清水一行

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清水 一行しみず いっこう
ペンネーム 清水 一行しみず いっこう
誕生 清水 和幸しみず かずゆき
1931年1月12日
日本の旗 日本
東京府南葛飾郡吾嬬町
(現在の東京都墨田区八広
死没 (2010-03-15) 2010年3月15日(79歳没)
日本の旗 日本 東京都
職業 小説家
最終学歴 早稲田大学法学部中退
活動期間 1966年 - 2010年
ジャンル 経済小説
主題 日本企業の実態
刑事事件の内幕
代表作 『小説兜町』(1966年)
動脈列島』(1974年)
器に非ず』(1988年)
主な受賞歴 日本推理作家協会賞(1975年)
デビュー作 『小説兜町』(1966年)
子供 清水草一
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(しみず いっこう、1931年1月12日 - 2010年3月15日)は、日本小説家

実際に起きた経済事件に関わった実在の人物をモデルに、企業の実態や事件の内幕を描く作風を確立した[1]高杉良城山三郎らと並ぶ経済小説の第一人者として知られる[1]。息子に自動車評論家清水草一、孫にテレビ朝日アナウンサー竹内由恵、俳優の竹内太郎がいる。

経歴[編集]

生い立ち[編集]

東京府南葛飾郡吾嬬町(現在の東京都墨田区八広)の2階屋が4軒続く長屋で、大工の次男として生まれた[2]。父は忠助、母ははな[2]。清水が生まれた吾嬬町は、『玉の井』と呼ばれる私娼街(娼家が密集している地域)の南側に隣接していた[2]

母はなは夫の忠助が花札ばくちばかりして稼ぎが悪いので、そばと酒の屋台を出した[3]

右の少年が清水

3歳の頃に長野県小県郡滋野村(現東御市)に住む叔母に引き取られる[4]。清水の下に妹ができ、母はなは、妹を背中にくくりつけ、清水と兄を屋台の下の籠の中に入れて、お歯黒どぶのそばで商売を続けていたが、さすがに3人を育てながらでは身体がもたなくなった[4]。そして、清水が間引きされるような形で信州に行くことになった[4]

1936年8月に母のはなが、4人目の子どもを流産し、自身も命を落とした[5]。清水は「自分はもう東京に帰ることなく、ずっと滋野村の人間として暮らすのだろう」と考えた[5]。しかし父の忠助が茨城県出身の女性と再婚し、1939年に8歳になっていた清水を吾嬬町(1932年に向島区に編入)の長屋に呼び戻した[5]

学生時代[編集]

墨田区立更正小学校に入学[6]。当初、滋野村の方言が抜けず学校でいじめられたりして苦労した[6]。更正小学校を卒業すると岩倉鉄道学校(現・岩倉高等学校)に入学[7]

早稲田大学法律学科中退[8]

労働運動[編集]

敗戦とともに、それまで禁じられていた共産主義が知識人、労働者、学生などの間に広っていった[9]。清水も自然と共産主義に興味を持つようになった[9]。青年共産同盟に入り、マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』や『資本論』を勉強したり、赤旗をかついでデモに参加するようになった[9]

清水は父親の忠助と激しい口論をした[10]。忠助は「うちは赤線商売をやってるが、はばかりながらアカの血統はねえんだ!」「とにかくうちに共産党の人間はおいておけねえ。共産党を辞めねえんなら勘当だ!。とっとと出てけ!」とかんかんになって怒鳴った[11]

1948年4月全日本産業別労働組合会議本部書記[8]

1949年1月、清水は18歳の誕生日を迎え、正式な共産党員になった[12]

労働調査協議会出版部員を経て、週刊誌のフリーライターになる[8]。一方で藤原経済研究所に所属した[8]

小説家として[編集]

1966年に『小説 兜町(しま)』発表[8]

1975年に『動脈列島』で日本推理作家協会賞を受賞[8]

2010年3月15日、千代田区の病院で、老衰により死去[13]通夜葬儀は近親者で済ませた[1]

エピソード[編集]

若い時は熱心な共産主義者だった清水だったが、1952年5月1日の血のメーデー事件をきっかけに、労働運動共産党と訣別し物書きとして生きていくことを決心した[14]

