コン・エアー
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| コン・エアー | |
|---|---|
| CON AIR | |
| 監督 | サイモン・ウェスト |
| 脚本 | スコット・ローゼンバーグ |
| 製作 | ジェリー・ブラッカイマー |
| 製作総指揮 | ケニー・ベイツ リン・ビグロー ピーター・ホガード ジョナサン・ヘンスレー ジム・カウフ チャド・オーマン |
| 出演者 | 後述 |
| 音楽 | トレヴァー・ラビン マーク・マンシーナ |
| 主題歌 | レイナード・スキナード『Sweet Home Alabama』 |
| 撮影 | デイヴィッド・タッターセル |
| 編集 | クリス・レベンゾン |
| 配給 | ブエナビスタインターナショナル |
| 公開 | |
| 上映時間 | 116分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | 7,500万ドル[1] |
| 興行収入 | $101,117,573[1] $224,012,234[1](全世界) |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『コン・エアー』(CON AIR)は1997年6月5日に公開されたアメリカ映画。タイトル「コン・エアー」は、実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称で、出廷、医療緊急事態、囚人輸送などを行っている。本作では、凶悪犯を護送する情況をリアルに再現している。
目次 |
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
軍を除隊したキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、酒場で妻にからむ酔っ払いと揉め、さらに追ってきた相手を殺害してしまう。第三級殺人罪(故意ではない殺人。日本の過失致死相当)で刑務所に服役するも、模範囚として仮釈放されることになり、囚人専用の輸送機「コン・エアー」(C-123K)に搭乗する。そこには、凶悪犯のサイラス・グリサム(ジョン・マルコヴィッチ)を始めとする凶悪犯が顔を連ねていた。そして離陸後、凶悪犯の計画によって飛行機がハイジャックされ、正義感の強いポーは何とか事態を打破しようとするが…。
[編集] 登場人物
- キャメロン・ポー
- 主人公で元レンジャー隊員。退官式の夜、愛妻トリシアが3人の酔っ払ったチンピラに絡まれたのを助けようとするが、誤って1人を殺してしまい、これが原因で懲役刑を課せられ、刑務所に入れられてしまう。
- 娘ケイシーの7歳の誕生日の日、模範囚として仮釈放の身となり、アラバマ空港まで「コン・エアー」で搬送されるはずがサイラスたちの脱獄計画に巻き込まれてしまう。
- 正義感が強く、仲間を大切にしており、事件に巻き込まれた同じ囚人のベイビー・オーや護送官たちを救おうと奮闘する。
- 信用できる人物は自分ともう一人(トリシア)の2人だけだとラーキンに言い放つも、自身の危険を顧みずに奮闘したラーキンの姿を見て、信用できる人物が3人になったと言った。
- ヴィンス・ラーキン
- 連邦保安官。機知に優れカーソンシティでのキャメロンの行動からキャメロンが味方であると誰よりも早く察知し、サイラスの脱獄計画をいち早く察知した人物でもある。
- 部下のシムズがサイラスに殺されたことで強行的に解決しようとするマロイに真っ向から反発する。
- サイラスたちがラーナー飛行場に向かっていることを知り、マロイへの説得も失敗に終わったため、自身がマロイのオープンカーを使ってラーナー飛行場へと向かう。
- 知識人で持ち前の洞察力からサイラスとシンディーノの裁判所の書類を用いての通信トリックを暴く。
