オーシャンゲートみなとみらい

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オーシャンゲートみなとみらい
OCEAN GATE MINATO MIRAI
オーシャンゲートみなとみらいの外観（2017年4月撮影） 右隣は集合住宅「ブランズタワーみなとみらい」
オーシャンゲートみなとみらいの外観（2017年4月撮影）
右隣は集合住宅「ブランズタワーみなとみらい」
施設情報
所在地 〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1
座標 北緯35度27分29.2秒 東経139度38分03.7秒 / 北緯35.458111度 東経139.634361度 / 35.458111; 139.634361座標: 北緯35度27分29.2秒 東経139度38分03.7秒 / 北緯35.458111度 東経139.634361度 / 35.458111; 139.634361
状態 完成
建設期間 2015年10月 - 2017年7月[1]
開業 2017年12月
用途 事務所、店舗、駐車場、保育所[2][3][4]
地上高
高さ 76.63m（最高部: 81.85m）[3]
各種諸元
階数 地上15階/塔屋1階[1][注 1]
敷地面積 7,058.34 m² [2][3][4]
建築面積 4,996.36 m² [4]
延床面積 55,251.49 m² [1][4]
構造形式 鉄骨造（柱CFT）/中間階免震構造[1]
エレベーター数 乗用: 8、非乗用: 2、店舗用: 1、駐車場用: 1[4]
駐車台数

186台[4]

地図
関連企業
設計 清水建設一級建築士事務所[2][3][4]
施工 清水建設[2][3][4]
デベロッパー 東急不動産[1][2][3]
所有者 ラサール・インベストメント・マネージメント（2018年1月に信託受益権を取得）[5]
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オーシャンゲートみなとみらい (OCEAN GATE MINATO MIRAI) は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある超高層オフィスビル。

概要・歴史[編集]

2006年3月、みなとみらい地区32街区（南区画）の飲食店や商業店舗などからなる暫定施設「32番館」[6]が借地契約終了により閉鎖。2013年3月25日、「32番館」の跡地において都市再生機構（UR都市機構）が入札を行い、東急不動産が86億7200万円で購入した[7][8]。

2014年6月25日、同社は「（仮称）みなとみらい21、32街区プロジェクト」として、事務所棟（本棟・駐車場棟）・集合住宅棟で構成する複合開発計画を公表[7][注 2]。この事務所棟が「オーシャンゲートみなとみらい」である。2015年10月に着工し、2017年7月に竣工を迎えた[1]。なお、集合住宅棟は2014年10月に着工し、「ブランズタワーみなとみらい」（29階建て）として2017年1月に竣工している[10]。

2017年10月、東急不動産がPAGインベストメント・マネジメントの特別目的会社に当ビルを売却[11]。さらに2018年1月31日、アメリカの不動産投資顧問会社ラサール・インベストメント・マネージメント (LIM) が当ビルの信託受益権を取得している[5][12]。

京セラの研究開発拠点[編集]

2019年5月、京セラが国内6箇所目となる研究開発拠点「みなとみらいリサーチセンター」[13]を当ビル内に開設（開所式は同年7月19日）[14][15][16]。

東京・品川や横浜市内の計3箇所に分散する通信システム・AI関連技術者など約600人（最終的に1,000人規模に拡大）を集約し、IoTやエネルギー関連、自動車の先進運転支援システム (ADAS) といった先進技術・システムの研究開発などを強化。また、「共創スペース」を設置し、オープンイノベーションの仕組みも導入する[14][15][16]。

共創スペース[13]
  • 1階：クリエイティブファブ (Creative Fab)
    工房（3Dプリンター、NC切削機、塗装室など）、デザインルーム、ミーティングスペースを備える。
    2020年2月には、同社が考案・開発中の「スマート白杖[注 3]による視覚障がい者歩行支援システム (Visually-Impaired Assistance System=VAシステム)」の体験コーナーが期間限定で設置された[17]。
  • 6階：イノベーションスクエア (Innovation Square)
    カンファレンスルーム（最大230人収容）、個別会議室、ユーティリティスペース、交流スペースを備える。

フロア構成・主なテナント[編集]

本棟[編集]