1967年春、『アサヒ芸能』連載中だった小説『悪の公式』の中の

溺れる寸前藁をつかみに訪ねてくる中小企業主の、厳かな屠場でもあった。しかしもちろん、屠場とはいっても、暗い凄惨な臭気など微塵もなく
途方に暮れ、充血した眼つきで竜夫を見上げる中小企業主。屠場で最後の止めを待つ哀れな犠牲者…
「魔窟みたいなもんだな」「こないだ、あるゴム会社の方が、屠場だなんて言っていました」

といった表現が部落差別とされて屠場労組から糾弾を受け[15]、同年9月15日の『解放新聞』に「私の反省 小説<悪の公式>は差別作品であった」と題する反省文を発表[16]。それによると、1967年7月27日、謝罪のため部落解放同盟大阪府連合会に呼び出された清水は「兵庫の番町へ行ってくれ」と命じられ、神戸市長田区の番町に出向いたところ、いきなり十数名の部落解放同盟員に取り巻かれ、「馬鹿者!」という怒声から始まる面罵の集中攻撃を受けたという。

1999年2月、甲山事件に基づく小説『捜査一課長』で殺人罪に問われ、大阪高裁で審理中の元保母山田悦子が「犯人扱いされ、名誉を傷つけられた」として著者の清水と集英社祥伝社の出版社2社に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第一小法廷は、計176万円の賠償を命じた大阪高裁判決を支持し、清水と2社の上告を棄却した[17]。これにより、清水と出版社の敗訴が確定した[17]

家族・親族[編集]

清水家[編集]

東京都墨田区八広
実家
父・忠助は栃木県南部の田沼町(現佐野市)の生まれで、東京の大工の棟梁に嫁いだ姉を頼って上京した[2]。母・はなは信州小諸近くの滋野村(現東御市)の出身[2]。忠助が大工仕事の出稼ぎにいったとき、2人は知り合った[2]。忠助ははなの実家である清水家に婿入りし「迎えにくるからな」といい残して親方とともに東京に戻った[2]。間もなくはなに子どもができているのがわかり、忠助を追って東京に出てきて一緒に長屋暮らしを始めた[2]。1936年8月にはなは亡くなった[5]
忠助は茨城県出身のみつと再婚した。かつて『玉の井』の銘酒屋(娼家)の手伝いをしていたみつのつてで、廃業する娼家の経営者から店舗と経営権を譲り受け、夫婦で娼家の経営を始めた[18]戦前は玉の井などの私娼を置いた娼家は、銘酒屋と呼ばれていたが、戦後カフェーと呼ばれるようになった。[18]。忠助夫婦のカフェーは、いろは通りから行くと花街の入り口近くにあり、上玉の女給7、8人を使って繁盛した[18]。一階に女給たちが窓から道ゆく男たちに声をかけたり、遊客を迎えたりするホールや帳場、経営者夫婦の住居があり、2階に客をもてなすための部屋が複数あった[18]。店の切り盛りは主にみつがやり、忠助は東北や北陸などに行って女を集めた[18]
  • 父・忠助(大工、娼家経営)
  • 実母・はな長野県出身[2]
1936年8月没[5]
自家
  • 長女
  • 次女
  • 息子・草一

主な作品とそのモデル[編集]

著書[編集]

1960年代[編集]

  • 『小説兜町』(三一新書 1966年 集英社文庫角川文庫徳間文庫
  • 『賭博的株教室 億万長者への最後のチャンス』(光文社 (カッパビジネス))1966
  • 『東証第二部』(三一新書 1966年 「虹の海藻」角川文庫、光文社文庫
  • 『買占め』(河出書房新社 1966年 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫)
  • 『松下イズム ナショナル商法の秘密』(徳間書店 1967年)
  • 『悪の公式』(徳間書店 1967年 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫)
  • 『虚業集団』(読売新聞社 1968年 角川文庫、光文社文庫)
  • 『暴落』(徳間書店 1968年 集英社文庫)
  • 『地場者 株に憑かれた男』(講談社 1968年 角川文庫、光文社文庫)
  • 『巨大企業の罠』(講談社、1969年 「巨大企業」徳間文庫、ケイブンシャ文庫、角川文庫)
  • 『虚名浮沈』(文藝春秋 1969年 ケイブンシャ文庫)
  • 『情報銘柄』(講談社 1969年 角川文庫)
  • 『大奥崩壊』(講談社 1969年)