- また、車両運転も得意としているのかクレーン車やドーザーの付いたトラック、バイクを扱う場面がある。
- 本編終盤、ラスベガスで計画が潰えてもなお逃走を図ろうとするサイラスたちをキャメロンと共に追跡を開始し、ハシゴ車の運転席の天井を斧で叩き割り、運転していたスワンプに消火ホースで放水攻撃を行う。
- キャメロンとはラーナー飛行場で初めて対峙し、信用していないと突きつけられるもラスベガスでのカーチェイスなどを経て、キャメロンの信頼を得る。
- サイラス・グリサム
- 天才凶悪犯。通称「猛毒のサイラス」。
- 殺人・強盗・誘拐など数多くの犯行を行い、人生のほとんどを刑務所で暮らしている。刑務所内の囚人を数人殺害し、脱獄を幾度となく図ったことがある。
- また、天才的な頭脳の持ち主で、服役中に博士号を取得している。
- 囚人グループのリーダーとなり、ダイヤモンド・ドックとピンボールの三人で「コン・エアー」乗っ取り計画を決行、「コン・エアー」の乗っ取りに成功し、南アメリカに逃走しようとする。
- 冷徹で、使い物にならない仲間や抜け駆けを行おうとした囚人の仲間でさえ躊躇なく殺してしまうほどの残虐非道な性格をしているが、優秀な者に対しては仲間として認める一面もあり、特にキャメロンを評価していた。本人曰く「俺の親父からの教えは何も無い」とのこと。
- また数々の犯罪に手を染めながらもレイプだけは嫌悪しており、レイプ犯のジョニー23に対して「朝起きた時の口のネバネバ並に胸糞悪い最低の変態野郎」と罵るほど。
- 本編の終盤、「コン・エアー」がラスベガスに墜落した後、警察の目をかいくぐってドッグとスワンプの三人ではしご車を強奪、逃走を図るも追いかけてきたキャメロンとの格闘の末、外していなかった手錠をはしごにはめられた状態で歩道橋に激突、工事現場まで吹き飛ばされ、大型の杭打ち機で頭部を潰されて死亡する。
- ダイアモンド・ドッグ
- 本名ネイサン・ジョーンズ。元米国軍黒人ゲリラ部隊の隊員。全米ライフル協会の本部を爆弾で襲撃した罪で刑務所に入れられていた。
- 囚人グループのナンバーツーで、いつか自らの犯行で全米が恐れおののく“ドッグの日”を夢見ており、サイラスの計画が完全に成功するまでの間はサイラスに忠誠を誓っている。
- 小説家としての才能を持ち、服役中に「ダイアモンドの目」という小説を執筆。2年後にデンゼル・ワシントンを主演として映画化が噂される程の人気小説となっている。
- 本編終盤、サイラスやスワンプと共にはしご車で逃走するも、追いかけてきたキャメロンの乗ったバイクの体当たりによる爆発に巻き込まれて爆死する。
- ベイビー・オー
- キャメロンと同じ独房で服役していた黒人の囚人。服役中にキャメロンの友人となる。ベイビー・オーという名は愛称で、本名はオーデルである。
- 糖尿病を患っており、サイラスたちの「コン・エアー」乗っ取り計画の騒ぎの中、インスリンの入った瓶と注射器を壊されてしまう。辛うじて予備のインスリンが残るも注射器がすべて壊されたために接種できなくなってしまう。
- ラーナー飛行場離陸後、サイラスが「コン・エアー」に乗っている囚人の中に警察を導いた裏切り者(キャメロン)をあぶり出そうとビショップを撃ち殺そうとした際、キャメロンをかばって自分がやったと嘘をつき、直後にサイラスに腹を撃たれてしまう。
- 本編終盤、「コン・エアー」がラスベガスに墜落するも、辛くも生存しキャメロンに見送られながら病院に搬送される。
- ガーランド・グリーン
- カーソンシティ空港で急遽「コン・エアー」でアラバマ空港に搬送されることになった連続殺人犯。
- アメリカ東部で37人の人間を惨殺しており、殺害した少女を助手席に乗せてドライブをした事があるという。その犯罪経歴は犯罪者や警察官の間でも有名であった。
