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矢向駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
矢向駅
駅舎(2024年2月)
やこう
Yakō
JN 02 尻手 (0.9 km)
(1.5 km) 鹿島田 JN 04
地図
所在地 横浜市鶴見区矢向六丁目5-6[* 1]
北緯35度32分20.1秒 東経139度40分49.5秒 / 北緯35.538917度 東経139.680417度 / 35.538917; 139.680417座標: 北緯35度32分20.1秒 東経139度40分49.5秒 / 北緯35.538917度 東経139.680417度 / 35.538917; 139.680417
駅番号 JN03
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 南武線
キロ程 2.6 km(川崎起点)
電報略号 ヤコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
17,459人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1927年昭和2年)3月9日[1]
備考
  1. ^ 正式な所在地。駅北半分は川崎市幸区にまたがる。
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矢向駅(やこうえき)は、神奈川県横浜市鶴見区矢向六丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線である。

駅番号JN 03。南武線で唯一横浜市内にある駅となっている。

歴史

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駅名の由来

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地名から採ったもの。「矢向」には諸説(新田義興矢口の渡しから放った「矢」が「向」かった)あるが、地名研究では古来川口(川の合流する所)のことを「やこう」という。

駅構造

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線路西側の駅舎側に単式ホーム1面1線の下り(立川方面)ホーム、線路を挟んで島式ホーム1面2線の上り(川崎方面)ホームがある。上りホームとは跨線橋で結ばれている。

川崎統括センター(尻手駅)管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)。お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝と夜間の一部時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となる[2]。不在の時間はインターホンにより鹿島田駅の係員が対応を行う。

自動券売機・多機能券売機[2][5]指定席券売機[2]自動改札機が設置されている。トイレは改札を入って左側にある。2011年にはホームと跨線橋を結ぶ東芝のエレベーターが設置された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 JN 南武線 下り 武蔵小杉立川方面[6]
2・3 上り 尻手川崎方面[6]

留置線があり、 夜間滞泊などの留置運用が設定されている。このため、早朝や夕方に当駅始発の川崎行き列車が設定されており、3番線から発車する。また、朝ラッシュ時にて、川崎発の回送列車が留置される際は、1番線からではなく、3番線に進入する形となっている。以前はここに矢向車掌区が置かれていたが、中原電車区(現在の鎌倉車両センター中原支所)の運転士部門と統合。武蔵中原駅近くに新設された川崎運輸区(現在の川崎統括センター南武線オフィス)に移転した。広い留置線は1960年まであった矢向電車区の名残である。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員17,459人である。南武線の快速通過駅では最も利用客が多い。

1991年度(平成3年度)以降の推移は以下のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1991年(平成03年) 15,040
1992年(平成04年) 14,994
1993年(平成05年) 15,054
1994年(平成06年) 14,681
1995年(平成07年) 14,187 [統計 3]
1996年(平成08年) 13,944
1997年(平成09年) 13,538
1998年(平成10年) 13,372 [* 1]
1999年(平成11年) 13,529 [* 2]
2000年(平成12年) [JR 1]13,496 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 2]13,798 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 3]13,336 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 4]13,293 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 5]13,257 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 6]14,555 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 7]15,176 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 8]15,652 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 9]15,788 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 10]15,762 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 11]16,214 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 12]16,318 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 13]17,022 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 14]17,726 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 15]17,837 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 16]17,979 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 17]18,134 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 18]18,623
2018年(平成30年) [JR 19]18,986
2019年(令和元年) [JR 20]19,449
2020年(令和02年) [JR 21]15,149
2021年(令和03年) [JR 22]15,135
2022年(令和04年) [JR 23]16,348
2023年(令和05年) [JR 24]17,459

駅周辺

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横浜市と川崎市の境にある駅であり、駅前には小ぶりのロータリーがある。駅南側に接して道路が踏切で交差しており、この道路に沿って商店街がある。

バス路線

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最寄り停留所は、矢向駅前となる。以下の路線が乗り入れ、川崎鶴見臨港バス横浜市営バスにより運行されている。

のりば 運行事業者 系統・行先
1[7] 横浜市営バス 18鶴見駅東口 / 生麦
川崎鶴見臨港バス 川57川61川69川崎駅西口
  • 川56川崎駅西口(矢向末吉橋循環)
  • 川61:元住吉 / 江川町
  • 川69:川崎駅西口(小倉循環)

その他

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駅に隣接する留置線

川崎市幸区と横浜市鶴見区との境界線上に置かれていて、ホームは川崎市と横浜市にまたがるが、改札口や駅舎が横浜市にある。このため横浜駅からの経路上にある川崎駅・隣の尻手駅とともに、JRの特定都区市内における「横浜市内」駅の扱いとなっている。なお、当駅が南武線の横浜市内エリアの北限となる。

成瀬巳喜男の映画「めし」(1951年)で、ヒロイン岡本三千代(原節子)が実家に帰るシーンの下車駅として使われた。

矢向駅周辺において横浜市および川崎市は、連続立体交差を検討している[8][9]

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JN 南武線
快速
通過
各駅停車
尻手駅 (JN 02) - 矢向駅 (JN 03) - 鹿島田駅 (JN 04)

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、20-21頁。 
  2. ^ a b c d 駅の情報(矢向駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月23日閲覧。
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-115-5 
  4. ^ 2024年度のホームドア整備駅の追加について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年8月20日。オリジナルの2024年8月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240820083023/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240820_ho04.pdf2024年8月20日閲覧 
  5. ^ 多機能券売機設置マップ (PDF)
  6. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(矢向駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年6月11日閲覧。
  7. ^ 矢向駅前 のりば地図 | 横浜市交通局”. navi.hamabus.city.yokohama.lg.jp. 2019年8月10日閲覧。
  8. ^ 「踏切安全対策実施計画」を策定しました』(PDF)(プレスリリース)横浜市道路局企画課、2016年3月17日https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/doro/fumikiri/20190314212102111.files/0001_20180913.pdf2019年8月18日閲覧 
  9. ^ JR南武線(尻手駅~武蔵小杉駅間)連続立体交差化に向けて”. 川崎市 (2016年6月20日). 2017年7月10日閲覧。

利用状況

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JR東日本の統計データ
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 平成12年 - 221ページ
  2. ^ a b 平成13年 (PDF) - 223ページ
  3. ^ 平成14年 (PDF) - 221ページ
  4. ^ 平成15年 (PDF) - 221ページ
  5. ^ 平成16年 (PDF) - 221ページ
  6. ^ 平成17年 (PDF) - 223ページ
  7. ^ 平成18年 (PDF) - 223ページ
  8. ^ 平成19年 (PDF) - 225ページ
  9. ^ 平成20年 (PDF) - 229ページ
  10. ^ 平成21年 (PDF) - 239ページ
  11. ^ 平成22年 (PDF) - 237ページ
  12. ^ 平成23年度 (PDF) - 237ページ
  13. ^ 平成24年度 (PDF) - 233ページ
  14. ^ 平成25年度 (PDF) - 235ページ
  15. ^ 平成26年 (PDF) - 237ページ
  16. ^ 平成27年 (PDF) - 237ページ
  17. ^ 平成28年 (PDF) - 245ページ
  18. ^ 平成29年 (PDF) - 237ページ

関連項目

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外部リンク

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