う賞金稼ぎの一味から武蔵を庇い、死の間際に武蔵に剣で人を救える道もあると諭して息絶える。
柳生石舟斎 - 松方弘樹
諸国を漫遊する胸に大きな刀傷があるで、武蔵を祇園へ誘い、桐生一馬之助として生きるきっかけを作った人物だが、正体は柳生新陰流の創始者であり、丸目とは兄弟のような間柄である。諸国を漫遊していたのは息子宗矩(小次郎)の野望を止めるためで、遥を桐生に会うよう導いた。
山城急便(やましろ)
携帯電話電子メールがない今作で手紙伝書鳩、重荷を飛脚で届けてくれる。
七捂郎(しちごろう)
本阿弥光悦に会いに行く途中で出会う動物絵師。彼の絵により天啓を得る機会を得たため、実際に自分が見た動物を見て描く事で絵の品質を維持している。
刀匠
桐生に自分の渾身の一作(ただし、持って振るう事が出来る者が桐生以外いなかった為、客観的に見ると失敗作)である大太刀を授けた。
老武芸者
ある修行でいい結果を出すと「最大闘気の書」をくれる。
古牧宗左衛門(こまき そうざえもん)
掛廻経験3年以上の人を対象に徒手の武術「祇園無手流」を祇園の道場で教えている老人で、氏名・流派の技法から分かるようにシリーズ本編に登場する「古牧流」及び「古牧宗太郎」の流祖にあたる人物。剣術においても達人で、過去には道場を構えていたが、高弟の裏切りによって弟子を失う。そのため、以来は「徒手で刀剣を持った相手を制し、殺傷する」技を編み出し、裏切った高弟をその手で殺すために祇園へ流れ着いた。
渋沢慙愧斎(しぶさわ ざんきさい)
洛外町に道場を構える中年の剣術家。質実剛健な技と豪快で威力のある奥義を備えた「慙愧流」という流派を興したが門下生が集まらず、「赤貧洗うが如し」を地で行く生活をしていた。その後、桐生の腕を見込んで強引に勧誘、技を伝授する代わりに寄付の名目で授業料を要求する。
亜門丈之進(あもん じょうのしん)
条件を満たすことで戦える、本作における裏ボスだが、正体は番屋で桐生に手配帖の人物の討伐を依頼する男であり、作中のあらゆる武術を使いこなす強者である。「正義は我にあり」の台詞と共に桐生に挑みかかり、桐生に敗れた時には「わが魂は貴様を永遠に追い続ける」と言い残して果てた。
漣(さざなみ)
今作で桐生のヒートゲージ関連の修行を担当する、「永夢の滝」の傍に佇み、話しかける事が出来る尼さん。永夢の滝では煩悩としてインリン・オブ・ジョイトイが登場する。
役小褄(えんのおずま)
メガネをかけた男で、「秘奥義剣」を得る修行を桐生に勧めてくる。
阿国
オリジナルの芝居をやろうと演芸興行を生業とする役者達を率いている。なかなか難儀している所に桐生が現れ、歌舞伎を披露する事になった(ミニゲームとして遊べる)。
天狗面の男
二刀流を操り、桐生に二刀流の修行を施す。

徳川幕府[編集]

