日産・フィガロ

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日産・フィガロ
FK10型
フロント
Nissan Figaro (E-FK10) front.jpg
リア
Nissan Figaro (E-FK10) rear.jpg
内装
Nissan Figaro, Bj. 1991, Cockpit (Foto Sp).JPG
販売期間 1991年2月 - 1992年
デザイン 古場田良郎
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドア クーペコンバーチブル
エンジン MA10ET型987cc直4 SOHCターボ
駆動方式 FF
最高出力 76PS(56kW)/6,000rpm
最大トルク 10.8kgf·m(105.9N·m)/4,400rpm
変速機 3速AT
サスペンション 前: ストラット式
後: 4リンク+スタビライザー
全長 3,740mm
全幅 1,630mm
全高 1,365mm
ホイールベース 2,300mm
車両重量 810kg
ブレーキ 前: ベンチレーテッドディスク
後: リーディングトレーリング
ベース 日産・マーチ
-自動車のスペック表-
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フィガロFigaro)は、日産自動車が1991年から1992年まで販売していた小型乗用車である。

Be-1(1987年)、パオ(1989年)に続き、初代マーチ(K10型)をベースとした同社のパイクカー・シリーズの第3弾であった。

概要[編集]

レトロ調にデザインされた小型オープンカーであり、手動で開閉するトップや、本革シート[1]を備えていた。型式はFK10型で、乗車定員は4名、初代マーチ(K10型)をベースとしたパイクカーシリーズのなかでは唯一、ターボエンジン[2]を搭載していた。コンセプトは、「日常の中の非日常」であった。

当初は8000台の限定生産の予定だったが希望者が多かったため販売台数が拡大され[3][4]、1991年2月14日、限定2万台で発売され、同年8月末までに3回に分けて抽選するという販売方式がとられた。

新車販売は日本国内でのみ行われたが、諸外国[5]、特にイギリスでは広い人気を得、エリック・クラプトンなどのセレブリティ[6]のオーナーも現れた[7][3][4]。日本と同じ右ハンドルということもあり多くの中古車が輸入され、かつてのロンドンにはフィガロ専門の中古車店もあったという。2008年にはイギリスでフィガロ所有者の一大集会が開かれ、2019年現在、英国内で3000超のフィガロが現役車として登録されている[3][4]

初代 FK10型(1991年-1992年)[編集]

車名の由来[編集]

モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」に登場する、機知に富んだ主人公の男性の名前にちなむ。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ フロントシートのヘッドレスト下部、リアシート両サイドエッジ部分には、革同士の摩擦音防止のため、合成皮革が使用されている
  2. ^ マーチターボ2型(後期型)と同じSOHCターボエンジンである
  3. ^ a b c This Quirky Car Is Japanese. But There’s ‘Something Very British’ About ItThe New York Times, Jan. 11, 2019
  4. ^ a b c 輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに | 「何あれ、かわいい!」 生産数2万台のあのクルマが…”. クーリエ・ジャポン. 講談社 (2019年2月7日). 2019年4月17日閲覧。
  5. ^ 中央日報、2008年4月1日
  6. ^ エリック・クラプトンや、オアシスのノエル・ギャラガーなどが知られる(PDの思想委員会編 『プロダクトデザインの思想 <Vol.3>』 ラトルズ、2005年)
  7. ^ 坂井直樹のパイクカーの話
  8. ^ 高田工業(会社沿革)
  9. ^ 日産ミュージアム -時代の先端を象徴したマーチのパイクカー

関連項目[編集]

外部リンク[編集]