彦八まつり
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彦八まつり(ひこはちまつり)は、上方落語協会が年に一度、9月の第1土曜日と日曜日に、大阪府大阪市天王寺区の生國魂神社で開催する、ファン感謝イベント。
概要
[編集]「上方落語の始祖」米沢彦八の功績を称え、上方落語の伝統を身近な人々に広くアピールする目的から、6代目笑福亭松鶴の命日である9月5日にちなみ、1990年の生国魂神社での「彦八の碑」建立を機に、1991年より開催されている。
その後、開催日は9月の第1土曜と日曜に変更となり、現在に至る。
落語家以外のゲストが来場することもある。
江戸落語の「圓朝まつり」は、落語家が身内で行っていた圓朝忌を、彦八まつりを参考にして一般開放したものである。
第31回からは猛暑や台風など気象条件に配慮で9月から5月開催に変更。
実行委員長
[編集]- 第1991年) 笑福亭仁鶴 1回(
- 第1992年) 林家染丸 2回(
- 第1993年) 露の五郎(後、露の五郎兵衛) 3回(
- 第1994年) 露の五郎 4回(
- 第1995年) 桂春駒 5回(
- 第1996年) 笑福亭仁智 6回(
- 第1997年) 月亭八方 7回(
- 第1998年) 桂きん枝(現・4代桂小文枝) 8回(
- 第1999年) 桂小米朝(現・桂米団治) 9回(
- 第10回(2000年) 桂三枝(現・6代桂文枝)
- 第11回(2001年) 露の都
- 第12回(2002年) 桂小春団治
- 第13回(2003年) 林家染語楼
- 第14回(2004年) 笑福亭鶴瓶
- 第15回(2005年) 桂春之輔(現・4代目桂春団治)
- 第16回(2006年) 桂小枝
- 第17回(2007年) 桂都丸(現・桂塩鯛)
- 第18回(2008年) 6代目笑福亭松喬
- 第19回(2009年) 桂あやめ
- 第20回(2010年) 桂ざこば
- 第21回(2011年) 桂梅団治
- 第22回(2012年) 林家小染
- 第23回(2013年) 月亭八光
- 第24回(2014年) 桂文之助
- 第25回(2015年) 桂文珍[1]
- 第26回(2016年) 笑福亭三喬(現・7代目笑福亭松喬)
- 第27回(2017年) 桂雀三郎
- 第28回(2018年) 桂春蝶
- 第29回(2019年) 桂文福[2]
- 第30回
(2020年)桂福団治[3] ※中止(1年延期)[4]、ただし9月5日にYouTube繁昌亭チャンネルで「デジタル彦八まつり」と題してライブ配信を行うことを発表[5] 。2021年(9月5日)も同様の形態で開催された(回数は「第30回」とカウント)。 - 第31回(2024年) 笑福亭遊喬、笑福亭生喬、桂文三、林家そめすけ、笑福亭喬楽、桂七福、林家花丸
- 第32回(2025年) 桂吉弥
落語家以外のゲスト
[編集]- 2004年
- 2006年
- 2007年
- 2012年
- キダ・タロー:上方落語協会の歌『エブリディ KAMIGATA RAKUGO』を作曲した縁でオープニングに出演。
- 2013年
- 2018年
主な出し物
[編集]- 参集殿での奉納落語会
- 種々の芸能の奉納:「住よし踊」「地車囃子」など。
- 「彦八ばなし大賞」
- 「素人演芸バトル」
- 「お茶子クイーンコンテスト」
- 「噺家おもしろ屋台」
- 「噺家大相撲 いくたま場所」
- 「大喜利交流戦」
- 「RR-1」:2006年度2日目昼に行われた若手落語家によるNo.1決定戦。優勝者は天満天神繁昌亭のトリを務める。審査委員長は桂きん枝。
イメージキャラクター
[編集]- 「彦八くん」:米沢彦八がモチーフとなっている。
グッズ
[編集]- 噺家一覧手拭(700円)
彦八まつりにあわせて、新規入門者を追加するなど、一覧が更新される。
(過去に販売のもの)
- ハッピ型手拭(700円)
- 彦八くんストラップ(200円)
- 彦八まつり10周年記念湯呑み(1,000円)
- 彦八まつり団扇(200円)
- 彦八まつりミレニアムグッズセット(2,000円):ハッピ型手拭、湯呑み、携帯ストラップ、団扇の4点セット
料金
[編集]- 原則は無料(奉納落語会は「入場志納金」として料金を支払い、入場整理券と引き換える)
最寄り駅
[編集]参考資料
[編集]- 圓朝まつり - 一般社団法人落語協会の公式サイト内の記事
- 不定期日記番外編 vol.2彦八まつり - 横山ノックの公式サイト内の記事
- 西田敏行彦八まつりで初落語!虎仕様の着物と羽織 - スポニチアネックスOSAKAの記事
- 大阪・生國魂神社で落語家ロボ「ロボプロ亭エム吉」お披露目 - Robot watchの記事
脚注
[編集]- ^ 桂文枝、彦八まつり実行委員長に文珍を任命「米朝アンドロイド」展示も スポーツ報知 2015年7月27日閲覧
- ^ 桂ぽんぽ娘twitter 2018年9月3日閲覧
- ^ 桂文福 来年の彦八まつり実行委員長は福団治と発表 目玉は笑福亭仁鶴? スポニチアネックス 2019年9月1日 20:32配信
- ^ 「第30回彦八まつり」の中止(一年延期)について - 上方落語協会公式サイト、2020年5月4日配信
- ^ 彦八まつり 今年は配信で 9・5開催 桂小春団治「涼しい部屋の中でお楽しみ頂ければ」 スポニチアネックス 2020年8月21日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公益社団法人上方落語協会内 彦八まつり - 公式サイト
- 天満天神繁昌亭