- 護送車から「コン・エアー」の檻に入るまでの間は厳重な拘束具で拘束されていて、その異様な様子は拘束具を外すようサイラスに頼まれたドッグでさえも恐怖を抱くほどであるが、サイラスはガーランドをVIPと呼んだり「あんたのファンだ」と話しかけるなど一種の憧れを抱いていた。
- 人物の言動からその人物の本性等を分析することができ、実際にキャメロンの言動に疑問を抱いていたビリーの言動から「彼(ビリーは)屈折した人間である」と分析している。
- 精神的に不安定な部分を自覚していて、ラーナー飛行場の近くにあるキャンピングカーで留守番していた少女に「自分に効く薬はない」と答えている。
- 本編では連続殺人犯と呼ばれながらも、その片鱗を見せる姿は良心が芽生える前にキャメロンに話しかけた時だけであり、時折皮肉な言葉をキャメロンに言うも常に中立的な立場をとっていた。
- 「コン・エアー」墜落後は姿を見せなかったが、エンドクレジット直前にラスベガスのカジノで大勝している姿を見せる。
- サリー・ビショップ
- 囚人輸送機「コン・エアー」の女性護送官。凛々しく、男勝りな性格の持ち主。
- ピンボールの起こした小規模火災で、火からピンボールを遠ざけようとしてピンボールに自身の持っていた檻の鍵を奪われ、サイラスとドッグの入れられていた檻を開けられてしまい、サイラスたちの乗っ取り計画に引っかかった後は人質として捕えられてしまう。
- また、「コン・エアー」内では紅一点で強姦の常習犯だったジョニー23に2度強姦されそうになるもどちらもキャメロンに助けられ、ジョニー23には仕返しとばかりに強烈なハイキックを見舞った。
- 本編終盤、操縦席を陣取ったキャメロンを捕まえようとしたサイラスを弾切れとなったM16A2で殴りつけて気絶させ、「コン・エアー」がラスベガスに墜落するも生還を果たす。
- クレイジー・ビリー
- 本名ウィリアム・ベッドフォード(劇中ではビリー・べドラム)。元々は変哲もなかった亭主であったが妻の浮気現場を目撃し、妻の浮気相手の家に押し入り、家族を自分の妻と子供ごと皆殺しにした罪で服役し、その残虐性から裁判で5回の終身刑判決を受けている(アメリカの刑法には観念的競合の規定はなく、全部の処分がそのまま累積される。よって100年以上の懲役刑判決が下る例もある)。
- 「コン・エアー」内ではサイラスやドッグと同じ個人用の檻に入れられ、キャメロンとベイビー・オーから「お似合いだ」と笑われて以降、彼らに嫌悪感を抱き始める。
- ドッグが「コン・エアー」の荷物室で見つけたサングラスをかけて現れたのを見て、キャメロンの目的を知るために荷物室のキャメロンの荷物を物色し、キャメロンの仮釈放通知書を見つけ、彼が仮釈放の身であることを知る。追いかけてきたキャメロンと荷物室で格闘するが、格闘の拍子で外れたパイプがキャメロンに蹴り飛ばされた勢いで背中から突き刺さり、死亡する。
- ジョニー・23
- 連続強姦魔で、キャメロンやサイラスたちと共に「コン・エアー」でアラバマに運ばれる予定だった囚人。
- 23人の女性を強姦した罪で逮捕される経歴を持っている。強姦したごとに「1人につき1つずつ体にハートのタトゥーを入れる」、「強姦した人数に合わせてジョニーの後に付く数字の数を増やしていく(23人強姦すればジョニー・「23」、24人強姦すればジョニー・「24」となる)」というルールのようなものを持っていて、本人曰く強姦した女性の数は23人ではなく正確にはおよそ600人らしい。
- サイラスたちの乗っ取り計画の後は足枷を外され、直後に機内で紅一点であったビショップを強姦しようとするもキャメロンに妨害された上に「糞野郎(DVD版ではゴキブリ)だ」と言われ、サイラスからは「息子を出したら高度の空中から外に突き落とす」と釘を刺される。
- カーソンシティではサイラスたちと共に護送官になりすまし、合流することになる囚人たちを機内へと誘導し、ガーランドの誘導も行った。
