大川功

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

大川 功(おおかわ いさお、1926年5月19日 - 2001年3月16日(満74歳没))は、株式会社CSKの創業者。

略歴[編集]

  • 1926年5月19日 大阪船場で婦人子供服地の卸店「大川商店」を営む両親の次男として誕生。本籍地 大阪府大阪市
  • 1945年3月 大阪府立旧制今宮中学を卒業、
  • 1948年3月 早稲田大学専門部工科卒業。肺結核に加え盲腸手術の失敗による腸漏を併発し、7年半にわたり病床に臥す。快復後、兄の会計事務所手伝いを経て、タクシー会社を共同経営し成功するも売却。
  • 1962年 日本IBMの勧めでパンチカードシステムPCSの講習に参加。情報産業の予兆を知る。
  • 1968年10月 大阪住友生命淀屋橋ビルに「コンピュータサービス株式会社」を創立。一代でどこまで挑戦できるかにこだわり、未成熟の暖簾のない分野、商売人がいない世界に挑戦する。
  • 1980年9月 情報サービス業界として初めて店頭公開。
  • 1982年6月 同社は日本の情報サービス業界の先頭を切ってシステムインテグレータ企業として初めて東京証券取引所市場第二部に株式上場する。
  • 1984年4月 株式会社セガ・エンタープライゼス(現セガゲームス)へ資本参加し取締役会長就任。
  • 1985年3月 同社は東京証券取引所市場第一部に指定替えとなる。
  • 1986年8月22日 5億円を寄付し、財団法人 大川情報通信基金を設立、同年11月13日に初代理事長となる。
  • 1987年1月 コンピュータサービス株式会社の社名を株式会社CSKに変更し、商号も株式会社シーエスケイに変更する。
  • 1993年6月8日 30億円を財団法人 大川情報通信基金に寄付。
  • 1995年2月24日 ベルギーブリュッセルで開催された先進国7ヵ国情報通信閣僚会議「情報通信G7サミット」に民間代表として出席。子供の声を聞く「ジュニアサミット」を提唱。同年11月、東京にて「ジュニアサミット'95」が開催される。
  • 1996年5月 社団法人ニュービジネス協議会会長就任(~1998年5月)。
  • 1998年11月 個人資産2700万USD(当時の為替レート1ドル=130.90円換算で約35億3430万円)をマサチューセッツ工科大学(MIT)に寄付したことから、MITが「Okawa Center for Future Children」(MIT大川センター)設立を発表。
  • 1999年10月 CSK子会社として株式会社イサオを設立し、それまでセガがドリームキャスト向けに提供していたインターネットサービスプロバイダー「セガプロバイダ」を「isao.net(イサオドットネット)」として承継する形で事業開始。
  • 2000年6月 セガ代表取締役会長(1997年~)兼社長に就任。
  • 2001年1月 家庭用ゲーム機分野からの撤退を決めた株式会社セガに個人資産約850億円を寄付。「事業で得たお金は事業に返す」という信念のもとの行動である。
  • 2001年3月16日15時47分、東京医科大学病院にて心不全のため逝去(74歳)。
    • 没時、株式会社CSK名誉会長、株式会社セガの代表取締役会長兼社長。

(大川功 没後のCSKグループの動き)

大川語録[編集]

新しい産業には、かならずその「予兆」があるという。その「予兆」をのがさずにとらえ、これを命がけで事業化しようとする人に対して、天は「時流」という恩恵を与え、そして「使命」という社会的責任を負わせるのだと思う。 私の人生は、それに尽きる。

  • 人がすべて
  • 技術の前に人ありき
  • 経営とはトップのビジョンに全社員が共鳴し、全社員の努力を通じてその夢を実現すること
  • 思想のない会社は滅びる
  • 経営のものさしを持つ
  • 経営の言葉は数字
  • 利益とは会社継続のための費用なり
  • 利益なき企業は罪悪
  • 利益とは絞りきった最後の一滴
  • 活きた金を使え
  • 現金が形を変えたものを大事にせよ
  • ピンチをチャンスに
  • 成長には無理が伴う
  • 大ボラは成長の前ぶれ
  • 目標を公言し自ら背水の陣に追い込め
  • 現状維持は滅亡につながる
  • 負け犬になるな
  • 他流試合をせよ
  • 利は外にあり
  • クレームにはすぐとんでいけ
  • 自ら燃えて周囲に火を点けよ
  • 金は有限、信用は無限
  • 人材とはいざというときに役に立つ人材のこと
  • 幹部とは一人以上の部下を持つ人のこと
  • 人生を感動の歴史でつづれ
  • めぐりあいを大切に
  • 別れ際を大切に


関連項目[編集]

関連書籍[編集]

外部リンク[編集]