低層部には商業テナントや共創スペースなどが配置されており、3階より上が主にオフィスなど業務関連エリアとなっている。また、最上部には屋上庭園（屋上テラス）も設けられている[18][19]。

低層部（1-2F）
業務関連エリア（3-14F）
  • BSIグループジャパン株式会社 本社オフィス（3F）
    • BSI Professional Services Japan株式会社 本社オフィス（3F）
  • 京セラ株式会社 みなとみらいリサーチセンター（3-6F, 13F/研究開発拠点）
  • WeWork オーシャンゲートみなとみらい（7-10F/コワーキングスペース）[22][23]
  • ケーエルエー・テンコール株式会社 本社オフィス（11F）[24]
  • ブローゼジャパン株式会社 本社オフィス（11F）
  • メルコリゾーツ＆エンターテインメントジャパン株式会社 横浜オフィス（11F）[25]
  • キャタピラージャパン合同会社 本社オフィス（12F）[26][27]
    • キャタピラー・ファイナンス株式会社 本社オフィス（12F）
    • Solar Turbines Services Company（12F）
  • 積水ハウス株式会社 神奈川営業本部/神奈川東支店 SHICみなとみらい/横浜北シャーメゾン支店（13F）
  • 天進技術株式会社 (OPPO日本研究所) 本社オフィス（13F）[28]
  • 株式会社ジアス 横浜店（14F/ショールーム）
  • アライン・テクノロジー・ジャパン・トリート合同会社 本社オフィス（14F）
  • 株式会社フィラディス 本社オフィス（14F）

駐車場棟[編集]

アクセス[編集]

受賞[編集]

2019年の第63回神奈川建築コンクールにて、一般建築物部門 最優秀賞を受賞した[31][32][33]。

ギャラリー[編集]

  • 当ビルの外観（南西側より、2017年4月撮影）
    当ビルの外観（南西側より、2017年4月撮影）
  • 当ビルの外観（東側より、2017年4月撮影）
    当ビルの外観（東側より、2017年4月撮影）