- また、ラーナー飛行場では管制塔に上って警察が来るかを監視する役割を担い、ラーキンの連絡を受けた警察部隊が向かってくるのを発見し、サイラスたちに伝えた。
- サイラスたちと警察部隊の銃撃戦を利用して独り「コン・エアー」に戻り、動けないベイビー・オーをしり目に、檻に押し込められていたビショップを再び強姦しようとするもまたキャメロンの妨害で失敗、手錠で両手を檻の天井につり上げられる状態となってしまう。
- 「コン・エアー」が墜落後、手錠をされていたのが原因で、墜落の衝撃でハートの刺青をしている方の腕が肩からちぎれてしまい、立ったまま死んでいるのを警察に発見された。
- フランシスコ・シンディーノ
- 麻薬カルテルの御曹司。カーソンシティでサイラスたちと合流した麻薬シンジゲートのリーダー格でサイラスたちの計画の黒幕であり、サイラスたちの雇い主。
- スペイン語で書かれた裁判所の通知を利用してサイラスと連絡を取り合い、脱獄計画が成功した暁には多額の金を報酬として提供するという条件でサイラスやドッグを買収し、脱獄計画を立案した人物である。
- 父親も自分と同じ麻薬犯罪のリーダー格だったらしく、シンディーノは彼のすべての犯罪を知っているらしい。
- 普段は落ち着いた雰囲気を放っているが本質は極悪非道で、自分の為ならたとえ仲間でさえも簡単に道具として捨ててしまう人物であり、自分のいとこを殺害対象としていた弁護士の乗ったボートごと爆破して殺した経歴がある。
- 今回の計画も、実際は自分だけが警察たちから逃げるためにサイラスたちを利用しただけであり、彼の犯罪経歴の一部を知っていたキャメロンに彼の本心をサイラスに示唆されてしまい、計画を大きく狂わされてしまう。
- そのことに焦りを感じたシンディーノは、サイラスが立てた、前のめりに埋もれてしまった「コン・エアー」を飛行可能にして逃亡手段を確保する「プランB」のどさくさに紛れて、事前に自身の手下に用意させていた小型ジェット機で逃亡を図るが、ラーキンの機転によるクレーン車のクレーンでジェット機の尾翼を破壊され、ガソリンスタンドに突っ込んでしまい、逃亡は失敗する。
- 事態を察したサイラス一行に「後で迎えをよこす」と必死の弁明をするも、既に信用を失ったサイラスが聞く耳を持つ筈も無く、ジェット機の衝突で噴出したガソリンを火のついたタバコで引火され、途端にその炎に包まれ焼死してしまう。
- ラーキン曰く、同じ犯罪者に対しては自分の犯罪手段をあっさりとしゃべってしまうほど饒舌らしい。マロイ率いる麻薬捜査班は取り調べで一向に自供しなかった彼の犯罪者同士での饒舌さを利用して、麻薬捜査官のシムズが囚人に偽装し、囚人搬送の裏で交わされる会話を盗聴録音器で録音して有力な証拠を得る作戦を立てていた。
- スワンプ・シング
- シンディーノと共にカーソンシティでサイラスと合流した囚人。パイロットとしての腕前を持ち、囚人の代役としていなくなったパイロットの代わりに「コン・エアー」の操縦士を任される。
- ピンボール曰く「田舎育ち」らしく、「コン・エアー」に搭載されていたビーコンを使用できる状態で機体から取り外すスワンプの行動を見て驚きの声を上げていた。
- 本編では操縦士・運転士の役であるため、機内での騒動を把握していない場面があった。またラーナー飛行場では銃撃戦の最中、「コン・エアー」の離陸の準備を急ピッチで行っていたため、戦闘に関しての彼の描写はほとんど見られない。
- 本編終盤、サイラスとドッグと共にはしご車を奪って逃走、運転を任されてキャメロンたちとカーチェイスを展開するもラーキンの放水攻撃に遭い、カジノ前に停車していたリムジンに衝突した勢いで車外に放り出されてしまう。キャメロンとラーキンがカーチェイス後に会話するシーンで仰向けで咳込む姿があり、生きていることは確認できる。その後の彼はどうなったかは不明だが、警察に連行されたことだけは確かといえる。
- ピンボール
- 放火と強盗の罪で服役していた囚人。サイラスとドッグと共に「コン・エアー」乗っ取り計画を実行した一人。