1970年代[編集]

  • 『赤たん褌』(講談社 1970年 「札束時代」徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『怒りの回路』(光文社(カッパ・ノベルス) 1970年 角川文庫、光文社文庫)
  • 『銀の聖域』(文藝春秋 1970年 「九連宝燈」角川文庫、徳間文庫、「石の条理」ケイブンシャ文庫)
  • 『太閤の柩』(青樹社 1970年 「黒い尊厳」青樹社、「銀行取付」徳間文庫、光文社文庫)
  • 『女拓物語』(講談社 1970年 角川文庫)
  • 『天から声あり 総会屋外平』(徳間書店 1971年 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『横領計画』(青樹社 1971年 光文社文庫)
  • 『狂人相場』(講談社 1971年 角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『色即是空』(徳間書店 1971年 光文社文庫)
  • 『重役室』(光文社(カッパ・ノベルス) 1971年 集英社文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『とことん 無我夢中の章』(双葉社 1971年 「ふてえ奴」徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『ウラ街道ばんざい』(双葉新書 1971年)
  • 『餌食』(青樹社 1972年 文庫)
  • 『巨頭の男』(桃園書房 1972年 角川文庫、集英社文庫)
  • 『赤線物語』(徳間書店 1972年 ケイブンシャ文庫、角川文庫) - 映画化「赤線玉の井 ぬけられます」(1974年、日活)
  • 『燃え尽きる 小説牧田与一郎』(徳間書店 1972年 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫)
  • 『好色三昧』(桃園書房 1973年 角川文庫)
  • 『最高機密』(祥伝社(ノン・ノベル) 1973年 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『覆面工場』(青樹社 1973年 集英社文庫、角川文庫)
  • 『残侠一代 鷹の風道』(徳間書店 1973年 「すげえ奴」文庫、光文社文庫、角川文庫)
  • 『女楽』(桃園書房 1973年 ケイブンシャ文庫、光文社文庫)
  • 『毒煙都市』(徳間書店 1973年 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『噂の安全車』(祥伝社(ノン・ノベル) 1973年 「合併人事」集英社文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『いくやいかずや』(桃園書房 1974年)
  • 『匿名商社』(青樹社 1974年 角川文庫、徳間文庫、光文社文庫)
  • 『同族企業』(光文社(カッパ・ノベルス) 1974年 集英社文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫、青樹社文庫)
  • 『投機地帯 ギャンブル・ゾーン』(双葉社 1974年 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『動脈列島』(光文社(カッパ・ノベルス) 1974年 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫、双葉文庫、徳間文庫) - 映画化「動脈列島」(1975年、東宝
  • 『姦触時代』(桃園書房 1974年 徳間文庫)
  • 『企業爆破』(青樹社 1975年 「乗取り」光文社文庫)
  • 『時効成立 小説三億円事件 強奪編』(講談社 1975年 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫) - 映画化「実録三億円事件 時効成立」(1975年、東映
  • 『動機』(光文社(カッパ・ノベルス) 1975年 新潮文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『雛の葬列』(祥伝社(ノン・ノベル)1975年 「殺人念書」角川文庫、徳間文庫、青樹社文庫)
  • 『狼の地図』(青樹社 1975年 角川文庫、光文社文庫)
