ビクター・ザンブラーノ

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ビクター・ザンブラーノ
Victor Zambrano
Víctor Zambrano.jpg
ブルージェイズ在籍時のザンブラーノ
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 ミランダ州グアイカイプロ市ロステケス
生年月日 1975年8月6日(39歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 投手
プロ入り 1993年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2001年6月21日
CPBL / 2009年9月1日
最終出場 MLB / 2007年9月30日
CPBL / 2009年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ベネズエラの旗 ベネズエラ
WBC 2006年2009年

ビクター・マヌエル・ザンブラーノVictor Manuel Zambrano , 1975年8月6日 – )は、ベネズエラミランダ州出身のプロ野球選手投手)。

経歴[編集]

1993年8月19日、アマチュア・フリーエージェントでニューヨーク・ヤンキース内野手として契約したが、1994年1995年の2年間で二塁手遊撃手として77試合に出場し、打率は.206の成績に終わり、1996年2月7日に放出された[1]。その後、タンパベイ・デビルレイズと投手としてオファーをもらい、投手の経験が全くなかったが、最後のチャンスと思い、同年3月14日契約した[1]

マイナーリーグで経験を積み、2001年6月21日レッドソックス戦でメジャーデビューを果たし、その後、リリーフで36試合に登板した。翌2002年8月5日に初めて先発で登板し、以後シーズン終了までに11試合先発登板した。

2003年に球団史上歴代2位となる12勝を挙げ、シーズン終了時に通算26勝で球団最多タイ記録となったが、106四球・20死球・10暴投を記録し、この3部門でリーグ1位となった[1]。翌2004年には日本での開幕投手を任され、勝ち投手となり球団記録を更新した。7月30日ニューヨーク・メッツスコット・カズミアーらとのトレードでメッツへ移籍[2]。トレード後にカズミアーが奪三振王するなど活躍し、メッツ史上ノーラン・ライアンを放出したトレードと並び最悪のトレードとも言われている[要出典]

ザンブラーノは移籍後、8月17日までに3試合に登板したが、8月19日故障者リスト入り[3]でシーズンを終えた。2005年規定投球回以上を投げたが、2006年シーズンは5月15日トミー・ジョン手術を受けシーズンを終え[4]、5試合にしか登板できなかった。

2007年1月30日トロント・ブルージェイズと契約したが[2]、8試合に登板し、防御率10.97の成績で、球団は7月9日に解雇した[2]8月10日ピッツバーグ・パイレーツと契約し、9月9日ボルチモア・オリオールズが獲得[2]。その後5試合に登板し、防御率9.49と不振だった。

2008年は、ニューヨーク・ヤンキースコロラド・ロッキーズのマイナーチームに所属。

2009年は、台湾中華職業棒球大聯盟La Newベアーズでプレーした。

プレースタイル[編集]

とてもコンパクトな腕の振りで打者を幻惑する[5]。ピンチでは集中力を失う傾向があり、走者への牽制は上手ではない[5]

球種は91~92マイルのストレートスライダーサークルチェンジ[5]。速球はとても重く、右打者の手元へ食い込むように沈ませて投げるが、この球でストライクを取るのが苦手なこともあり、先発へ転向する大きな要因となった[5]

スライダーの変化はとても鋭く、球離れの位置を変えることで曲がりの大きさと変化を調整し、打者の手元で変化させている[5]。サークルチェンジはとてもキレがあり、時々スプリッターに見えるほど沈む[5]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2001 TB 36 0 0 0 0 6 2 2 5 .750 212 51.1 38 6 18 0 3 58 4 0 21 18 3.16 1.09
2002 42 11 0 0 0 8 8 1 6 .500 519 114.0 120 15 68 5 4 73 10 0 77 70 5.53 1.65
2003 34 28 1 0 1 12 10 0 1 .545 836 188.1 165 21 106 2 20 132 15 3 97 88 4.21 1.44
2004 23 22 0 0 0 9 7 0 1 .563 588 128.0 107 13 96 2 16 109 5 0 68 63 4.43 1.59
NYM 3 3 0 0 0 2 0 0 0 1.000 62 14.0 12 0 6 0 0 14 1 0 9 6 3.86 1.29
'04計 26 25 0 0 0 11 7 0 1 .611 650 142.0 119 13 102 2 16 123 6 0 77 69 4.37 1.56
2005 31 27 0 0 0 7 12 0 0 .368 748 166.1 170 12 77 2 15 112 8 2 85 77 4.17 1.48
2006 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 97 21.1 25 5 11 0 0 15 1 0 16 16 6.75 1.69
2007 TOR 8 2 0 0 0 0 2 0 0 .000 62 10.2 20 5 11 2 1 5 1 0 13 13 10.97 2.91
BAL 5 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 63 12.1 12 1 11 0 4 11 1 0 13 13 9.49 1.86
'07計 13 4 0 0 0 0 3 0 0 .000 125 23.0 32 6 22 2 5 16 2 0 26 26 10.17 2.35
2009 La New 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 132 26.2 42 1 8 0 5 15 2 1 26 16 5.40 1.87
MLB:7年 187 100 1 0 1 45 44 3 13 .506 3187 706.1 669 78 404 13 63 529 46 5 399 364 4.64 1.52
CPBL:1年 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 132 26.2 42 1 8 0 5 15 2 1 26 16 5.40 1.87
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 60 (2001年 - 2002年)
  • 47 (2003年 - 2004年)
  • 38 (2004年 - 2006年)
  • 31 (2007年)
  • 41 (2007年)
  • 32 (2009年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 古内義明ナガオ勝司大冨真一郎「コンバートへの挑戦 ビクター・ザンブラーノ[デビルレイズ・投手]」『月刊メジャー・リーグ』2004年6月号、ベースボールマガジン社、2004年、雑誌 08625-6、24 - 25項。
  2. ^ a b c d Victor Zambrano Transactions” (英語). Baseball-reference.com. 2008年8月7日閲覧。
  3. ^ Transactions New York Mets August, 2004” (英語). MLB.com. 2008年8月7日閲覧。
  4. ^ Zambrano has successful surgery” (英語). MLB.com. 2008年8月7日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 「2004年日本開幕戦観戦ガイドブック」『月刊スラッガー』2004年4月号付録 日本スポーツ企画出版社 5頁

外部リンク[編集]