- 妙に気楽で人をからかうのが好きな性格で、計画実行直前まで自分の隣に座っていた囚人をからかっていた。
- 離陸後、サイラスとドッグが隠し持っていた針金で手錠を外したのを確認してから、自分の胃袋に隠してファルゾンの監視の目を逃れた携帯パックに入った油とマッチ棒を使い、隣の囚人の体に発火させて計画を始動させた。直後にビショップから檻の鍵を奪い、サイラスとドッグを解放して乗っ取りに成功する。乗っ取り後はカーソンシティで降りる囚人の確認と椅子に手枷・足枷で動けなかった囚人たちを解放した。
- 事件発生で激情したシムズに人質にされるも、ビショップを盾にしたサイラスがシムズを射殺したことで九死に一生を得る。
- カーソンシティ空港では「コン・エアー」に搭載されていたビーコンをアンクル・ボブの空中観光用飛行機の中に忍ばせる。そこで観光用飛行機の整備をしていた女性に見つかり、長々と世間話を始めてしまう。ところが、ハイジャックに気付いた警察から逃走するためにサイラスの命令で「コン・エアー」が離陸を始めてしまい、長話が原因で乗り遅れたピンボールは必死に乗り込もうとするも、機体の着陸装置に巻き込まれて死亡する。
- その後、ピンボールの遺体は着陸装置の異常を調べに来たキャメロンとドッグに見つけられ、キャメロンにマジックペンでラーキン宛てのメッセージをシャツに書かれて放り出される。死体は地上の街の交差点で信号待ちをしていた乗用車のボンネットに直撃、死体袋に入れられて搬送される。
- シムズに人質にされ銃を突きつけられた時、サイラスに「役立たず」と言われてしまい、直後にサイラスが本心で言ったのだというのを知る。またカーソンシティ離陸後、ピンボールが機内にいないことをドッグに伝えられたサイラスは「良い奴だった」と言って仲間として見ていた反面、使い物にすぎなかったという彼の本心が表現されている。
- また、計画のメンバーになる時期が遅かったのか、「自由への旅立ちだ」と言ったキャメロンの独り言と後ろ姿を見て、キャメロンを一瞬スワンプだと間違えてしまう場面がある。
- ダンカン・マロイ
- 麻薬取締局(DEA)捜査官。シンディーノを逮捕した人物で、取り調べで一向に自供しないシンディーノの処理をFBIに奪われたくないと言っている。
- 常に護身用を兼ねた銃の携帯を優先的にしていて、部下のシムズを囚人に偽装させてシンディーノの盗聴を行う作戦で、機内に銃を持ちこませてはいけないというラーキンの言葉に反発、一度は了承するもラーキンとファルゾンの目を盗んでシムズのボディチェック中に彼の靴下に自分の持っていた予備の銃をしのばせる。
- カーソンシティでハイジャックされたこと、シムズが殺されたことを知るや否やすべてラーキンたちのせいだと突きつけ、シムズの仇打ちの為に武装ヘリを要請、「コン・エアー」をキャメロンや護送官たちごと撃墜させる強行手段をとる。
- キャメロンが味方で、強行的な解決を止めようとするラーキンと激しく反発しあう。
- 愛車のオープンカーをいたく気に入っており「素晴らしく優秀な車だ」と豪語していたが、ラーナー飛行場への移動手段としてラーキンに無断に使用され、キャメロンが「コン・エアー」離陸の妨害の為に機体と石柱に括りつけられていたロープのフックが偶然、車体に引っ掛かり「コン・エアー」離陸後、ロープに引っ張られながら空中を舞い、管制塔に衝突して呆然とするラーキンとマロイの目の前に逆さまの状態で落下、衝撃で大破してしまう。
- ラーナー飛行場での銃撃戦後、武装ヘリで「コン・エアー」を追跡、ラーキンの説得を無視して機銃で攻撃し、ミサイルで撃墜させようとするも直後にキャメロンが操縦室を乗っ取り、二人の説得に応じてミサイル攻撃を中止させる。
- 「コン・エアー」墜落後のカーチェイスの後、ラーキンに「気分はどうだ?」と聞き、ラーキンに大破したオープンカーの鍵を返されて修理屋を紹介されるも、「あの車はもう飽きてた」と返事し、事件の解決に安堵の息をついた。
