古内義明

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古内義明
生誕 (1968-07-07) 1968年7月7日(55歳)
日本の旗 日本 東京都
教育 福島県立磐城高等学校
立教大学法学部法学科
ニューヨーク市立大学大学院
修士課程スポーツ経営学修了
職業 スポーツジャーナリスト
MLBアナリスト大谷翔平ウォッチャー
スポーツ経営コンサルタント
株式会社マスターズスポーツマネジメント代表取締役[1]
作家
立教大学講師
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古内 義明(ふるうち よしあき、1968年7月7日 - )は、日本スポーツジャーナリストMLBアナリスト

株式会社マスターズスポーツマネジメント代表取締役。立教大学講師。東京六大学野球オフィシャルガイドブック発行人、アマチュアプレーヤー向けフリーマガジン『“武士野球”サムライベースボール』発行人兼編集長。

ニューヨークを拠点にスプリングキャンプ(アリゾナ&フロリダ全球団を取材)に始まり、MLB(全球団のボールパークを取材)、マイナーリーグ(70チーム以上)、独立リーグ、WBCまでを幅広くカバーしながら球団関係者やエージェントなどと独自の人脈や情報網を確立。松井秀喜のメジャー1年目のすべての試合を取材した唯一のジャーナリストであり、これまでメジャー取材歴28年、2千試合以上を現地取材した日本におけるメジャーリーグ取材の第一人者と称される。

これまで、日本テレビ「ZIP!」「ミヤネ屋」、「DayDay.」、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」や「グッド!モーニング」「報道ステーション」、TBS「ひるおび」「サンデージャポン」「Nスタ」、フジテレビ「めざましテレビ」「めざまし8」などに出演し、WBCやMLBはもちろん、大谷翔平選手の最新情報や魅力を伝えている。また、MLB以外のアメリカ3大プロスポーツやNCAAスポーツなども精力的に取材。特に、スポーツビジネスは専門領域とし、精通している。

メジャーリーグやスポーツビジネスの関連著者多数[2]

経歴[編集]

福島県立磐城高等学校卒業。在学中は、磐城高校野球部に所属し、高2に夏の甲子園、高3は夏の福島県大会の開会式直後の1回戦でサヨナラ負け。

神宮でのプレーを目指し、立教大学に入学。硬式野球部に所属し、外野手として活躍。同期には、立教大学野球部の監督になった溝口智成、早稲田大学水口栄二法政大学瀬戸輝信などがいた。

1990年の東京六大学野球秋季リーグでは、法政との優勝決定戦で先制タイムリーを放ち、秋季リーグ戦2連覇に貢献。当時のNHK教育テレビが急遽生放送を決め、夕方の時間にもかかわらず、世帯視聴率は4.6%だった。

明治神宮野球大会の決勝戦では、同志社大学の“ミスターアマチュア”杉浦正則から2安打を放つ活躍だったが、準優勝に終わる。

卒業後、社会人を経て渡米し、ニューヨーク市立大学大学院修士課程スポーツ経営学を修了。専攻は、スポーツビジネス[2]

2014年から立教大学講師として、コミュニティ福祉学部スポーツウェルネス学科で、「スポーツビジネス論~メジャーリーグの8000億円ビジネス」の教鞭を執る。日本の大学では初となるメジャーリーグをモデルとしたスポーツビジネス論で、グローバルな視点で活躍する人材育成にも寄与[3]

2017年春、「夕刊フジ」にて、『日本体育会紀行』のコラム連載を開始。初回は、”平成絶対王者”大阪桐蔭の西谷浩一監督(報徳学園~関大)を取材。2017年春より、北海道新聞の連載コラム『Go!Go!ファイターズ』を担当し、メジャーリーグやスポーツビジネスの視点から、北海道日本ハムファイターズの魅力を伝えた。

2017年秋季リーグ戦から、2017年秋季リーグ戦から、一般財団法人東京六大学野球連盟からライツホルダーになり、東京六大学野球オフィシャルガイドブックの発行・販売事業に着手。発行人として、東京六大学野球オフィシャルガイドブックを創刊。歴代の表紙には、東京六大学野球の各校主力選手や主将の他に、長嶋茂雄、青木宣親、高橋由伸、高田繁、大越健介、稲葉篤紀など、六大学の歴史を彩ってきたOBが登場している。

2018年冬より、早稲田大学オープンカレッジにて「日米スポーツビジネス比較論」を開講した。

人物[編集]

