日産・キャブオール
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日産・キャブオール | |
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C340型 | |
概要 | |
販売期間 | 1957年 - 1981年 |
ボディ | |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアトラック |
キャブオール(Caball)は、日産自動車がかつて製造していた中型・小型トラックである。警察用車両や消防車など、特装車のベースとしても多く用いられた。また、自衛隊にもトラック3/4t 4×4 / 4×2として特装仕様が納入されていた。このことから海上自衛隊では、現在も「キャブオール」がトラック3/4t 4×4 / 4×2の通称となっている。
歴史
[編集]初代(1957年-1966年)
[編集]- 1957年(昭和32年)12月 - 日産初のキャブオーバー型トラックとしてC40型系が発売された[1]。シャシはB40型系ジュニアと同一である。
- 1960年(昭和35年)4月 - マイナーチェンジ。C140型系となる。
2代目(1966年-1976年)
[編集]- 1966年(昭和41年)8月 - フルモデルチェンジで2代目(C240型系)となる。このモデルからヘッドランプが4灯となった。このランプベゼルは同時にモデルチェンジした2代目エコー(GC240型系)と共通である。
- 1969年(昭和44年) - マイナーチェンジ。ラジエーターグリルを含むフロント部分の意匠変更のほか、保安基準改正のため、フロント側面に装備されているターンシグナルランプが大型化された。
- 1973年(昭和48年) - 2度目のマイナーチェンジ。ラジエターグリルを含むフロント部分の意匠変更のほか、ラジエーターグリルの両端部分に装備されているフロントコンビネーションランプの形状が長方形型から台形型に変更された。
3代目(1976年-1981年)
[編集]- 1976年(昭和51年)5月 - フルモデルチェンジで3代目(C340型系)となる。キャブは2代目のキャリーオーバーとなるが、全体的に丸みを持たせたデザインに改められ、三角窓が廃止された。このモデルからクリッパーとの姉妹車となった[2]。3代目よりルートバンが廃止され、トラック系のみとなる。なお、輸出仕様はクリッパーと同じフロントグリルとなっている。
- 1978年(昭和53年) - 一部改良。標準ボディー車に後輪を小径ダブルタイヤとしたスーパーローを追加。
- 1979年(昭和54年)9月 - マイナーチェンジ。昭和54年排出ガス規制適合。メーカーズプレートが現行車種で採用されている様式に変更。
- 1980年(昭和55年)6月 - 一部改良。3,300 ccのED33型ディーゼルエンジンを追加、冷間時の始動性向上対策にオートグロー及びアフターグローの追加。安全対策として、ロングボディー車のキャブ左側面にセーフティーウインドウを追加し、一部車種に排気ブレーキがオプション設定された。パワーステアリングも一部車種にオプション設定されたが、クーラーとの同時装着はできない。
- 1981年(昭和56年) - 12月 クリッパーとともに、新型トラック『アトラス』への統合を機に販売終了。
脚注
[編集]- ^ “ニッサン キャブオール”. 日産ヘリテイジコレクション. 日産自動車. 2024年4月19日閲覧。
- ^ “新型「ニッサン・キャブオールおよびクリッパー」発売”. 日産自動車 (1976年5月6日). 10 Feb 2024閲覧。
関連項目
[編集]- 日産・アトラス
- プリンス・クリッパー
- 日産ディーゼル・バイソン
- 日産・エコー(キャブオールをベースにしたマイクロバスで、後にシビリアンに車名変更)