- 前述の通り法と秩序を乱す犯罪者に対し強い憎悪を抱いている余り、ラーキンの忠告を無視して部下に銃を隠し持たせたり、車いす用自動車専用駐車スペースに何の躊躇もなく自分のオープンカーを駐車させたり、護送官がまだ残っている「コン・エアー」を撃墜しようとするなど、やや道徳心に問題ありと言える。
- ウィリー・シムズ
- DEAのエージェントでマロイの部下。
- シンディーノの盗聴の為に囚人に偽装して「コン・エアー」に搭乗するも、サイラスたちの乗っ取り計画に直面する。
- 騒ぎが落ち着き、ピンボールに手枷・足枷を外された直後、激情してマロイが靴下に忍ばせた銃を握り、ピンボールを人質にとって単独で解決しようという強行手段をとる。
- 「お前一人では敵わない」と説得したキャメロンにも銃口を向ける。
- 最期はシムズの銃を彼の死角から奪おうとしたポポビッチを射殺するも、直後にサイラスに胸を撃ち抜かれ、吐血しながら死亡する。
- ファルゾン
- 「コン・エアー」の護送官でリーダー格。犯罪者を憎んでいるせいか、囚人たちに対して終始酷い口調でしゃべり、キャメロンの持っていたケイシーの写真を取り上げてしまう。
- 機内での注意事項を端的に説明した後、カールの挑発に肘打ちで応戦し、猿轡をさせた。
- サイラスが「シチュワーデスさん、今日の機内映画は何ですか?」というジョークまがいの質問に「お前の映画だ。『私は一生女を抱けません』、同時上映に『素晴らしき自由よさようなら』だ」と答えるも、サイラスからは「面白くないジョークだ」と言われてしまう。
- サイラスたちの乗っ取り計画での騒ぎの中、ベイビー・オーにインスリンを注射しようとしていた救護係の護送官の喉元を、外した手錠で突き刺して殺していたドッグをテーザー銃で押さえつけようと必死になっていたが、結局サイラスに「コン・エアー」を乗っ取られ、拘束されてしまう。
- その後、カーソンシティで降りるはずだった囚人の代役にされ、キャメロンにシムズの盗聴器をしのばされ、猿轡をされた状態でカーソンシティの警察に連行されてしまう。
- しかし、護送車の中で護送官に警棒で殴打されるも、服の中から零れ落ちた盗聴器のおかげで「コン・エアー」が乗っ取られたことが警察に知られる。
- その後の登場はないが、護送車で搬送された後に保護され、キャメロンが盗聴器を忍ばせたと説明したことがラーキンの言葉として出ている。
- その他の囚人
ここでは名前が判明している囚人のみ記載。
- カーソンシティで降りるはずだった囚人
- ベンソン
- サイラスたちの「コン・エアー」乗っ取り計画の実行中、サイラスが操縦室に乗り込もうとした時にひときわ大きく歓声を上げるも、直後にサイラスの鎖を使って弾道を変えられた副機長の銃弾が心臓を貫通して即死する。
- カール
- 「コン・エアー」機内でファルゾンを挑発したことで猿轡をされる。ベンソン死亡直後、再びサイラスに弾道を変えられた副機長の銃弾で頭部を撃ち抜かれ即死する。
- ポポビッチ
- 白い髭と髪をした初老の老人。シムズの強行手段でシムズの死角から銃を奪おうとするも、直後シムズに射殺され死亡する。
- カーソンシティで合流した囚人
- カーリー
- カーソンシティ合流メンバーで一番早く機内に乗ったスキンヘッドの男。「コン・エアー」がサイラスたちに掌握されているのを知るや否や思わず歓喜の声を上げるも直後にピンボールに注意される。ラーナー飛行場離陸後、拘束されている護送官の男に目がけて、口に含んだジュースを歯茎の間から吐き出す姿があり、空中戦の中キャメロンが操縦室に向かおうとするのを阻もうと銃で応戦、キャメロンの左腕に命中するも怯みもしなかったキャメロンに返り討ちに遭う。「コン・エアー」墜落後、警察に逮捕される。
- バイキング