  • ワールドベースボールクラシックは第1回から取材するWBCアナリスト、作家、メジャー&マイナー合わせて100以上のボールパークを訪れた愛好家。
  • ニューヨークを拠点にスプリングキャンプ(アリゾナ&フロリダ全球団を取材)に始まり、MLB(すべての球団のボールパークを取材)、マイナーリーグ(70チーム以上)、独立リーグ、ワールドベースボールクラシック、までを幅広くカバーしながら球団関係者やエージェントなどと独自の人脈や情報網を確立。
  • 松井秀喜のメジャー1年目のレギュラーシーズンとポストシーズンの全試合を取材した唯一のジャーナリストであり、これまで2000試合以上を、現地取材した日本におけるメジャーリーグ取材の第一人者として、現在に至る。
  • MLB以外のアメリカ3大プロスポーツやアメリカの大学スポーツのNCAAなども精力的に取材した。
  • 新聞・雑誌媒体以外に、MLB公認の日本語サイト(http://www.mlb.jp/)の立ち上げプロジェクトに協力。スプリングキャンプからワールドシリーズで、アメリカ発の写真やコラムを“リアルタイム”というネット媒体の特性を生かしながら、紙媒体では伝えられない付加価値のある情報を読者に提供した。
  • 「メジャーを観て死ね」(実業之日本社)でスポーツ文壇の世界にデビュー。以降これまで毎年のようにメジャーリーグ本を出版し、第一人者の地位を確立した。

活動[編集]

  • これまで2000試合以上(オールスターゲームは10試合)を現地アメリカで取材した日本におけるメジャーリーグ取材の第一人者
  • プロ野球選手やメジャーリーガーと、自身との講演会のキャスティング。
  • スポーツ経営コンサルタントとして、野球をツールとした広報戦略、PR活動、広報リリース、プロモーションなど様々な側面でも、活動の幅を広げている。
  • 日本コカ・コーラ株式会社の「ジョージア魂賞」の広報企画立案及び執筆のプロジェクトに協力[4]
  • テレビ朝日などのメジャーリーグ中継のデータ提供事業サービスも行っている。
  • 2012年から「北海道新聞」で、ダルビッシュ有の1年間の軌跡を追う『選究眼』という連載コラムを執筆。
  • 朝日新聞デジタルにて“&”「古内義明のメジャー見聞録~No Baseball, No Life」の連載。
  • 各種企業・大学等で、アメリカのスポーツビジネス論、日米のジャーナリズム論、メジャーの監督の組織論や人心掌握術、日本人選手の意識改革や夢の叶え方などのテーマで講義・講演をしている。[5]
  • アマチュアプレーヤー向けフリーマガジン『“武士野球”サムライベースボール』発行人兼編集長
  • 「侍ジャパン公式サイト」(http://www.japan-baseball.jp/) に対してコンテンツ提供事業。

出演番組[編集]

過去[編集]

新聞[編集]

雑誌[編集]

テレビ[編集]

日本テレビ[編集]
テレビ朝日[編集]
  • 羽鳥慎一モーニングショー - イチローや大谷翔平などのメジャー情報で出演。名物コーナーのパネル解説では、大谷翔平の活躍や契約の背景を説明し、その反響から度々ネットニュースとして取り上げられている。

4月10日放送で、MCの羽鳥慎一氏から、「古内さん、どこに行きますか?」と聞かれた際、「ロサンゼルスの赤い方ではなく、青い方のドジャースです」と地上波で、どこよりも早く明言。その後、11月10日放送の同番組では、羽鳥慎一氏から再度質問された際、「ドジャーズだと断言し、僕はそれだけの情報収集と取材をしていますから」と断言。立教大学野球部の先輩の長嶋一茂氏から、「じゃあ俺が古内を信じてドジャースに賭けて、それが外れた場合、何かしてくれるの?」と聞かれると、「ハワイで運転手を」と即答。羽鳥慎一氏からは、「結構(ハワイに行く)頻度が高いですから気を付けてください」と“注意喚起”されたエピソードがあった。 晴れて、12月9日にドジャース移籍を発表し、見事、予想を的中させた。これにより、イチロー氏、松井秀喜氏、松坂大輔氏などから続く、移籍先連続的中記録を更新させた。また、TBS「ひるおび」の番組内では、号外が配布され、”外さない男”と呼ばれている。。

フジテレビ[編集]
TBS[編集]
朝日放送テレビ[編集]
テレビ東京[編集]
読売テレビ[編集]
毎日放送[編集]
関西テレビ[編集]
CBCテレビ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社マスターズスポーツマネジメント 株式会社マスターズスポーツマネジメント
  2. ^ a b 古内義明、『イチローVS松井秀喜~相容れぬ2人の生き様』、小学館、2010年、207ページ、ISBN 978-4-09-825078-3
  3. ^ 立教卒業生のWork & Life 立教大学
  4. ^ 古内義明 講演依頼.com
  5. ^ 東京六大学ゼミナール 東京六大学野球連盟