  • 『天国野郎 女と酒とギャンブル』(光文社 1975年 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『尼僧くずし SEXコンサルタント』(桃園書房 1975年 「Sexコンサルタント」ケイブンシャ文庫)
  • 『首都圏銀行』(双葉社 1976年 角川文庫、徳間文庫)
  • 『奔馬の人 小説藤井丙午』(光文社 1976年 角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『女の時間』(桃園書房 1976年 光文社文庫)
  • 『砂の紋』(光文社(カッパ・ノベルス)1976年  集英社文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『人脈 人間関係を誤れば一生の悲劇』青春出版社(プレイブックス) 1976年
  • 『神は裁かない』(集英社 1976年 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『事件屋悠介』(ベストブック社 1976年 徳間文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『不敵な男』(ベストブック社 1976年 徳間文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 砂防会館3F』祥伝社(ノン・ノベル) 1976年 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫)
  • 『女教師』(光文社(カッパ・ノベルス) 1977年 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫、徳間文庫) - 映画化「女教師」(1977年、日活
  • 『死の谷』(実業之日本社(Joy novels)1977年 「死の谷殺人事件」集英社文庫、角川文庫)
  • 『蟻の奈落』(双葉社、1977年 角川文庫、徳間文庫、「倒産」青樹社文庫)
  • 『風の骨』(双葉社、1977年 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫)
  • 『新車作戦』(青樹社 1977年6月 「敗者の価値」ケイブンシャ文庫)
  • 『敵意の環』(集英社 1977年4月 文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『抜擢』(青樹社 1977年10月 「経営の神様」ケイブンシャ文庫、「辞任のとき」角川文庫、徳間文庫、「抜擢」徳間文庫)
  • 『最年少重役』(青樹社 1977年12月 「問題重役」徳間文庫、原題青樹社文庫)
  • 『赤い絨毯』(トクマ・ノベルズ 1978年3月 集英社文庫、ケイブンシャ文庫、角川文庫)
  • 捜査一課長』(集英社 1978年2月 文庫)
  • 『背信重役』(光文社 1978年4月 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『愛・軽井沢』(集英社 1978年8月 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『後継者』(青樹社 1978年9月 文庫)
  • 『副社長』(光文社(カッパ・ノベルス) 1978年 集英社文庫、角川文庫、「副社長自殺」集英社文庫、原題で徳間文庫、「副社長自殺」ケイブンシャ文庫)
  • 『頭取室』(光文社(カッパノベルス) 1978年 文庫、角川文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『虚構大学』(光文社 1979年4月 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫)
  • 『女患者』(光文社 1979年5月 角川文庫、光文社文庫、集英社文庫)
  • 『指名解雇』(青樹社 1979年5月 角川文庫、集英社文庫)
  • 『七人心中』(集英社 1979年8月 「私刑」文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『太く短かく』(双葉社 1979年‐1981年 徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫)