- 金髪で長身の男。ラーナー飛行場ではサイラスに「コン・エアー」を運ぶためのトラクターを持ってくるよう頼まれたり、警察部隊を迎え撃つ作戦会議でサイラスの足元にあった石ころを何の建物を例えているかと質問する場面がある。ラーナー飛行場離陸後の空中戦の中、キャメロンが操縦室に向かおうとするのを割れた酒瓶で迎え撃とうとするも、返り討ちに遭う。「コン・エアー」墜落後、カーリーと共に警察に逮捕される。
- サリーキャントダンス
- 本名ラモン・マルチネス。カーソンシティから「コン・エアー」に乗った囚人でオネエ口調。オカマ。
- ラーナー飛行場到着後、近くの民家を物色して女物の衣服を見つけて着替える。
- ラーナー飛行場離陸後、"Sweet Home Alabama"の曲に乗ってダンスを披露し、空中戦の中、操縦室に入ろうとしたキャメロンに飛びかかるも平手打ちで反撃に遭う。
- 「コン・エアー」墜落後、カーリーらと共に警察に逮捕されるが、この時、"彼"を捕らえるために銃を向けた警官は「お嬢さん」と呼んだ。
[編集] キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語版1 | 日本語版2 |
|---|---|---|---|
| 元陸軍レンジャー隊員 キャメロン・ポー | ニコラス・ケイジ | 大塚明夫 | 大塚芳忠 |
| 連邦保安官 ヴィンス・ラーキン | ジョン・キューザック | 家中宏 | 森川智之 |
| 天才凶悪犯 “猛毒のサイラス”サイラス・グリサム |
ジョン・マルコビッチ | 壤晴彦 | 樋浦勉 |
| 元黒人ゲリラ “ダイアモンド・ドッグ”ネイサン・ジョーンズ |
ヴィング・レイムス | 大友龍三郎 | 宝亀克寿 |
| ラモン“サリーキャントダンス”マルチネス | レノリー・サンチャゴ | 青山穣 | 樫井笙人 |
| 糖尿病を患うキャメロンの刑務所の同房仲間 ベイビー・オー |
ミケルティ・ウィリアムソン | 安井邦彦 | 後藤哲夫 |
| 連続殺人犯 ガーランド・グリーン | スティーヴ・ブシェミ | 二又一成 | 青山穣 |
| 連続強姦魔 ジョニー・23 | ダニー・トレホ | 戸谷公次 | 水野龍司 |
| ピンボール | デイヴ・チャペル | 高瀬右光 | 壇臣幸 |
| スワンプ・シング | M・C・ゲイニー | 佐藤正治 | 稲葉実 |
| 麻薬カルテルの御曹司 フランシスコ・シンディーノ |
ジェシー・ボレゴ | 高宮俊介 | 藤原啓治 |
| “クレイジー・ビリー”ウィリアム・ベッドフォード | ニック・チンランド | 秋元羊介 | 田中正彦 |
| 女性護送官 サリー・ビショップ | レイチェル・ティコティン | 堀越真己 | 玉川紗己子 |
| 麻薬取締官 ダンカン・マロイ | コルム・ミーニイ | 辻親八 | |
| DEAエージェント ウィリー・シムズ | ホセ・ズニーガ | 松本大 | |
| ファルゾン警護官 | スティーヴ・イースティン | 小山武宏 | 藤本譲 |
| トリシア・ポー(キャメロンの妻) | モニカ・ポッター | 落合るみ | 田村真紀 |
| ケイシー・ポー(キャメロンの娘) | ランドリー・オールブライト | 鈴木愛 | かないみか |
| スキップ・ディーヴァーズ | ジョン・ローゼリアス | 中庸助 | 小島敏彦 |
| 日本語版1 役不明 | 仲野裕、塩屋翼、伊藤和晃、河合義雄、小野未喜、大橋世津、前田未来 |
| 日本語版2 役不明 | 古田信幸、楠見尚己、茶風林、大川透、石井隆夫、星野充昭、小形満、廣田行生、西宏子、喜田あゆ美、遠藤純一、三浦智子、彩木香里 |
- 日本語版1:DVD版
- 演出:中野洋志、翻訳:税田春介、録音・調整:金谷和美、録音制作:ACクリエイト、技術協力:ビーライン、制作監修:岡本企美子、制作:DISNEY CHARACTER VOICES INTERNATIONAL, INC.
