子どもたちはロシア風に遊ぶ
子どもたちはロシア風に遊ぶ | |
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Les enfants jouent à la Russie | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作総指揮 | ルート・ヴァルトブルゲール |
出演者 |
ラズロ・サボ ジャン=リュック・ゴダール ベルナール・エイゼンシッツ アンドレ・S・ラバルト |
撮影 |
カロリーヌ・シャンプティエ クリストフ・ポロック |
編集 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作会社 |
チェッコ・フィルムズ[1] ヴェガ・フィルム JLGフィルム |
配給 | テレヴィジオン・スイス・ロマンド 放映[1] |
公開 | 1993年 |
上映時間 | 60分 |
製作国 |
アメリカ合衆国[1] スイス |
言語 |
フランス語 ロシア語 |
『子どもたちはロシア風に遊ぶ』(こどもたちはロシアふうにあそぶ、仏語 Les enfants jouent à la Russie)は、1993年(平成5年)に製作・放映された、ジャン=リュック・ゴダール監督のアメリカ合衆国[1]・スイス合作のテレビ映画である。
概要
[編集]本作は、テレビ映画として製作されたため、カロリーヌ・シャンプティエがベータカムで収録している。カラーのベータカムで収録されたドラマ部分と、白黒の旧作ロシア映画が多数引用されている部分とで構成される。
ゴダール自身が演じるのは、「王子」と呼ばれる白痴のシネアスト・ミシュキン(ムイシュキン)で、『小さな兵隊』(1960年)以来のゴダール組の常連俳優だったラズロ・サボが、ハリウッドのメジャースタジオからやってくる映画プロデューサーを演じている。『ニコラス・レイ - ある反逆者の肖像』(筑摩書房)を始め、多くの著書を持つ映画批評家のベルナール・エイゼンシッツ、ドキュメンタリー・テレビ映画シリーズ『われらの時代のシネアストたち』のメイン監督で、ゴダールを主題にした『恐竜と赤ん坊』(1967年)等で知られるアンドレ・S・ラバルトがふつうに俳優として出演している。アンナ・カレーニナをモデルとしたアンナ・カレーニヌを演じるのは、前年1992年7月 - 8月に撮影した『ゴダールの決別』(1993年)で、神と神に乗り移られた男を目撃したと告白する女子学生オード・アミエル役を演じて映画デビューしたオード・アミオである。
ロケ地は、ゴダールの本拠地であるスイスのヴォー州ロール、フランスのパリ、ロシアのサンクトペテルブルクで、1993年3月および夏に撮影された[1]。
本作のエンドタイトルには、製作会社としてルート・ヴァルトブルゲールのヴェガ・フィルム(チューリッヒ)、ゴダールのJLGフィルム(ロール)というスイス国籍の2社がクレジットされているが、アメリカのアレッサンドロ・チェッコーニのチェッコ・フィルムズも製作に関わっている[1][2]。
ストーリー
[編集]白痴のシネアスト・ムイシュキン王子(ジャン=リュック・ゴダール)が、ハリウッドのメジャースタジオのプロデューサーのジャック(ラズロ・サボ)からの依頼で、冷戦後のロシアについてのドキュメンタリーを撮ることになった。
スタッフ
[編集]- 監督・脚本・編集 : ジャン=リュック・ゴダール
- 撮影 : カロリーヌ・シャンプティエ、クリストフ・ポロック
- 録音 : ステファーヌ・ティエボー
- プロデューサー : ルート・ヴァルトブルゲール
- 製作主任 : アレッサンドロ・チェッコーニ、アイラ・バーマック
- 製作 : チェッコ・フィルムズ、ヴェガ・フィルム、JLGフィルム
- 放映 : テレヴィジオン・スイス・ロマンド
キャスト
[編集]- ラズロ・サボ (映画プロデューサー ジャック / CIAのエージェント)
- ジャン=リュック・ゴダール (白痴・ミシュキン王子)
- ベルナール・エイゼンシッツ (ハリー・ブラント)
- アンドレ・S・ラバルト (アルシード・ジョリヴェ)
- オード・アミオ (アンナ・カレーニヌ)[1]
- ベネディクト・ロワイヤン
- マリー・ボロウスキー
関連事項
[編集]註
[編集]- ^ a b c d e f g Roberto Chiesi, Jean-Luc Godard, Roma : Gremese, ISBN 888440259X, p.113.
- ^ インターネット・ムービー・データベースの本作の項ではフランス作品、ポンピドゥー・センターの上映情報の本作の項ではイタリア・ロシア・フランス合作となっているが、いずれも誤り。#外部リンク欄リンク先参照。二重リンクを省く。