ル・カドリーユ

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ル・カドリーユ
Le quadrille
La Trénis 1805.jpg
監督 ジャック・リヴェット
脚本 ジャック・リヴェット
製作 ジャン=リュック・ゴダール
出演者 アンヌ=マリー・カザリス、ジャン=リュック・ゴダール
公開 フランスの旗 1950年
上映時間 40分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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ル・カドリーユ』(Le quadrille、「カドリーユ」の意)は、1950年(昭和25年)製作、ジャック・リヴェット監督、ジャン=リュック・ゴダール主演による40分の中篇映画である。

略歴・概要[編集]

本作は、のちにヌーヴェルヴァーグと呼ばれることになる、パリの2人の学生がつくった小さな映画である。当時22歳のリヴェットにとっては2作目の監督作であり、同じく19歳のゴダールにとっては初めての主演作品であった。製作費はゴダールが全額出資し、その財源は盗癖のあるゴダールが、自らの叔父から盗んだものである[1]

ゴダールと共演している女優アンヌ=マリー・カザリスは、前年1949年にジャック・バラティエが発表した18分の短篇ドキュメンタリー映画無秩序』に出演しており、その後、ルネ・クレマン監督の『ガラスの城』に端役で出演し、1950年12月16日にフランスで公開されている。カザリスは1988年7月30日、パリで死去した。

本作の時点では、ゴダールはまだ映画を監督しておらず、モーリス・シェレール(のちのエリック・ロメール)が主宰する「シネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン」に毎週木曜日に通い、同年5月からは、シェレールが映画雑誌『ラ・ガゼット・デュ・シネマ』誌を創刊したので、同誌にハンス・リュカスの名で批評を書いていた学生であった。ゴダールの自作を含めた映画出演は100本近いが、実製作への最初の第一歩も、「監督として」ではなく、「俳優として」であった。

本作は長年フィルムの所在が不明であったが、2016年にリヴェットが亡くなった直後に夫人が自宅アパートから見つけ出した[2]

スタッフ・キャスト・作品データ[編集]

  • 形式 : 白黒 - 16ミリ - モノラル音声
  • ジャンル : 短篇映画
  • 撮影年 : 1950年

関連事項[編集]

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  1. ^ コリン・マッケイブ『ゴダール伝』、堀潤之訳、みすず書房、2007年6月9日、ISBN 4622072599
  2. ^ Pichard, Hervé (2016年5月10日). “Il a bien fallu que naisse un jour le cinéma moderne... » : trois courts métrages inédits de Jacques Rivette” (French). Cinémathèque française. 2016年10月26日閲覧。

外部リンク[編集]