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ オーシャンゲートみなとみらい (OCEAN GATE MINATO MIRAI) の公式パンフレットでは、建築・設備概要の規模の欄に「地上14階/塔屋2階（確認申請: 地上15階/塔屋1階）」とある[4]。
  2. ^ 事務所棟（当ビル）の開発事業は「（仮称）MM21-32街区 オフィス計画」と呼称されていた[2][3][9]。
  3. ^ RFIDと振動・音声による情報伝達を可能にした白杖[17]。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f オーシャンゲートみなとみらい（清水建設：シミズの設計本部、2020年7月15日閲覧）
  2. ^ a b c d e f お知らせ看板情報：＜(仮称)MM21-32街区オフィス計画＞ （建設データバンクKDB、2020年7月15日閲覧）
  3. ^ a b c d e f g オーシャンゲートみなとみらい（日本の超高層ビル、2020年7月15日閲覧）
  4. ^ a b c d e f g h i j OCEAN GATE MINATO MIRAI (パンフレット) (PDF) （takeoffice、2020年7月17日閲覧〈Wayback Machineによる同日時点のアーカイブ (PDF) 〉）
  5. ^ a b “LIM、MMの大規模オフイスビル取得”. R.E.port (2018年2月9日). 2020年6月5日閲覧。
  6. ^ みなとみらい32番館（東京シティガイド、2020年7月15日閲覧）
  7. ^ a b “東急不／ＭＭ３２街区（横浜市西区）に業務・共同住宅２棟建設／設計は清水建設”. 日刊建設工業新聞 (2014年6月26日). 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月5日閲覧。
  8. ^ 東急不動産　MM21中央地区32街区１万平方㍍を取得（建通新聞〈電子版〉 2013年3月28日/神奈川、2020年7月15日閲覧）
  9. ^ MM21の32街区は清水/綱島東共住を三井住友（建設通信新聞 2015年5月8日付：関東面〈archive.isによる2015年6月11日時点のアーカイブ〉）
  10. ^ ブランズタワーみなとみらい（日本の超高層ビル、2020年7月15日閲覧）
  11. ^ “【売買】みなとみらいの大型オフィスを取得、PAG”. 日経不動産マーケット情報 (2017年10月6日). 2020年6月5日閲覧。
  12. ^ “米国投資会社が大規模オフィスビル取得　ＭＭ２１地区”. 神奈川新聞〈カナロコ〉 (2018年2月16日). 2020年6月5日閲覧。
  13. ^ a b みなとみらいリサーチセンター（京セラ株式会社：オープンイノベーションアリーナ、2020年7月15日閲覧）
  14. ^ a b 京セラ、横浜にソフト開発集約 600人規模（日本経済新聞 2018年10月25日、2020年7月15日閲覧）
  15. ^ a b 京セラ、横浜にソフトウエアの研究開発拠点を開設（日本経済新聞 2019年7月19日、2020年7月15日閲覧）
  16. ^ a b c “MM21街区NEWS【21】 立地生かし、新たな価値創出へ 京セラが新研究拠点を開所”. タウンニュース〈中区・西区版〉 (2019年7月25日). 2020年6月5日閲覧。
  17. ^ a b 「視覚障がい者歩行支援システム」の体験コーナーをみなとみらいリサーチセンターに開設！（京セラ株式会社：オープンイノベーションアリーナ 2020年2月12日、2020年7月15日閲覧）
  18. ^ OCEAN GATE MINATO MIRAI(オーシャンゲートみなとみらい）の竣工内覧会に行ってきました（スタログ 2017年9月21日、2020年7月15日閲覧）
  19. ^ OCEAN GATE MINATO MIRAI～横浜みなとみらいの海沿いに大規模オフィス完成！（みんなのオフィスまとめ 2017年9月30日、2020年7月15日閲覧）
  20. ^ “ベントレー | SKY GROUP / スカイグループ”. SKY GROUP ベントレー. 2020年6月5日閲覧。
  21. ^ “オーシャンゲートみなとみらい店｜スターバックス コーヒー ジャパン”. store.starbucks.co.jp. 2020年6月5日閲覧。
  22. ^ ウィーワーク、シェアオフィスを来年３倍 年内に国内１１拠点（SankeiBiz 2018年10月26日、2020年7月15日閲覧）
  23. ^ オーシャンゲートみなとみらい - みなとみらいのコミュニティ型ワークスペース（WeWork 公式サイト内、2020年7月15日閲覧）
  24. ^ “会社情報 About Us”. KLA. 2020年6月26日閲覧。
  25. ^ “IR運営のメルコリゾーツ、11月にも横浜事業所”. 日本経済新聞 電子版 (2019年9月27日). 2020年6月5日閲覧。
  26. ^ “キャタピラージャパン合同会社 － みなとみらい特集”. CBRE | 賃貸オフィス・貸し倉庫・貸店舗の情報サイト (2018年6月26日). 2020年6月26日閲覧。
  27. ^ キャタピラージャパン/横浜市西区に本社移転へ/17年12月中に、拠点再構築の一環（日刊建設工業新聞 2017年8月8日3面、2020年7月15日閲覧）
  28. ^ “OPPO日本研究所の会社概要 | OPPO 日本”. OPPO. 2020年6月26日閲覧。
  29. ^ “タイムズOCEAN GATE MINATOMIRAI（神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7）の時間貸駐車場・満車/空車情報”. タイムズ駐車場検索 (times-info.net). 2020年6月8日閲覧。
  30. ^ “みなとみらいくばがさ保育園”. 横浜市 (www.city.yokohama.lg.jp). 2020年6月5日閲覧。
  31. ^ “第63回神奈川建築コンクール 入賞作品決定！”. 神奈川県 (2019年10月28日). 2020年6月5日閲覧。
  32. ^ “令和元年度入賞作品（第63回） - 神奈川建築コンクール”. 神奈川県 (www.pref.kanagawa.jp). 2020年6月5日閲覧。
  33. ^ 【神奈川建築コンクール】「オーシャンゲートみなとみらい」、「ミキハウス」が最優秀賞に輝く（建設通信新聞Digital 2019年11月3日、2020年7月15日閲覧）

参考情報[編集]

関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、オーシャンゲートみなとみらいに関連するカテゴリがあります。

外部リンク[編集]

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