1980年代[編集]

  • 『世襲企業』(光文社 1980年2月 角川文庫、集英社文庫、ケイブンシャ文庫、光文社文庫)
  • 『男の報酬』祥伝社(Non novel) 1980年 「密室商社」集英社文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『機密文書』(青樹社 1980年4月 集英社文庫、角川文庫)
  • 『血の河』(実業之日本社 1980年4月 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『相場師』(集英社文庫 1980年6月 角川文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『辞表提出』(青樹社 1980年9月 角川文庫、徳間文庫)
  • 『医大理事』(光文社(カッパ・ノベルス) 1980年 「重要参考人」角川文庫、光文社文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『密閉集団』(集英社 1980年12月 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『偶像本部』(双葉社 1981年3月 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫)
  • 『憤死 死ぬ外に抗議の術なし!』(光文社(カッパ・ノベルス) 1981年 「支店長の遺書」集英社文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『取締役解任』(青樹社 1981年5月 「末席重役」光文社文庫、角川文庫)
  • 『逃亡者』(カドカワノベルズ 1981年11月 文庫、徳間文庫、集英社文庫)
  • 『一億円の死角』(トクマ・ノベルズ 1981年12月 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『新人王』(双葉社 1982年4月 角川文庫、ケイブンシャ文庫、集英社文庫)
  • 『いい加減にしろ!日本人論』(光文社 1982年3
  • 『小説財界』(集英社 1982年12月 文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『処刑教師』(光文社(カッパ・ノベルス) 1982年 角川文庫、光文社文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『冷血集団』(光文社(カッパ・ノベルス) 1982年 集英社文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『名門企業』(青樹社 1982年6月 文庫、角川文庫)
  • 『闘いへの執着』(光文社(カッパ・ノベルス) 1983年 文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『擬制資本』(トクマ・ノベルズ 1983年1月 文庫、角川文庫、集英社文庫)
  • 『共謀融資』(青樹社 1983年4月 「非常勤取締役」光文社文庫、「不良融資」集英社文庫、「非常勤取締役」集英社文庫)
  • 『大物』(光文社(カッパ・ノベルス) 1983年 文庫、徳間文庫、角川文庫)
  • 『財界人社長』(青樹社 1983年11月 「造反連判状」角川文庫、「造反」徳間文庫)
  • 『女相場師』(徳間文庫 1983年11月 集英社文庫)
  • 『使途不明金』(角川文庫 1983年10月 光文社文庫、徳間文庫)
  • 『石油王血族』(カドカワノベルズ 1984年4月 「惨劇」文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『汚名』(双葉ノベルス 1984年3月 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫、青樹社文庫)
  • 『限界企業』(青樹社(Big novels) 1984年 文庫)
  • 『悪名集団』(光文社(カッパ・ノベルス) 1984年 集英社文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『ダイヤモンドの兄弟 専務の負債78億円』(トクマ・ノベルズ 1984年6月 文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫)
  • 『公開株殺人事件』(光文社文庫 1984年9月 角川文庫、徳間文庫)
  • 『派閥渦紋』(徳間文庫 1984年10月 角川文庫、光文社文庫)
  • 『サラリーマン直訴』(徳間文庫 1984年11月 「直訴」角川文庫)
  • 『湿地帯』(集英社 1985年10月 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『単身赴任』(角川文庫 1985年10月 集英社文庫、徳間文庫)
  • 『株価操作』(角川文庫 1985年12月 徳間文庫、光文社文庫)
  • 『兜町物語』(集英社 1985年2月 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『極秘指令』(光文社(カッパ・ノベルス) 1985年 文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『女重役』(光文社(カッパ・ノベルス) 1985年 文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『醜聞』(カドカワノベルズ 1985年7月 文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『側近筆頭』(青樹社(Big books) 1985年 文庫)
  • 『取締役候補』(徳間文庫 1985年10月 角川文庫)
  • 『欲望集団』(光文社(カッパ・ノベルス) 1986年 文庫、角川文庫、徳間文庫)
  • 『逆転の歯車』(光文社(カッパ・ノベルス) 1986年 文庫、光文社文庫、徳間文庫)
  • 『社命犯罪』(トクマ・ノベルズ 1987年4月 「社命」文庫、角川文庫、青樹社文庫、日文文庫)
  • 『銀行員』(光文社文庫 1987年8月 青樹社文庫)
  • 『財界重鎮』(光文社文庫 1988年7月 「葬った首」徳間文庫)
  • 『器に非ず』(光文社(カッパ・ノベルス) 1988年 文庫、角川文庫、集英社文庫、徳間文庫)
  • 『寄生虫』(徳間文庫 1988年11月 青樹社文庫)
  • 『頭取の権力』(徳間書店 1989年10月 文庫、角川文庫、集英社文庫)
  • 『社内情事』(角川文庫 1989年10月 光文社文庫)
  • 『首位戦争』(角川文庫 1989年12月 徳間文庫)
  • 『花の嵐 小説・小佐野賢治』(朝日新聞社 1990年6月 角川文庫、朝日文庫、光文社文庫)

1990年代[編集]