佐々木小次郎 / 柳生宗矩 - 松田翔太
関ヶ原で武蔵の前に現れた最強の剣士だが、佐々木小次郎は裏の仕事をするための仮の名であり、正体は柳生石舟斎の息子である柳生宗矩で、柳生藩を再興させるため天海の野望に加担し、結城秀康暗殺や遥の義父母、義兄の暗殺にも関わった。しかし、桐生(武蔵)と戦い、決着が付かなかったことから剣士として再び戦いたいという葛藤を持つようになり、巌流島で武蔵に敗れたことで和解する。その後、足掻きを見せる天海に止めを刺した。エピローグである十年後には大きく成長を見せていた。
丸目長恵 - 竹中直人
徳川家の剣術指南で、桐生を関ヶ原に誘ったが、天海の野望に加担する小次郎の命を受け、遥の義父母、義兄を殺した張本人である。しかし、小次郎の野望を止めたい石舟斎に協力しており、遥を見逃し、桐生を陰ながら見守っていた。彼も小次郎と同じく新陰流の達人であり、後に小次郎と決闘を挑む武蔵に身を持って新陰流の太刀筋を教えた。
南光坊天海 - 内海賢二
丸目や小次郎を従える男。関ヶ原を前に一計を案じ、その一計とは結城秀康を殺し、秀忠を新たな将軍とする事で幕府を思い通りに動かす事であり、小次郎の野心を利用し、自分の駒として裏の仕事を任せている。その後、秀忠が秀康の死を疑問に思い始めたことから秀忠に代わり、遥を新しい将軍とするため、遥を巌流島へと攫うが、最後は遥を助け出しに来た桐生に野望を挫かれる。しかし、船で来た数百の軍勢を自分の意志を継ぐ者だと発言して最後まで足掻いていたが、直後に小次郎に斬られて死亡する。
徳川家康 - 阪脩
徳川幕府初代将軍で、遥の実の祖父にあたる。天海の野望を食い止められなかった事を悔いており、遥を守るため京へ赴き、江戸へ誘うが遥の強い意志により身を引く。その後、桐生に遥を守ることを託す。
結城秀康 - 二階堂智
徳川家嫡男だが、実は遥の実の父親であり、自分が天海に命を狙われていることを察知し、遥を家臣に預けていた。やって来た武蔵に斬られ、死の間際に天海から弟を救えなかったことを後悔しながら絶命した。
徳川秀忠 - 小野坂昌也
徳川幕府二代目将軍で、遥の叔父にあたる。天海を信じすぎた為に彼の野望と兄の死を止められなかったのを悔いていた。その後、巌流島で天海を殺そうとするも、桐生によって止められる。
板倉勝重 - 佐藤正治
京都所司代で、祇園を嫌っており、祇園の四方を堀と壁で囲った張本人である。幕府の密命を受けて鶴屋で宴会を催し、遥を攫おうとするも丸目に殺される。

吉岡道場[編集]

京随一の名門剣術道場として名高い剣術道場だが、現当主清十郎派と弟の伝七郎派との派閥争いが起こっている。

吉岡清十郎 - 加藤雅也
吉岡家現当主。立場や実力とは裏腹に剣を避け、稼業に専念している。桐生と勝負したことで本来持っていた剣士としての心を再燃し、藤次の策略と気付きながらも剣士としての桐生と決闘を行う。決闘後は弟の伝七郎の危機を桐生に託し、息を引き取る。
吉岡伝七郎 - 松野太紀
小柄な清十郎の弟。兄とは対照的で、道場運営に努めるも剣の腕は弱者そのものである。
祇園藤次(ぎおん とうじ) - 塚本高史
吉岡道場の高弟で、伝七郎派の中心人物。剣の腕は一流だが、遊び人としても有名らしく、派手な装いを着こなし、同じく派手な拵えの名刀大般若長光を差して遊び歩いている。そのため、多額のツケがあり、それを払うことと引き換えに桐生を吉岡道場に推薦した。かつては武蔵と同様に丸目に誘われ、関ヶ原に赴いているが彼は直前で逃亡しており、後に吉岡道場を乗っ取るため、高弟の植田達と手を組み、清十郎と武蔵を戦わせ、桐生が清十郎を倒すように仕向けた。その後、桐生を門下生達に倒させ、その間に自分は伝七郎を殺そうとしたが、駆けつけた桐生に正体(宮本武蔵)を自分が隠し続ける代わりに伝七郎を殺すのを見逃すよう持ちかけるも、清十郎が託した意思を思い出した桐生との決闘の末に死亡した。
植田(うえだ) - 江川央生
吉岡道場高弟の一人。
藤次を新しい当主とするため、清十郎との戦いで消耗した桐生を清十郎の仇討ちという名目で門下生達と共に殺そうとするが、駆けつけた伊東に妨害される。しかし、明確な死亡描写はないが伊東との決闘の末に死亡したと思われる。

宝蔵院[編集]

宝蔵院胤舜 - 神谷浩史
宝蔵院流槍術2代目当主で、槍術の天才として知られるが僧本来の職務を忘れ、強さを追い求めている。決勝で桐生とあたった際は宮本武蔵だと思い、戦いを挑む。しかし、宮本武蔵(実際は本人)ではないとわかると勝負を放棄しようとするが、桐生の挑発を受けて戦うことにした。その後は激戦の末に敗北し、観客の前で大泣きしてしまう。
宝蔵院胤栄 - 矢田耕司
宝蔵院流槍術初代当主で、強さだけを追い求める胤舜と宝蔵院の現場に憂いており、丸目とは旧知の仲。桐生に胤舜を倒してほしいと願い、大会の招待状を渡した。

楽曲[編集]

関連情報[編集]

登場する地名など[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ “龍が如く”パチンコに見参!”. 龍が如く オフィシャルブログ (2011年9月27日). 2011年9月28日閲覧。
  2. ^ 日本ゲーム大賞2008年間作品部門

外部リンク[編集]