- 演出:伊達康将、翻訳:平田勝茂、効果:リレーション、制作:東北新社
[編集] 備考
- CGが余り使われておらず、コン・エアーの描写などは、全て本物の飛行機(C-123K)を使って撮影されている。特にクライマックスでコン・エアーがラスベガスのホテルに激突するシーンは、廃業し廃墟になったホテルと廃棄された旅客機を買い取り、実際にラスベガスで旅客機をホテルに突っ込ませた一発勝負の撮影だった。また、コン・エアーが車や街路樹をなぎ倒す、主翼が折れるシーンではミニチュアを使用して撮影されている。
- 前述の通り、CGの使用が少ない。その中でCGが使われているシーンではキャメロンが収容される刑務所の外観、ピンボールの落下映像、シンディーノが炎に包まれる、コン・エアーがラスベガスの道路上を滑空する部分と道路を走る部分、主翼のプロペラが外れる場面である。
- ラスベガスでのサイラスの最期のシーンで、表現や演出が強引な部分がある。ハシゴ車のハシゴに拘束されたまま歩道橋に激突してアスファルトの道路に落ちるはずが、何故かどこにも存在していない工事現場のベルトコンベアの上に落下している。また、ベルトコンベアに落ちる前には送電線に接触している。通常、送電線は歩道橋よりも高い位置に張られる為、作中でサイラスが送電線に接触することはまず無いはずである。他にも、サイラスがベルトコンベアから転落し、杭打ち機で頭を潰されるシーンである。普通ならサイラスはベルトコンベアの真下の地面に落ちるはずなのだが、何故か落下している場所が杭打ち機のハンマーの真下になっている。ベルトコンベアのすぐ傍に杭打ち機があるなら考えられることだが、ベルトコンベアと杭打ち機の距離が明らかに遠い為、差異が発生している。
- 伝説の凶悪犯罪者ガーランド・グリーンが護送車からコン・エアーに移乗される際の極度に厳重な警備は、映画ジュラシック・パーク(1993年)において、獰猛な肉食恐竜ヴェロキラプトルを輸送車から檻に移すときのシーンのパロディである。サイモン・ウェスト監督は作品中ではグリーンが幼気な少女と二人だけで時間を過ごすシーンを設定し、観客をハラハラさせるが、結局彼は彼女に何もすることなく、一緒に賛美歌を歌い、そのあとは手を振って見送られ、最終的にはカジノで大儲けするというユーモラスな展開としている。
[編集] 関連項目
- トランスポンダ - 航空機の位置を送信する装置、本作品では別の航空機に取り付けて進路を偽装している。
[編集] 脚注
- ^ a b c “Con Air (1997)”. Box Office Mojo. 2009年11月29日閲覧。
[編集] 受賞
- 第18回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)でWorst Reckless Disregard for Human Life and Public Property(直訳すれば「最悪人命・共有財産無謀無視賞」)。