駆逐艦母艦

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アレン・M・サムナー級駆逐艦と駆逐艦母艦クロンダイク

駆逐艦母艦(くちくかんぼかん Destroyer tender)は、海軍における支援艦艇の一。駆逐艦などの小型艦艇に対する消耗品などの補給や駆逐艦乗員の休息設備を提供するものである。

20世紀中頃までの駆逐艦は小型の艦艇であり、食料・水などの搭載能力は乏しく、また乗員の休息設備も不足しているなど、長期作戦行動には不向きであった。そのため、艦隊に随伴し、消耗物資の輸送・補給を行い、駆逐艦乗員の休息設備を提供する艦船として駆逐艦母艦が整備された。駆逐艦母艦は物資積載能力が重視され、輸送船の改装型なども用いられた。また、駆逐艦乗員の休息にあたっては、泊地などで駆逐艦母艦に接舷した状態で乗員が母艦に移動し利用された。

駆逐艦の大型化、居住性の向上に伴い、その必要性は薄れ、アメリカ海軍のものは1990年代までに全艦が退役した。

関連項目[編集]