  • 『株の罠』(徳間文庫 1990年6月 角川文庫)
  • 『敵対的買収 Merger & acquisition』(光文社 1990年10月 徳間文庫、角川文庫、集英社文庫)
  • 『銀行内紛』(角川文庫 1990年11月 「銀行の内紛」光文社文庫)
  • 『暗黒の月曜日』(青樹社(Big books) 1990年 光文社文庫、徳間文庫)
  • 『悪魔祓い』(角川書店 1991年7月 文庫、集英社文庫)
  • 『架空集団』(徳間書店 1991年4月 のち文庫、角川文庫、光文社文庫)
  • 『百億円投機』(光文社文庫 1991年3月 集英社文庫)
  • 『苦い札束』(集英社文庫 1992年4月 徳間文庫)
  • 『内部告発』(角川文庫 1992年9月 光文社文庫)
  • 『出向拒否』(光文社文庫 1992年5月 角川文庫)
  • 『系列』(集英社 1992年7月 文庫、角川文庫、日文文庫、徳間文庫) - ドラマ化「系列」(1993年、1994年、NHK
  • 『会社の女』(徳間文庫 1992年8月 ケイブンシャ文庫)
  • 『秘密な事情』(角川文庫 1992年8月 光文社文庫、集英社文庫)
  • 『暴落企業』(光文社 1992年4月 文庫)
  • 『新・天国野郎』(トクマノベルズ 1993年11月 「天国野郎 part 2」文庫、原題で角川文庫)
  • 『女帝 小説・尾上縫』(朝日新聞社 1993年10月) - 映画「女帝」(1995年、ケイエスエス
  • 『迷路』(勁文社 1993年10月 文庫、徳間文庫、光文社文庫)
  • 『勧奨退職』(徳間書店 1994年3月 文庫)
  • 『相続人の妻』(角川書店 1994年4月 文庫、光文社文庫)
  • 『懲りねえ奴 小説M資金』(徳間書店 1995年7月 「こりねえ奴」文庫)
  • 『君臨』(光文社 1995年3月 文庫)
  • 『取締役の首』(光文社 1995年10月 「出世運の女」文庫、徳間文庫)
  • 『裏金』(角川文庫 1995年4月 光文社文庫、徳間文庫)
  • 『ザ・スキャンダル』(勁文社 1996年7月 「影法師」角川文庫、光文社文庫)
  • 『高級官僚』(徳間書店 1996年8月 「遊興費」集英社文庫、徳間文庫)
  • 『宴かな』(光文社文庫 1997年7月 徳間文庫)
  • 『一瞬の寵児』(角川文庫 1997年5月 光文社文庫、徳間文庫)
  • 『別名は“蝶"』(集英社文庫 1997年10月 光文社文庫、徳間文庫)
  • 『〔コウ〕火』(徳間文庫 1998年2月 「東京下町物語」光文社文庫)
  • 『金まみれのシマ』(角川文庫 1998年12月 光文社文庫)
  • 『三人の賢者』(光文社文庫 1998年7月 徳間文庫)
  • 『銀行恐喝』(光文社文庫 1999年9月 徳間文庫)
  • 『真昼の闇』(光文社文庫 1999年7月 徳間文庫)
  • 『風の神様』(徳間文庫 1999年11月 光文社文庫)
  • 『追われる男』(角川文庫 1999年2月 ケイブンシャ文庫)

2000年代[編集]

  • 『腐蝕帯』(集英社文庫 2000年4月 徳間文庫)
  • 『歪んだ器』(光文社文庫 2000年7月 徳間文庫)
  • 『最終名儀人』(徳間文庫 2000年11月 光文社文庫)
  • 『勇士の墓』(光文社文庫 2001年9月 徳間文庫)
  • 『陰の朽木 リストラ社員の決断』(徳間文庫 2002年6月)
  • 『家族のいくさ』(光文社 2003年4月 文庫)
  • 『会社泥棒』(光文社文庫 2003年7月)
  • 『血の重層』(徳間文庫 2003年11月)
  • 『ITの踊り』(光文社文庫 2004年7月)
  • 『創業家の二人の女』(徳間文庫 2005年5月)
  • 『社長の品格』(光文社文庫 2005年7月)
  • 『絶対者の自負』(徳間文庫 2006年5月)

関連項目[編集]

  • 甲山事件 - この事件をモデルにした小説『捜査一課長』を書き、名誉毀損で訴えられ敗訴した。
  • 東北文化学園大学 - 補助金詐欺事件で逮捕された元理事長が清水の著作「虚構大学」を大学設立の際に参照したと供述。
  • 高杉良城山三郎

脚註[編集]

  1. ^ a b c 「小説・兜町」など経済小説の草分け、小説家の清水一行さん死去 - 芸能 - ZAKZAK
  2. ^ a b c d e f g h i g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」371頁
  3. ^ 『g2(ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」373頁
  4. ^ a b c 『g2(ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」375頁
  5. ^ a b c d e f 『g2(ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」377頁
  6. ^ a b 『g2(ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」378頁
  7. ^ g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」379頁
  8. ^ a b c d e f 清水一行 略歴
  9. ^ a b c g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」387頁
  10. ^ g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」392頁
  11. ^ g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」392-393頁
  12. ^ G2 » Vol.8 » 兜町の男 清水一行と日本経済の興亡 第12回
  13. ^ 「動脈列島」の企業小説家、清水一行さん死去 産経新聞 2010年3月23日閲覧
  14. ^ g2ジーツー)』講談社、2012Januaryvol.9、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」366頁
  15. ^ 江上茂『差別用語を見直す』p.113
  16. ^ 『解放新聞』1967年9月15日号。
  17. ^ a b 「甲山事件」モデル小説「捜査一課長」の賠償訴訟
  18. ^ a b c d e g2ジーツー)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」388頁